「真ハイスクールD×D」の作者・石踏一榮(いしぶみ いちえい)は死亡しておらず、現在も存命です。新刊の長期未発売や別作品の作者との混同が原因で、根拠のない死亡説がネット上に広まりました。この記事では、死亡説が出た理由と石踏一榮の現在の活動状況、作品が打ち切りなのかどうかを詳しく解説します。
| 作品名 | ハイスクールD×D / 真ハイスクールD×D |
|---|---|
| 作者 | 石踏一榮(イラスト:みやま零) |
| レーベル | 富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA) |
| 刊行期間 | 2008年9月〜(本編2018年3月完結、続編「真」2018年7月〜) |
| 巻数 | 本編全25巻+DX既刊8巻+真 既刊4巻 |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
| 作者死亡説 | デマ(作者は存命) |
真ハイスクールD×Dの作者が死亡したと言われる理由
石踏一榮の死亡説はネット上で繰り返し浮上していますが、公式な訃報は一切出ていません。では、なぜこのようなデマが広まったのでしょうか。主に3つの原因が考えられます。
理由1:「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の作者との混同
死亡説の最大の原因は、別作品「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の原作者・佐藤大輔との混同です。佐藤大輔は2017年3月22日に虚血性心疾患のため52歳で亡くなりました。
「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」と「ハイスクールD×D」はどちらもタイトルに「ハイスクール」を含み、略称も「HOTD」「DxD」と似た構造をしています。作品ジャンルこそ異なりますが、タイトルの類似性からファン以外の層で混同が起きたとみられます。
佐藤大輔の死去は大きく報道され、「ハイスクール系の作品の作者が亡くなった」という情報が曖昧な形で広まりました。これを見た人が「ハイスクールD×Dの作者も亡くなったのでは」と誤解し、死亡説の出発点になったと考えられます。
理由2:「真ハイスクールD×D」5巻が長期間未発売
もう一つの大きな要因は、続編シリーズ「真ハイスクールD×D」の新刊が長期間発売されていないことです。真D×Dの4巻は2020年3月に発売されましたが、5巻は2026年3月時点でもまだ発売されていません。
ライトノベルのシリーズで数年にわたって新刊が出ない場合、「作者に何かあったのでは」と心配する読者は少なくありません。石踏一榮のXアカウントでは「真D×D5巻&SLASHDOG4巻準備中」と記載されており、執筆は継続しているものの、体調面での遅延があったことが示唆されています。
新刊が出ないこと=作者の死亡ではありません。体調の問題や他作品との並行執筆など、遅延にはさまざまな理由があり得ます。公式から訃報が出ていない以上、死亡説には根拠がないと言えます。
理由3:検索サジェストによる誤解の拡大
Googleで「真ハイスクールdd」と検索すると、予測変換に「作者 死亡」というワードが表示されます。これはいわゆる「サジェスト汚染」と呼ばれる現象です。
多くの人が「作者は亡くなったのか?」という疑問を持って検索した結果、検索エンジンがそのワードを関連キーワードとして学習し、サジェストに表示するようになります。サジェストに「死亡」と出ること自体が事実を示しているわけではなく、単に検索需要が多いことの反映にすぎません。
このサジェストを見た新たなユーザーがさらに「作者 死亡」で検索するという循環が生まれ、根拠のない死亡説がどんどん拡大していったのが実態です。人気作品では同様のサジェスト汚染がよく見られます。
真ハイスクールD×Dの作者・石踏一榮の現在
石踏一榮は1981年4月25日生まれの千葉県出身のライトノベル作家です。現在の活動状況を確認します。
石踏一榮は存命で執筆活動を継続中
石踏一榮は2026年3月現在も存命であり、執筆活動を続けています。出版社のKADOKAWAや富士見ファンタジア文庫から訃報が出された事実は一切ありません。
X(旧Twitter)のアカウント「@ishibumi_ddd」では、「真D×D5巻&SLASHDOG4巻準備中」と記載されており、次巻の執筆に取り組んでいることが確認できます。体調面の問題で遅延が生じているものの、作品への意欲は失われていません。
また、石踏一榮は個人ブログ「イチブイ」でも情報発信を行っており、完全に活動を停止しているわけではないことがわかります。
最新の刊行状況
「真ハイスクールD×D」5巻は発売日未定の状態が続いていますが、シリーズ全体としては新刊が出続けています。2024年4月にはKADOKAWAからシリーズ全世界累計発行部数780万部突破が発表されました。
2024年5月には新シリーズ「ジュニアハイスクールD×D」が刊行開始され、2025年10月には「ハイスクールD×D DX」8巻が発売されています。石踏一榮が原作者・監修として携わっており、シリーズの展開は止まっていません。
