ログホライズンの作者が死亡?橙乃ままれの現在と小説が更新されない理由

『ログ・ホライズン』の作者・橙乃ままれ(とうのままれ)さんは死亡しておらず、存命です。Web小説版が2018年3月を最後に更新が止まり、さらに2015年の脱税事件が重なったことで「作者が亡くなったのでは」というデマが広まりました。この記事では、死亡説が浮上した3つの理由と作者の現在の活動状況、そして「打ち切り」と言われる背景について詳しく解説します。

作品名 ログ・ホライズン(LOG HORIZON)
作者 橙乃ままれ
掲載媒体 小説家になろう(Web版)/エンターブレイン(書籍版)
連載期間 2010年4月〜(Web版は2018年3月より更新停止中)
巻数 既刊12巻(書籍版・2020年9月時点)
作者死亡説の判定 デマ(作者は存命)
打ち切り判定 🔵 未完(更新停止中・打ち切りではない)
媒体 現状
Web小説(小説家になろう) 2018年3月より更新停止中・未完
書籍版(エンターブレイン) 既刊12巻(最新刊2020年9月発売)・未完
漫画版 『西風の旅団』全11巻(完結)ほかスピンオフ複数
アニメ 3期まで放送済(NHK Eテレ・2013年〜2021年)

『ログ・ホライズン』の作者が死亡したと言われる理由

橙乃ままれさんの「死亡説」は完全なデマですが、このデマが広まった背景にはいくつかの事情があります。検索エンジンで「ログホライズン 作者」と入力すると候補に「死亡」が表示されるほど、多くの人がこの噂を気にしています。

理由1:Web小説版が2018年3月を最後に更新が途絶えた

死亡説が広まった最大の原因は、「小説家になろう」に掲載されているWeb版の長期にわたる更新停止です。『ログ・ホライズン』は2010年4月から小説家になろうで連載を開始し、「なろう系」作品の先駆けとして高い人気を集めていました。

しかし2018年3月の更新を最後に、新しいエピソードの投稿が完全に止まりました。2026年3月現在で約8年間、一切の更新がない状態が続いています。これだけの長期間にわたって音沙汰がなければ、ファンが「何かあったのではないか」と心配するのは当然のことです。

さらに、書籍版の新刊も長らく出ていません。書籍版の最新刊である第12巻「円卓崩壊」は2020年9月に発売されましたが、それ以降は次巻の発売予定が公表されていません。橙乃ままれさんは以前、「物語の折り返しは第8巻あたりで、最終巻は16巻くらいになる」と語っていたことから、物語が途中で止まっていることは明らかです。

作者自身からの公式なコメントや説明がないまま長期間の沈黙が続いたため、「更新されないのは作者が亡くなったからでは」という憶測がネット上で広まっていきました。特にSNSや匿名掲示板では、根拠のない情報が拡散されやすく、時間の経過とともに「死亡説」が既成事実のように扱われるケースもありました。

理由2:脱税事件での逮捕・有罪判決

死亡説を加速させたもう一つの大きな要因が、2015年に発覚した脱税事件です。橙乃ままれさん(本名:梅津大輔さん)は、著作権管理会社を通じて得た約1億2,000万円の所得を申告せず、法人税約3,000万円を脱税した容疑で東京国税局に告発されました。

2016年4月26日、東京地裁は橙乃ままれさんに懲役10か月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。裁判所は「税理士から申告の必要性を指導されていたにもかかわらず確定申告しなかった」として悪質性を指摘しています。管理会社に対しても罰金700万円が科されました。

この事件は「ログホライズン 作者 逮捕」「橙乃ままれ 脱税」といったキーワードとともにネットで大きく報じられました。逮捕や有罪判決という衝撃的なニュースが、時間の経過とともに「作者に何かあった」→「死亡した」という誤った方向に変質していったと考えられます。

なお、脱税事件は故意の脱税ではなく、多忙による申告漏れが原因だったとされています。執行猶予付きの判決であり、実刑ではありません。しかし、この事件をきっかけに作者の活動が大幅に縮小したことは事実で、死亡説の信ぴょう性を高める結果になってしまいました。

理由3:SNSや公の場での発信が極端に少ない

橙乃ままれさんは、もともと表舞台に出る機会が少ない作家です。X(旧Twitter)のアカウント(@marmalade_macro)は存在するものの、頻繁な投稿は行われていません。顔出しでのメディア出演やイベント登壇もほとんどなく、ファンが作者の「生存確認」をする手段が限られています。

