白雪姫(実写版)の打ち切り理由!165億円赤字で上映終了になった真相を解説

ディズニー実写版『白雪姫』は、興行不振により世界各地の映画館で上映が打ち切られた作品です。主演女優レイチェル・ゼグラーの炎上発言や1937年のアニメ版からの大幅な改変が公開前から逆風を生み、制作費を大きく下回る興行収入に終わりました。この記事では、白雪姫(実写版)の上映打ち切りの理由、赤字の規模、ファンの反応を詳しく解説します。

作品名 白雪姫(原題:Snow White)
監督 マーク・ウェブ
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
公開日 2025年3月21日(米国)/ 2025年3月20日(日本)
上映時間 109分
打ち切り判定 🔴 打ち切り確定(上映打ち切り)

白雪姫(実写版)が上映打ち切りになった理由

2025年3月に公開されたディズニー実写版『白雪姫』は、公開からわずか数週間で多くの映画館が上映を終了するという異例の事態を招きました。上映打ち切りに至った背景には、公開前から積み重なった複数の要因があります。

理由1:主演女優レイチェル・ゼグラーの炎上発言

上映打ち切りの最大の原因とされるのが、白雪姫を演じたレイチェル・ゼグラーの公開前の発言です。ゼグラーは2022年のインタビューで、1937年のアニメ版に登場する王子を「ストーカー」と表現し、原作の恋愛要素を「時代遅れ」「奇妙」と批判しました。

さらに「リメイク版ではストーリーを変える」と発言し、オリジナル版を軽視する姿勢が明確になったことで、ディズニーファンの間に大きな反発が広がりました。自身が演じるキャラクターの原作を否定するという異例の事態に、「偽フェミニスト」との批判も相次いでいます。

ゼグラーはさらにSNSで政治的な発言を繰り返したことでも炎上しました。これらの発言が積み重なった結果、映画の公開前から「観ない」と宣言するファンが続出し、ボイコット運動にまで発展しています。

映画のプロモーション期間中に主演女優が原作ファンの反感を買い続けるという状況は、ディズニーの実写リメイクシリーズでも前例のない事態でした。

理由2:1937年アニメ版からの大幅な改変

実写版『白雪姫』が批判を集めたもう一つの大きな要因が、原作アニメからの大幅なストーリー改変です。1937年のアニメ版では「雪のように白い肌」が白雪姫の名前の由来でしたが、実写版ではコロンビア系の女優を起用したことに伴い、名前の由来を「吹雪の夜に生まれたから」に変更しました。

原作で白雪姫を救う「王子のキス」という象徴的なシーンも削除され、代わりにジョナサンという新キャラクターが登場する展開に変わっています。長年親しまれてきた物語の核心部分が変更されたことに、多くのファンが違和感を覚えました。

特に日本はディズニーアニメのオリジナル版を大切にする文化が根強く、原作改変への拒否反応が強かったとみられています。日本での初週末の興行収入は約3億2,600万円と、ディズニー実写リメイクとしては低調なスタートとなりました。

こうした改変は近年のハリウッドで議論されている「ポリコレ疲れ」とも重なり、原作に忠実であってほしいと願うファン層との間に大きな溝を生んだ形です。

理由3:制作費の高騰と約165億円の赤字

実写版『白雪姫』の推定制作費は約2億7,000万ドル(約400億円)に上ります。当初はもう少し低い予算で計画されていましたが、2023年のSAG-AFTRAストライキ(全米映画俳優組合のストライキ)により撮影が中断し、公開が1年延期されました。

撮影期間の延長に伴う人件費の増加やインフレによる物価上昇が重なり、制作費は当初の計画から大幅に膨らんでいます。宣伝費を含めた総投資額は約4億1,000万ドルに達したとされています。

一方で世界興行収入は約2億570万ドルにとどまり、制作費すら回収できない結果となりました。産経新聞の報道によると、最終的な赤字額は約1億1,500万ドル(約165億円)に上る見込みです。

この赤字額はディズニーの実写リメイクシリーズの中でも突出しており、同社にとって大きな痛手となりました。米国では2025年6〜7月に上映が終了し、動画配信サービスでの販売に移行しています。

