『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は打ち切りではなく、原作漫画は現在も月刊サンデーGXで連載が続いています。2023年のTVアニメが制作遅延により放送中断したことが「打ち切り」という誤解を生んだ最大の原因です。この記事では、ゾン100が打ち切りと言われた理由とその真相、原作漫画の連載状況や売上データをもとに詳しく解説します。
| 作品名 | ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 |
|---|---|
| 作者 | 原作:麻生羽呂 / 作画:高田康太郎 |
| 連載誌 / 放送局 | 月刊サンデーGX(小学館) |
| 連載期間 | 2018年11月号〜連載中 |
| 巻数 | 既刊21巻(2025年11月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
ゾン100が打ち切りと言われた理由
ゾン100は漫画・アニメともに打ち切りにはなっていません。しかし、2023年のアニメ放送時に起きたトラブルが原因で、ネット上では「打ち切りでは?」という声が広まりました。
ここでは打ち切り説が浮上した3つの理由を、それぞれ具体的な経緯とともに解説します。
理由1:TVアニメの放送が途中で中断した
打ち切り説が広まった最大の原因は、2023年夏に放送されたTVアニメの放送中断です。ゾン100のアニメは2023年7月9日からMBS/TBS系列の日曜夕方5時枠で放送がスタートしました。
しかし、放送開始直後から制作スケジュールに遅れが生じ、第4話と第5話の間に総集編が挟まれるなど、不安定な状況が続きました。そして第8話の放送後、第9話以降の放送が「未定」となり、事実上の放送中断状態に陥りました。
放送枠が突然空いたことで、視聴者の間には「打ち切りになったのではないか」という憶測が広がりました。毎週楽しみにしていたファンにとっては、予告もなく放送が止まったように見えたため、打ち切りと結びつけるのも無理はありません。
ただし、これはあくまで制作上の都合による放送延期であり、打ち切りの判断が下されたわけではありません。放送枠の確保や制作体制の立て直しに時間がかかった結果、長期の中断となってしまったのです。
理由2:制作会社BUG FILMSの制作リソース不足
放送中断の背景にあったのは、アニメーション制作を担当した株式会社BUG FILMSの制作体制の問題です。BUG FILMSは2022年9月22日に設立されたばかりのスタジオで、ゾン100が初の大型元請け作品でした。
設立間もないスタジオが全12話のTVアニメシリーズを一手に引き受けるのは、業界内でもかなりの挑戦です。下請け会社との連携やスケジュール管理がうまくいかず、放送に間に合わないエピソードが発生しました。
こうした制作会社の事情は視聴者からは見えにくいため、「作品の人気がなくて打ち切られた」と誤解されやすい状況を生みました。実際には作品の評価や人気とは無関係の、純粋な制作上のトラブルが原因です。
アニメ業界では制作遅延による放送延期は珍しくなく、ゾン100以外にも同様のケースは複数報告されています。制作遅延=打ち切りではないという点は押さえておきたいポイントです。
理由3:最終3話が約3ヶ月遅れで一挙放送された
最終的に、ゾン100のアニメ第10話〜第12話は2023年12月25日にMBS/TBS系全国28局で一挙放送されました。9月の放送中断から約3ヶ月のブランクを経ての放送再開です。
通常のTVアニメは毎週1話ずつ放送されるため、3話分をまとめて一挙放送するという形式自体が異例です。この異例の対応が「やはり何か問題があったのではないか」「実質的に打ち切りのようなものでは」という見方を強めました。
しかし結果として、全12話すべてが放送されており、物語もアニメ1期として予定されていた範囲をきちんと描き切っています。放送形式こそ変則的でしたが、エピソードがカットされたり、途中で終了したりしたわけではありません。
むしろ、3ヶ月遅れてでも最後まで放送したという事実は、制作サイドがゾン100を打ち切るつもりがなかったことの証拠といえるでしょう。
ゾン100が打ち切りではない根拠
ゾン100の打ち切り説はあくまで誤解に基づくものです。原作漫画の連載状況や売上データ、メディア展開の状況から、打ち切りとは程遠い作品であることが確認できます。
