リモンスター(Re:Monster)は打ち切りではなく、小説・漫画ともに連載が続いている作品です。小説家になろうからの本編削除や暗黒大陸編の刊行間隔の長さが、打ち切り説を生んだ主な原因でした。この記事では、打ち切りと誤解された理由と作品の現状を詳しく解説します。
| 作品名 | Re:Monster(リ・モンスター) |
|---|---|
| 作者 | 金斬児狐(原作)/ 小早川ハルヨシ(漫画作画) |
| 連載誌 / 掲載元 | アルファポリス(小説・漫画ともに) |
| 連載期間 | 小説:2012年〜刊行中 / 漫画:2014年〜連載中 |
| 巻数 | 小説:本編全9巻+暗黒大陸編 既刊5巻 / 漫画:既刊12巻 |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
| 媒体 | 現状 |
|---|---|
| Web小説 | 小説家になろうから削除済(2016年)。アルファポリスで公開継続 |
| 小説(書籍版) | 本編全9巻完結。暗黒大陸編 既刊5巻(2025年9月に5巻発売) |
| 漫画 | 既刊12巻(13巻は2025年9月30日発売予定) |
| アニメ | 第1期 全12話放送済(2024年4月〜)。第2期制作決定 |
リモンスターが打ち切りと言われた理由
リモンスター(Re:Monster)には以前から打ち切り説が根強く存在しています。しかし実際には連載は終了しておらず、いくつかの事情が重なって誤解が広まったものです。ここでは打ち切りと言われるようになった具体的な理由を解説します。
理由1:小説家になろうからWeb小説が全削除された
打ち切り説が広がった最大の原因は、2016年に「小説家になろう」からRe:Monsterの本編が全て削除されたことです。リモンスターは2011年5月から小説家になろうで連載が開始され、異世界転生×モンスター進化というジャンルの先駆け的作品として人気を博していました。
削除の理由は、小説家になろうが導入した「ダイジェスト版の掲載禁止」というルール変更です。書籍化された作品について、Web上では本編を削除してダイジェスト版のみ残すという手法が当時の一部作品で行われていましたが、これが規約違反とされました。リモンスターもアルファポリスからの書籍化に伴いWeb版を整理していたため、この方針に該当して本編が削除される結果となりました。
当時、小説家になろうはWeb小説の最大手プラットフォームであり、多くの読者がここでリモンスターを読んでいました。ある日突然作品ページにアクセスできなくなったことで、「連載が終わった」「打ち切られた」と誤解した読者が多数出ました。しかし実態は掲載プラットフォームからの削除であり、作品自体が打ち切りになったわけではありません。
なお、削除後もアルファポリスの公式サイトではWeb版の掲載が継続されており、書籍版も通常通り刊行が続いています。プラットフォームの移動を知らなかった読者が「消えた=打ち切り」と判断してしまったのが、この誤解の本質です。
この出来事は2016年と古いにもかかわらず、「リモンスター なろう 削除」などの検索でいまだに情報が出回っており、打ち切り説が長く残り続ける一因となっています。
理由2:暗黒大陸編の刊行ペースが大きく空いた
小説本編が全9巻で完結した後、2018年7月から続編「Re:Monster 暗黒大陸編」がスタートしました。しかしこの暗黒大陸編は、本編と比較して刊行ペースが大幅に遅くなっています。
特に顕著だったのは3巻と4巻の間です。暗黒大陸編3巻は2020年に発売されましたが、4巻が出たのは2024年3月21日と、約3年以上のブランクが生じました。その間、公式からの続刊に関する告知もほとんどなく、ファンの間では「もう続きは出ないのでは」「事実上の打ち切りでは」という不安が広まりました。
ラノベ・小説作品では刊行間隔が空くことは珍しくありませんが、3年以上というのはかなり長い部類に入ります。同じアルファポリスから出版されている他の人気作品と比べても、この空白期間は目立つものでした。SNSや掲示板では「暗黒大陸編は打ち切りになったのでは」という投稿が定期的に上がり、それを見た新規読者にも打ち切り説が伝播していきました。
