金のさじ(ゴールデンスプーン)が打ち切りと言われた理由!原作もドラマも完結済み

韓国ドラマ『ゴールデンスプーン』の原作である『金のさじ』は、打ち切りではなく、原作・ドラマともに完結済みです。LINE マンガの日本語版が78話で翻訳停止したことや、ドラマの視聴率が振るわなかったことから「打ち切りでは?」という声が広まりました。この記事では、金のさじが打ち切りと誤解された理由と、実際の連載・放送状況について詳しく解説します。

作品名 金のさじ(금수저 / The Golden Spoon)
作者 HD3(原作ウェブトゥーン)
連載誌 / 放送局 NAVER WEBTOON(原作)/ MBC(ドラマ)
連載期間 原作:2016年6月〜2018年6月 / ドラマ:2022年9月23日〜11月12日
巻数 原作:全104話+番外編 / ドラマ:全16話
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

金のさじ(ゴールデンスプーン)が打ち切りと言われた理由

『金のさじ』が打ち切りだと誤解されている背景には、主に3つの理由があります。日本語版の連載停止、ドラマの視聴率、そして原作との結末の違いという複数の要因が重なったことで、「金のさじは打ち切りになった」という誤った認識がネット上に広まりました。

理由1:LINE マンガの日本語版が78話で連載休止になった

打ち切り説の最大の原因は、LINE マンガで配信されていた日本語翻訳版が78話で止まってしまったことです。LINE マンガの公式ページには「運営上の事情により『金のさじ』は第78話をもちまして、連載を休止させていただきます」というお知らせが掲載されています。

この「連載休止」の文言を見て、多くの日本の読者が「打ち切りになったのでは?」と感じたのは自然なことでしょう。しかし実際には、韓国のNAVER WEBTOONでの原作は全104話+番外編で完結しています。日本語版が止まっただけで、作品自体は韓国で最後まで描かれました。

Yahoo!知恵袋でも「まだ78話まで読んでいませんが読むのはムダかしら」という質問が投稿されており、翻訳停止によって日本の読者の間に不安が広がっていたことがわかります。78話という中途半端な話数で止まっていることが、余計に「打ち切られた」という印象を強めてしまったのでしょう。

翻訳が停止した具体的な理由は公式に明かされていませんが、ウェブトゥーンの日本語版では翻訳契約の期限切れやライセンスの問題で配信が止まるケースは珍しくありません。LINE マンガでは他のウェブトゥーン作品でも同様に、途中で翻訳が止まっている作品が複数存在します。

原作が全104話あるのに対して日本語版は78話で止まっており、残りの約26話分は翻訳されないまま現在に至っています。物語のクライマックスに向かう途中で配信が止まっているため、読者が「打ち切り」と感じてしまうのも無理はありません。

なお、英語版はWEBTOONの公式サイトで全話翻訳が完了しており、2021年7月18日に最終話が公開されました。日本語版だけが翻訳停止している状況は、作品の質ではなくビジネス上の事情によるものと考えられます。

理由2:ドラマ版の視聴率が低調だった

2022年9月から11月にかけてMBCで放送されたドラマ版『ゴールデンスプーン』は、BTOBのユク・ソンジェとイ・ジョンウォンのW主演で放送前から注目を集めました。ユク・ソンジェは兵役除隊後の初ドラマ出演ということもあり、ファンの期待は高い状態でした。

しかし、視聴率は期待されたほど伸びませんでした。平均視聴率は5%台で推移し、最高視聴率でも7%台にとどまっています。同時期に放送されていた他のMBCドラマや韓国の人気作品と比較すると、数字としては控えめだったと言わざるを得ません。

視聴率が振るわなかったことから、「途中で打ち切られたのでは?」と心配する声が一部で上がりました。特に日本のファンの間では、韓国での放送状況をリアルタイムで追いにくいこともあり、「視聴率が悪くて打ち切りになった」という誤った情報が広まりやすい状況がありました。

