『ふたりソロキャンプ』は打ち切りではなく、2024年から講談社『モーニング』で第2部が連載中です。掲載誌『イブニング』の休刊に伴い第1部が終了したことや、実写ドラマが全8話で完結したことが「打ち切り」という誤解を招きました。この記事では、打ち切りと言われた理由と、連載の現状・メディアミックス展開について詳しく解説します。
| 作品名 | ふたりソロキャンプ |
|---|---|
| 作者 | 出端祐大(でばた ゆうだい) |
| 連載誌 | イブニング → モーニング(いずれも講談社) |
| 連載期間 | 第1部:2018年21号〜2023年6号(イブニング)/第2部:2024年2・3合併号〜連載中(モーニング) |
| 巻数 | 既刊23巻(2026年2月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
ふたりソロキャンプが打ち切りと言われた理由
『ふたりソロキャンプ』は打ち切りではないにもかかわらず、ネット上では「打ち切りでは?」という声が一定数見られます。その背景には、掲載誌の休刊やドラマ版の話数など、複数の要因が重なっていました。
理由1:掲載誌イブニングの休刊で連載が終了した
打ち切り説が広まった最大の原因は、掲載誌『イブニング』(講談社)の休刊です。イブニングは2023年2月28日発売の2023年6号をもって休刊となり、同誌で連載されていた『ふたりソロキャンプ』の第1部もこの号で終了しました。
休刊は出版社側の経営判断であり、作品の人気低迷が理由ではありません。イブニングは2001年に創刊された講談社の青年漫画誌ですが、近年は紙の雑誌全体の市場縮小が続いており、講談社は同誌の休刊を決定しました。
イブニングに掲載されていた他の連載作品も同時に連載終了またはコミックDAYSなどへ移籍となっています。『ふたりソロキャンプ』だけが打ち切られたわけではなく、雑誌そのものがなくなったというのが実情です。
しかし、連載が突然止まったように見えたことから、事情を知らない読者の間で「打ち切りになったのでは」という誤解が広まりました。特に単行本派の読者は雑誌の休刊情報を把握していないケースが多く、「続きが出ない=打ち切り」と受け取りやすい状況でした。
なお、イブニング休刊時点で『ふたりソロキャンプ』は単行本16巻まで発売されていました。連載開始から約4年半で16巻は順調な刊行ペースであり、人気低迷を示すデータは見当たりません。
理由2:実写ドラマが全8話で終了した
2025年1月から2月にかけてTOKYO MXで放送された実写ドラマ版『ふたりソロキャンプ』が全8話で終了したことも、打ち切り説の一因です。主演は森崎ウィンと本田望結が務め、毎週木曜21時25分から放送されていました。
一般的な地上波の連続ドラマは10〜12話構成が主流です。そのため、全8話という話数だけを見て「途中で打ち切られたのでは」と感じた視聴者が一定数いたと考えられます。実際に「ふたりソロキャンプ ドラマ 打ち切り」という検索も確認されています。
しかし、TOKYO MXのドラマ枠はもともと8話前後で構成されることが多く、これは当初の企画通りの話数です。最終話(2025年2月27日放送)では草野雫の突然の「キャンプお休み宣言」から始まり、厳と雫の関係に物語としての区切りがつけられています。
ドラマの公式Blu-rayが2025年6月25日に発売決定している点も、制作側が計画的に完結させた証拠といえるでしょう。途中打ち切りになった作品のBlu-ray化は通常行われません。
また、同じ2025年にはTVアニメ版も放送が控えていたため、ドラマはアニメ放送前のプロモーション的な位置づけだった可能性もあります。原作の認知度を高めるための戦略的なメディア展開だったと見るのが自然でしょう。
理由3:第1部の最終回が完結のように見えた
イブニング最終号に掲載された第1部の最終回は、主人公の樹乃倉厳とヒロインの草野雫の関係が大きく進展する内容でした。雫が厳に想いを告白し、2人がお互いの気持ちを確認し合うという、物語にとって大きな節目となるエピソードです。
