『べるぜバブ』が打ち切りだったかどうかは、漫画・アニメともに「打ち切り疑惑あり」というのが実情です。連載終盤の掲載順位低下やアニメの途中終了、最終回の駆け足感が疑惑の根拠ですが、5年間・全28巻の連載実績から単純に打ち切りとは言い切れません。この記事では、べるぜバブの打ち切り説を客観的に検証し、作者・田村隆平の現在の活動まで解説します。
| 作品名 | べるぜバブ(BEELZEBUB) |
|---|---|
| 作者 | 田村隆平 |
| 連載誌 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 2009年13号〜2014年13号 |
| 巻数 | 全28巻 |
| 打ち切り判定 | 🟡 打ち切り疑惑あり |
べるぜバブが打ち切りと言われている理由
『べるぜバブ』は2009年から2014年まで約5年間にわたって週刊少年ジャンプで連載された作品ですが、連載終了の経緯から「打ち切りだったのでは」という声が多く見られます。ここでは、打ち切りと言われる主な理由を整理します。
理由1:連載終盤の掲載順位が低迷していた
べるぜバブが打ち切りと言われる最大の理由は、連載後半にかけて週刊少年ジャンプ誌内での掲載順位が大きく低下していたことです。週刊少年ジャンプでは読者アンケートの結果が掲載順に直結するため、掲載順の低下は人気低迷を意味します。
連載初期から中盤にかけてはアニメ化されるほどの人気がありましたが、連載後半は掲載順位が誌面の後方に位置することが増えていきました。特に2013年以降は下位に掲載されるケースが目立つようになっています。
週刊少年ジャンプでは掲載順位が継続的に低下した作品は打ち切りの対象になることが知られており、べるぜバブもこの基準に該当していた可能性が高いと考えられています。
同時期のジャンプには『ONE PIECE』『NARUTO』『暗殺教室』など強力な連載陣が揃っており、競争環境が非常に厳しかった点も見逃せません。
理由2:TVアニメが全60話で打ち切り終了した
べるぜバブのTVアニメは2011年1月から2012年3月まで日本テレビ系列で放送されましたが、全60話で終了しています。日曜朝の放送枠は本来長期放送が想定されるため、60話での終了は短いと受け取られました。
アニメが終了した主な要因は視聴率の低迷です。放送期間を通じて視聴率が振るわず、スポンサーからの支持を維持できなかったとされています。アニメ終了時点で原作漫画はまだ連載中だったにもかかわらず、アニメだけが先に終了した形です。
さらに注目すべき点として、アニメの第51話以降はオリジナルストーリーが増加しています。第51〜57話と最終話の第60話はアニメオリジナルの展開で、原作ストーリーの消化が途中で止まりました。これは視聴率回復を図ったテコ入れの一環とみられていますが、結果的に打ち切り感を強めました。
アニメが打ち切りで終了した事実が、原作漫画にも「打ち切り」のイメージを重ねる要因となっています。
理由3:最終回が駆け足展開だった
漫画の最終回に対しては、「急に畳んだ」「もっと続くと思っていた」という声がファンの間で多く見られます。連載末期のストーリー展開が急速に進んだことから、編集部から終了を告げられて急いで畳んだのではないかという推測が広まりました。
最終回では2年後の世界が描かれ、石矢魔高校の卒業式のシーンで物語が締めくくられています。魔界に行っていた主人公・男鹿が突然登場し、ベル坊やヒルダと再会する形で完結しました。
この最終回自体は作品らしい明るい終わり方ではありましたが、それまでの伏線や敵キャラクターとの決着が十分に描かれないまま終了した点に不満を感じた読者が少なくありませんでした。
なお、連載終了後に『週刊少年ジャンプNEXT!!』で番外編が6話掲載されており、本編で描ききれなかったエピソードが補完されています。番外編が必要だったこと自体が、本編の終了が急だったことの裏付けとも言えます。
べるぜバブは本当に打ち切りなのか?
