『イリオス』は打ち切りではなく、2026年3月現在も週刊ヤングジャンプで連載が続いている作品です。作者・円城寺真己先生の前作が短期で終了したことや、話題性の低さから打ち切りを心配する声が広まりました。この記事では、打ち切りと言われた理由と連載が継続している根拠を詳しく解説します。
| 作品名 | イリオス |
|---|---|
| 作者 | 円城寺真己 |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊ヤングジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 2022年20号〜連載中 |
| 巻数 | 既刊13巻(2026年3月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
イリオスが打ち切りと言われた理由
『イリオス』はギリシャ神話の叙事詩『イリアス』をモチーフに、現代日本のヤクザ抗争を描いた異色の青年漫画です。独自の世界観で根強いファンがいる一方、「打ち切りでは?」という声がネット上で散見されます。
なぜ連載中の作品に打ち切り説が浮上したのか、主な理由を3つに分けて解説します。
理由1:作者の前作「魔風が吹く」が短期終了した
打ち切り説が出た最大の要因は、円城寺真己先生の前作『魔風が吹く』が全5巻で終了していることです。『魔風が吹く』は2018年に週刊ヤングジャンプで連載を開始しましたが、2019年12号で本誌での掲載が終了し、その後「となりのヤングジャンプ」に移籍して完結しました。
本誌からWebへの移籍は、読者からは「打ち切りに近い扱い」と受け取られやすいパターンです。全5巻という巻数の少なさもあり、一部の読者の間では「前作が打ち切られた作者」という印象が残っていました。
この前作のイメージが、『イリオス』にも「いつか打ち切られるのでは」という不安として波及したと考えられます。実際には『魔風が吹く』は移籍先で物語が完結しており、途中で打ち切られたわけではありません。
ただし、前作がヤングジャンプ本誌で長期連載には至らなかったことは事実であり、同じ雑誌で連載中の『イリオス』に対して心配の声が上がるのは自然な流れでした。
理由2:面白いのに話題にならないという不安
『イリオス』に対しては「面白いのに話題にならない」「もっと推されるべき作品」という声がファンの間で以前から上がっています。週刊ヤングジャンプには『キングダム』や『推しの子』など話題性の高い作品が多く、相対的に『イリオス』の存在感が薄くなりやすい環境にあります。
ヤクザ×ギリシャ神話という独特の設定は刺さる読者には深く刺さる一方、万人受けするテーマとは言いづらい面があります。SNSでバズるような派手な展開よりも、じっくりと伏線を張り巡らせる作風であることも、話題になりにくい一因でしょう。
こうした「知名度の低さ」がファンの危機感につながり、「このまま話題にならなければ打ち切りになるのでは」という不安を生んでいます。ネット掲示板やSNSでは「イリオスとかいう漫画、クソ面白いのに何故か話題にならない」といった声が見られます。
しかし、話題性と連載継続は必ずしも連動しません。固定ファンが安定して単行本を購入している作品は、SNSでの話題性が低くても連載が続くケースが多くあります。
理由3:検索サジェストによる誤解の拡大
Googleで「イリオス」と検索すると、予測変換に「打ち切り」と表示されることがあります。これは実際に打ち切りになったからではなく、「打ち切りなの?」と気になった人が検索した結果、サジェストに反映されているという仕組みです。
漫画作品では連載状況を心配するファンが「作品名 打ち切り」で検索する行動が非常に多く、実際には連載中の作品でも打ち切りがサジェストに出ることは珍しくありません。『イリオス』もこのパターンに該当しています。
サジェストに「打ち切り」が表示されること自体が、さらに「本当に打ち切りなのか?」と検索する人を増やす循環を生んでいます。検索サジェストは事実を反映しているわけではなく、検索数の多さを反映しているに過ぎません。
イリオスが打ち切りではない根拠
ここからは、『イリオス』が打ち切りではなく連載が継続している根拠を具体的に見ていきます。
根拠1:2026年現在も週刊ヤングジャンプで連載継続中
最も明確な根拠として、『イリオス』は2026年3月時点でも週刊ヤングジャンプで連載が続いています。2022年20号の連載開始から約4年にわたり、本誌での連載が維持されている状況です。
前作『魔風が吹く』は本誌掲載が約1年で終了したことを踏まえると、『イリオス』が4年近く本誌連載を続けているのは、編集部から一定の評価を得ている証拠と言えます。
根拠2:単行本が既刊13巻まで刊行
2026年3月時点で単行本は既刊13巻に達しています。週刊ヤングジャンプにおいて13巻まで続いている作品は、安定した読者層を確保していると判断できます。
打ち切り作品の多くは全3〜5巻程度で終了することを考えると、13巻という巻数は打ち切りとは程遠い数字です。コンスタントに新刊が刊行されていることからも、出版社側が作品を打ち切る意向がないことがうかがえます。
根拠3:ヤングジャンプ公式サイトで連載作品として掲載中
集英社の週刊ヤングジャンプ公式サイトでは、『イリオス』が現在の連載作品として掲載されています。また、「となりのヤングジャンプ」や「ヤンジャン+」といった集英社のWebプラットフォームでも配信が続いています。
打ち切りが決定した作品であれば、公式サイトの連載一覧から外れるのが通常です。複数のプラットフォームで継続配信されていることは、作品が現役であることの明確な証拠です。
イリオスの作者・円城寺真己の現在
円城寺真己先生は、2026年3月現在も『イリオス』の連載を週刊ヤングジャンプで続けています。週刊連載を抱えているため、他の新連載を同時に持っている状況ではありません。
円城寺真己先生のこれまでの作品
円城寺真己先生は、『イリオス』以前にも複数の作品を発表しています。代表的な前作は以下の通りです。
『魔風が吹く』(全5巻)は2018年に週刊ヤングジャンプで連載を開始し、2019年にとなりのヤングジャンプへ移籍して完結した作品です。さらにそれ以前には『サンチャゴ』(全3巻)なども手がけています。
『イリオス』は円城寺先生にとって最長の連載作品となっており、作家としてのキャリアにおいても大きな転機となっている作品です。ギリシャ神話と現代ヤクザの融合という独自の作風が評価され、連載が長期化しています。
イリオスを読むなら電子書籍がお得
『イリオス』は2026年3月時点で既刊13巻が発売されています。全巻まとめて読みたい場合、電子書籍なら場所を取らずにすぐ読み始められます。
1巻あたりの価格は700円前後のため、13巻分で約9,100円が目安です。電子書籍ストアでは初回登録時のクーポンやポイント還元を活用することで、紙の単行本よりもお得に購入できる場合があります。
ギリシャ神話の『イリアス』をヤクザ抗争に翻案するという唯一無二の世界観は、1巻から引き込まれる面白さがあります。登場人物の関係性が複雑に絡み合う群像劇としても完成度が高く、読むたびに新たな発見がある作品です。気になった方はまず1巻から試してみてはいかがでしょうか。
ヤクザの抗争をギリシャ神話の構造で再構成するという試みは日本の漫画でも類を見ない独自性があり、巻を追うごとに物語のスケールが広がっていく展開が読者を惹きつけています。話題性こそ控えめですが、着実にファンを増やし続けている実力派の作品です。

