『バグエゴ』は打ち切りではなく、2026年3月現在もウルトラジャンプで連載が続いている作品です。「となりのヤングジャンプ」からウルトラジャンプへの掲載誌移籍や、更新ペースの変化が「打ち切りでは?」という誤解を招いたとみられます。この記事では、打ち切り説が出た背景と連載継続の根拠、原作者ONEの現在の活動状況まで詳しく解説します。
| 作品名 | バグエゴ |
|---|---|
| 作者 | ONE(原作) / 設楽清人(作画) |
| 連載誌 / 放送局 | ウルトラジャンプ(集英社) / となりのヤングジャンプ(Web) |
| 連載期間 | 2023年4月〜(読み切り掲載)、2024年10月〜(ウルトラジャンプ移籍連載) |
| 巻数 | 既刊3巻(2025年11月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
バグエゴが打ち切りと言われた理由
『バグエゴ』はONE原作の作品でありながら、「打ち切りでは?」という声がネット上で見られます。実際には連載は続いていますが、なぜこうした誤解が生まれたのかを具体的に検証していきます。
理由1:となりのヤングジャンプからウルトラジャンプへの移籍
『バグエゴ』は当初、集英社のWeb漫画サイト「となりのヤングジャンプ」で2023年4月に読み切りとして掲載されました。「ヤングジャンプ ダイイチワ」第1号に収録された読み切り版が好評を博し、その後連載化が決定しています。
しかし2024年10月19日発売のウルトラジャンプ2024年11月号から、掲載誌がウルトラジャンプに移籍しました。この「移籍」こそが、打ち切り説が生まれた最大の原因です。漫画において掲載誌の変更は、読者から「前の雑誌で打ち切られたから移動したのでは」と受け取られやすい傾向があります。
実際には、コミックナタリーの報道によると、ウルトラジャンプでの連載開始と同時に過去話もすべてWeb上で公開されており、読者が途中から読んでも追いつける配慮がなされていました。これは打ち切りではなく、計画的な掲載媒体の変更であることを示しています。
集英社内での掲載誌移籍は珍しいことではなく、作品の方向性やターゲット読者層に合わせた編集部の判断として行われることがあります。ウルトラジャンプは『ジョジョリオン』や『STEEL BALL RUN』といった作品を連載してきた月刊誌で、じっくりとストーリーを展開する作風の作品が多く掲載されています。
『バグエゴ』のように「ウラワザ」という独自の世界観を丁寧に描く作品にとっては、Web連載よりも月刊誌での掲載のほうが制作スケジュールに余裕が生まれ、作画のクオリティを維持しやすいという利点もあります。移籍は打ち切りではなく、作品にとってプラスの判断だったと考えられます。
理由2:更新頻度の変化で「終わった」と誤解された
「となりのヤングジャンプ」でのWeb連載時は比較的短いスパンで更新されていましたが、ウルトラジャンプ移籍後は月刊連載に変更されました。公式Xアカウント(@bugtoego)の情報によると、Web版は「最終金曜日更新」というスケジュールで運用されています。
月刊連載になったことで、次の話が掲載されるまでの間隔が約1か月に延びました。Web連載時代に頻繁に更新をチェックしていた読者にとっては、この「更新が来ない期間」が長く感じられ、「もしかして打ち切り?」という不安につながった可能性があります。
特にWeb連載作品は、更新が止まるとそのまま自然消滅するケースも少なくありません。「となりのヤングジャンプ」で連載されていた他の作品でも、更新停止からフェードアウトした例はあるため、読者が打ち切りを疑うのは無理もない反応といえます。
ただし『バグエゴ』の場合、ウルトラジャンプでの月刊掲載とWeb版の最終金曜日更新が明確にスケジュール化されており、不定期更新とは異なります。公式Xアカウント(@bugtoego)のプロフィールにも「月刊連載 / WEBは最終金曜日更新」と明記されており、公式が連載スケジュールを公言しています。
