『ポーション頼みで生き延びます!』の漫画は打ち切りではなく、作画担当を交代した上で現在も連載が続いています。九重ヒビキ版が全9巻で終了し、長期休載を経て『ポーション頼みで生き延びます! 続』として再開されたことが「打ち切り」と誤解される原因になりました。この記事では、漫画版が打ち切りと言われた理由と、打ち切りではない根拠、原作者FUNAの現在の活動までを解説します。
| 作品名 | ポーション頼みで生き延びます! |
|---|---|
| 作者 | FUNA(原作)/ 九重ヒビキ(漫画・旧)/ 園心ふつう(漫画・続) |
| 連載誌 / 掲載先 | 水曜日のシリウス → 月刊少年シリウス(講談社) |
| 連載期間 | 2017年6月〜2021年11月(九重版)/ 2022年8月〜連載中(園心版) |
| 巻数 | 全9巻(九重版)+ 既刊4巻(続・園心版) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
『ポーション頼みで生き延びます!』の漫画が打ち切りと言われた理由
『ポーション頼みで生き延びます!』の漫画版は打ち切りではありませんが、ネット上では「打ち切りになった」という声が少なくありません。その背景には、作画担当の交代やタイトル変更など、複数の事情が重なっています。
理由1:作画担当・九重ヒビキの降板と長期休載
漫画版の打ち切り説が広まった最大の原因は、初代作画担当・九重ヒビキの降板です。2017年6月に「水曜日のシリウス」で連載が始まった漫画版は、九重ヒビキが作画を担当していました。
しかし2021年11月、9巻の刊行をもって九重版の連載は終了しました。降板の理由は、九重ヒビキがオリジナル作品の制作に専念するためと伝えられています。
九重版の終了後、2022年8月に新しい作画担当で連載が再開されるまで、約9か月の空白期間がありました。この長期休載の間に「打ち切りになったのでは」と誤解する読者が増えたと考えられます。
さらに、8〜9巻にかけて作画のクオリティが低下しているとの指摘もあり、「打ち切りが決まって手を抜いたのでは」という憶測を招いたようです。実際には九重の退任が先に決まっていたために、モチベーションや制作状況に影響があった可能性があります。
理由2:『続』への改題で別作品・打ち切りと誤解された
2022年8月から、園心ふつうを新たな作画担当として連載が再開されましたが、タイトルが『ポーション頼みで生き延びます! 続』に変更されました。これが打ち切り誤解の大きな要因です。
電子書籍ストアや通販サイトでは、九重版(全9巻)と園心版(続)が別作品として扱われているケースがあります。九重版だけを見ると「9巻で終わった作品」に見えるため、事情を知らない読者が「打ち切りで完結した」と誤解しやすい状況になっています。
実際には物語は九重版の続きからそのまま描かれており、作画担当が交代しただけで内容は一貫して連続しています。いわば「第2部」のような位置づけです。
ただし、作画のタッチが変わったことで「別の漫画になった」と感じる読者もおり、旧読者の一部が離れたことも「打ち切りだったのでは」という印象を強めている面があります。
理由3:アニメの円盤売上が極端に低調だった
2023年10月から12月にかけてTVアニメが全12話で放送されましたが、Blu-ray・DVDの売上は非常に厳しい結果でした。初動の売上枚数が極端に少なかったことがネット上で話題になり、「爆死」と評されました。
円盤売上の低迷を受けて「このシリーズは人気がないから打ち切りだろう」と結びつけた意見がSNSや掲示板で広がりました。アニメの制作はTezuka Productionsが担当しましたが、作画や演出面で批判的な意見も多く見られました。
ただし、アニメの円盤売上と漫画の連載継続は直接の関係がありません。漫画版は講談社の少年シリウス編集部が刊行を判断するものであり、アニメの商業的な成否が漫画の連載に影響を与えるわけではありません。
近年はアニメの収益モデルが円盤売上から配信収益に移行しており、円盤売上だけで作品の評価を判断することは適切ではなくなっています。
『ポーション頼みで生き延びます!』の漫画が打ち切りではない根拠