ラノベ作家の中には、日常的にSNSで読者と交流し、執筆の進捗状況を報告する作家も多くいます。そうした作家と比較すると、橙乃ままれさんの沈黙はより一層際立って感じられます。「連載も止まっている」「SNSの更新もない」「脱税事件もあった」という複数の状況が重なり、根拠のない死亡説に説得力を与えてしまいました。

ただし、公式サイト(tounomamare.com)では「ままれウェンズディ」というウィークリーニュースが掲載されており、完全に活動を停止しているわけではありません。公式サイトの存在はあまり知られておらず、死亡説を信じてしまう読者は公式情報にたどり着く前に噂を目にしてしまうケースが多いようです。

検索エンジンのサジェスト機能も死亡説の拡散に寄与しています。「ログホライズン 作者」と検索するだけで「死亡」が候補に表示されるため、特に作品をよく知らない層が「本当に死亡したのか」と検索し、さらにサジェストが強化されるという循環が起きています。

『ログ・ホライズン』の作者の現在

死亡説はデマですが、では橙乃ままれさんは現在どのような状況にあるのでしょうか。確認できる情報をもとに整理します。

橙乃ままれは存命で活動を継続している

橙乃ままれさん(1973年8月25日生まれ)は存命です。東京都を拠点として活動を続けていることが公式サイトの更新から確認できます。2016年の有罪判決は執行猶予付きだったため、服役することなく社会生活を継続しています。

ただし、小説の新作執筆については長期間にわたって目立った動きがありません。書籍版は12巻で止まったままであり、小説家になろう版も2018年3月以降の更新はありません。13巻以降の発売予定や連載再開の時期についても、公式なアナウンスはされていない状況です。

代表作『まおゆう魔王勇者』も含めて、新たな小説作品の発表は確認されていません。ただし、『ログ・ホライズンTRPG』(テーブルトークRPG)関連では、公式サイト「冒険窓口」で情報が更新されており、作品世界自体が完全に放置されているわけではないことがわかります。

公式サイトでの情報発信

橙乃ままれさんの公式サイト(tounomamare.com)は現在も稼働しています。サイト上では「ままれウェンズディ」と名付けられたウィークリーニュースが掲載されており、作品に関する公式・非公式の情報を発信する場として機能しています。

公式サイトの存在は、作者が健在であり、完全に活動を停止していないことを示す最も確実な証拠です。死亡説を心配しているファンは、まず公式サイトを確認することをおすすめします。

ただし、小説の執筆再開や新刊の発売時期について具体的な告知は確認できておらず、ファンにとっては「存命だが続きがいつ読めるかわからない」というもどかしい状況が続いています。

『ログ・ホライズン』が打ち切りと言われた理由

「ログホライズン 打ち切り」というキーワードでも検索されていますが、これも事実とは異なります。打ち切りと言われる背景には、作品の現状に対する誤解があります。

理由1:Web小説版の長期更新停止

打ち切り説の最大の根拠は、前述のとおりWeb版が2018年3月から更新されていないことです。小説家になろうでは、更新が長期間止まった作品は「エタる(エターナルの略・永遠に完結しない)」と呼ばれ、事実上の打ち切りと見なされることがあります。

『ログ・ホライズン』は物語の途中で停止しており、作者が語っていた「全16巻構想」に対して書籍版は12巻までしか刊行されていません。物語としては残り4巻分のストーリーが語られないまま宙に浮いた状態です。

読者にとっては「完結していない」=「打ち切られた」と感じるのは自然な反応です。特にWeb小説の世界では、更新停止が長引くと「作者が飽きた」「出版社との契約が切れた」といった憶測が飛び交いやすい傾向にあります。

理由2:脱税事件後のメディア展開の縮小

2015年の脱税事件以降、『ログ・ホライズン』を取り巻く状況は大きく変化しました。アニメ2期(2014年10月〜2015年3月放送)の後、しばらく新たなメディア展開がなかったことも打ち切り説に拍車をかけました。

「作者が脱税で有罪になった以上、出版社やアニメ制作側が距離を置いたのでは」という見方がネット上で広まりました。実際には、脱税事件後もKADOKAWA(エンターブレイン)から書籍版の新刊が刊行されており、出版社との関係が完全に断絶したわけではありません。

