サツドウの原作者・雪永ちっち氏は2024年3月に死去しており、「作者 死亡」はデマではなく事実です。同じ週刊ヤングマガジンで連載中だった『ヤニねこ』作者への誹謗中傷騒動を経て休載に入った最中の訃報でした。この記事では、雪永ちっち氏の死去に至る経緯とサツドウが打ち切りとなった理由、作画担当・なだいにし氏の現在の活動について詳しく解説します。
| 作品名 | サツドウ |
|---|---|
| 作者 | 雪永ちっち(原作)/ なだいにし(作画) |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊ヤングマガジン(講談社) |
| 連載期間 | 2023年8号〜2024年17号(連載終了発表) |
| 巻数 | 全5巻 |
| 打ち切り判定 | 🔴 打ち切り確定 |
| 作者死亡説 | 事実(原作者・雪永ちっち氏は2024年3月に死去) |
サツドウの原作者・雪永ちっち氏が死去した経緯
サツドウは「殺しの世界から平凡な日常を求めるサラリーマン・赤森六男」を主人公にした格闘漫画で、2023年1月から週刊ヤングマガジンで連載されていました。しかし原作者・雪永ちっち氏は2024年3月に死去し、連載は打ち切りとなっています。ここでは、死去に至るまでの経緯を時系列で整理します。
同誌作家への誹謗中傷騒動の発覚
2023年11月、暴露系インフルエンサーの滝沢ガレソ氏により、雪永ちっち氏が同じ週刊ヤングマガジンで連載中の『ヤニねこ』作者に対して誹謗中傷を行っていたという疑惑が拡散されました。SNS上で大きな注目を集め、サツドウの連載に影を落とす事態となっています。
騒動の背景には、2023年に行われた「次にくるマンガ大賞2023」の結果があったとされています。『ヤニねこ』がコミックス部門12位にランクインした一方、『サツドウ』はランク外でした。この結果への嫉妬が動機ではないかと、複数のメディアで指摘されています。
具体的には、『ヤニねこ』作者のSNSアカウントに対して中傷的なコメントが複数投稿されていたとされ、その投稿者が雪永ちっち氏ではないかという疑惑が持ち上がりました。同じ雑誌内の連載作家同士のトラブルという前代未聞の事態に、漫画ファンの間でも大きな波紋を呼んでいます。
これらの疑惑に対し、雪永ちっち氏はSNS上でスパムを利用した誹謗中傷を否定するコメントを発表しました。ただし、『ヤニねこ』作者への批判を行ったこと自体は認めており、講談社との間で話し合い済みであると説明しています。
週刊女性PRIMEの取材に対し、講談社(ヤングマガジン編集部)は事実関係について明確なコメントを出しませんでした。騒動の詳細は当事者間で処理されたとみられますが、ネット上では長期にわたって議論が続くことになります。
休載から訃報までの流れ
サツドウは2024年1号に第39話が掲載されたのを最後に、予告なく休載に入りました。次号以降、毎号「サツドウは休載いたします」という告知だけが繰り返される異例の状態が続いています。
通常、週刊漫画誌での休載には「取材のため」「作者体調不良のため」といった理由が添えられるものです。しかしサツドウの場合はそうした説明が一切なく、休載がいつまで続くのかも不明なまま時間だけが過ぎていきました。
休載の理由は公式に発表されませんでした。しかし時期的に誹謗中傷騒動との関連を指摘する声が多く、連載再開を待つ読者の間では不安が広がっています。打ち切りの可能性を含め、さまざまな憶測が飛び交う状況が数か月にわたって続いていました。
そして2024年3月、ヤングマガジン2024年17号にて編集部から正式な発表がありました。雪永ちっち氏の死去と、サツドウの連載終了が同時に告知されたのです。コミックナタリーやORICON NEWSなど大手メディアも一斉にこの訃報を報じています。
編集部は追悼コメントの中で「謹んでお悔やみを申し上げます」と述べ、単行本未掲載分の取り扱いについては公式サイトで今後告知するとしていました。デビューからわずか約2年での訃報は、業界関係者にも大きな衝撃を与えています。
