不死の葬儀師が打ち切りと言われた理由!長期休載の真相と連載の現在

『不死の葬儀師』は打ち切りではなく、GANMA!で現在も連載が続いている作品です。作者・清宮こう丞氏の体調不良による長期休載や、紙の単行本が2巻で止まっていることが「打ち切りでは?」という誤解を生みました。この記事では、打ち切り説が広まった理由と作品の現状について詳しく解説します。

作品名 不死の葬儀師
作者 清宮こう丞
連載誌 / 放送局 GANMA!(ガンマ)
連載期間 2017年12月〜連載中(不定期更新)
巻数 KADOKAWA版 全2巻 / GANMA!版 既刊8巻(電子書籍)
打ち切り判定 🔵 連載中(打ち切りではない)

不死の葬儀師が打ち切りと言われた理由

『不死の葬儀師』は2017年12月からGANMA!で連載が始まったダークファンタジー漫画です。不死者が蔓延する世界で、葬儀師見習いのレオンが少女エレナと出会い、追われる身となる物語が描かれています。ネット上では「打ち切りになったのでは」という声が多く見られますが、その原因は主に3つあります。

理由1:作者の体調不良による約2年間の長期休載

打ち切り説が広まった最大の原因は、作者・清宮こう丞氏の体調不良による長期休載です。GANMA!での連載は2022年7月29日に更新された第68話(後編)を最後に、長期間にわたって新しいエピソードの配信がストップしました。

清宮氏はメンタル面の不調を抱えていたとされています。漫画家にとってメンタルヘルスの問題は珍しいことではなく、長時間の作業や締め切りのプレッシャーが原因で体調を崩すケースは業界内でも多く報告されています。清宮氏の場合、2022年後半から更新頻度が大幅に下がり、実質的な休載状態に入りました。

2023年にはわずか1回の更新にとどまり、2024年に至っては更新がゼロの状態が続きました。約2年間にわたって実質的な休載状態となったことで、「もう打ち切りになったのでは」「作者が描けなくなったのでは」と心配する読者が続出しました。

Web漫画は雑誌連載と比べて休載のアナウンスが公式に行われにくいという事情もあります。週刊誌や月刊誌であれば「作者取材のため休載」といった告知が誌面に掲載されますが、Web漫画プラットフォームではそのような仕組みが整っていないことが多いです。更新が止まった理由が明確にわからないまま長い時間が過ぎたことが、打ち切り説に拍車をかけました。

しかし実際には、打ち切りの決定が下されたわけではありません。清宮氏は体調の回復を待ちながら連載を続ける意思を持っており、あくまで作者の健康状態に起因する休載でした。2025年1月には約2年ぶりに連載が再開されており、休載=打ち切りではなかったことが証明されています。

理由2:KADOKAWA版の紙の単行本が2巻で止まっている

『不死の葬儀師』はKADOKAWAのMFCレーベルから紙の単行本が出版されていました。第1巻は2020年1月23日に発売されましたが、第2巻を最後に紙での刊行が止まっています。書店に足を運んでも1巻と2巻しか見つからず、3巻以降が出る気配もない状態です。

紙の単行本が出なくなった=連載が打ち切られた、と考える読者は少なくありません。特に普段から書店で漫画を購入している読者にとっては、新刊が出なくなった作品は「終わった作品」と映りやすいでしょう。実際にYahoo!知恵袋でも「不死の葬儀師は2巻以降出ないのか」という質問が投稿されており、多くの読者が気にしていることがわかります。

しかし『不死の葬儀師』はもともとGANMA!というWeb漫画プラットフォームで連載されている作品です。紙の単行本はKADOKAWAとの提携で出版されたものであり、作品の本拠地はあくまでGANMA!にあります。GANMA!版の電子書籍は新装版として既刊8巻まで刊行が進んでおり、紙の単行本が出ていないだけで作品自体は続いています。