ただし、韓国ドラマは日本のドラマと異なり、制作・放送形態が違います。韓国では多くの場合、放送前にほぼ全話の撮影が完了しているか、少なくとも大枠の制作スケジュールが確定しています。MBCの金土ドラマ枠で全16話が予定通り放送されており、視聴率を理由に話数が削られた事実はありません。

日本の地上波連続ドラマでは低視聴率により打ち切り(話数短縮)が行われることがありますが、韓国ドラマでは制作済みの作品が途中で放送中止になるケースは極めてまれです。韓国のドラマ制作は事前制作と放送中の並行制作が混在していますが、いずれの場合も放送枠が確保された作品の話数が視聴率だけで削られることは基本的にありません。視聴率の数字だけを見て「打ち切り」と判断するのは早計と言えるでしょう。

理由3:原作漫画とドラマで結末が異なる

原作ウェブトゥーンとドラマ版では、ストーリーの展開や結末にいくつかの違いがあります。原作では主人公が小学6年生で、金のスプーンの使用ルール(3ヶ月・3年・30年の節目で元に戻るか選べる)など、ドラマとは異なる設定が採用されていました。

ドラマ版は全16話という限られた話数の中で物語をまとめる必要があったため、原作の104話分のエピソードを大幅に再構成しています。この圧縮により、一部の視聴者からは「駆け足に感じた」「原作と違いすぎる」という声が上がりました。

また、原作を読んでいた読者がドラマの結末を見て「中途半端な終わり方だ」と感じたケースもあるようです。しかし、これはドラマ独自の脚色による違いであり、打ち切りによる尺不足ではありません。

韓国ドラマではウェブトゥーン原作のドラマ化が盛んですが、原作と異なる展開になることは一般的です。結末の違いは制作上の判断であり、打ち切りとは無関係です。

金のさじが打ち切りではない根拠

ここまで打ち切りと誤解された3つの理由を解説しました。では実際のところ、金のさじは本当に打ち切りだったのでしょうか。原作・ドラマそれぞれの客観的事実を確認していきます。

原作ウェブトゥーンは全104話+番外編で完結

原作『金のさじ』(금수저)は、韓国のNAVER WEBTOONで2016年6月10日から2018年6月15日まで約2年間にわたって連載されました。全104話に加えて番外編も公開されており、物語は最終話まで描かれています。

打ち切りではなく、作者のHD3が物語を最後まで描き切った上での完結です。主人公たちの人生の入れ替えに関するストーリーは、結末まで描かれた状態で連載が終了しています。

英語版もWEBTOONの公式サイトで全話配信されており、2021年7月18日に最終話の英語版が公開されました。WEBTOON公式サイトでは「Daily Pass」形式で全話閲覧が可能です。

日本語版が78話で止まっているのは翻訳・配信側の事情であり、原作が途中で終わったわけではありません。韓国語版では番外編まで含めてすべてのエピソードが公開されています。

ドラマ版は予定通り全16話を放送

MBCで放送されたドラマ『ゴールデンスプーン』は、2022年9月23日の第1話から11月12日の最終話(第16話)まで、当初の予定通り全16話が放送されました。毎週金曜・土曜の夜に放送される金土ドラマ枠で、約2ヶ月間にわたって放送が行われています。

韓国の金土ドラマ枠では全16話が標準的な構成であり、『ゴールデンスプーン』もこの標準的な話数をすべて消化しています。放送スケジュールの変更や話数の短縮は一切なく、最終話まで予定通り放送が完了しました。

最終話ではスンチョンとテヨンの物語に一定の決着がつき、ドラマとしてのストーリーは完結しています。放送終了後も「打ち切りだった」とする報道や公式発表は一切確認されていません。韓国の視聴者レビューサイトでも、打ち切りに言及する投稿は見当たりませんでした。

Disney+で全話配信中

ドラマ『ゴールデンスプーン』は、日本ではDisney+(ディズニープラス)で全16話が配信されています。日本語字幕にも対応しており、第1話から最終話までいつでも視聴可能です。