この展開が物語の完結のように読めたことで、「作品が終わった=打ち切りだったのでは」と受け取る読者が出ました。恋愛要素のある漫画において主人公カップルが結ばれるシーンは最終回の定番パターンであるため、そう感じるのも無理はありません。
さらに、イブニング休刊号に掲載された最終回であったことも誤解を強めました。「雑誌が終わる号に最終回が載った」という状況は、読者からすると打ち切りのように映りやすいものです。
実際には、この最終回は第1部の区切りに過ぎません。恋人同士になった2人の新たな物語が第2部として描かれることは当時から予告されており、第1部の最終回は打ち切りによる駆け足展開ではなく、第2部への布石として設計されたものです。
加えて、第1部の最終回後にコミックDAYSで特別番外編が掲載されたことも、作品が継続する前提であったことの裏付けです。打ち切り作品に対して番外編が用意されることは通常ありません。
ふたりソロキャンプが打ち切りではない根拠
打ち切りと誤解されやすい状況ではありましたが、客観的なデータを確認すると、『ふたりソロキャンプ』が打ち切りでないことは明らかです。連載の継続状況・売上・メディア展開の3つの観点から根拠を整理します。
モーニングに移籍して第2部が連載中
イブニング休刊後、『ふたりソロキャンプ』はまずコミックDAYS(講談社のWeb漫画サービス)で特別番外編が掲載されました。その後、2023年12月14日発売の『モーニング』2024年2・3合併号から第2部として連載を再開しています。
モーニングは『GIANT KILLING』『宇宙兄弟』などの人気作品を擁する講談社の看板青年誌であり、掲載枠の競争率は高いことで知られています。打ち切り作品が別の雑誌で連載を再開することは通常あり得ず、モーニングへの移籍は作品への高い評価の表れです。
イブニング休刊から約10か月というブランクを経ての移籍は、講談社内で掲載先の調整が行われていたことを示しています。打ち切りであれば、わざわざ別誌での受け入れ先を用意する理由がありません。
第2部では恋人同士になった厳と雫の新たなキャンプ生活が描かれており、2026年2月20日に最新23巻が発売されています。
累計発行部数330万部を突破
『ふたりソロキャンプ』の電子書籍を含めたシリーズ累計発行部数は、330万部を突破しています(2025年7月時点)。これはイブニング連載作品の中でもトップクラスの数字であり、2025年のアニメ放送やドラマ放送を経てさらに部数を伸ばしている可能性があります。
青年漫画誌の連載作品で累計300万部を超えるのは、商業的に大きな成功を収めている証拠です。出版社が打ち切りを検討するのは、単行本の売上が採算ラインを割り込んだ場合がほとんどであり、330万部超の作品にその判断が下されることは考えにくいでしょう。
単行本は既刊23巻に達しており、巻数の面からも長期連載作品であることがわかります。一般的に打ち切り作品は全3〜5巻程度で終了するケースが多く、23巻を超える連載はそもそも打ち切りの対象にはなりにくいものです。
第1部が全16巻、第2部がすでに7巻以上と、どちらの部もしっかりとした巻数が積み重なっています。打ち切りで急いで畳んだ作品ではないことが、数字からも明らかです。
ドラマ化・アニメ化のメディアミックス展開
2025年には実写ドラマとTVアニメが相次いで展開されました。実写ドラマは2025年1月〜2月にTOKYO MXで全8話が放送され、TVアニメは2025年7月〜12月に連続2クール・全24話が放送されています。
特にTVアニメは全24話という充実した話数で制作されています。1クール(12〜13話)のアニメ化も多い中で、連続2クールの枠を確保できたことは、出版社・制作委員会が本作に大きな商業的期待を寄せていた証拠です。
打ち切り作品に実写ドラマ化とアニメ化が同じ年に実現することはまずありません。メディアミックスの企画は放送の1〜2年前から動き始めるため、『ふたりソロキャンプ』は少なくとも2023〜2024年の段階で継続的な商業展開が計画されていたことになります。