白雪姫(実写版)の打ち切りに対するファンの反応

上映打ち切りという結果に対して、ファンや批評家の間ではさまざまな反応がありました。公開前から続いた論争が、公開後の評価にも大きく影響しています。

公開前から続いた批判の声

白雪姫の実写版に対する批判は、キャスティング発表の段階から始まっていました。レイチェル・ゼグラーの起用自体に対する賛否に加え、彼女自身の発言が火に油を注ぐ形となり、公開前からネガティブなイメージが定着してしまいました。

SNS上では「ディズニーの原作を尊重しない姿勢が問題」「白雪姫という作品を演じる女優が原作を否定するのは理解できない」といった声が広がっています。一方で「時代に合わせたアップデートは必要」と擁護する意見もあり、作品の内容以前に社会的な議論の場となってしまった側面があります。

結果として、映画そのものの出来を正当に評価される機会が失われたという指摘もあります。

映画レビューサイトでの評価

映画批評サイトRotten Tomatoesでは、180人の批評家によるレビューで支持率43%、平均評価は5.3/10という結果でした。批評家の間でも賛否が分かれた形です。

一方、一般観客の評価はさらに厳しいものとなりました。IMDbでは公開から数週間でユーザーの約90%が最低評価の1点を付け、総合スコアは1.6/10まで低下しています。ただし、この極端な低評価には「レビュー爆撃」(映画を観ていないユーザーによる大量の低評価投稿)が含まれている可能性も指摘されています。

日本でも映画.comやFilmarksなどのレビューサイトで厳しい評価が目立ち、「原作アニメの良さが失われている」「ストーリーの改変に納得できない」という意見が多く寄せられました。

白雪姫(実写版)の日本での上映状況

日本では2025年3月20日に公開されましたが、興行成績は期待を大きく下回るものでした。通常であれば大型連休期間は映画館の稼ぎ時ですが、本作は異例の早期終了となっています。

GW中の上映打ち切りという異例の事態

日本国内では、2025年のゴールデンウィーク(GW)中にもかかわらず、多くの映画館が上映を打ち切るという異例の事態が発生しました。関東地方のシネマコンプレックスでは5月初旬の時点ですでに上映が終了していた館もあります。

公開から約1か月半での上映終了は、ディズニー映画としては極めて短い上映期間です。通常のディズニー実写リメイク作品であれば、公開から3か月以上は上映が続くことが一般的です。

大型連休中は新作映画の集客力が高まる時期であるにもかかわらず、その時期に上映枠を確保できなかったことは、本作の興行不振の深刻さを示しています。

米国でも早期に上映終了

米国本国でも状況は同様でした。産経新聞の報道によると、2025年6〜7月には米国内での上映が終了し、その後は動画配信サービスでの販売に移行しています。

オープニング週末の米国内興行収入は約4,300万ドル(約64億円)で、全米1位は獲得したものの、ディズニー実写リメイクシリーズの中では2019年の『ダンボ』を下回る低水準でした。2週目以降は急激に観客数が減少し、前述のとおり制作費を回収できないまま上映終了を迎えています。

白雪姫(実写版)の監督マーク・ウェブの現在

監督を務めたマーク・ウェブは、本作の興行的失敗を受けて注目される立場となっています。ウェブ監督のこれまでのキャリアと今後について整理します。

マーク・ウェブの代表作

マーク・ウェブは1974年生まれのアメリカの映画監督で、2009年の恋愛映画『(500)日のサマー』で長編映画デビューを果たしました。その後、『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)および続編(2014年)の監督を務め、大作映画の監督としてのキャリアを築いています。

ただし『アメイジング・スパイダーマン』シリーズも当初予定されていた3作目以降が制作中止となった経緯があり、大型フランチャイズとの相性については以前から議論がありました。

『白雪姫』以降の新作については、2026年3月時点で具体的なプロジェクトの発表には至っていません。過去には『ギフテッド』(2017年)などの小規模作品でも高評価を得ており、今後の動向が注目されています。

白雪姫を動画配信で視聴する方法

劇場での上映は終了していますが、『白雪姫』は動画配信サービスで視聴可能です。Disney+(ディズニープラス)では配信が開始されており、自宅での視聴が可能となっています。

また、2025年7月23日にはブルーレイ+DVDおよび4K UHDの発売が予定されています。劇場で観る機会を逃した方は、これらの方法で視聴することができます。


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