キングダム(韓国ドラマ)が打ち切り?シーズン3が来ない理由と今後の可能性

韓国ドラマ『キングダム』はNetflixから正式に打ち切りが発表されたわけではなく、シーズン3は「制作未定」の状態が続いています。シーズン2の配信から5年以上が経過し、脚本家やキャストの多忙が続編制作の障壁になっていると見られています。この記事では、キングダムが打ち切りと言われている理由、シーズン3の可能性、脚本家キム・ウニの現在の活動について詳しく解説します。

作品名 キングダム(原題:킹덤 / Kingdom)
作者 脚本:キム・ウニ / 原作漫画:キム・ウニ、ヤン・ギョンイル『神の国』
連載誌 / 放送局 Netflix(韓国初のNetflixオリジナルドラマ)
連載期間 シーズン1:2019年1月〜 / シーズン2:2020年3月〜 / アシンの物語:2021年7月
巻数 シーズン1:全6話 / シーズン2:全6話 / スペシャル:1話(計13話)
打ち切り判定 🟡 打ち切り疑惑あり

キングダム(韓国ドラマ)が打ち切りと言われている理由

Netflixの韓国ドラマ『キングダム』は、2019年のシーズン1配信以来、世界中で高い評価を受けたゾンビ時代劇です。しかし2020年のシーズン2を最後に本編の続編が配信されておらず、「打ち切りではないか」という声がネット上で広がっています。

理由1:シーズン2から6年近い空白期間がある

打ち切り説が出ている最大の理由は、シーズン2の配信から6年近くが経過していることです。シーズン1は2019年1月25日、シーズン2は2020年3月13日にNetflixで全世界同時配信されました。シーズン1からシーズン2までは約1年2か月というスピーディーな間隔でした。

シーズン2の最終話(第6話)では、物語の核心に関わる新たな謎の人物が登場し、続きがあることを強く示唆するクリフハンガーで幕を閉じています。にもかかわらず、2026年3月現在もシーズン3の制作発表はありません。

2021年7月23日には前日譚にあたるスペシャルエピソード『キングダム:アシンの物語』がNetflixで配信されました。しかしこれはチョン・ジヒョン主演の外伝的作品であり、シーズン2の続きを描いたものではありませんでした。本編シーズン2から数えると6年近い空白期間が生じており、これが「事実上の打ち切り」と受け取られているのです。

Netflixのオリジナルドラマは、人気作であってもシーズン間が2〜3年空くと打ち切りを疑われる傾向があります。キングダムの空白期間はNetflixオリジナル韓国ドラマの中でも異例の長さであり、ファンの間で不安が募るのも無理はありません。

Yahoo!知恵袋やSNSでも「キングダムはもう終わったのか」「シーズン3は来ないのか」という質問が継続的に投稿されており、打ち切り説が根強く残っていることがうかがえます。

理由2:スペシャルエピソード第2弾「皇太子の物語」の制作中止

『アシンの物語』に続き、スペシャルエピソード第2弾として『キングダム:皇太子の物語(原題)』の制作が予定されていました。主演のチュ・ジフンが皇太子イ・チャンとして再登場する内容で、シーズン2のストーリーを補完する位置づけとしてファンの期待が集まっていました。

ところが、チュ・ジフンのスケジュールの都合により、この企画は制作中止となりました。チュ・ジフンは映画『項羽と劉邦 鴻門の会』やドラマ『コネクト』など複数の作品に出演しており、キングダムのための長期撮影スケジュールを確保することが困難だったとされています。

スペシャルエピソードは本編のフルシーズンよりも制作規模が小さく、撮影期間も短いのが一般的です。そのスペシャルですら実現できなかったという事実は、本編シーズン3のハードルがさらに高いことを物語っています。

この制作中止のニュースがファンの間に広まると、「キングダムは打ち切りだ」「もうシーズン3は来ない」という悲観的な声が一気に増えました。結果的に、打ち切り説を加速させる決定的な出来事となっています。