TVアニメの制作はトムス・エンタテインメントが担当し、2025年7月10日からTOKYO MX・BS11ほかで放送されました。アニメ化の発表は2025年1月6日で、この時点ですでにモーニングでの第2部連載が進行中でした。作品が「生きている」状態でのメディア展開です。
ふたりソロキャンプの作者・出端祐大の現在
作者の出端祐大(でばた ゆうだい)は、現在もモーニングで『ふたりソロキャンプ』第2部を連載中です。
モーニングで第2部を連載中
出端祐大の代表作は『ふたりソロキャンプ』であり、2024年以降もモーニングで精力的に執筆を続けています。第2部では恋人関係に発展した厳と雫を軸に、新たなキャンプ仲間との交流や季節ごとのキャンプエピソードが展開されており、読者からの支持も引き続き高い状況です。
X(旧Twitter)のアカウント(@debacoq)でも新刊情報や連載の告知を定期的に発信しており、活動が継続していることを確認できます。2026年2月20日に最新23巻が発売されるなど、単行本の刊行ペースも安定しています。
出端祐大は現時点で『ふたりソロキャンプ』以外の連載作品は持っておらず、本作に集中して執筆を行っている状況です。
2025年の一時休載と復帰
2025年にはモーニング32号の掲載以降、作者の急病により一時的に休載期間がありました。しかし、同年43号から連載が再開されており、長期休載には至っていません。
休載は作者の体調不良が原因であり、作品の人気低下や編集部の打ち切り判断とは一切関係がありません。連載再開後は通常のペースで掲載が続いています。
漫画家の体調不良による短期休載は珍しいことではなく、『ふたりソロキャンプ』の場合も休載期間を経て問題なく復帰しています。打ち切りの兆候とは無関係であり、むしろ休載後に連載が再開されたこと自体が、編集部が作品の継続を望んでいる証拠といえます。
ふたりソロキャンプのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
2025年7月から12月にかけて放送されたTVアニメ『ふたりソロキャンプ』は、連続2クール・全24話で構成されています。アニメーション制作はトムス・エンタテインメントが担当しました。
アニメでは原作漫画の第1部(イブニング連載分)のストーリーが映像化されています。アニメ最終話(第24話)のタイトルは「ふたりソロキャンパーだ」で、原作第1部のクライマックスにあたるエピソードまでが描かれました。
原作の続き、つまり第2部(モーニング連載分)のエピソードを読みたい場合は、単行本17巻以降に第2部の内容が収録されています。恋人同士になった厳と雫の新たな物語が展開されるため、アニメで興味を持った方はここから読み始めるとスムーズです。
アニメ2期に関する公式発表は2026年3月時点ではありませんが、第2部の原作ストックはすでに6巻分以上あり、制作に必要なエピソード量は確保されています。第1部が連続2クールで映像化されたことを考えると、第2部のアニメ化にも期待が持てる状況です。
なお、アニメの視聴は各種動画配信サービスでも可能です。放送終了後も見逃し配信が行われているため、これから視聴する方でも問題なく楽しめます。
ふたりソロキャンプを読むなら電子書籍がお得
『ふたりソロキャンプ』は既刊23巻の長編作品です。全巻をまとめて読む場合、1巻あたり約700〜750円として、全巻購入で約16,000〜17,000円程度になります。
電子書籍ストアでは初回登録キャンペーンやポイント還元を活用することで、紙の単行本よりもお得に購入できます。第1部(1〜16巻)から第2部(17巻〜)まで、スマートフォンやタブレットでいつでも読める点も電子書籍の利点です。
アニメの続きが気になる方は17巻から、最初から読みたい方は1巻から購入するのがおすすめです。キャンプの実用知識も豊富に描かれているため、キャンプ入門書としても楽しめる作品です。

