『うるわしの宵の月』は打ち切りではなく、現在も『デザート』(講談社)で連載が続いている作品です。これまでに2度の休載があり、2023年は作者・やまもり三香先生の体調不良、2025年は制作上の調整が理由でした。この記事では、休載の詳しい経緯や打ち切りの可能性、連載再開の最新状況について解説します。
| 作品名 | うるわしの宵の月 |
|---|---|
| 作者 | やまもり三香 |
| 連載誌 / 放送局 | デザート(講談社) |
| 連載期間 | 2020年9月号〜連載中 |
| 巻数 | 既刊10巻(2026年1月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
うるわしの宵の月が休載している理由
『うるわしの宵の月』はこれまでに2度の休載を経験しています。1回目は2023年の体調不良、2回目は2025年の制作調整と、それぞれ理由が異なります。以下、時系列に沿って詳しく解説します。
1回目の休載:作者の体調不良(2023年)
1回目の休載は2023年に発生しました。『デザート』2023年11月号(2023年9月22日発売)に掲載された第28話を最後に、連載が一時ストップしています。休載の理由は、作者・やまもり三香先生の体調不良でした。
『デザート』は毎月24日発売の月刊誌ですが、少女漫画の連載は月刊ペースでも決して楽ではありません。毎号の原稿執筆に加えて、カラーイラストの作成、単行本の加筆修正、巻頭カラーや付録イラストなど、連載以外の業務も多く発生します。やまもり先生は作画のクオリティに定評があり、繊細な表情やファッションの描き込みが作品の魅力の一つです。その分、1話あたりの作業量は少なくなかったと推察されます。
『うるわしの宵の月』は連載開始から約3年が経過しており、長期連載特有の蓄積された疲労が体調に影響した可能性があります。休載に入る直前の第28話前後は、主人公・滝口宵と市村琥珀の関係が大きく動く重要な展開が続いていた時期でもあり、先生にとってもエネルギーを使うエピソードだったのかもしれません。
この休載は約4か月間続き、『デザート』2024年4月号(2024年2月26日発売)で連載が再開されました。再開第1話となる第29話は、ファンの期待に応える形で掲載されています。
連載再開時には、講談社の公式サイト「デザートWeb」で「連載再開記念・名シーン投票」企画が実施されました。ファンが好きなシーンに投票できるというもので、休載期間中も作品への関心が途切れていなかったことがうかがえます。SNS上でもファンから復帰を喜ぶ声が多数寄せられ、やまもり先生の体調回復を歓迎するコメントが相次ぎました。
再開後は安定したペースで連載が続き、物語も順調に進行しました。体調面での心配はこの時点で解消されたとみてよいでしょう。
2回目の休載:制作上の調整(2025年)
2回目の休載は2025年に発生しました。『デザート』2025年10月号で連載がお休みとなり、翌2025年11月号から再開しています。1回目と比べると非常に短期間の休載でした。
この休載について、やまもり三香先生はX(旧Twitter)で「体調不良じゃないので心配しないでくださいね」とファンに向けてメッセージを発信しています。1回目の休載が体調不良だったことから「また体調が悪いのでは」と心配するファンが多かったのですが、先生自身が体調面の問題ではないことを明言しました。
2025年はTVアニメの制作が本格化していた時期にあたります。アニメ化にあたっては、原作者がキャラクターデザインの監修、声優のキャスティングへの意見出し、シナリオの確認など、多岐にわたる作業に関わることが一般的です。さらに、2026年10月公開予定の実写映画の企画も同時期に進行していたと考えられ、漫画の連載と並行して複数のメディアミックス対応を行う負担は相当なものだったはずです。
公式発表では「制作上の調整」という表現にとどまっており、具体的にどの作業が原因だったかは明かされていません。ただし、休載がわずか1号分で翌月には再開されたことから、スケジュール上の一時的な調整であったことは間違いないでしょう。
なお、2回目の休載以降は再び安定した連載が続いており、2026年3月時点で追加の休載は発生していません。
うるわしの宵の月は打ち切りになるのか?
結論から言えば、『うるわしの宵の月』が打ち切りになる可能性は極めて低いです。休載が複数回あったことで不安を感じるファンもいますが、作品を取り巻く状況を見れば打ち切りを心配する必要がないことがわかります。
連載再開の実績:2度とも短期間で復帰
まず注目すべきは、2度の休載をいずれも短期間で乗り越え、連載を再開している事実です。1回目は約4か月、2回目に至ってはわずか1号分の休載でした。
打ち切りが近い作品の場合、休載から復帰できずにそのまま連載終了となるケースが多くあります。編集部や出版社が連載継続の判断を見送り、休載を契機に終了するパターンです。しかし『うるわしの宵の月』は2度とも速やかに連載を再開しており、編集部が連載継続を強く支持していることが読み取れます。
また、1回目の休載復帰時に公式が記念企画を実施したことからも、出版社側が本作を大切にしていることがわかります。打ち切り候補の作品に対して記念企画を打つことは通常ありません。
2026年3月時点で最新話は第41.5話まで掲載されており、物語も佳境に向けて展開が続いています。休載によってストーリーが中途半端に放置されている状況ではありません。
メディアミックス展開が活発
打ち切りの心配が不要である最大の根拠は、メディアミックス展開の活発さです。
2026年1月11日からはTBS系全国28局ネットでTVアニメの放送がスタートしました。全国ネットのアニメ化は出版社にとって大きな投資を伴うプロジェクトです。アニメ制作の企画から放送までには通常2〜3年の準備期間がかかるため、少なくとも2023〜2024年の時点で長期的な連載継続が前提とされていたことになります。
さらに2026年10月には実写映画の公開が予定されています。TVアニメと実写映画が同じ年に展開される少女漫画作品は限られており、講談社が本作を主力タイトルとして位置づけていることは明らかです。打ち切りの可能性がある作品に、これほどの規模のメディア展開を仕掛けることは考えられません。
売上面でも好調を維持
累計発行部数は750万部を突破しています(2026年2月時点)。既刊10巻での数字であり、1巻あたり平均75万部の発行部数は少女漫画としてはトップクラスの水準です。
やまもり三香先生の前作『ひるなかの流星』(全12巻)が累計250万部だったことと比較すると、本作は3倍近い売上規模に達しています。出版社が打ち切りを検討するような売上水準ではなく、むしろ看板タイトルとして注力されている状況です。
アニメ放送や実写映画の公開に合わせて、さらなる部数増加が見込まれます。アニメ化をきっかけに原作漫画の売上が伸びるのは業界の定番パターンであり、今後も安定した連載が続く見通しです。
うるわしの宵の月の連載再開はいつ?
