『呪術廻戦≡(モジュロ)』は打ち切りではなく、短期集中連載として全25話で予定通り完結した作品です。連載開始時から「半年ほど、単行本3巻くらい」と告知されており、全3巻で完結しています。この記事では、モジュロが打ち切りと言われた理由、打ち切りではない客観的根拠、原作者・芥見下々と作画担当・岩崎優次の現在について詳しく解説します。
| 作品名 | 呪術廻戦≡(じゅじゅつかいせん モジュロ) |
|---|---|
| 作者 | 原作:芥見下々 / 作画:岩崎優次 |
| 連載誌 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 2025年41号〜2026年15号(短期集中連載) |
| 巻数 | 全3巻(3巻は2026年5月1日発売予定) |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
モジュロ(呪術廻戦≡)が打ち切りと言われた理由
『呪術廻戦≡(モジュロ)』は2025年9月から2026年3月まで約半年間連載され、全25話で完結しました。しかし、ネット上では「モジュロは打ち切りだったのでは?」という疑問の声が一部で見られます。なぜ打ち切りと誤解されたのか、主な理由を以下の3つに分けて詳しく解説します。
理由1:全25話・全3巻という短さが「打ち切り」の印象を与えた
モジュロが打ち切りと言われる最大の原因は、全25話・全3巻という連載期間の短さです。前作『呪術廻戦』本編が全271話・全30巻という大ボリュームだったことと比較すると、その差は歴然としています。
週刊少年ジャンプでは、アンケート結果が振るわず10〜20話で打ち切りになる作品が毎年複数出ています。25話という話数は、こうした「打ち切りライン」に近い数字であり、ジャンプの連載事情を知る読者ほど「25話で終了=打ち切り」と連想してしまう傾向があります。
しかし、モジュロは連載開始前から短期集中連載であることが明示されていました。芥見下々は連載開始時のコメントで「半年ほど(打ち切られなければ)お世話になります。単行本3巻くらい。」と語っています。25話での完結は、まさにこの宣言通りの結果です。
芥見下々のコメントにある「打ち切られなければ」という一文はユーモアを込めた表現であり、逆にこの発言自体が「打ち切りの可能性があったのでは」と深読みされてしまった面もあるかもしれません。実際には短期集中連載の予定が変わることはなく、計画通りに連載が進行しました。
理由2:「短期集中連載」という形式の認知度が低かった
週刊少年ジャンプの「短期集中連載」は、通常の連載とは異なる特殊な連載形式です。通常のジャンプ連載はアンケート結果や売上に応じて連載継続・終了が決まりますが、短期集中連載はあらかじめ連載期間が定められた企画です。
この形式はジャンプの通常連載に比べると実施本数が少なく、普段からジャンプを毎週読んでいるわけではない読者には馴染みが薄いものです。SNSや検索で「モジュロ 完結」「モジュロ 連載終了」といった情報だけを目にした場合、短期集中連載の文脈を知らなければ「人気がなくて打ち切られた」と解釈してしまうのも無理はありません。
実際に集英社の公式サイト・週刊少年ジャンプ本誌・コミックナタリーなどの各メディアでも「短期集中連載」と明記されており、連載の枠組みとして最初から有期限であることが公式に示されていました。2025年41号の巻頭カラーでの連載開始という扱いも、打ち切り前提の作品にはあり得ない厚遇です。
ジャンプの短期集中連載はスピンオフ作品や読み切りの拡大版として実施されることが多く、モジュロもこの位置づけに該当します。「連載終了=打ち切り」とは限らないという点を理解しておくことが重要です。
理由3:呪術廻戦本編への期待値が高すぎた
モジュロは『呪術廻戦』本編が2024年9月に完結してから約1年後の2025年9月に連載を開始しました。本編が社会現象にまでなった大ヒット作だったため、スピンオフへの期待値は非常に高いものでした。