とはいえ、事件前と比べて新刊の刊行ペースが大幅に遅くなったことは事実です。11巻(2018年3月)から12巻(2020年9月)まで約2年半の間隔が空き、その後は新刊自体が出ていません。このペースダウンが「打ち切り」という印象をさらに強めました。

『ログ・ホライズン』が打ち切りではない根拠

更新が止まっていることは事実ですが、「打ち切り」と断定するのは正確ではありません。以下の根拠から、正式な打ち切りではないと判断できます。

公式な打ち切り宣言がない

出版社であるKADOKAWA(エンターブレイン)から、『ログ・ホライズン』の連載終了や打ち切りを示す公式発表は一切出ていません。打ち切りの場合、通常は出版社から何らかの形で告知が行われるか、最終巻に「完結」の表記がつきます。

書籍版12巻には「完結」の文字はなく、物語が途中であることを前提とした構成になっています。出版社側が打ち切りを決定したのであれば、何らかの形で区切りをつけるのが通常の対応であり、それがないことは「まだ終わっていない」ことを意味します。

小説家になろう版についても、作品ページは削除されておらず閲覧可能な状態が維持されています。作者や運営によって非公開にされた形跡もないことから、作品自体が「なかったことにされた」わけではないことがわかります。

脱税事件後にアニメ3期が制作・放送された

打ち切り説を否定する最も有力な根拠は、脱税事件から約5年後の2021年にアニメ第3期が放送されたことです。『ログ・ホライズン 円卓崩壊』は2021年1月から3月にかけてNHK Eテレで全12話が放送されました。

アニメ3期の制作決定は2020年1月に発表されています。当初は2020年10月からの放送が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響により2021年1月開始に延期されました。制作会社はスタジオディーンが担当しています。

作者が脱税で有罪判決を受けた作品で、NHKがアニメの続編を制作・放送したという事実は、作品が「打ち切り」扱いではないことを強く示しています。NHKという公共放送が続編を制作した以上、作品の評価と需要が依然として高いことは明らかです。

累計発行部数とメディア展開の実績

『ログ・ホライズン』シリーズの累計発行部数は160万部を突破しています(2015年9月時点)。「小説家になろう」発の作品としては初めてアニメ化された作品でもあり、なろう系の先駆けとしての歴史的な位置づけを持っています。

漫画版も複数タイトルが展開されました。スピンオフ作品『ログ・ホライズン〜西風の旅団〜』は全11巻で完結しており、そのほかにも『にゃん太班長・幸せのレシピ』などの外伝作品が刊行されています。

さらに、『ログ・ホライズンTRPG』というテーブルトークRPGも展開されており、公式サイト「冒険窓口」で関連情報が更新されています。これだけのメディアミックス実績を持つ作品が、静かに打ち切られるということは通常考えにくいです。現状は「休止中」と表現するのが最も正確でしょう。

『ログ・ホライズン』のアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?

アニメでログ・ホライズンを知り、原作小説の続きが気になっている方も多いでしょう。アニメと原作の対応関係を整理します。

アニメ各シーズンと原作の対応

アニメ第1期(2013年10月〜2014年3月・全25話)は、原作小説の第1巻〜第5巻の内容をカバーしています。第2期(2014年10月〜2015年3月・全25話)は第6巻〜第10巻に対応しています。

第3期『円卓崩壊』(2021年1月〜3月・全12話)は、原作の第11巻〜第12巻の内容を描いています。つまり、アニメは原作の既刊分(12巻)をすべて映像化しており、アニメの「続き」は原作小説の13巻以降にあたります。

しかし、前述のとおり13巻は未刊行です。アニメの続きを原作で読むことは現時点ではできない状況にあります。

『ログ・ホライズン』を読むなら電子書籍がお得

原作小説を最初から読みたい方には電子書籍がおすすめです。書籍版は全12巻が刊行されており、1巻あたりの価格はおおよそ600〜700円程度です。全巻をまとめて購入する場合、電子書籍ストアのクーポンやキャンペーンを活用すると紙版よりもお得に入手できます。

また、漫画版『西風の旅団』(全11巻)は本編とは異なるキャラクターの視点から物語を描いており、小説と合わせて読むことでログ・ホライズンの世界をより深く楽しむことができます。


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