『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』(通称:ラス為)の漫画は、打ち切りではありません。初代コミカライズが作画担当・松浦ぶんこの体調不良により連載終了したことで「打ち切りでは?」という声が広まりました。この記事では、漫画版の連載終了の経緯や打ち切り説の真相、各媒体の現状を詳しく解説します。
| 作品名 | 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 |
|---|---|
| 作者 | 天壱(原作)/ 松浦ぶんこ(初代漫画作画)/ かわのあきこ(新漫画作画) |
| 連載誌 / 放送局 | ゼロサムオンライン / 月刊コミックZERO-SUM(一迅社) |
| 連載期間 | 初代漫画:2020年3月〜2022年10月(連載終了)/ 新版:2023年8月〜連載中 |
| 巻数 | 初代漫画 全3巻(未完)/ 原作小説 既刊12巻 |
| 打ち切り判定 | 🟡 打ち切り疑惑あり ※初代漫画は作画家の体調不良で連載終了(未完)。ただし新作画家で連載再開済み |
『ラス為』の漫画が打ち切りと言われている理由
『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』の漫画版には、打ち切りを疑わせる複数の事情がありました。ここでは、打ち切り説が広まった主な理由を整理します。
理由1:初代コミカライズが全3巻で連載終了した
松浦ぶんこによる初代コミカライズは、ゼロサムオンライン(一迅社)にて2020年3月13日に連載がスタートしました。しかし、単行本はわずか3巻で連載が終了しています。
原作小説が既刊12巻(2025年10月時点)に達していることを考えると、漫画版の全3巻という少なさは異例です。小説のストーリーの序盤部分しか漫画化できておらず、物語全体から見ればごく一部で終わった形になります。
同じ一迅社のコミカライズ作品の中でも、3巻という巻数は明らかに少ない部類に入ります。巻数の少なさだけを見れば「打ち切り」と判断してしまうのも自然な反応でしょう。
理由2:作画担当の体調不良による長期休載が続いた
連載終了に至った直接的な原因は、作画を担当していた松浦ぶんこの体調不良です。2021年7月16日には、ゼロサム編集部の公式Xアカウントから「松浦ぶんこ先生の体調不良により休載」というお知らせが投稿されました。
その後も休載が断続的に続き、新規エピソードの更新が長期間途絶える状態となりました。読者からは「いつ再開するのか」「もう続きは読めないのか」という不安の声がSNS上で多数見られるようになります。
最終的に2022年10月25日、一迅社の月刊コミックZERO-SUM公式サイトで「コミカライズ連載終了に関するお知らせ」が正式に発表されました。発表では「松浦ぶんこ先生のご体調が芳しくない状態が続いており、連載を継続することが困難」と理由が明記されています。
つまり、人気低迷やアンケート結果による打ち切りではなく、作画家の健康上の問題がきっかけでした。しかし、こうした事情を知らない読者にとっては「突然終わった=打ち切り」と映ったのです。
理由3:物語が途中のまま未完で終了した
初代コミカライズでは、原作小説の序盤パートのみが漫画化されました。物語の核心に迫る展開や、主要キャラクターの関係性が深まるエピソードは描かれないまま連載が終了しています。
通常の完結作品であれば、最終話に何らかの区切りや締めくくりの描写がありますが、松浦ぶんこ版にはそうした最終回らしいまとめの描写がありません。読者としては「途中で切られた」という印象を抱きやすい終わり方でした。
原作者の天壱は、連載終了時に「小説家になろう」の活動報告で経緯を説明しています。そこでは打ち切りではなく作画家の健康事情であることが伝えられていますが、この発信に気づかなかったファンも多かったようです。
『ラス為』の漫画は本当に打ち切りなのか?