死因は公表されていない
ヤングマガジン編集部の発表では、雪永ちっち氏の死因について一切言及されていません。コミックナタリーやORICON NEWSといった大手メディアの報道でも、死因に関する具体的な情報は記載されていませんでした。
SNSやまとめサイトでは死因を推測する投稿が多数見受けられます。しかし、公式に確認されていない死因の推測は事実として扱うべきではありません。一次ソースで確認できない情報を拡散することは、故人やご遺族への配慮を欠く行為です。
特に、誹謗中傷騒動と死去の因果関係を断定する投稿も散見されますが、公式にはそのような発表は一切ありません。編集部が発表したのは死去の事実と連載終了のみであり、背景事情については触れられていません。
憶測に基づいた情報の発信は控えるべきであり、この記事でも確認できる事実のみを記載するにとどめます。故人のプライバシーを尊重することが、読者としてできる最低限の配慮です。
サツドウの作者の現在
サツドウは雪永ちっち氏(原作)となだいにし氏(作画)の分業体制で制作されていました。原作者の死去後、それぞれの状況がどうなっているのかを整理します。
原作者・雪永ちっち氏は2024年3月に死去
原作者の雪永ちっち氏は2024年3月に死去しています。ヤングマガジン編集部が2024年3月25日発売の2024年17号にて公式に発表し、コミックナタリーやORICON NEWSなど主要メディアでも報じられました。
雪永ちっち氏は東京理科大学を卒業後、キヤノンやHP(ヒューレット・パッカード)といった大手企業で会社員として勤務していたとされています。コロナ禍で在宅勤務が増えたことをきっかけにSNSで漫画の投稿を始め、それがヤングマガジン編集部の目に留まりました。
2021年にヤンマガWeb上でSF格闘漫画『ろこぽん』(作画:なだいにし)の連載でデビューし、2023年1月からは週刊ヤングマガジン本誌で『サツドウ』の連載を開始しています。会社員から漫画原作者への異色の転身が話題を呼びました。
古流武術の天才である主人公が「普通のサラリーマンとして生きたい」と願いながらも殺しの世界に引き戻される――という独特な設定が読者の支持を集めていました。連載開始から約1年、作品が軌道に乗り始めたタイミングでの死去は、多くのファンにとって衝撃的な出来事でした。
作画担当・なだいにし氏は『暴力万歳』を連載中
作画を担当したなだいにし氏は、現在も漫画家として精力的に活動を続けています。『賭ケグルイ』の原作者として知られる河本ほむら氏と組んだ新作『暴力万歳』を週刊ヤングマガジンで連載中です。
『暴力万歳』は高校生・秋田正道が凶暴な女子生徒との出会いをきっかけに格闘の世界に足を踏み入れるストーリーで、2026年2月時点で既刊4巻が発売されています。サツドウと同じ格闘ジャンルの作品であり、なだいにし氏の画力と格闘シーンの表現力が引き続き高く評価されています。
なだいにし氏はサツドウの前にも雪永ちっち氏と組んでヤンマガWebで『ろこぽん』を連載しており、両者は長年のパートナーでした。雪永ちっち氏の死去はなだいにし氏にとっても大きな出来事だったと推察されます。
現在はヤングマガジン本誌での連載を継続しており、編集部からの信頼が厚いことがうかがえます。サツドウのファンにとっても、なだいにし氏が新たな作品で活躍している姿は一つの救いといえるでしょう。
サツドウが打ち切りになった理由
「サツドウ 打ち切り」で検索する方も多いですが、サツドウは一般的な「人気低迷による打ち切り」とは事情が大きく異なります。読者アンケートや売上の問題ではなく、原作者の死去という特殊かつやむを得ない経緯で連載が終了した作品です。ここではその打ち切りの詳細を整理します。
原作者の急逝により連載終了
サツドウの連載終了の直接的な原因は、原作者・雪永ちっち氏の死去です。本作は原作と作画の分業体制で制作されており、ストーリーの核を担う原作者を失ったことで連載の継続が不可能となりました。