理由3:脚本家キム・ウニが別作品に専念している

キングダムの脚本を手がけたキム・ウニは、韓国ドラマ界を代表する人気脚本家です。代表作には『サイン』(2011年)、『シグナル』(2016年)、『キングダム』シリーズ(2019〜2021年)、『智異山』(2021年)、『悪鬼』(2023年)などがあります。

キム・ウニは2025年から2026年にかけて、tvNドラマ『シグナル』シーズン2(正式タイトル:2番目のシグナル)の脚本に専念しています。撮影は2025年2月から8月にかけて行われ、2026年上半期に韓国で放送予定です。

キングダムはキム・ウニの独自の世界観と脚本力が評価されている作品であり、別の脚本家に交代してシーズン3を制作するのは現実的ではありません。キム・ウニがシグナル2を完了するまで、キングダムの新たな脚本に着手する余裕がないのが現状です。

加えて、ペ・ドゥナやチョン・ジヒョンなど映画級のキャスト陣も各自の出演スケジュールが詰まっています。キングダムのキャストは韓国映画・ドラマ界のトップクラスの俳優が揃っており、全員のスケジュールを同時期に押さえること自体が極めて難しい状況です。

キム・ウニがシグナル2を終えた後にキングダム3の脚本に取りかかったとしても、キャスト全員のスケジュールが合うタイミングを見つけるには、さらに時間がかかる可能性があります。

キングダムは本当に打ち切りなのか?

打ち切り説が広がる一方で、キングダムがNetflixから正式にキャンセルされた事実はありません。ここでは、打ち切りとは言い切れない根拠を整理します。

Netflixは公式にキャンセルを発表していない

Netflixは視聴数が振るわない作品を打ち切る際、公式に「シーズン更新しない」とアナウンスするのが通例です。しかしキングダムに関しては、2026年3月時点でキャンセルの公式発表は一切出ていません。

Netflixが正式にキャンセルした韓国ドラマは、通常配信後1〜2年以内に発表されます。キングダムの場合は6年近くが経過しても打ち切りの正式発表がないため、Netflix側が制作の選択肢を残していると見ることもできます。

ただし、Netflixが公式に「シーズン3を制作する」と発表したわけでもないため、現状は「打ち切り」とも「続編決定」とも言えない宙ぶらりんの状態にあります。この曖昧さが、ファンの間で打ち切り説と続編期待論の両方が飛び交う原因になっています。

主演チュ・ジフンの「シーズン3準備中」示唆発言

2024年以降、主演のチュ・ジフンがインタビューの中でキングダムの続編に言及したことが話題になりました。韓国メディアSTARNEWSのインタビューで、チュ・ジフンは「みんなにキングダム3はいつかと聞かれる。作家(キム・ウニ)が今は別の作品に取り組んでいるのは知っている。作家がキングダム3の準備をしているかもしれない」と語っています。

これは公式発表ではないものの、関係者がシーズン3の可能性を否定していないことを示す重要な発言です。少なくとも、キャスト側から「もう終わった作品」として扱われている様子はありません。

ただし、チュ・ジフン自身も「私が書けるわけではないので」と付け加えており、あくまで脚本家キム・ウニの判断次第であることを認めています。

海外での高い評価がコンテンツとしての価値を維持している

キングダムは韓国初のNetflixオリジナルドラマとして、世界的な成功を収めた作品です。IMDbでは8.3点、Rotten Tomatoesでは98%という高い評価を獲得しています。

ニューヨーク・タイムズ紙が「2020年のベスト国際番組」の一つに選出するなど、英語圏でも高く評価されています。Netflixにとってキングダムは韓国コンテンツのグローバル展開の先駆けとなった作品であり、ブランド価値は依然として高いと言えます。

配信から数年が経った現在もFilmarksで4.1点(レビュー6,500件以上)の評価を維持しており、新規視聴者が途切れていないことがうかがえます。こうした継続的な人気は、Netflix側がシーズン3を検討する際のプラス材料になります。

韓国初のNetflixオリジナルというブランド的価値

キングダムは2019年に配信された韓国初のNetflixオリジナルドラマです。Netflixが制作費を全額負担する形で制作され、韓国ドラマのグローバル展開の先駆けとなりました。