打ち切りと言われる理由を見てきましたが、一方で「打ち切りとは言い切れない」と考える根拠もあります。ここでは両面から検証します。
打ち切り説を支持する根拠
打ち切りだったと考えられる最大の根拠は、連載末期の掲載順位の低さです。週刊少年ジャンプの打ち切りシステムでは、アンケート順位が低い作品から連載終了が決まるとされており、べるぜバブもこの対象になったとみるのが自然です。
また、最終回の展開が急だった点も打ち切りを示唆しています。長期連載作品が計画通りに完結する場合、通常は最終章として数か月かけて物語を畳みます。べるぜバブの終盤にはそうした段階的な収束が見られませんでした。
アニメが視聴率低迷で途中終了した事実も、作品全体の人気が連載中盤以降に下降傾向にあったことを裏付けています。
打ち切りではない可能性
約5年間・全28巻という連載規模は、週刊少年ジャンプの打ち切り作品としては異例の長さです。典型的なジャンプの打ち切り作品は2〜3巻、長くても10巻前後で終了するケースが多く、28巻まで続いた作品を単純に「打ち切り」と呼ぶのは正確ではありません。
連載期間中にはTVアニメ化も実現しており、アニメ化は一定以上の人気がなければ企画が通りません。アニメ放送時の2011年には8巻発売時点で累計220万部を突破したことが報じられており、中堅作品として十分な実績を残しています。
さらに、連載終了後に『週刊少年ジャンプNEXT!!』で番外編が掲載されたことも注目すべき点です。完全な打ち切り作品に対して番外編の枠が与えられるケースは珍しく、編集部がある程度の商品価値を認めていた証拠と考えられます。
総合判定:打ち切りに近い連載終了だった可能性が高い
以上を総合すると、べるぜバブは人気低下による編集部判断で連載終了が決まった「事実上の打ち切り」だった可能性が高いと言えます。ただし、5年28巻という連載実績やアニメ化、番外編の掲載を考えると、数話〜数巻で終わる典型的な打ち切りとは性質が異なります。
「長期連載の末に人気低下で終了を迎えた」というのが最も実態に近い表現でしょう。公式に「打ち切り」と発表されたわけではなく、断定は難しい状況です。
べるぜバブの作者・田村隆平の現在
べるぜバブの作者である田村隆平は、連載終了後も漫画家として精力的に活動を続けています。
田村隆平の連載中の作品
田村隆平は2023年5月から小学館の『月刊サンデーGX』で『COSMOS(コスモス)』を連載中です。2026年2月19日には第8巻が発売されています。
『COSMOS』は高い評価を受けており、2026年1月14日に発表された第71回小学館漫画賞を受賞しました。べるぜバブ後も漫画家としてのキャリアを着実に積み重ねていることがわかります。
なお、べるぜバブの連載終了後、田村隆平は一度ジャンプで新連載を開始しましたが短期で終了しており、その後の活躍の場を小学館に移しています。
べるぜバブ時代からの作風の変化
べるぜバブはヤンキー×悪魔という独特のコメディ路線でしたが、『COSMOS』ではSF要素を前面に出した作品に挑戦しています。小学館漫画賞の受賞は、ジャンプ時代とは異なるフィールドで田村隆平の実力が改めて認められた形と言えます。
べるぜバブのファンにとっては、作者が現在も第一線で活躍していることは嬉しいニュースでしょう。
べるぜバブのアニメは原作の何巻まで?続きは何巻から?
べるぜバブのアニメは全60話で、原作漫画のおおよそ17巻あたりまでのストーリーが放送されました。ただし前述の通り、第51話以降はアニメオリジナル回が多く含まれています。
アニメの続きを原作で読みたい場合は、原作の14〜15巻あたりから読み始めるのがおすすめです。アニメではカットされたエピソードもあるため、最初から通して読むことでより深く作品を楽しめます。
原作漫画は全28巻で完結しており、アニメで描かれなかった後半のストーリーも充実しています。アニメ終了後の展開が気になる方は、ぜひ原作を手に取ってみてください。
べるぜバブを読むなら電子書籍がお得
べるぜバブは全28巻で完結済みのため、まとめ買いがしやすい作品です。1巻あたりの電子書籍価格はおおよそ460円前後で、全巻購入する場合は約12,000〜13,000円程度が目安になります。
電子書籍ストアでは初回限定のクーポンやまとめ買いセールが頻繁に開催されており、紙の単行本を全巻揃えるよりもお得に読めるケースが多いです。
完結済みの作品なので、一気読みで最後まで楽しめるのも電子書籍ならではのメリットです。