月刊ペースでの連載は2026年3月時点でも継続しており、打ち切りの兆候はありません。更新が遅いと感じる方は、ウルトラジャンプの発売日や公式Xの告知を確認すると安心できるでしょう。
理由3:ONE作品という高い期待値とのギャップ
原作者のONEは『ワンパンマン』(累計発行部数3,000万部超)や『モブサイコ100』といった大ヒット作の生みの親です。どちらもアニメ化されて国内外で人気を博しており、新作に対しても自然と大きな注目と期待が集まりました。
しかし『バグエゴ』は前2作とは作風が大きく異なります。ONE自身が集英社オンラインのインタビューで「想像はするけど絶対に実行しないことは世の中にはたくさんある」と語っているように、本作は「ウラワザ」と呼ばれる不思議な現象をめぐるジュブナイル(青春もの)です。親切な転校生・羊谷と孤独なクラスメイト・黒堂の関係を軸に、実用的ではない不可思議な「ウラワザ」を描くという独特の作品です。
バトル漫画を期待していた読者にとっては、『ワンパンマン』や『モブサイコ100』とのジャンルの違いに戸惑いを感じ、「ONE作品にしては話題になっていない」という印象が打ち切り説に結びついた面があります。
ただし、これは作品の質や連載継続の可否とは別の問題です。Real Soundでは「”ウラワザ”めぐる不可思議なジュブナイル」として「期待の新連載」と紹介されており、業界からの評価は高い作品です。掲載誌であるウルトラジャンプには、知る人ぞ知る人気作品が多数連載されており、SNSでの話題性だけで作品の存続が決まる媒体ではありません。知名度の大小が打ち切りの基準になるわけではないのです。
バグエゴが打ち切りではない根拠
打ち切り説はあくまでネット上の憶測にすぎません。連載が継続していることを裏付ける客観的な根拠を、複数の観点から確認します。
ウルトラジャンプで月刊連載が継続中
2024年10月のウルトラジャンプ移籍以降、『バグエゴ』は毎号掲載されています。ウルトラジャンプの公式サイトでは連載作品の一覧に『バグエゴ』が掲載されており、2026年3月現在も連載は続いています。移籍から約1年半が経過しても安定して掲載が続いていることは、連載が順調に進んでいる証拠です。
また、Web版も「となりのヤングジャンプ」で引き続き公開されており、月の最終金曜日に更新されるスケジュールが維持されています。紙の月刊誌とWebの両方で読める体制が整っている点からも、打ち切りとは程遠い状況であることがわかります。
打ち切り作品が紙・Web両方のプラットフォームで同時に展開されることはまずありません。この二重掲載の体制自体が、集英社が本作を重要な連載として扱っている証拠です。ヤンジャン+(集英社公式アプリ)でも作品ページが設けられており、デジタルでの展開も充実しています。
単行本が順調に刊行されている
単行本は2025年11月時点で既刊3巻が発売されています。コミックナタリーの報道によると、1巻と2巻は同時発売という形をとっており、これは出版社側が積極的にプロモーションしていることの表れです。同時発売は新規読者が一気に読み進められるようにする販売戦略で、打ち切り予定の作品にはまず行われません。
打ち切り作品の場合、単行本の刊行が途中で止まったり、最終巻だけ間隔が空いたりするケースが多いですが、『バグエゴ』は定期的に巻数を重ねています。4巻以降の発売も見込まれており、刊行ペースに問題はありません。
AmazonやBOOKWALKER、コミックシーモアなど主要な電子書籍ストアでも全巻取り扱いがあり、集英社のヤングジャンプコミックスDIGITALレーベルから正式にリリースされています。電子書籍と紙の両方で展開されていることも、出版社が本作を継続的に販売していく意志の表れです。
集英社が積極的にプロモーションを展開
集英社オンラインでは、ONE×設楽清人の長編インタビュー記事が掲載され、作品誕生のきっかけや創作の裏側が詳しく語られています。打ち切り予定の作品に対して出版社が特集記事やインタビューを組むことは通常考えにくく、編集部が本作を重要タイトルとして位置づけていることの表れです。