作品への評価は賛否が分かれ、「本編とは違う雰囲気で楽しめた」という声がある一方で、「本編のシリアスさや重みが足りない」と感じる読者もいました。こうした「期待と実際のギャップ」から、「面白くなかったから打ち切りになったのでは」という推測が生まれた可能性があります。
モジュロの舞台は「死滅回游」から68年後の2086年で、シムリア星人という地球外生命体が登場するSF色の強い設定でした。本編とは大きく異なるテイストだったため、読者の好みが分かれやすい作品だったと言えます。
主人公が乙骨憂太と禪院真希の孫にあたる「乙骨真剣」と「乙骨憂花」の兄妹であることや、宇宙人のマルという異色のキャラクターが加わったことも、本編とのギャップを生んだ要因です。呪術廻戦の「呪い」をテーマにしたダークな世界観を期待していた読者にとって、SF要素の強いモジュロは別作品に感じられた面があります。
ただし、作品の評価が割れることと打ち切りは別の話です。短期集中連載として最初から全25話・全3巻が予定されていた以上、読者の評価がどうであれ連載スケジュール自体は変わりません。
モジュロ(呪術廻戦≡)が打ち切りではない根拠
モジュロが打ち切りではないことは、複数の客観的な事実から明確に判断できます。ここでは3つの根拠を具体的に示します。
根拠1:連載開始時から「短期集中連載」と公式に告知されていた
最も決定的な根拠は、連載開始時の公式告知です。2025年41号の週刊少年ジャンプでモジュロは「短期集中連載」として表紙&巻頭カラー54ページという異例の待遇で掲載が始まりました。
打ち切りの可能性がある通常連載の新作でも、初回巻頭カラーは珍しくありません。しかし、モジュロの場合は「短期集中」と銘打った上での連載開始であり、集英社が最初から限定的な連載として企画していたことが分かります。
2025年9月1日にはコミックナタリーが「芥見下々×岩崎優次のタッグで短期集中新連載」と報じ、ファミ通やアニメイトタイムズなどの各メディアも同様の表現で連載開始を伝えています。「通常連載が打ち切りで短くなった」のではなく、「最初から短い連載として設計された」ことは報道からも客観的に明らかです。
加えて、芥見下々と岩崎優次の連名コメントが連載開始時に公開されている点も重要です。芥見下々は「半年ほどお世話になります」、岩崎優次も作画担当として意気込みを語っており、二人とも短期集中連載であることを前提としたコメントを残しています。打ち切りが前提の作品では、連載期間についてここまで具体的に言及することは通常ありません。
根拠2:呪術廻戦シリーズの人気・売上は健在だった
モジュロの連載時期は、呪術廻戦シリーズ全体の商業的な勢いが非常に強い時期でした。『呪術廻戦』コミックスの全世界シリーズ累計発行部数は1億5,000万部を突破しています(2025年12月・ORICON NEWS報道)。
注目すべきは、この数字が本編完結後に大きく伸びている点です。2024年9月の本編完結時点では累計1億部でしたが、約1年3カ月でさらに5,000万部が上積みされました。完結してなお売上が加速するほどの人気シリーズのスピンオフが、人気低迷を理由に打ち切られるとは考えにくい状況です。
さらに、TVアニメ『呪術廻戦』3期「死滅回游」編が2026年1月から放送を開始し、呪術廻戦展も開催されるなど、シリーズ全体のメディア展開が活発な時期でした。モジュロはこうしたシリーズの盛り上がりの一環として企画された作品であり、「人気がなくなったから終わった」という解釈は実態と大きくかけ離れています。
モジュロの単行本1巻も2026年1月5日の発売と同時に話題を集めており、呪術廻戦シリーズの新刊として書店でも目立つ扱いを受けていました。商業的に見ても、打ち切りを示唆する要素は見当たりません。
根拠3:最終回が物語としてきちんと完結している
打ち切り作品に多い特徴として、「駆け足の展開」「未回収のまま放置された設定」「突然の最終回」が挙げられます。しかし、モジュロの最終回第25話「明るい未来」は、作中の物語に区切りをつける内容でした。