「SLASHDOG」シリーズも並行して進行中であり、複数の作品を抱えていることが新刊の遅延に影響している可能性があります。
真ハイスクールD×Dが打ち切りと言われた理由
作者の死亡説と合わせて、「真ハイスクールD×Dは打ち切りになったのでは」という声も見られます。なぜこのような誤解が生まれたのかを検証します。
理由1:新刊の発売間隔が大幅に空いている
最も直接的な原因は、やはり新刊の長期未発売です。真D×Dは2018年7月に1巻が刊行されてから4巻まで比較的順調に発売されましたが、4巻(2020年3月)以降は6年以上も本編の新刊が出ていません。
ライトノベルの読者にとって、これほど長い空白期間は「打ち切りか事実上の休載」と受け取られても不思議ではありません。特にファンタジア文庫では、売上不振のシリーズが打ち切りになるケースもあるため、同様の事態を心配する声が出ています。
ただし、石踏一榮のXアカウントで5巻準備中と明示されていることから、出版社側が打ち切りを決定したわけではなく、作者の事情による遅延であることがわかります。
理由2:本編25巻完結との混同
「ハイスクールD×D」は本編が全25巻で2018年3月に完結しています。この情報だけを見て「作品は終わった」と認識し、続編「真」の存在を知らないまま「打ち切りで終わった」と誤解している人が一定数いるとみられます。
実際には本編の完結はストーリー上の区切りであり、アザゼル杯の予選終了をもって一つの章が閉じられました。作者自身が「イッセーたちの物語はまだ終わりではありません」とメッセージを残し、「真ハイスクールD×D」として新たなナンバリングで続編が開始されています。
完結と打ち切りは全く異なるものであり、25巻という巻数は打ち切り作品としてはあり得ないボリュームです。
真ハイスクールD×Dが打ち切りではない根拠
「打ち切り」という表現は事実と異なります。以下の複数の根拠から、この作品が打ち切りではないことは明らかです。
根拠1:シリーズ全世界780万部の実績
KADOKAWAは2024年4月に、ハイスクールD×Dシリーズの全世界累計発行部数が780万部を突破したと公式に発表しています。これはライトノベルとしてトップクラスの売上であり、出版社が打ち切りを判断するような数字ではありません。
780万部という数字は電子書籍を含むものですが、シリーズの商業的価値が非常に高いことを示しています。むしろ出版社としては、新刊を早く出してほしい作品であると考えるのが自然です。
根拠2:新シリーズ「ジュニアハイスクールD×D」の展開
2024年5月には新シリーズ「ジュニアハイスクールD×D」が刊行開始されました。これは石踏一榮が原作・監修を務めるスピンオフ的な作品です。
打ち切りになったシリーズで新たなスピンオフが立ち上がることは通常あり得ません。出版社がシリーズの将来性を評価し、ブランドの拡大を図っている証拠と言えるでしょう。
DXシリーズ(短編集)も8巻まで続いており、本編以外の展開が活発に行われています。
根拠3:アニメ4期まで放送済みで5期の期待も
TVアニメ「ハイスクールD×D」は2012年の1期から2018年の4期「HERO」まで、計4シーズンが制作・放送されています。4期の時点で原作小説10巻相当までがアニメ化されており、残りのストーリーも十分にアニメ化可能な分量があります。
アニメの円盤売上も1期は1万枚を超えるなど、アニメ化作品としても商業的に成功しています。5期制作の公式発表はまだありませんが、原作ストックの豊富さから続編が制作される可能性は残されています。
このようにメディアミックスが活発な作品が「打ち切り」というのは的外れな見方です。
ハイスクールD×Dのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
ハイスクールD×Dのアニメは全4期が放送されています。各期の対応範囲をまとめます。
| 期 | タイトル | 放送時期 | 原作対応巻 |
|---|---|---|---|
| 1期 | ハイスクールD×D | 2012年1月〜3月 | 1〜2巻 |
| 2期 | ハイスクールD×D NEW | 2013年7月〜9月 | 3〜4巻 |
| 3期 | ハイスクールD×D BorN | 2015年4月〜6月 | 5〜7巻 |
| 4期 | ハイスクールD×D HERO | 2018年4月〜7月 | 9〜10巻 |
アニメの続きを原作で読む場合は、小説11巻からになります。本編25巻+真4巻+DX8巻と、まだアニメ化されていないストーリーが大量に残っています。
なお、3期「BorN」は原作からの改変が多く、4期「HERO」では制作スタジオがティー・エヌ・ケーからパッショーネに変更されました。4期は原作に忠実な構成に戻されています。
ハイスクールD×Dを読むなら電子書籍がお得
ハイスクールD×Dシリーズは本編25巻+真4巻+DX8巻+ジュニア既刊分と、非常にボリュームのあるシリーズです。全巻を紙で揃えるとかなりの冊数になるため、電子書籍であれば場所を取らずにまとめ読みが可能です。
ファンタジア文庫の電子版は1冊あたり700円前後で配信されています。本編25巻だけでも約17,500円、シリーズ全体では40冊近くになりますので、電子書籍ストアのセールやクーポンを活用するのがおすすめです。