Web漫画プラットフォーム発の作品では、紙の単行本を出さずに電子書籍のみで展開するケースが増えています。GANMA!に限らず、ピッコマやLINE マンガ発の作品でも同様の傾向が見られます。紙の刊行が止まったことは、出版形態の変更であって打ち切りを意味するものではありません。

特にGANMA!は無料Web漫画アプリとして独自の収益モデルを持っており、紙の単行本の売上に依存しない運営形態をとっています。そのため、紙の単行本が出なくなったからといって、作品自体が終了する理由にはならないのです。

理由3:検索サジェストが「打ち切り」の誤解を拡大させた

Googleで「不死の葬儀師」と入力すると、検索候補(サジェスト)に「打ち切り」というワードが表示されます。この表示を見た読者が「やはり打ち切りなのか」と思い込み、「不死の葬儀師 打ち切り」で検索する、という循環が発生しています。

検索サジェストに「打ち切り」と表示されること自体は、打ち切りの事実を示すものではありません。サジェストはあくまで「多くの人がその組み合わせで検索した」という検索行動の反映です。長期休載や紙の単行本の停止を見て心配になった読者が検索した結果、サジェストに定着してしまったと考えられます。

このような「サジェスト汚染」は、休載中の作品や巻数が少ない作品でよく見られる現象です。人気作品であっても休載が続けばサジェストに「打ち切り」が出ることは珍しくなく、サジェスト表示だけで作品の連載状況を判断するのは正確ではありません。

実際、GANMA!で連載されている他の作品でも、更新が不定期になるとサジェストに「打ち切り」が出るケースがあります。Web漫画特有の事情として、更新スケジュールが読者に見えにくいことがサジェスト汚染を助長している面があるでしょう。

不死の葬儀師が打ち切りではない根拠

ここまで打ち切り説が広まった理由を見てきましたが、いずれも「打ち切りの事実」を示すものではありませんでした。『不死の葬儀師』が打ち切りではなく連載中である根拠を、具体的なデータとともに確認していきます。

GANMA!の作品ページで「連載中」のステータスが維持されている

『不死の葬儀師』はGANMA!の公式作品ラインナップに現在も掲載されています。作品ページには「不定期更新」と記載されており、「完結」や「連載終了」の表記は一切ありません。

GANMA!では連載が終了した作品には「完結」のラベルが付与されるのが通例です。『不死の葬儀師』にそのラベルが付いていないということは、プラットフォーム側も連載継続中の作品として扱っていることを意味します。

また、GANMA!のアプリやWebサイトでは一部のエピソードが無料公開されており、新規読者の獲得施策も続いています。打ち切り作品に対してこうした施策を続けることは通常ありません。プラットフォーム側が作品の今後に期待を持っているからこそ、無料公開による読者拡大を行っているといえます。

さらに、カドコミ(コミックウォーカー)にも作品ページが残されており、KADOKAWA側でも作品の存在を維持しています。完全に打ち切られた作品であれば、配信プラットフォームから順次削除されていくのが一般的ですが、『不死の葬儀師』はむしろ配信先が広がっている状況です。

新装版の電子書籍が2025年にも新刊が出ている

GANMA!版の電子書籍は新装版として刊行が進んでおり、第8巻は2025年7月に発売されました。BOOK WALKER・ブックライブ・コミックシーモアなど主要な電子書籍ストアで取り扱われています。

打ち切りが決定した作品について、新たに電子書籍の巻数を増やして刊行することは通常考えられません。2025年に入ってからも新刊が発売されている事実は、作品が継続していることの確かな根拠です。

公式X(旧Twitter)アカウント(@immortalUNganma)のプロフィール欄にも「新装版電子①〜⑧巻発売中」と明記されており、作品の展開が現在進行形で続いていることが確認できます。