結果的には2024年に4巻が発売され、さらに2025年9月には5巻の発売も決定しています。4巻から5巻の間隔は約1年半と、以前の3年超に比べて大幅に短縮されました。刊行ペースの回復が確認できたことで、少なくとも現在は打ち切りとは言えない状況です。
理由3:ゲーム版の運営会社が解散した
リモンスターにはスマートフォン向けゲーム「リ・モンスター(Re:Monster)」が配信されていました。しかし開発・運営を担当していたアルファゲームスが2022年9月に解散を発表し、ゲームのサービスも終了しています。
ゲーム会社の解散というニュースは「リモンスター 終了」「リモンスター サービス終了」といった形で検索結果に残っており、ゲームの終了と原作の打ち切りを混同してしまう読者も少なくありません。実際にはゲーム事業と小説・漫画の連載は別の話ですが、「リモンスター」と検索するとネガティブな情報が目に入りやすい状況を作っています。
アルファゲームスはアルファポリスのグループ会社でしたが、ゲーム事業の不振により解散となりました。一方で出版事業を担うアルファポリス本体は健在であり、小説・漫画の刊行には影響していません。
理由4:アニメ版の評価が厳しかった
2024年4月から放送されたTVアニメ版のRe:Monsterは、視聴者から厳しい評価を受けました。アニメレビューサイト「あにこれ」では59.9点という低めのスコアがつけられ、作画のクオリティや演出面への批判が多く見られました。
具体的には「作画が安定しない」「原作の魅力が十分に伝わっていない」という声が目立ちました。また、主人公のゴブ朗が敵を倒して能力を吸収するという原作の根幹システムが、アニメの尺では駆け足気味に描かれた点も不満の原因となっています。
アニメの評判が良くなかったことから、「アニメが不評だから原作も打ち切りになるのでは」「2期はないだろう」という連想が働いた読者もいたようです。実際にはアニメの評価と原作の継続は別問題ですが、アニメきっかけで作品を知った層にとっては、作品全体のイメージが下がったことは否めません。
ただし、アニメの評判とは裏腹に2025年9月25日にはアニメ第2期の制作決定が正式に発表されています。ティザービジュアルも公開されており、アニメが打ち切りになったわけでもなく、むしろシリーズとして継続する方向に動いています。
リモンスターが打ち切りではない根拠
ここまで打ち切りと言われた理由を見てきましたが、いずれも作品自体の打ち切りを示すものではありませんでした。ここからは、リモンスターが打ち切りではないことを裏付ける客観的な根拠を4つの観点から整理します。
小説・暗黒大陸編の刊行が継続中
Re:Monster暗黒大陸編は2024年3月に4巻が発売され、2025年9月26日には5巻の発売が決定しています。アルファポリスの公式サイトおよびTVアニメ公式Xアカウントからも新刊情報が告知されました。
本編全9巻に加えて暗黒大陸編が5巻まで刊行されるということは、シリーズ通算で14巻に達する計算です。出版社が継続的に刊行を決めていること自体が、打ち切りとは正反対の事実を示しています。
さらに、暗黒大陸編は物語の途中であり、完結の告知も出ていません。出版社が「続きを出す」と判断し続けている以上、打ち切りという見方は現状にそぐわないといえます。
漫画版も連載が続いている
小早川ハルヨシによる漫画版も、アルファポリスのWeb漫画サイトで連載が続いています。2024年10月23日に12巻が発売済みで、13巻は2025年9月30日発売予定と告知されています。
漫画版は2014年3月の連載開始から10年以上にわたって継続しており、年に1〜2冊のペースで安定して単行本が刊行されています。原作が打ち切りであれば漫画版も終了するのが通常ですが、そのような動きは一切ありません。
アルファポリスのWeb漫画ページでは最新話が定期的に更新されており、連載が止まっている様子もありません。漫画版の継続は、シリーズ全体が現役であることの裏付けです。
