『BORUTO-ボルト-』は打ち切りではなく、2026年現在もVジャンプで連載中の作品です。週刊少年ジャンプからVジャンプへの移籍や、アニメ第1部の終了が「打ち切り」という誤解を生みました。この記事では、ボルトが打ち切りと言われた理由と、連載の現状について解説します。
| 作品名 | BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- |
|---|---|
| 作者 | 原作・監修:岸本斉史/作画:池本幹雄 |
| 連載誌 | 週刊少年ジャンプ(2016年23号〜2019年28号)→ Vジャンプ(2019年9月号〜) |
| 連載期間 | 2016年〜連載中(第2部:2023年〜) |
| 巻数 | 第1部:全20巻(完結)/第2部:既刊7巻(2026年2月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
ボルトが打ち切りと言われた理由
『BORUTO-ボルト-』が打ち切りと噂される背景には、連載形態の変化や関係者の交代など、複数の要因が重なっています。ここでは、打ち切りと誤解された主な理由を解説します。
理由1:週刊少年ジャンプからVジャンプへの移籍
ボルトが「打ち切り」と誤解された最大の原因は、2019年に掲載誌が変わったことです。2016年5月に週刊少年ジャンプ23号で連載が始まったボルトは、2019年28号をもってジャンプでの連載を終了し、同年9月号からVジャンプへ移籍しました。
週刊少年ジャンプは発行部数で日本最大の漫画雑誌です。そこでの連載終了は「打ち切り」を連想させやすい出来事であり、特にジャンプだけを読んでいた読者にとっては、突然ボルトがジャンプから消えたように見えたはずです。移籍の告知に気づかなかった読者が「打ち切りになった」と勘違いしても無理はありません。
実際にはこの移籍は、連載ペースの見直しという側面が大きいと考えられます。週刊少年ジャンプでの連載当時、ボルトは月1回の掲載(月刊連載)という変則的なスケジュールで掲載されていました。週刊誌の中で月1回だけ掲載される形は読者にとってもわかりにくく、同じ月刊ペースなら月刊誌であるVジャンプの方が適しています。
Vジャンプへの移籍後も連載は安定して続き、第1部は全20巻で完結しました。ジャンプでの打ち切り作品は3〜5巻程度で終了するのが通例であり、20巻という巻数は打ち切りとは全く異なる規模です。掲載誌の変更であって、打ち切りとは性質が異なります。
なお、ジャンプからVジャンプへの移籍は『ドラゴンボール超』など他の人気作品でも行われており、ボルトだけの特殊な事例ではありません。
理由2:脚本担当の交代
2020年11月(Vジャンプ2020年12月特大号)から、ボルトの脚本担当が小太刀右京氏から原作者の岸本斉史氏に交代しました。連載開始当初は岸本氏が「原作・監修」、小太刀氏が「脚本」、池本氏が「作画」という3人体制でしたが、途中で脚本のクレジットが岸本氏に変更されたのです。
この交代が発表された際、「何かトラブルがあったのではないか」「路線変更=打ち切りの前兆では」といった憶測がSNS上で広がりました。漫画作品でスタッフが途中交代するケースは珍しく、読者の間で不安が生じるのは自然なことです。
小太刀右京氏は脚本家・小説家として複数の作品に携わっており、ボルトの脚本を離れた後も他の仕事で活動を続けています。交代の詳細な理由は公式には明かされていませんが、岸本氏自身が「もっと直接的に物語に関わりたい」と考えた結果だという見方が一般的です。
実際、岸本氏が直接脚本を手がけるようになって以降、ストーリーは大きく動きました。第1部のクライマックスにあたる「大筒木イッシキ」との決戦が描かれ、その後の第2部『TWO BLUE VORTEX』へとつながる展開が進んでいます。交代はむしろ作品の転換点であり、打ち切りの前兆ではありませんでした。
理由3:アニメ第1部の終了
テレビアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』は、2017年4月からテレビ東京系列で放送が開始され、2023年3月に全293話で放送を終了しました。約6年にわたる長期放送が終了した際、「アニメが打ち切りになった」という誤解がSNSを中心に広まりました。
全293話という放送回数は、前作『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の全500話には及ばないものの、長期アニメとして十分すぎるボリュームです。打ち切りアニメは1クール(12〜13話)や2クール(24〜26話)で終了するのが一般的であり、293話の作品が打ち切りだったとは考えにくいでしょう。
また、放送中にはアニメオリジナルエピソード(原作にないストーリー)が全体の半数以上を占めていました。これは原作漫画が月刊連載でストックが少なかったためであり、長期アニメではよく用いられる手法です。しかし一部の視聴者は「オリジナルばかりで話が進まない=もう打ち切り間近なのでは」と受け取ったようです。
アニメ第1部の最終回は原作第1部の区切りに合わせた終了であり、駆け足の展開や未完の終わり方ではありませんでした。第2部『TWO BLUE VORTEX』のアニメ化も発表されており、シリーズとして継続する方針が明確に示されています。
理由4:検索サジェストによる噂の拡大
Googleなどの検索エンジンで「ボルト」と入力すると、検索候補に「打ち切り」「連載終了」「最終回」といったワードが自動で表示されます。これを見た人が「ボルトは打ち切りになったのか」と思い込み、さらに検索することで、打ち切り説が雪だるま式に広がっていきました。
検索サジェストは多くの人が検索しているワードを反映しているだけであり、事実を示すものではありません。人気作品ほど「打ち切り」「最終回」などのネガティブワードが検索されやすい傾向があり、ボルトに限らずNARUTOやワンピースといった大作でも同様のサジェストが表示されます。
つまり、検索サジェストに「打ち切り」と出ること自体は、作品が実際に打ち切られたことの証拠にはなりません。むしろ、それだけ多くの人がボルトの連載状況に関心を持っている証拠ともいえます。