ヤングマガジン編集部は2024年17号で「サツドウは連載終了といたします」と正式に発表しています。追悼コメントとともに連載終了が告知される異例の形でした。漫画史においても、連載中の原作者の死去による打ち切りは極めてまれなケースです。
なお、誹謗中傷騒動による打ち切りが先に決まっていたのではないかという見方もネット上には存在します。しかし、雪永ちっち氏本人は2023年11月の時点で「打ち切りの話はない」「講談社と話し合い済みである」と明言しています。編集部も騒動を理由とした打ち切りについては公式に言及しておらず、打ち切りが事前に決定していたという確証はありません。
読者アンケートの結果や掲載順の低下といった、通常の打ち切り作品にみられる要因とは無関係です。あくまで原作者の死去というやむを得ない事情による連載終了であり、作品の人気や評価が原因ではないという点は強調しておく必要があります。
全39話で休載後そのまま連載終了
サツドウは週刊ヤングマガジン2023年8号(2023年1月23日発売)で連載がスタートしました。約1年間にわたり週刊連載が続き、2024年1号掲載の第39話が本誌に載った最後のエピソードとなっています。
週刊連載で39話というのは、単行本に換算するとおよそ4〜5巻分にあたる分量です。連載期間としては約1年であり、格闘漫画として物語が本格的に動き出した段階での中断とみられています。
参考までに、同じヤングマガジンの作品で打ち切りとされるケースでは、20話前後(単行本2〜3巻相当)で終了するものも少なくありません。39話まで連載が続いたこと自体、サツドウが一定の読者支持を得ていたことを示唆しています。
第39話の掲載後、次号からの休載予告は一切ありませんでした。翌号以降は毎週「サツドウは休載いたします」という短い告知が掲載されるだけで、休載理由も連載再開の見通しも示されない異例の状況が続いています。
この不自然な長期休載が、読者の間で「打ち切りではないか」「作者に何かあったのではないか」という憶測を呼ぶ原因となりました。結果的に、この休載期間がそのまま事実上の連載終了へとつながっています。
単行本4巻・5巻は2025年6月に刊行
連載終了後、単行本未収録だったエピソードを含むコミックス4巻と最終5巻が2025年6月6日に同時発売されました。講談社のヤングマガジンKCスペシャルレーベルから、定価各792円(税込)で刊行されています。
連載終了の発表時、編集部は「単行本未掲載分の刊行については今後、公式サイトにて告知する」としていました。発表から約1年3か月を経て、残りのエピソードが収録された2冊が同時に発売される形になっています。
最終5巻のキャッチコピーには「修羅の世界から平凡を求めた男の暗闘劇、ついに完結」と記されています。連載中に読めなかった続きが単行本に収録されたことで、ファンにとっては一つの区切りとなりました。
本来の構想どおりに物語が完結したわけではなく、刊行可能だった原稿をまとめた形での出版です。それでも全5巻として刊行されたことで、サツドウという作品が書籍として世に残ることになりました。原作者を失った作品の最後の刊行として、関係者や出版社の配慮が感じられる対応です。
サツドウを読むなら電子書籍がお得
サツドウは全5巻で刊行が完了しており、まとめて一気に読むのに適したボリュームです。紙の単行本は定価各792円(税込)で、全5巻をすべて購入すると約3,960円になります。
電子書籍ストアでは初回限定クーポンや割引キャンペーンが頻繁に実施されています。全5巻とコンパクトな巻数のため、まとめ買いでもお得に入手しやすい作品です。割引を活用すれば紙の単行本よりもかなりお得に全巻を揃えることができます。
古流武術の天才が「普通の生活」を求めて格闘の世界から離れようとする独特のストーリーは、短い連載期間ながらも多くの読者を惹きつけました。なだいにし氏の迫力ある格闘シーンの作画も大きな魅力です。格闘漫画が好きな方や、現在連載中の『暴力万歳』からなだいにし氏を知った方にもおすすめの作品です。