打ち切り説はあくまで誤解であり、漫画版は現在も連載が続いています。複数の客観的な根拠から、打ち切りではないことが確認できます。
『続』として連載が継続中
園心ふつうが作画を担当する『ポーション頼みで生き延びます! 続』は、2022年8月の連載開始から現在まで安定して更新が続いています。既刊4巻が刊行されており、2026年には5巻の発売も予定されています。
打ち切り作品であれば、作画担当を交代してまで連載を続ける理由がありません。出版社がわざわざ新しい漫画家を起用して連載を再開したこと自体が、この作品への期待と需要がある証拠です。
講談社の少年シリウス編集部が継続的に単行本を刊行しているという事実からも、打ち切りとは考えにくい状況です。
原作小説が「小説家になろう」で連載中
原作者FUNAによるWeb小説は「小説家になろう」で2015年11月から投稿が始まり、2026年3月時点でも更新が続いています。全468話以上が公開されており、週1回ペースで安定した更新が継続中です。
商業版の小説(Kラノベブックス)も既刊12巻まで刊行されています。原作のストックが潤沢にあるため、漫画版が原作不足で終了する心配はありません。
原作の更新が止まっている作品の漫画版が打ち切られるケースはありますが、本作は原作が活発に連載されている状態です。
シリーズ累計170万部を突破
『ポーション頼みで生き延びます!』シリーズは、小説・漫画・電子書籍を含めた累計発行部数が170万部を突破しています(2024年9月時点)。2023年のアニメ放送前には150万部だったことから、アニメ化による新規読者の獲得にも一定の効果がありました。
170万部という数字は、なろう系作品の中では中堅以上の実績です。打ち切りになる作品は売上低迷が主因であることが多いですが、本作はコンスタントに部数を積み上げている状況にあります。
また、FUNA作品は『私、能力は平均値でって言ったよね!』『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』と合わせた3作品すべてがアニメ化されており、出版社からの信頼も厚いことがうかがえます。
原作者FUNAの現在の活動状況
打ち切り説の検証において、原作者の活動状況は重要な判断材料です。FUNAは2026年現在も精力的に執筆活動を続けています。
FUNAの連載中の作品
FUNAは「小説家になろう」で複数の長編を並行連載しています。『ポーション頼みで生き延びます!』は2026年3月19日時点でも更新が確認されており、原作の執筆は止まっていません。
さらに2025年12月には新作『神 獣』の連載もスタートしました。既存3作品に加えて新作も手がけており、作家としての活動は非常に活発な状態です。
FUNAの代表作3作品(『能力は平均値』『金貨を貯めます』『ポーション頼みで生き延びます!』)はいずれもアニメ化を果たしており、なろう系作家としては稀な実績を持っています。原作者が活発に活動している以上、漫画版の連載が突然打ち切られる可能性は低いと言えるでしょう。
『ポーション頼みで生き延びます!』の媒体別状況まとめ
本作は小説・漫画・アニメと複数の媒体で展開されているため、それぞれの現状を整理します。
| 媒体 | 現状 |
|---|---|
| Web小説(小説家になろう) | 連載中(全468話以上・週1更新) |
| 小説(Kラノベブックス) | 既刊12巻(2026年3月時点) |
| 漫画・九重版 | 全9巻で完結(作画交代のため) |
| 漫画・園心版(続) | 連載中・既刊4巻(2025年7月時点) |
| アニメ | 第1期 全12話(2023年10月〜12月放送済) |
このように、Web小説・商業小説・漫画(続)のいずれも連載が続いている状態です。「打ち切り」とは程遠い展開状況と言えます。
『ポーション頼みで生き延びます!』を読むなら電子書籍がお得
『ポーション頼みで生き延びます!』の漫画版は、九重版9巻と園心版(続)4巻を合わせると全13巻分のボリュームがあります。まとめ読みをするなら電子書籍が便利です。
小説版も既刊12巻あり、漫画版よりも先の展開を楽しめます。アニメの続きが気になる方は、小説4巻あたりから読み始めるのが目安です。