2026年3月時点で、『うるわしの宵の月』はすでに連載中です。2度の休載はいずれも終了しており、現在は通常どおり『デザート』に掲載されています。
最新の連載状況
2024年2月26日発売の『デザート』2024年4月号で1回目の休載から復帰し、第29話が掲載されました。その後は安定して連載が続き、2025年に1号分だけ休載を挟んだものの、翌号にはすぐ再開しています。
最新話は第41.5話まで進んでおり、物語は終盤に向けた展開が進行中です。作者のやまもり三香先生は、最終話の構想はすでに持っていると語っていますが、具体的な完結時期についてはまだ発表されていません。
アニメや映画の展開と連動して、原作漫画の注目度は今後さらに高まると予想されます。完結まではまだ話数が残っている可能性が高く、しばらくは連載が続くでしょう。
過去の休載パターンから見る今後
過去2回の休載を振り返ると、1回目(2023年)は体調不良による約4か月間の休載、2回目(2025年)は制作調整による1号分の休載でした。いずれも長期化せずに復帰しています。
少女漫画誌では作者の体調管理やスケジュール調整のために1〜2号分の休載を挟むケースは珍しくありません。むしろ、無理をして連載を続けるよりも適切に休載を挟む方が作品のクオリティ維持につながるため、前向きな判断とも言えます。
今後もメディアミックス関連の作業が重なるタイミングで短期の休載が入る可能性はあります。ただし、過去のパターンから判断すると長期休載や打ち切りにつながるものではなく、すぐに連載が再開されると考えられます。
うるわしの宵の月の作者の現在
作者のやまもり三香先生は、2026年3月現在も精力的に活動を続けています。漫画の連載だけでなく、アニメ・映画のメディアミックスにも深く関わっている状況です。
やまもり三香の連載中の作品
やまもり三香先生が現在連載しているのは『うるわしの宵の月』1作品です。月刊誌『デザート』での連載を軸に、TVアニメと実写映画の監修作業も並行して進めています。
やまもり先生の代表作には『ひるなかの流星』(全12巻、2011〜2014年『マーガレット』連載)があります。同作は2017年に永野芽郁主演で実写映画化もされた人気作品で、やまもり先生は少女漫画界を代表する作家のひとりとして知られています。
X(旧Twitter)ではファンとのコミュニケーションを積極的に行っており、休載時にも自ら状況を説明するなど、読者に対する誠実な姿勢が支持されています。連載の進行状況や単行本の発売情報なども随時発信されているため、最新情報を知りたい方はフォローしておくとよいでしょう。
メディアミックスの最新状況
『うるわしの宵の月』のメディア展開は2026年に入って一気に加速しました。TVアニメは2026年1月11日よりTBS系全国28局ネットで放送されており、アニメーション制作は東フィッシュスタジオが担当しています。声優は滝口宵役に一宮麗、市村琥珀役に鈴木崚汰が起用されました。
さらに、2026年10月には実写映画の公開が控えています。漫画の連載・TVアニメ・実写映画の3つが同時期に展開される大規模なプロジェクトとなっており、やまもり先生にとっても作品にとっても過去最大の転機を迎えている状況です。
うるわしの宵の月のアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
TVアニメ『うるわしの宵の月』は2026年1月11日からTBS系で放送が開始されました。2026年3月時点でまだ放送中のため、アニメが原作の何巻までをカバーするかは最終話の放送を待つ必要があります。
原作漫画は既刊10巻で、アニメでは物語の序盤〜中盤のエピソードが映像化されていると考えられます。1クール(全12〜13話)の構成であれば、おおよそ原作4〜5巻分の内容がアニメ化される見込みです。アニメの続きが気になる方は、原作漫画で先のストーリーを読み進めることができます。
原作にはアニメでは省略されがちな心理描写や日常パート、サブキャラクターのエピソードが丁寧に描かれています。「王子」と呼ばれる宵と琥珀、ふたりの関係性の変化をより深く味わいたい方は、アニメと原作を併せて楽しむのがおすすめです。
なお、アニメはTBS系のほか、各種動画配信サービスでも見逃し配信が行われています。リアルタイムで視聴できなかった回も、配信で追いかけることが可能です。
うるわしの宵の月を読むなら電子書籍がお得
『うるわしの宵の月』は既刊10巻が発売中です(2026年1月時点)。1巻あたりの価格は約500円前後で、全巻そろえる場合は約5,000円程度の出費となります。
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