原作漫画は月刊サンデーGXで連載中
ゾン100の原作漫画は、小学館の『月刊サンデーGX』にて2018年11月号から連載されており、2026年現在も連載が続いています。既刊21巻(2025年11月時点)と十分なボリュームがあり、打ち切り作品にありがちな少ない巻数での終了とは無縁です。
月刊サンデーGXは月刊誌のため、週刊誌と比べて掲載順による打ち切り圧力が少ないという特徴があります。連載開始から6年以上が経過しても継続しているのは、編集部から一定以上の評価を受けている証拠です。
物語も最終局面に向けて展開が進んでおり、計画的なストーリー進行がなされています。急に打ち切られて駆け足で終わるような兆候は見られません。
累計発行部数350万部突破の人気作
ゾン100のコミックス累計発行部数は、全世界で350万部を突破しています(2025年11月時点)。月刊連載の漫画としてはかなりの売上規模です。
特にアニメ放送前後の伸びは顕著で、2023年9月時点で125万部だった累計部数が、2024年6月には180万部を超え、2025年11月には350万部に到達しています。アニメ化とNetflix実写映画化の効果が大きく寄与しました。
出版社にとって安定した売上を出し続けている作品を打ち切る理由はありません。むしろメディア展開による相乗効果で売上が伸びている状況であり、打ち切りの可能性は極めて低いといえます。
Netflix実写映画やアニメなど多角的なメディア展開
ゾン100は2023年8月3日にNetflixで実写映画が全世界配信されました。主演は赤楚衛二で、日本国内だけでなく海外でも話題を集めました。
漫画・TVアニメ・Netflix実写映画と3つのメディアで展開されている作品は、打ち切りとは正反対の「力を入れて推されている作品」です。これだけの投資がなされている作品が打ち切られることは通常ありません。
また、アニメ2期については公式発表はまだありませんが、海外での高い人気や原作ストックの豊富さから、制作される可能性は十分にあるとみられています。
ゾン100の作者の現在
ゾン100は原作と作画が分かれた作品です。それぞれの作者の現在の活動状況を紹介します。
原作・麻生羽呂の活動
原作を担当する麻生羽呂は、現在もゾン100の連載を継続中です。Xのアカウントではゾン100の最新情報を積極的に発信しており、精力的に活動していることがうかがえます。
麻生羽呂の代表作は『今際の国のアリス』(週刊少年サンデー、2010年〜2016年、全18巻)で、こちらもNetflixで実写ドラマ化されて世界的にヒットしました。Netflix作品を2つ持つ漫画家として、国内外で高い知名度を誇っています。
スピンオフ『今際の路のアリス』(作画:黒田高祥、2015年〜2018年)なども手がけており、ゾン100完結後の次回作にも注目が集まっています。
作画・高田康太郎の活動
作画を担当する高田康太郎も、ゾン100の連載に専念しています。高田康太郎は緻密な画力に定評があり、ゾンビパニックのアクションシーンや、主人公アキラの生き生きとした表情が読者から高く評価されています。
ゾン100以前には『COPPELION』(ヤングマガジン、2008年〜2016年、全26巻)を連載しており、こちらもアニメ化された実績を持つ実力派の漫画家です。
ゾン100のアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
ゾン100のTVアニメ第1期は全12話で、原作漫画の第1巻〜第5巻あたりまでの内容が描かれました。
アニメの続きを原作で読みたい場合は、第6巻から読み始めるのがおすすめです。ただし、アニメではカットされたエピソードもあるため、第1巻から通して読むとより深く物語を楽しめます。
原作は既刊21巻なので、アニメの続きだけでも16巻分のストックがあります。アニメで気に入った方は、ぜひ原作漫画で先の展開を確認してみてください。
ゾン100を読むなら電子書籍がお得
ゾン100は既刊21巻の作品です。1巻あたりの価格はおよそ600〜700円程度で、全巻購入すると13,000円前後になります。
電子書籍ストアでは初回登録時のクーポンやポイント還元キャンペーンを利用することで、紙の単行本よりもお得にまとめ買いできます。連載中の作品なので、新刊が出るたびに購入しやすいのも電子書籍のメリットです。
スマートフォンやタブレットがあればいつでも読めるので、ゾンビパニックの迫力あるシーンを好きなときに楽しめます。

