『作りたい女と食べたい女』(つくたべ)は、作者・ゆざきさかおみ先生の体調不良により2023年6月から休載に入り、同年12月に再開したものの、2024年6月の第52話を最後に更新が止まっている状態です。休載や更新停止の背景には作者の健康面の問題があり、打ち切りではありません。この記事では、休載に至った経緯・打ち切りの可能性・連載再開の見込みについて詳しく解説します。
| 作品名 | 作りたい女と食べたい女(つくたべ) |
|---|---|
| 作者 | ゆざきさかおみ |
| 連載誌 / 放送局 | ComicWalker(COMIC it レーベル)/ KADOKAWA |
| 連載期間 | 2021年1月〜連載中(不定期更新) |
| 巻数 | 既刊5巻(2024年2月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
『作りたい女と食べたい女』が休載している理由
『作りたい女と食べたい女』の休載理由は、作者・ゆざきさかおみ先生の体調不良です。出版社や編集部側の都合ではなく、作者自身の健康上の問題が休載の原因となっています。
『つくたべ』はKADOKAWAのウェブコミック配信サイト「ComicWalker」内の「COMIC it」レーベルで2021年1月8日に商業連載を開始しました。もともとは2020年3月に作者がTwitter(現X)やpixivに投稿したのが始まりで、SNSでの反響をきっかけに商業化が決まった作品です。
2023年6月:体調不良による休載の発表
2023年6月23日、『作りたい女と食べたい女』公式X(旧Twitter)アカウントから休載のお知らせが投稿されました。同日更新の第40話をもって、しばらくの間休載するという内容でした。
公式アカウントの告知では「ゆざきさかおみ先生の体調不良のため」とだけ記載されており、具体的な病名や症状については公表されていません。連載再開時期についても「決まり次第、公式Twitterにてお知らせいたします」とされ、復帰の目処が立っていない状況でした。
『つくたべ』は当時、月1回ペースで更新されていたウェブ漫画です。体調不良の詳細が明かされなかったことから、読者の間では心配の声が広がりました。休載直前の2023年前半はNHKドラマ版シーズン2の制作準備も進んでいた時期であり、漫画とドラマの両面で注目が集まるなかでの休載発表でした。
なお、公式からは「体調不良」以外の理由は一切示されていません。一部のネット上では打ち切りや炎上が原因ではないかという憶測も見られましたが、公式に確認できる休載理由はあくまで体調不良のみです。
2023年12月:連載再開と不定期更新への移行
約5か月の休載を経て、2023年12月1日に連載が再開されました。休載前は月1回の定期更新でしたが、再開後は更新間隔がやや不安定になっていました。
再開後は第41話から第52話まで更新が続きました。この期間中、2024年1月からはNHKドラマ版シーズン2の放送も始まり、作品への注目度はさらに高まっていました。漫画の連載とドラマの放送が同時に進行する形で、ファンにとっては嬉しい展開でした。
しかし、2024年6月14日に第52話が更新された際、「次回以降の更新は不定期になる」と公式から告知がありました。それまでの月1回ペースから不定期更新へと、連載形態が正式に変更されたのです。
不定期更新への移行は、作者の体調を考慮した措置と考えられます。一度休載を経験した後、無理に定期更新を続けるより、体調に合わせたペースで執筆する方針に切り替えたとみるのが自然でしょう。
問題は、その不定期更新さえも途絶えていることです。2024年6月の第52話を最後に、2026年3月現在まで約1年9か月にわたり新しいエピソードは更新されていません。6巻の発売日も未定のまま、事実上の長期休載状態が続いています。
単行本の刊行ペースも影響を受けています。1巻(2021年11月)から4巻(2023年5月)までは約半年間隔で刊行されていましたが、5巻は2024年2月に発売されたのが最後です。5巻から6巻までの間隔はすでに2年以上が空いており、読者の間では6巻が出るのかどうかを心配する声も上がっています。
『作りたい女と食べたい女』は打ち切りになるのか?
結論として、現時点で『作りたい女と食べたい女』が打ち切りになる可能性は低いと考えられます。ただし、更新が長期間止まっていることから、今後の連載継続について不安視する声があるのも事実です。
公式に連載終了は発表されていない
『つくたべ』は公式に「連載終了」や「打ち切り」が発表されたわけではありません。2024年6月の告知でも「不定期更新」と案内されており、連載を終了するという宣言はされていません。
KADOKAWAのComicWalker上でも作品ページは「連載中」のまま残っており、配信プラットフォーム側で連載終了の処理は行われていません。通常、打ち切りや連載終了の場合は出版社から正式にアナウンスされるため、現状は「休載中」と判断するのが妥当です。
作者の体調が回復すれば更新が再開される余地はあります。ただし、不定期更新と告知されてから1年9か月以上が経過しており、事実上の長期休載であることは否めません。
「炎上が原因では?」という誤解について
ネット上では「炎上が休載の原因ではないか」「打ち切りの前触れではないか」という憶測も見受けられます。たしかに『つくたべ』は連載中にいくつかの議論を呼んだことがありました。
たとえば、物語が進むにつれて料理描写が簡略化され、惣菜やテイクアウトの登場が増えたことに対して「作りたい女という設定との整合性がとれないのでは」という声が一部で上がりました。また、作品内のジェンダーやLGBTQ+に関する描写をめぐっても、さまざまな意見が交わされています。
しかし、公式が発表した休載理由はあくまで「作者の体調不良」であり、炎上や読者からの批判が直接の休載理由であるという根拠はありません。作品をめぐる議論と休載の因果関係は確認できないため、混同しないことが重要です。
累計80万部突破の商業的実績
打ち切りの心配が少ない大きな理由として、累計発行部数が80万部を突破している(2024年2月時点)ことが挙げられます。既刊5巻でこの部数は、ウェブ発の漫画としてはかなりの成功です。
作品の評価も高く、2022年に刊行2巻の時点で累計20万部を超え、宝島社『このマンガがすごい!2022』オンナ編で第2位に選出されました。SNS発のグルメ漫画としては異例の注目度でした。
出版社側から見ても、これだけの実績がある作品を打ち切る積極的な理由はありません。仮に連載が終了するとしても、作者の意向による完結や休止という形になる可能性が高いでしょう。
NHKドラマ化という大きな実績
『つくたべ』はNHK総合の「夜ドラ」枠でテレビドラマ化され、シーズン2まで制作・放送されています。NHKというメジャーな放送局でドラマ化された実績は、作品の社会的な評価の高さを示しています。
ドラマ版シーズン1は2022年11月から12月にかけて全10回が放送され、比嘉愛未さんと西野恵未さんが主演を務めました。女性同士の関係性を丁寧に描いた作品としてSNSで大きな反響を呼び、続編となるシーズン2が2024年1月から2月にかけて全20回放送されました。
ドラマ化によって原作漫画の認知度も大幅に向上しており、KADOKAWAにとっても重要なIP(知的財産)です。ドラマのシーズン2まで展開された作品を出版社側から打ち切る理由は見当たりません。
『作りたい女と食べたい女』の連載再開はいつ?
