「ヤニねこの作者が死亡した」という噂はデマであり、作者のにゃんにゃんファクトリーは存命で活動を続けています。死亡説が広まった背景には、同じ週刊ヤングマガジンで連載していた『サツドウ』原作者による誹謗中傷事件と、その後の原作者の死去が関係しています。この記事では、ヤニねこの作者死亡説が生まれた経緯と事件の真相、そして現在の連載状況やアニメ化情報までを詳しく解説します。
| 作品名 | ヤニねこ |
|---|---|
| 作者 | にゃんにゃんファクトリー(荒井小豆、おさとう、みき郎ほか) |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊ヤングマガジン(講談社) |
| 連載期間 | 2022年〜連載中 |
| 巻数 | 既刊11巻(2026年2月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
| 作者死亡説 | デマ(作者は存命・活動中) |
ヤニねこの作者が死亡したと言われる理由
「ヤニねこ 作者 死亡」という検索が生まれた背景には、ヤニねこの作者自身の出来事ではなく、同誌で起きた前代未聞の事件が深く関わっています。
理由1:サツドウ原作者による誹謗中傷事件の発生
死亡説の最大の原因は、同じ週刊ヤングマガジンで『サツドウ』を連載していた原作者・雪永ちっち氏による誹謗中傷事件です。雪永氏は複数の匿名アカウントを使い、ヤニねこの作者陣に対してSNS上で執拗な誹謗中傷を繰り返していたとされています。
この事件が表面化したきっかけは、講談社が誹謗中傷に対して法的措置を取ると公表したことでした。その後、講談社に匿名の手紙が届き、「誹謗中傷は私がやりました」という内容が書かれていたと報じられています。
講談社がこの手紙の筆跡鑑定を行ったところ、雪永ちっち氏の筆跡と一致したと伝えられています。誹謗中傷の動機として指摘されているのは、「次にくるマンガ大賞」の結果です。ヤニねこが一般投票で12位にランクインした一方、サツドウは圏外でした。
この結果への嫉妬心が誹謗中傷の引き金になったとみられており、投票結果の事前通知を受けた翌日から攻撃が始まったとされています。同じ雑誌で連載する同僚の漫画家への犯行という点で、漫画業界でも前例のない事件として注目を集めました。
2023年11月には暴露系インフルエンサーがこの事件をXで取り上げたことで一気に拡散し、「ヤニねこ」「作者」「事件」といったキーワードが広く検索されるようになりました。同じ雑誌内で漫画家が別の漫画家を誹謗中傷していたという前代未聞の構図が注目を集めた形です。
理由2:サツドウ原作者の死去との混同
誹謗中傷事件の発覚後、『サツドウ』は無期限休載となり、事実上の連載終了を迎えました。そして2024年3月、週刊ヤングマガジン誌上で雪永ちっち氏の逝去が報じられています。この報道は漫画ファンの間で大きな衝撃を与えました。
死亡したのはサツドウの原作者であり、ヤニねこの作者ではありません。しかし、同じ雑誌で起きた事件の当事者同士だったことから、「ヤニねこ」と「作者の死亡」が結びついて検索されるようになったと考えられます。
雪永ちっち氏の死因は公式に発表されておらず、詳細は明らかになっていません。事件の経緯から様々な憶測がネット上で飛び交いましたが、確認された事実は「逝去した」という報道のみです。
SNSやまとめサイトでは「ヤニねこ 作者 死亡」というタイトルで記事が作られることも多く、クリックした読者が「ヤニねこの作者が亡くなった」と誤解するケースが後を絶ちません。実際には事件の相手側が亡くなったという話であり、ヤニねこの作者は一切関係ありません。
理由3:作者の正体が非公開であることによる憶測
ヤニねこの作者「にゃんにゃんファクトリー」は、荒井小豆氏、おさとう氏、みき郎氏らによる複数人制作のユニットです。個人の漫画家とは異なり、特定の一人が前面に出る形ではないため、作者の素性が見えにくい状態が続いていました。