また、2024年にはBSJapanextでテレビ初放送も行われました。BSJapanextでの放送は「ゴールデンスプーン」としてテレビ放送され、日本の視聴者が地上波・BS経由で初めて視聴できる機会となりました。

打ち切り作品であれば、放送終了から2年後に新たなプラットフォームでの展開は通常行われません。複数の配信・放送先で取り扱いが続いていること自体が、作品が正常に完結している証拠と言えるでしょう。

金のさじの作者HD3の現在

原作ウェブトゥーン『金のさじ』の作者であるHD3は、韓国のウェブトゥーン作家です。『金のさじ』の完結後の活動について見てみましょう。

HD3の作品と活動状況

HD3は『金のさじ』をNAVER WEBTOONで2016年から2018年にかけて連載し、ドラマ化されるほどの人気作品に育て上げました。韓国のウェブトゥーン業界では、人気作がドラマ化されることは作家にとって大きな実績です。近年はウェブトゥーン原作のドラマ化が急増しており、『金のさじ』もその流れに乗った作品のひとつです。

『金のさじ』のドラマ化が実現したのは連載終了から約4年後の2022年でしたが、これは原作の評価が高かったことを示しています。ドラマ版にはBTOBのユク・ソンジェが主演に起用されるなど、制作側が力を入れた作品であったことがうかがえます。

作者の死亡説や引退といった情報は確認されていません。韓国のウェブトゥーン作家はペンネームで活動していることが多く、HD3の詳細なプロフィールや近況は公開情報が限られています。ただし、作品が正式に完結していること、ドラマ化という大きなメディア展開が実現していることから、作者に何らかのトラブルがあったとは考えにくい状況です。

韓国のウェブトゥーン市場は拡大を続けており、人気作家は新作の連載や他メディアへの原作提供など、さまざまな形で活動を続けるケースが多く見られます。HD3の今後の新作情報が出てくる可能性も十分にあるでしょう。

金のさじ(ゴールデンスプーン)の原作とドラマの対応

原作ウェブトゥーンとドラマ版は「金のスプーンで人生を入れ替える」という設定を共有していますが、キャラクター設定やストーリー展開はかなり異なります。両方を楽しみたい方のために、主な違いを整理します。

原作とドラマの主な設定の違い

原作では主人公のかける(ドラマ版:イ・スンチョン)は小学6年生ですが、ドラマ版では高校生に変更されています。年齢設定が上がったことで、ドラマ版では恋愛関係や権力闘争がより複雑に描かれています。

金のスプーンのルールも大きく異なります。原作では使用後3ヶ月・3年・30年の節目で元の人生に戻るかどうかを選べる仕組みになっています。一方、ドラマ版ではスプーンの効力に独自のルールが設定され、サスペンス的な緊張感を生み出しています。

原作は全104話で恋愛模様をじっくり描いている一方、ドラマ版は全16話でサスペンス要素を強めた構成になっています。ドラマでは原作にない叔父や継母といったキャラクターが追加され、物語の緊張感が増しています。

ドラマはどこで見られる?

ドラマ『ゴールデンスプーン』は、日本ではDisney+(ディズニープラス)で全16話が日本語字幕付きで配信されています。2024年にはBSJapanextでもテレビ放送が行われました。

主演のユク・ソンジェはBTOBのメンバーとして日本でも知名度が高く、兵役除隊後の初ドラマ出演作として話題になりました。韓国ドラマファンだけでなく、K-POPファンからも注目された作品です。

原作ウェブトゥーンはNAVER WEBTOONで韓国語版・英語版が閲覧可能です。日本語版はLINE マンガで78話まで読めますが、それ以降は韓国語版か英語版で続きを読む形になります。

ドラマ版は原作とは独立した結末を迎えているため、ドラマだけを視聴しても物語として十分楽しめる構成になっています。原作を読んでからドラマを見ると、設定やキャラクターの違いを比較しながら楽しめるので、どちらから入っても問題ありません。


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