ボルトが打ち切りではない根拠
打ち切り説はあくまで誤解です。ボルトが連載中であり、打ち切りではないことを示す客観的な根拠を整理します。
第2部「TWO BLUE VORTEX」が連載中
打ち切りではない最大の根拠は、第2部が開始され現在も連載が続いていることです。2023年8月にVジャンプで第2部『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』の連載が開始されました。第1部の3年後を舞台に、成長したボルトとカワキの物語が新たに展開されています。
2026年2月時点で単行本は既刊7巻に達しており、3〜4か月に1冊のペースで安定して刊行が続いています。打ち切り作品であれば、第2部が開始されること自体がありえません。出版社が新章を立ち上げること自体、作品の継続に対する明確な意思表示です。
第2部は集英社の公式サイトでも特設ページが設けられるなど、集英社としてもプロモーションに力を入れている作品です。
NARUTOシリーズとしての商業的価値
ボルトは『NARUTO-ナルト-』の正統続編として位置づけられています。NARUTOシリーズの全世界累計発行部数は2億5000万部以上(デジタル版含む)であり、集英社を代表するIPの一つです。国内だけでも1億5300万部以上を記録しています。
劇場版『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』(2015年公開)は興行収入26.2億円を記録するなど、映画でも高い成績を残しました。さらにNARUTO/BORUTOのキャラクターはゲーム・グッズ・テーマパーク(富士急ハイランドにテーマエリアが開設)など多方面で展開されています。
これほど大きな商業的価値を持つシリーズを、出版社が簡単に打ち切ることは考えにくいでしょう。ボルトはNARUTOブランドを支える重要な作品であり続けています。
アニメ第2部の制作決定
漫画の第2部に合わせて、アニメの新シリーズ制作も決定しています。放送時期は2026年3月時点で未定ですが、アニメ化が公式に発表されている作品が「打ち切り」であるはずがありません。
前作NARUTOがアニメを通じて世界的な人気を獲得した経緯を考えると、ボルトのアニメ第2部も国内外で大きな注目を集めることが予想されます。漫画・アニメの両面でシリーズが継続している状況は、ボルトが打ち切りではないことの明確な証拠です。
ボルトの作者の現在
ボルトの制作に関わる2人の作者について、現在の活動状況を紹介します。
岸本斉史の現在の活動
『NARUTO』の原作者である岸本斉史氏は、2026年現在もボルト第2部『TWO BLUE VORTEX』の原作・監修を担当しています。岸本氏は2014年にNARUTOの連載を完結させた後、2019年にはSF漫画『サムライ8 八丸伝』(作画:大久保彰)を週刊少年ジャンプで連載しましたが、こちらは全5巻で終了しました。
『サムライ8 八丸伝』は期待されながらも短期で終了したことから、「岸本氏はNARUTO以外では結果を出せない」という声も一部にありました。しかし、その経験もあってかボルトの脚本を引き継いだ後のストーリー展開は好評を得ています。
現在はボルトの原作・監修に注力しており、2020年の脚本引き継ぎ以降はストーリー面でも直接的に関わっています。NARUTOで培った世界観やキャラクターを活かしながら、次世代の忍の物語を展開し続けています。
池本幹雄の現在の活動
作画担当の池本幹雄氏は、2026年現在もボルト第2部の作画を継続中です。池本氏はもともと岸本氏のアシスタントを務めており、ボルトが自身初の長期連載作品となりました。週刊少年ジャンプ時代には読切作品『COSMOS』が話題を集めたこともあります。
Vジャンプでの月刊連載という体制のもと、毎月安定して作画を届けています。第2部では画力がさらに向上したという読者の声も多く、連載を重ねるごとに評価を高めている作画家です。
ボルトのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
テレビアニメ第1部は全293話で、原作漫画第1部(全20巻)の物語をベースに構成されました。ただし、アニメには原作にないオリジナルエピソードが全体の半数以上を占めているため、原作漫画とアニメの話数は単純に対応しません。
アニメ第1部では原作漫画第1部のストーリーがおおむねカバーされています。アニメで描かれた原作部分は主に「殻(カラ)」編や「大筒木イッシキ」編で、漫画の10巻以降の展開にあたります。前半のアカデミー編やアニメオリジナルの忍務は漫画にはないエピソードです。
アニメの続きを原作漫画で読みたい方は、第2部『TWO BLUE VORTEX』の1巻から読み始めるのがよいでしょう。第2部は第1部から3年後の世界を描いており、新章として始まるため、ここから読んでも話の流れを把握できます。
ただし、第1部の終盤で起きた重要な出来事(ボルトとカワキの立場が逆転する展開)が第2部の前提になっているため、可能であれば第1部の18〜20巻も合わせて読んでおくとより理解が深まります。
ボルトを読むなら電子書籍がお得
ボルトは第1部が全20巻、第2部が既刊7巻(2026年2月時点)で、合計27巻分が刊行されています。単行本1冊あたりの価格は約528円(税込)のため、全巻購入すると約14,000円前後になります。
電子書籍であれば初回クーポンやセールを活用することで、紙版よりもお得に購入できるケースが多いです。スマートフォンやタブレットでいつでも読める手軽さも電子版の利点でしょう。
第1部から読みたい方は20巻+第2部7巻の合計27巻、第2部から読みたい方は7巻からのスタートです。前作NARUTOを読んでいなくても楽しめる構成ですが、NARUTOの物語を知っていると登場人物の背景やボルトの世界観がより深く理解できます。
なお、前作NARUTO本編は全72巻あるため、NARUTOから一気に読む場合はかなりのボリュームになります。まずはボルト第2部から入り、気になったらNARUTOを遡るという読み方もおすすめです。