荒井小豆氏は「基本は複数人で制作しており、特定の誰かが原作者というわけではない」と説明しています。一般的な漫画家であれば名前と顔がある程度知られていますが、ユニット名義では個々のメンバーの情報が伝わりにくくなります。
この匿名性の高さが「作者に何かあったのでは」という憶測を呼びやすい土壌になったと考えられます。特に、事件がニュースになった時期にはユニットの構成や各メンバーの役割も不明瞭だったため、「誰が被害者で誰が加害者なのか」が正確に伝わらないケースも見受けられました。
さらに、誹謗中傷事件の渦中では作者側が詳細なコメントを控えていたこともあり、沈黙が「死亡説」に拍車をかけた側面があります。実際には法的対応を進めていたために発言を控えていたとみられますが、情報の空白が噂を広げる結果となりました。
個人の漫画家であれば顔出しやインタビューで「自分は元気です」と示せますが、ユニット名義の場合はそうした対応が取りにくいという事情もあったでしょう。結果として、事件の報道と匿名性が組み合わさり、「ヤニねこの作者が死んだ」という誤情報が定着してしまったと考えられます。
ヤニねこの作者の現在
作者死亡説はデマであり、にゃんにゃんファクトリーは2026年現在も精力的に活動しています。
作者は存命で活動継続中
にゃんにゃんファクトリーの公式X(旧Twitter)アカウント(@nyanfactory)は2026年に入っても定期的に更新されています。2026年2月5日にはヤニねこ第11巻の発売告知を投稿しており、同月にはアニメ化の告知も行っています。活動が途絶えている事実は一切ありません。
また、メンバーの荒井小豆氏(@araiazuki)も個人アカウントで活動を続けています。作者の安否を心配する声もありましたが、連載もSNS発信も通常どおり継続されている状況です。
誹謗中傷事件については講談社が法的に対処し、すでに決着がついています。ヤニねこの制作体制に影響があったという報道もなく、事件が連載のペースや内容に影響を及ぼした形跡は見られません。
連載・活動の現状
ヤニねこは週刊ヤングマガジンで現在も連載が続いており、2026年3月20日にも最新話が更新されています。単行本は既刊11巻まで刊行されており、おおむね3〜4ヶ月に1冊のペースで新刊が出ています。定期的な刊行ペースが崩れたことはなく、連載体制は安定しています。
さらに、2026年7月からはTOKYO MXほかでTVアニメの放送が決定しています。ヤニねこ役には夏吉ゆうこ氏が起用され、アニメーション制作はバイブリーアニメーションスタジオが担当します。
加えて、作者陣は新作にも取り組んでいます。荒井小豆氏原作・おさとう氏作画による『ゾンビのバカヤロー!!!』が「となりのヤングジャンプ」で連載されており、2025年2月に単行本が発売されました。
ヤニねこが打ち切りと言われた理由
作者死亡説と同様に、「ヤニねこが打ち切りになった」という噂もネット上に存在します。しかし、これもまた事実ではありません。
理由1:誹謗中傷事件で「打ち切り」ワードが拡散した
サツドウの原作者による誹謗中傷が発覚した結果、『サツドウ』は無期限休載を経て事実上の連載終了となりました。この「打ち切り」はサツドウに対するものでしたが、事件の報道ではヤニねこの名前が繰り返し言及されています。
ニュース記事やまとめサイトの見出しに「ヤニねこ」と「打ち切り」が並んで表示されることが多かったため、ヤニねこ自体が打ち切りになったと勘違いする読者が出たと考えられます。検索エンジンで「ヤニねこ 打ち切り」と入力すると関連記事が多数ヒットすることも、誤解を助長している要因の一つです。
打ち切りになったのはサツドウであり、ヤニねこは被害を受けた側です。ヤニねこの連載に中断や休載があったという事実はなく、事件の前後を通じて通常どおり掲載が続いています。
サツドウは無期限休載の後、事実上の連載終了となりましたが、これは誹謗中傷を行った側への措置です。被害者であるヤニねこの連載に何らかのペナルティが科されることはありえず、実際にそのような事態は起きていません。
理由2:SNS発のギャグ漫画という出自への先入観