アニメ第2期の制作が決定
2025年9月25日、TVアニメRe:Monsterの第2期制作決定が公式に発表されました。ティザービジュアルも公開され、進化を繰り返して王者の風格を持つ主人公・アポ朗とルービリア姫が描かれています。
第1期の視聴者評価は厳しいものでしたが、それでも2期が決まったということは、配信プラットフォームでの視聴数や原作の売上など、商業的な基準をクリアしていると判断されたことを意味します。打ち切り作品にアニメ2期が制作されることはまずありません。
放送日はまだ発表されていませんが、制作決定の段階でティザービジュアルまで公開されている点から、制作が実際に進行していることが読み取れます。
シリーズ累計発行部数192万部を突破
リモンスターはシリーズ累計で192万部(2024年10月時点)を突破しています。小説・漫画を合わせた数字ですが、アルファポリス作品としてはかなりの部数です。
この規模の売上がある作品を出版社が打ち切る理由は見当たりません。商業的にも継続する価値がある作品として扱われていることがわかります。
リモンスターの作者の現在
リモンスターの原作者・金斬児狐(かねきり こぎつね)の現在の活動状況についてまとめます。
金斬児狐の連載中の作品
金斬児狐は現在もRe:Monsterシリーズの執筆を続けています。暗黒大陸編5巻が2025年9月に発売されたことからも、執筆活動が継続していることが確認できます。
アルファポリスの著者ページには金斬児狐の作品一覧が掲載されており、Re:Monsterが主な執筆作品として記載されています。2011年にWeb小説として連載を始めてから10年以上にわたってこのシリーズに携わり続けている作者です。
現時点でRe:Monster以外の新規連載は確認されていませんが、本シリーズの暗黒大陸編の執筆に注力している状況と見られます。作者が健在でシリーズの執筆を続けていること自体が、打ち切りではないことの証拠です。
アニメ2期に向けた動き
アニメ第2期の制作決定に伴い、原作者としても作品の展開に関わる機会が増えていると考えられます。アニメ化に合わせた原作の刊行ペース加速も期待されるところです。
暗黒大陸編4巻と5巻の刊行間隔は約1年半と、3巻から4巻の3年超に比べて大幅に短縮されています。作品への取り組みが再び活発化している兆しといえるでしょう。
リモンスターのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
TVアニメ第1期は2024年4月から6月にかけてTOKYO MX・BS11ほかで全12話が放送されました。最終回(第12話)のサブタイトルは「Re:Start」で、ゴブ朗が種族進化を遂げて新たなステージへ進むという区切りの良い終わり方でした。
アニメ第1期は原作小説の序盤にあたるゴブリン時代のエピソードを中心に映像化しています。原作小説ではゴブ朗がさらに上位の種族へ進化し、集団を率いて勢力を拡大していく展開が続きます。アニメの続きが気になる方は、原作小説を読むことでその先の壮大な展開を楽しむことができます。
小説本編は全9巻で完結していますが、続編の暗黒大陸編でさらに物語が続いています。アニメで描かれた内容はシリーズ全体のほんの序盤にすぎないため、原作にはまだまだ膨大なストーリーが残っています。
リモンスターを読むなら電子書籍がお得
リモンスターは小説本編9巻+暗黒大陸編5巻、漫画版12巻と、シリーズ全体で26巻以上に及ぶボリュームのある作品です。全巻揃えるとなると紙の書籍ではかなりの量になるため、電子書籍での購入が便利です。
小説版は1冊あたり1,200〜1,400円程度、漫画版は600〜700円程度が目安です。電子書籍ストアのセールやクーポンを活用すれば、まとめ買いの際にコストを抑えやすいメリットがあります。
漫画版から入って原作小説に進むという読み方もおすすめです。漫画版はビジュアルでモンスター進化の過程がわかりやすく描かれており、原作の世界観を把握しやすくなっています。