その後の『イカゲーム』『今、私たちの学校は…』『ザ・グローリー』といったNetflix韓国ドラマの世界的ヒットの流れを作った作品として、Netflixの韓国コンテンツ戦略においてシンボル的な存在です。

このブランド的価値を考えると、Netflixがキングダムを簡単に「終了」とする可能性は低いと言えます。制作環境さえ整えば、Netflix側から続編のゴーサインが出る余地は十分に残っています。

キングダムの脚本家キム・ウニの現在

キングダムのシーズン3が実現するかどうかは、脚本家キム・ウニの動向に大きく左右されます。現在のキム・ウニの活動状況を確認しておきましょう。

『シグナル』シーズン2が2026年上半期に放送予定

キム・ウニは2016年に放送された大ヒットドラマ『シグナル』の続編『2番目のシグナル』の脚本を執筆しました。撮影は2025年2月から8月にかけて行われ、tvNで2026年上半期に放送予定です。

キャストにはオリジナルシーズンからキム・ヘス、チョ・ジヌン、イ・ジェフンが続投し、新たにソン・ヒョンジュとアン・ジェホンが加わります。演出は映画『梟―フクロウ―』のアン・テジン監督が務めます。

シグナル2の放送が2026年上半期に完了すれば、キム・ウニが次のプロジェクトとしてキングダム3に取り組む可能性はゼロではありません。ただし、脚本家が次回作を構想・執筆するには通常1〜2年かかるため、仮にキングダム3が動き出すとしても配信は早くて2028年以降になると考えられます。

キングダムへの復帰の可能性

キム・ウニはキングダムの原作漫画『神の国』の原作者でもあり、この世界観に対する思い入れは強いと推測されます。シーズン2の結末が明確なクリフハンガーで終わっていることから、物語の構想自体は脚本家の中に存在している可能性が高いでしょう。

問題は、キム・ウニのスケジュール、チュ・ジフンやペ・ドゥナら主要キャストのスケジュール、そしてNetflixの制作判断という3つの条件が同時に揃うかどうかです。どれか一つでも欠ければ、シーズン3は実現しません。

現時点では「打ち切り」と断定する根拠も、「シーズン3制作決定」と喜ぶ根拠もない状態です。脚本家のシグナル2完了後の動向が、キングダムの今後を占う最大のポイントになるでしょう。

キングダムのシーズン1・2とアシンの物語の見る順番

キングダムをこれから視聴する方、または復習したい方のために、全エピソードの視聴順を整理します。

おすすめの視聴順

キングダムシリーズは、配信順に見るのが最もわかりやすい構成になっています。以下の順番で視聴するのがおすすめです。

順番 タイトル 話数 配信日
1 キングダム シーズン1 全6話 2019年1月
2 キングダム シーズン2 全6話 2020年3月
3 キングダム:アシンの物語 1話(約90分) 2021年7月

『アシンの物語』はシーズン1より前の時代を描いた前日譚ですが、シーズン2を見た後に視聴するとシーズン2のラストシーンの意味がより深く理解できる構成になっています。時系列順ではなく配信順に見ることで、制作者が意図した驚きを損なわずに楽しめます。

全13話と比較的コンパクトな作品であるため、一気見にも向いています。シーズン1・2が各6話(1話約50〜60分)、アシンの物語が約90分の構成です。

キングダムはどこで見られるか

キングダムシリーズはすべてNetflix独占配信です。シーズン1、シーズン2、『アシンの物語』のいずれもNetflixでのみ視聴できます。

Netflixの有料会員であれば追加料金なしで全エピソードを視聴可能です。Amazon Prime VideoやHulu、U-NEXTなど他の動画配信サービスでは配信されていないため、視聴にはNetflixへの加入が必要になります。

なお、キングダムの原作はキム・ウニとヤン・ギョンイルによる韓国の漫画(ウェブトゥーン)『神の国』です。原作漫画は日本語訳が出版されていないため、現状ではドラマ版がキングダムの物語に触れる唯一の手段となっています。


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