ヤニねこはもともとTwitter(現X)に投稿されたギャグ漫画がバズったことをきっかけに、週刊ヤングマガジンで特別掲載され、その後正式連載化された作品です。「タバコを吸う猫」というシンプルなコンセプトがSNSで爆発的に拡散し、雑誌連載に至りました。このSNS発という経緯から、「一時的な人気で終わるのでは」という見方が一部にありました。
ギャグ漫画はストーリー漫画と比べて連載が短くなる傾向があるという先入観も重なり、「そろそろ打ち切りでは」という声がSNS上で散見されるようになりました。
しかし実際には連載は4年目に突入しており、既刊11巻という巻数は週刊誌連載のギャグ漫画としては十分な規模です。先入観とは裏腹に、安定した連載が続いている状況です。
ヤニねこはSNSで話題になった後、ヤンマガでの特別掲載を経て正式連載に昇格しています。この過程で編集部が商業的な可能性を見出したからこそ連載化に至ったのであり、一時的なバズだけで連載されたわけではありません。
ヤニねこが打ち切りではない根拠
ヤニねこが打ち切りではないことは、複数の客観的な事実から明確に裏付けられます。
根拠1:週刊ヤングマガジンでの連載が継続中
2026年3月時点で、ヤニねこは週刊ヤングマガジンにおいて休載なく連載が続いています。2022年の連載開始から約4年が経過しており、打ち切り作品にありがちな短期終了とは正反対の状況です。
単行本も既刊11巻まで定期的に刊行されており、直近では2026年2月6日に第11巻が発売されています。刊行ペースにも乱れはなく、安定した連載体制が維持されていることがわかります。
打ち切り作品の場合、連載1〜2年・全3〜5巻程度で終了するケースが大半です。ヤニねこは4年・11巻という実績があり、打ち切りとは無縁の連載状況であることが数字から読み取れます。
根拠2:2026年7月のTVアニメ化が決定
2026年7月からTOKYO MXほかでTVアニメの放送が決定しています。打ち切り予定の作品にアニメ化が発表されることは通常ありえません。
アニメーション制作はバイブリーアニメーションスタジオが担当し、監督は木村拓氏、脚本はあおしまたかし氏、キャラクターデザインは松浦力氏が手がけます。ヤニねこ役の声優には夏吉ゆうこ氏が起用されました。
アニメ化の発表は出版社がその作品の将来性を評価している証拠であり、ヤニねこが好調であることを示す大きな根拠です。アニメ化には原作のストック、読者人気、商業的な見込みが揃って初めて実現するものであり、打ち切りを心配する段階の作品とは全く異なります。
根拠3:作者陣の活動が活発
にゃんにゃんファクトリーのメンバーは、ヤニねこの連載を続けながら新作にも着手しています。荒井小豆氏原作・おさとう氏作画の『ゾンビのバカヤロー!!!』が「となりのヤングジャンプ」で連載中です。
複数作品を並行して手がけられるのは、ヤニねこの連載が安定しているからこそといえます。打ち切りの不安を抱えた状態で新作連載を始めるのは考えにくく、制作体制にも余裕があることが読み取れます。
さらに、にゃんにゃんファクトリーは2024年8月にはヤングマガジンの月間新人賞の特別審査員も務めており、講談社内での評価の高さがうかがえます。
ヤニねこを読むなら電子書籍がお得
ヤニねこは既刊11巻が発売されており、これから読み始める方は電子書籍での購入が手軽です。1巻あたり700円前後で、全巻購入しても8,000円程度となっています。紙の単行本と違って在庫切れの心配がなく、いつでも好きなときに購入できるのも電子書籍の利点です。
電子書籍なら購入後すぐに読み始められるうえ、初回限定のクーポンや割引キャンペーンを利用できるサービスもあります。スマートフォンやタブレットがあればどこでも読めるため、通勤時間や休憩時間に少しずつ読み進めることもできます。
2026年7月のアニメ放送開始前に原作を読んでおきたい方は、電子書籍での一気読みを検討してみてください。アニメ化を機に原作の売上が伸びるケースも多いため、早めに手に入れておくとよいでしょう。