2026年3月現在、連載再開の具体的な時期は公式から発表されていません。最新の情報は2024年6月の「不定期更新」告知が最後です。
最新情報
公式X(旧Twitter)アカウントは「最新5巻好評発売中」の表示のまま更新されておらず、6巻の発売日も未定です。ComicWalker上の作品ページでは第52話(2024年6月14日更新)が最新話として掲載されています。
作者のゆざきさかおみ先生はInstagramで活動を続けており、漫画制作への意欲自体が失われたわけではないとみられます。ただし、『つくたべ』の新話に関する具体的なスケジュールは発信されていません。
連載再開を待つ読者にとっては、公式XアカウントやComicWalkerの作品ページを定期的にチェックするのが確実な方法です。過去の例を見ると、再開時には公式Xアカウントから事前告知が行われています。
過去の休載パターンとの比較
過去の休載パターンを振り返ると、2023年6月の休載時は約5か月で連載が再開されました。体調不良が理由であったため、復帰時期は作者の回復状況に依存していました。2023年12月1日に復帰した際も、事前に公式Xアカウントから告知がありました。
しかし、今回の更新停止は前回よりも大幅に長期化しています。2024年6月から数えて1年9か月以上が経過しており、前回の休載期間(約5か月)の4倍以上の期間が過ぎています。
前回の休載では「しばらくの間、休載」と明言されていましたが、今回は「不定期更新」という告知です。公式には休載とは言っていないものの、結果的に更新が止まっている状態です。
ウェブ漫画は雑誌連載と異なり、掲載枠の確保が不要なため、作者の体調が回復したタイミングで再開しやすいという特性があります。連載形態がウェブ配信であることは、復帰のハードルを下げる要素といえるでしょう。
ゆざきさかおみ先生の現在
ゆざきさかおみ先生は『作りたい女と食べたい女』以外にも複数の作品を手がけてきた漫画家です。過去には『フランシス・ベーコンの恋愛脳』『国枝くんは上月さんの特別になりたい』『はいらなくても、いいじゃないか』などの作品を発表しています。
Instagramではフォロワー8,800人以上を抱えており、SNS上での活動は継続しています。『つくたべ』はもともと2020年3月に作者がTwitter(現X)やpixivに投稿した作品が起点となって商業化が決まった経緯があり、作者にとってSNSは重要な活動基盤です。
『つくたべ』の商業的成功はKADOKAWAに大きな影響を与えました。本作をきっかけに、LGBTQ+やマイノリティをテーマにした作品を扱うコミックブランド「CandleA(キャンドレア)」がKADOKAWAから創設されています。一作品が新レーベルの立ち上げにつながった点からも、出版業界における本作の影響力の大きさがうかがえます。
現時点で、ゆざきさかおみ先生が『つくたべ』以外の新連載を開始したという情報は確認できていません。体調面の回復を優先している状況とみられ、漫画制作活動の本格的な再開を待つ状態が続いています。
NHKドラマ版は何巻まで?続きは原作の何巻から?
NHKドラマ版『作りたい女と食べたい女』は、シーズン1(全10回)とシーズン2(全20回)の計30回が放送されました。シーズン1は原作の1〜2巻をベースにした内容で、シーズン2では原作3巻以降のエピソードが描かれています。
ただし、ドラマ版はオリジナルキャラクターの追加やストーリーの再構成が行われており、原作漫画とは展開が異なる部分も多くあります。ドラマから入った方は、原作1巻から通して読むことでドラマとは違った魅力を楽しめるでしょう。
原作漫画では第52話まで掲載されており、単行本5巻までの内容に加え、6巻に収録される予定のエピソードもComicWalkerで読むことができます。
『作りたい女と食べたい女』を読むなら電子書籍がお得
『作りたい女と食べたい女』は既刊5巻が発売されており、電子書籍でまとめて読むことができます。1巻あたり700円前後で、全5巻を購入しても3,500円程度です。
また、ComicWalkerでは一部のエピソードが無料で公開されています。まだ読んだことがない方は、まず無料公開分を試してから電子書籍で全巻購入するのがおすすめです。
連載再開を待ちながら、既刊分を読み返して物語を振り返っておくのもよいでしょう。料理を通じて深まっていく二人の関係性は、読み返すたびに新しい発見がある作品です。