長期休載から連載が再開されている

約2年間の休載期間を経て、2025年1月に『不死の葬儀師』の連載が再開されました。新たなエピソードがGANMA!上で配信され、物語が再び動き始めています。

もし編集部やプラットフォーム側が打ち切りを決定していたのであれば、2年のブランクを経て連載を再開させることはないでしょう。休載が長引いたにもかかわらず連載が再開された事実こそが、打ち切りではないことの最も説得力のある根拠です。

更新ペースは休載前の隔週土曜から不定期に変わっていますが、これは作者の体調を考慮した措置と考えられます。無理のないペースで連載を続ける方針に切り替わったと見るのが自然です。Web漫画では作者の健康を優先して更新頻度を落とすケースは決して少なくありません。

不死の葬儀師の作者の現在

清宮こう丞氏の現在の活動状況について、確認できている情報をまとめます。

清宮こう丞氏の連載状況

清宮こう丞氏は現在も『不死の葬儀師』をGANMA!で不定期連載しています。メンタル面の不調による長期休載を経て、2025年1月に連載を再開しました。休載前は隔週土曜日の更新ペースでしたが、復帰後は体調に配慮した不定期更新となっています。

清宮氏にとって『不死の葬儀師』は初の本格的な長期連載作品です。2017年12月の連載開始から数えて、すでに7年以上にわたって描き続けている作品ということになります。Web漫画プラットフォーム発の作品としては長い連載歴を持っています。

清宮氏の他の連載作品は現時点で確認されておらず、『不死の葬儀師』に専念している状況です。公式Xアカウントでは作品の最新情報が発信されており、今後の更新予定もこのアカウントを通じて告知されるものと思われます。

『不死の葬儀師』の作品としての評価

『不死の葬儀師』は、不死者と人間のハーフである葬儀師見習いのレオンが、追われる少女エレナを助けたことから自らも逃亡者となるダークファンタジーです。2019年にはマグミクスで「展開が容赦ない」「加筆が綺麗」と紹介されるなど、作品の質は高く評価されています。

GANMA!版の電子書籍第8巻の時点では、エレナが人知を超えた不思議な力を使い、スラムで傷ついた兵士たちを救う展開が描かれています。物語はまだ完結しておらず、今後の展開が期待されています。

累計発行部数などの公式な数値は公表されていませんが、LINE マンガやニコニコ漫画、カドコミ(コミックウォーカー)など複数のプラットフォームで配信されていることから、一定の読者層を獲得していることがわかります。LINE マンガでは17話分が無料で読める設定になっており、新規読者へのアプローチも続けられています。

ダークファンタジーというジャンルは根強いファンが多く、長期休載を経ても読者が離れにくい傾向があります。休載中にも「続きが読みたい」「再開を待っている」という声がSNS上で見られたことからも、作品への支持が続いていたことがうかがえます。

不死の葬儀師を読むなら電子書籍がお得

『不死の葬儀師』はKADOKAWA版の紙の単行本が2巻までしか出ていないため、3巻以降の内容を読むにはGANMA!版の電子書籍を利用する必要があります。全8巻をまとめて購入する場合、1巻あたり600〜700円程度で購入できます。

電子書籍はBOOK WALKER・ブックライブ・コミックシーモア・Amazon Kindleなど主要なストアで取り扱いがあります。各ストアで実施されるキャンペーンやクーポンを利用すれば、定価より安く購入できる場合もあるでしょう。初回購入割引を実施しているストアも多いため、まだ電子書籍を使ったことがない方にとってはお得に始められるチャンスかもしれません。

また、GANMA!のアプリやWebサイトでは一部のエピソードを無料で読むことが可能です。LINE マンガでも17話分が無料公開されています。まだ読んだことがない方は、まず無料エピソードで作品の世界観を確かめてみるのもよいかもしれません。

なお、KADOKAWA版(MFCレーベル)の紙の単行本は全2巻で、GANMA!版の電子書籍とは収録内容の区切りが異なります。これから読み始める方は、GANMA!版の新装版電子書籍を1巻から順に購入するのがスムーズでしょう。


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