『GOSICK -ゴシック-』の作者が死亡したという噂がありますが、亡くなったのはイラスト担当の漫画家・武田日向さんであり、原作者の桜庭一樹さんは存命です。武田日向さんは2017年1月に病気のため38歳で亡くなり、その訃報がきっかけで「ゴシックの作者が死亡した」という情報が広まりました。この記事では、作者死亡説の真相と作品の現状、打ち切りではないかという疑問についても詳しく解説します。
| 作品名 | GOSICK -ゴシック- |
|---|---|
| 作者 | 桜庭一樹(原作)/ 武田日向(イラスト) |
| 連載誌 / 放送局 | 富士見ミステリー文庫 → 角川文庫 / 角川ビーンズ文庫 |
| 連載期間 | 2003年〜2011年(本編)/ 2013年〜(新シリーズ) |
| 巻数 | 本編:長編全8巻+短編全4巻(角川文庫版)/ 新シリーズ:RED・BLUE・PINK・GREEN の4巻 |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
| 作者死亡説 | イラスト担当の武田日向さんが2017年1月に死去(原作者の桜庭一樹さんは存命) |
ゴシック(GOSICK)の作者が死亡したと言われる理由
「ゴシック 作者 死亡」と検索する人が多いのは、作品に関わった重要なクリエイターが実際に亡くなっているためです。ただし、亡くなったのは原作者ではなくイラスト担当者です。
理由1:イラスト担当の武田日向さんが2017年に死去した
GOSICKシリーズのイラストを手がけていた漫画家・武田日向さんが、2017年1月に病気のため亡くなりました。享年38歳でした。
武田日向さんはGOSICKのキャラクターデザインを担当し、ヴィクトリカや久城一弥といったキャラクターのビジュアルを生み出した人物です。ラノベのイラストだけでなく、自身の漫画作品『異国迷路のクロワーゼ』でも知られていました。
訃報が公表されたのは死去から約4か月後の2017年5月で、『ドラゴンエイジ』2017年6月号およびGOSICK公式ブログにおいて、原作者の桜庭一樹さんが公表しました。この発表の際、桜庭さんは「小説家と絵師として、一緒にゴシックの世界を作ってきた」と武田さんとの創作関係を振り返っています。
訃報が遅れて公表されたこともあり、情報が拡散される中で「ゴシックの作者が亡くなった」という形で広まったと考えられます。
理由2:「作者」と「イラスト担当」が混同されやすい
ライトノベルの場合、表紙や挿絵のイラストレーターは読者にとって作品の「顔」とも言える存在です。GOSICKの場合、武田日向さんの繊細で美しいイラストは作品の世界観を象徴しており、多くのファンにとって武田さん=GOSICKの印象が強くありました。
特にアニメ化された2011年以降は、武田日向さんのキャラクターデザインがアニメにも反映されたため、武田さんの知名度はさらに高まっていました。そのため、武田さんの訃報を聞いた人が「ゴシックの作者が亡くなった」と認識するケースが生じたのです。
実際には、GOSICKの物語を書いているのは小説家の桜庭一樹さんであり、桜庭さんは存命で執筆活動を続けています。ラノベでは原作者とイラストレーターが分業している作品が多く、両者を区別せずに「作者」と呼ぶことが混乱の原因になっています。
理由3:武田日向さんの闘病と長期休載が話題になっていた
武田日向さんは2011年頃から体調不良により、自身の漫画連載『異国迷路のクロワーゼ』を休載していました。長期にわたる療養生活が続いたことで、ファンの間では健康状態を心配する声が上がっていました。
『異国迷路のクロワーゼ』は2011年にアニメ化もされた人気作品でしたが、休載後は連載再開されることなく未完のまま終わりました。この経緯を知るファンにとって、訃報は大きな衝撃だったと同時に、GOSICKとの関連でも話題になりました。
なお、武田日向さんの死因について公式に病名は発表されていません。桜庭一樹さんの公式ブログでは「病気のため」とだけ伝えられています。
ゴシック(GOSICK)の作者・桜庭一樹の現在
原作者の桜庭一樹さんは存命であり、現在も精力的に執筆活動を行っています。
桜庭一樹さんは存命で執筆活動を継続中
桜庭一樹さんは1971年生まれの小説家で、2008年に『私の男』で第138回直木三十五賞を受賞した実力派作家です。GOSICKシリーズの原作者として知られるほか、一般文芸でも高い評価を受けています。
2025年1月にはちくまプリマー新書から『読まれる覚悟』を刊行し、2025年2月には河出文庫の古典新訳コレクションから『女殺油地獄』を出版しています。GOSICKの執筆だけでなく、幅広いジャンルで活動を続けています。