最終話ではシムリア星人と地球人の関係に一つの結論が示され、主要キャラクターそれぞれの物語が描かれた上で幕を閉じています。読者からは「明るい未来を感じさせるラスト」「粋な締め方だった」といった好意的な反応が多く見られました。
打ち切り作品にありがちな「突然話が飛ぶ」「最終回で急にまとめに入る」といった不自然さは見られず、半年間の連載を通じて描くべき物語を描き切った上での完結です。全25話という話数は、短期集中連載としては十分なボリュームだったと言えます。
なお、タイトルの「≡(モジュロ)」は数学の剰余演算の記号で、「異なるもの同士が本質的には同じ」という意味が込められています。地球人とシムリア星人、過去と未来、本編とスピンオフ――作品のテーマそのものがタイトルに反映されており、25話かけてそのテーマを描き切った構成になっています。
モジュロ(呪術廻戦≡)の作者の現在
モジュロは原作と作画が分かれた体制で制作されました。原作の芥見下々と作画の岩崎優次、それぞれの現在の活動状況を紹介します。
原作・芥見下々の現在の活動
芥見下々は『呪術廻戦』本編を2018年14号から2024年39号まで約6年間にわたり週刊少年ジャンプで連載し、全30巻で完結させました。累計発行部数1億5,000万部(2025年12月時点)を記録した、ジャンプを代表するヒット作です。
本編完結後、芥見下々はモジュロで「原作」として参加しました。作画を岩崎優次に任せ、ストーリー制作に注力する形をとっています。連載開始時には「新しい呪術の入り口として楽しんでいただけたら」とコメントしており、シリーズの新たな展開に意欲を見せていました。
モジュロ完結後の2026年3月時点では、芥見下々の新連載や新作についての公式発表はまだ行われていません。ただし、呪術廻戦シリーズのアニメ3期「死滅回游」編が2026年1月から放送中であり、原作者としてシリーズ全体の監修に関わっていると考えられます。
長期連載を完結させた後にスピンオフの原作も手がけたことで、呪術廻戦の世界観を次の世代につなぐ仕事を一区切りさせた形です。今後、完全新作での連載復帰があるのかどうか、ファンの間では注目が集まっています。
作画・岩崎優次の現在の活動
岩崎優次は、モジュロ以前に原作・西尾維新とのタッグで『暗号学園のいろは』を週刊少年ジャンプで連載していた実績を持つ漫画家です。『暗号学園のいろは』は2023年4号から2024年10号まで連載されました。
モジュロでは芥見下々の原作を高い画力で表現し、特にアクションシーンの迫力や近未来のSF的なビジュアルに定評がありました。呪術廻戦の世界観を継承しつつ、岩崎優次ならではの画風で新しい「呪術」を描き出しています。
モジュロの完結後、岩崎優次の次回作についても2026年3月時点では公式な発表はされていません。ジャンプで『暗号学園のいろは』『呪術廻戦≡』と2作品連続で連載した実力派の漫画家であり、今後の新作に期待が集まっています。
呪術廻戦≡(モジュロ)を読むなら電子書籍がお得
モジュロは全3巻と手に取りやすいボリュームです。1巻は2026年1月5日、2巻は2026年3月4日に発売済みで、最終3巻は2026年5月1日に発売予定となっています。全巻揃えても1,500円前後と、気軽に手に取れる価格帯です。
呪術廻戦本編(全30巻)を読んでいなくても、モジュロから呪術廻戦の世界に触れることができます。芥見下々自身も「新しい呪術の入り口として楽しんでいただけたら」とコメントしており、68年後の近未来を舞台にした独立性の高い物語として楽しめる構成です。主人公の乙骨真剣・憂花兄妹は本編キャラクターの子孫ですが、物語自体はモジュロ単体で完結しています。
電子書籍であれば場所を取らず、発売日にすぐ読み始められます。全3巻なので、完結済みの今からまとめて一気読みするのにも最適な作品です。呪術廻戦本編全30巻と合わせて読むと、68年の時を超えた世界観のつながりをより深く楽しめるでしょう。