初代コミカライズが全3巻で未完のまま終了したのは事実です。しかし、その後の展開を見れば、作品全体としてはむしろ高い人気を維持していることがわかります。
連載終了は編集部の打ち切り判断ではない
一迅社が2022年10月25日に出した公式のお知らせでは、連載終了の理由が「作画担当の体調不良による連載継続困難」であると明記されています。掲載順の低下やアンケート結果など、打ち切りを示す客観的データは確認できません。
出版社側が作画家の健康を理由に挙げて連載終了を発表するケースは、コミカライズ作品ではまれではありますが、打ち切りとは性質が異なります。「需要がなくなった」のではなく、「供給が困難になった」というのが実態です。
実際に、連載終了のお知らせでは読者への謝罪とともに、作品への応援に対する感謝の言葉も述べられていました。打ち切りとは異なる文脈であったことは、公式発表の文面からも読み取れます。
新たな作画家による漫画連載の再開
もし人気がなく打ち切られた作品であれば、別の作画家でコミカライズを再開することは通常あり得ません。しかし『ラス為』では、松浦ぶんこ版の連載終了からわずか約10か月後に、新たなコミカライズが始まっています。
2023年8月号からは、かわのあきこ(原案協力:こがわみさき)による『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 To The Savior』が月刊コミックZERO-SUMで連載を開始しました。こちらは2025年2月号まで連載されています。
さらに2025年5月号からは、同じくかわのあきこによる『The Savior’s Pride』が新たに連載を開始しており、漫画版が途切れることなく継続しています。作画家を替えてまで連載を続けるのは、出版社が作品の商業的価値を高く評価している証拠です。
アニメ化と2期決定が示す作品の人気
2023年7月にはTVアニメ第1期が放送されました。そして2026年4月からはTVアニメ第2期の放送が決定しています。
打ち切り作品がアニメ化され、さらに第2期まで制作決定に至ることは極めてまれです。アニメ制作には多額の投資が必要であり、出版社やアニメ制作委員会が続編を決断するのは、それだけの収益が見込めると判断されたからにほかなりません。
シリーズ累計発行部数は80万部を突破(2022年1月時点、電子版含む)しており、アニメ放送後はさらに伸びていると考えられます。漫画版の連載終了は作画家個人の健康問題であり、作品自体の打ち切りとは明確に異なります。
| 媒体 | 現状 |
|---|---|
| 小説(小説家になろう) | 第3部連載中 |
| 小説(書籍版) | 一迅社文庫アイリスNEO 既刊12巻(2025年10月時点) |
| 漫画(松浦ぶんこ版) | 全3巻で連載終了(未完) |
| 漫画(かわのあきこ版) | 『The Savior’s Pride』連載中(月刊コミックZERO-SUM) |
| アニメ | 第1期放送済 / 第2期 2026年4月放送予定 |
『ラス為』の作者・天壱の現在
原作者の天壱は2026年現在も精力的に執筆活動を続けています。ここでは最新の活動状況を紹介します。
天壱の連載中の作品
天壱は「小説家になろう」にて『ラス為』第3部の連載を継続しています。書籍版も一迅社文庫アイリスNEOから定期的に新刊が刊行されており、第12巻が2025年10月に発売されました。
また、天壱は『ラス為』以外にも複数の作品を手がけています。『5度目の政略婚は、私を憎むあなたと』『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』『千鶴の夜明け〜わたしに一途な旦那さま〜』などが刊行されています。
作者自身がこれだけ活発に新作を発表し続けていることからも、『ラス為』シリーズが人気低迷で打ち切りになるような状況にはないことが読み取れます。
アニメ2期の最新情報
TVアニメ第2期『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。Season2』は2026年4月から放送予定です。第1期では原作小説の第1巻〜第2巻の内容がアニメ化されました。
第2期では主人公プライドが16歳に成長した姿で登場し、新たなキャラクターやエピソードが描かれることが公式から発表されています。メディアミックス展開は今後さらに広がっていく見込みです。
『ラス為』のアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
TVアニメ第1期(全12話、2023年7月放送)では、原作小説の第1巻〜第2巻の内容が描かれました。アニメの続きを知りたい方は、原作小説の第3巻から読み始めると第1期の続きのストーリーを楽しめます。
なお、松浦ぶんこ版の漫画はアニメ化された範囲の途中までしか描かれていないため、漫画から続きを追いたい場合はかわのあきこ版のコミカライズを読むのがおすすめです。
原作小説は既刊12巻あるため、アニメ未放送のエピソードも豊富に残されています。2026年4月の第2期放送で、さらに先の展開が映像化される予定です。
『ラス為』を読むなら電子書籍がお得
原作小説は既刊12巻で、1巻あたりおよそ700〜800円前後です。全巻そろえる場合は、電子書籍ストアのクーポンやキャンペーンを活用するとお得に購入できます。
漫画版は複数シリーズがありますが、最新のかわのあきこ版『The Savior’s Pride』は月刊コミックZERO-SUMで連載中です。電子書籍なら場所を取らず、過去のシリーズもまとめて読むことができます。

