『メイドインアビス』は打ち切りではなく、現在も連載が続いている作品です。不定期連載による更新の間隔の長さや、連載初期に打ち切りの危機があったことが誤解を招いています。この記事では、打ち切り説が広まった理由と、作品の現状について詳しく解説します。
| 作品名 | メイドインアビス(MADE IN ABYSS) |
|---|---|
| 作者 | つくしあきひと |
| 連載誌 / 放送局 | WEBコミックガンマ(竹書房)→ 竹コミ!に統合 |
| 連載期間 | 2012年〜連載中 |
| 巻数 | 既刊14巻(2025年8月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
メイドインアビスが打ち切りと言われた理由
メイドインアビスは2012年の連載開始から10年以上が経過した現在も連載中ですが、ネット上では「打ち切り」というワードで検索されることがあります。ここでは、なぜ打ち切りと誤解されるのかを3つの観点から解説します。
理由1:不定期連載で更新間隔が非常に長い
打ち切り説が広まった最大の原因は、連載が不定期で更新間隔が非常に長いことです。メイドインアビスはWEBコミックガンマ(現・竹コミ!)で連載されていますが、週刊や月刊のような定期連載ではなく、不定期更新の形式をとっています。
単行本の刊行ペースも年に1冊程度と遅く、13巻の発売が2023年7月、14巻の発売が2025年8月と、巻と巻の間に2年近い間隔が空くこともあります。こうした更新の少なさから、「連載が止まっている=打ち切りになったのでは?」という誤解が生まれやすい状況になっています。
ただし、つくしあきひと先生は1話あたりのページ数が多く、緻密な背景描写に時間をかけるスタイルで知られています。不定期連載は作品のクオリティを維持するための選択であり、打ち切りとは無関係です。
理由2:連載初期に打ち切りの危機があった
メイドインアビスは連載初期、人気が伸び悩んでいた時期がありました。WEBコミックガンマという比較的マイナーな掲載媒体であったこともあり、読者数が限られていたとされています。
この状況を一変させたのがナナチの登場です。深界四層で登場したナナチは、そのキャラクター性と物語上の重要な役割から爆発的な人気を獲得しました。ナナチの登場を機に作品全体の注目度が急上昇し、打ち切りの危機を脱したと言われています。
この「初期に打ち切り危機があった」というエピソードが独り歩きし、現在の「打ち切り」検索につながっている面があります。当時の危機はすでに乗り越えており、現在の連載状況とは関係ありません。
なお、ナナチ登場以降はアニメ化・劇場版化と次々にメディアミックス展開が決まり、作品の商業的な成功は確固たるものとなっています。
理由3:過激な展開と作者の健康面への懸念
メイドインアビスは可愛らしいキャラクターデザインとは裏腹に、アビスの呪いによる身体的な苦痛や、キャラクターが過酷な状況に追い込まれる展開が多い作品です。こうした描写の過激さから「内容的に問題になって打ち切りになるのでは」という懸念の声が上がることがあります。
また、作者のつくしあきひと先生は過去に不摂生な食生活が話題になったことがあり、最高血圧が200を超えていた時期もあったと言われています。このことから「作者の体調が悪化して連載が続けられなくなるのでは」という心配も、打ち切り説に拍車をかけました。
しかし、作品の過激な描写は連載当初からの作風であり、それが理由で掲載を打ち切られた事実はありません。2025年8月には最新14巻が刊行されており、連載は続いています。
メイドインアビスが打ち切りではない根拠
打ち切り説は誤解に基づくものです。メイドインアビスが打ち切りではないと断言できる客観的な根拠を3つ紹介します。
累計発行部数2,200万部超の実績
メイドインアビスのシリーズ累計発行部数は2,200万部を突破しています(2025年8月時点、竹書房発表)。既刊14巻でこの数字は、1巻あたり約157万部という計算になり、非常に高い水準です。
竹書房のWEB漫画としては異例のヒット作であり、出版社にとって重要な収益源となっています。打ち切りにする商業的な理由は見当たりません。
アニメ化・劇場版と継続するメディアミックス展開
メイドインアビスはこれまでに多くの映像化が実現しています。2017年にTVアニメ第1期が放送され、2020年1月には劇場版『深き魂の黎明』が公開されました。2022年にはTVアニメ第2期『烈日の黄金郷』が放送されています。
さらに、2026年秋には劇場シリーズアニメ『メイドインアビス 目覚める神秘』の第1部が公開予定です。アニメーション制作はキネマシトラスが引き続き担当し、TVアニメ第2期の続きとなる内容が描かれます。
打ち切り作品に新規の劇場版シリーズが制作されることはありません。劇場版の制作決定は、原作漫画が今後も継続する前提であることを示しています。
物語が核心に向けて進行中
原作漫画は深界七層「最果ての渦」に物語が到達しており、アビスの謎の核心に迫る重要な局面を迎えています。物語が最も盛り上がる段階で打ち切りになる可能性は極めて低いと言えます。
不定期更新ではあるものの、最新話の更新は継続しており、竹書房の公式サイト「竹コミ!」では最新話が配信されています。連載が途絶えているわけではありません。
メイドインアビスの作者の現在
作者のつくしあきひと先生の現在の活動状況についてまとめます。
つくしあきひとの連載中の作品
つくしあきひと先生は現在もメイドインアビスの連載を継続しています。デビュー以来の代表作であり、唯一の連載作品です。竹書房の「竹コミ!」にて不定期で最新話が公開されています。
2025年8月には14巻の発売に合わせて劇場シリーズアニメ化が発表されるなど、作品の展開は活発に続いています。2026年秋の劇場版公開に向けて、原作の制作も進行中と見られます。
受賞歴とその評価
2023年には第52回日本漫画家協会賞のまんが王国とっとり賞を受賞しており、作品の芸術的な評価も高まっています。不定期連載ながらも着実に巻数を重ね、国内外で高い評価を得ている作品です。
メイドインアビスのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
メイドインアビスのアニメを見て原作の続きが気になった方に向けて、アニメと原作の対応関係を整理します。
TVアニメ第1期(2017年)
TVアニメ第1期は全13話で、原作漫画の1巻〜4巻の途中までの内容が描かれました。リコとレグの旅立ちから、深界四層でのナナチとの出会いまでが描かれています。
劇場版『深き魂の黎明』(2020年)
劇場版は原作4巻後半〜5巻の内容に相当し、深界五層でのボンドルド(黎明卿)との戦いが描かれました。
TVアニメ第2期『烈日の黄金郷』(2022年)
第2期は全12話で、原作6巻〜11巻の内容が描かれました。深界六層の成れ果て村「イルぶる」での物語が展開されています。アニメの続きを原作で読む場合は、11巻の後半から読むとスムーズにつながります。
メイドインアビスを読むなら電子書籍がお得
メイドインアビスは既刊14巻で、電子書籍であれば1冊あたり約900円前後で購入できます。全巻揃えても約12,600円程度で、アビスの壮大な冒険を最初から最新話まで楽しめます。
不定期連載のため次の更新を待つ間に、改めて最初から読み返すファンも多い作品です。細部まで描き込まれた背景やアビスの設定は、読み返すたびに新しい発見があります。