また、2026年2月には河出文庫の『百合小説コレクション wiz 2』に短編「来世は春の泥になりますように」が収録されるなど、最新の仕事も確認できます。
GOSICKの新シリーズも刊行されている
桜庭一樹さんはGOSICK本編の完結後も、新シリーズとして続編を執筆しています。本編から7年後の1931年を舞台に、ヴィクトリカと久城一弥がニューヨークで探偵事務所を開く物語です。
新シリーズは『GOSICK RED』(2013年12月)、『GOSICK BLUE』(2014年11月)、『GOSICK PINK』(2015年11月)、『GOSICK GREEN』の4作品が角川書店から刊行されています。本編の完結後もシリーズが続いていること自体が、作者が存命で創作を続けている証拠です。
ゴシック(GOSICK)が打ち切りと言われた理由
作者死亡説と並んで、GOSICKが「打ち切りになったのでは?」という誤解も見られます。これにはいくつかの背景があります。
理由1:富士見ミステリー文庫が廃刊になった
GOSICKが最初に刊行されたのは富士見ミステリー文庫(富士見書房)でした。2003年に第1巻が発売され、長編6巻・短編3巻が刊行されましたが、富士見ミステリー文庫自体がレーベルとして廃刊となりました。
レーベルの廃刊に伴い、GOSICKは角川文庫および角川ビーンズ文庫から改めて刊行される形になりました。この「レーベルの廃刊」という事実が「GOSICKも打ち切りになった」という誤解につながったと考えられます。
実際にはレーベル移籍であり、作品自体が打ち切られたわけではありません。角川文庫版では富士見版で未収録だった続きも刊行され、本編は全8巻(VIIIは上下巻で計9冊)+短編全4巻で完結しています。
理由2:イラスト担当の死去で「未完」と誤解された
武田日向さんの訃報が伝わった際、「GOSICKは未完のまま終わったのか」と心配するファンの声がありました。武田さんの自身の漫画『異国迷路のクロワーゼ』が未完で終わったことも、この不安を助長しました。
しかし、GOSICKの小説本編は武田さんの死去以前の2011年にすでに完結しています。武田さんはあくまでイラスト担当であり、物語の執筆は桜庭一樹さんが行っているため、小説の完結には影響していません。
新シリーズ(RED・BLUE・PINK・GREEN)のイラストについては武田日向さん以外が担当する形で刊行が続いています。
ゴシック(GOSICK)が打ち切りではない根拠
GOSICKが打ち切りではないことは、複数の客観的事実から明確に判断できます。
根拠1:本編は全8巻で最終話まで書かれて完結している
GOSICK本編は角川文庫版で全8巻(VIIIは上下巻)として刊行され、物語は最終話まで描かれた上で完結しています。2011年3月に第VII巻、同年7月に第VIII巻下巻が発売され、シリーズは予定通り完結を迎えました。
打ち切り作品にありがちな駆け足展開や伏線の放置はなく、物語の核心が解決された上での最終巻です。短編集(GOSICKs)も全4巻が刊行されており、シリーズとして十分な巻数です。
根拠2:完結後に新シリーズが4作品も刊行されている
本編完結から2年後の2013年には、続編となる『GOSICK RED』が角川書店から単行本として発売されました。その後も『GOSICK BLUE』『GOSICK PINK』『GOSICK GREEN』と4作品が刊行されています。
打ち切り作品で続編が4作も出ることは通常ありません。出版社がシリーズの商業的価値を認めているからこそ、新シリーズの企画が実現しています。
根拠3:アニメ化もされた人気シリーズである
GOSICKは2011年1月から7月にかけてテレビアニメが放送されました。制作はボンズが担当し、テレビ東京系列で全24話が放送されています。
全24話というのは2クール分の放送枠であり、これは人気作品に与えられる尺です。打ち切り作品が2クール枠でアニメ化されることは極めて稀であり、GOSICKが高い評価と人気を得ていたことの証拠と言えます。
ゴシック(GOSICK)を読むなら電子書籍がお得
GOSICKは角川文庫版の本編が長編全8巻(VIIIは上下巻のため計9冊)+短編全4巻の計13冊、さらに新シリーズが4冊で、シリーズ全体では17冊にのぼります。
紙の書籍で全巻揃えるとかなりの金額になりますが、電子書籍であればセールやポイント還元を活用してお得に購入できます。まとめ買いを検討している方は、電子書籍ストアのキャンペーン時期を狙うのがおすすめです。