さらに、GAME Watchでは「『ワンパンマン』『モブサイコ100』のONE氏原作の新連載」として大きく取り上げられ、Real Soundでも作品の魅力を深掘りする記事が掲載されました。複数の大手メディアが連載開始時に注目記事を出している点は、出版社側のプロモーションが機能している証拠です。
出版社・メディアの動きを総合的に見ると、『バグエゴ』は打ち切りどころか、集英社が力を入れて育てている作品だといえます。
バグエゴの作者の現在
『バグエゴ』の原作・作画それぞれの作者について、2026年3月時点での活動状況を確認します。
原作・ONEの連載中の作品
原作者のONEは、2026年3月現在も精力的に活動を続けています。代表作『ワンパンマン』(作画:村田雄介)は連載が継続しており、2026年3月19日に223撃目が更新されました。コミックスは第36巻まで発売されています。
さらに『バーサス』(漫画:あずま京太郎、構成:bose)も連載中です。つまりONEは『ワンパンマン』『バグエゴ』『バーサス』の3作品を並行して手がけている状態であり、非常に旺盛な創作活動を維持しています。
複数作品を同時に連載できるほどの制作体制が整っており、『バグエゴ』だけが打ち切られるような状況にはありません。むしろONEにとって『バグエゴ』は、バトル漫画とは異なる新しい表現に挑戦する重要な作品と位置づけられているでしょう。
作画・設楽清人の活動状況
作画を担当する設楽清人は、過去に『しのぶな!ちよちゃん』『カタギモドシ』などの作品を手がけてきた漫画家です。現在は『バグエゴ』の連載に専念しており、Xアカウント(@kiyotoshitara)やpixivFANBOXでも活発に活動している様子が確認できます。
ONEの独特な原作をベースに、丁寧で繊細な作画で作品を仕上げるスタイルが読者から評価されています。月刊連載のペースで安定して原稿を供給しており、作画面でのトラブルによる休載なども報告されていません。
設楽清人にとっても『バグエゴ』はONE原作という注目度の高い連載であり、キャリアにおける重要な作品です。「マンバ」などの読者レビューサイトでも「2話目が読めるか分からない最高の1話!」といった反応があり、設楽清人の作画力がONEの世界観を魅力的に表現しているという声が見られます。
ONEの他の作品
『バグエゴ』の原作者ONEは、これまでに複数のヒット作を生み出してきた漫画原作者です。ここでは代表作と、それぞれの現在の状況を簡潔に紹介します。
最も知名度の高い作品は『ワンパンマン』です。ONEがWeb上で公開した原作版をもとに、村田雄介が作画を担当するリメイク版が「となりのヤングジャンプ」で連載されており、コミックスは第36巻まで刊行されています。2025年にはTVアニメ第3期も放送され、国内外で高い人気を維持しています。
もう1つの代表作『モブサイコ100』は全16巻で完結済みです。TVアニメも第3期まで制作され、原作・アニメともに高い評価を受けました。ONEが「完結まで描き切った」作品として、ファンからの信頼が厚い作品です。
バグエゴを読むなら電子書籍がお得
『バグエゴ』は既刊3巻とまだ巻数が少ないため、今から読み始めるのに最適なタイミングです。単行本は1冊あたり700円前後で、全巻揃えても約2,100円程度で購入できます。
電子書籍ストアでは初回登録クーポンや割引キャンペーンが利用できることが多く、紙の書籍よりもお得に購入できます。「となりのヤングジャンプ」では一部の話が無料公開されているので、まずはWeb版で試し読みしてから単行本を購入するのもよいでしょう。
ONEの新境地ともいえる「ウラワザ」ジュブナイルは、『ワンパンマン』や『モブサイコ100』とはまた違った魅力があります。巻数が少ない今のうちに追いついておくと、今後の展開をリアルタイムで楽しめます。

