『アホリズム aphorism』は打ち切りではなく、2022年3月よりガンガンONLINEで第弐部が連載中です。壱部の最終回が駆け足展開だったことや、掲載誌の休刊を経験したことから「打ち切りでは?」という声が広まりました。この記事では、アホリズムが打ち切りと言われた理由と、実際の連載状況について詳しく解説します。
| 作品名 | アホリズム aphorism |
|---|---|
| 作者 | 宮条カルナ |
| 連載誌 / 放送局 | 月刊ガンガンWING → ガンガンONLINE |
| 連載期間 | 2008年8月号〜(壱部:〜2016年1月 / 弐部:2022年3月〜連載中) |
| 巻数 | 既刊17巻(壱部:全14巻 / 弐部:15巻〜) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
アホリズムが打ち切りと言われた理由
アホリズムは「打ち切りされた漫画」として語られることが少なくありません。実際には打ち切りではないのですが、なぜそう誤解されてしまったのでしょうか。
理由1:壱部の最終回が駆け足展開だった
打ち切り説が広まった最大の原因は、壱部の最終回が唐突な展開で終わったことです。壱部のラストでは、主人公たちが「裁」と呼ばれる試練に巻き込まれ、過去の能力者たちが一斉に現れるという急展開が描かれました。
物語の核心に触れる重要な場面でありながら、多くの伏線が未回収のまま「第一部完」として終了しています。読者からすると、物語が途中で断ち切られたように感じられる終わり方でした。
この「第一部完」という表記自体が、打ち切りを示す婉曲表現として漫画業界では認知されている側面があります。そのため「事実上の打ち切りだろう」と受け取った読者が多数いました。
Yahoo!知恵袋などの質問サイトにも「アホリズムは打ち切り同然の終わり方だった」という投稿が複数見られ、当時の読者の落胆ぶりがうかがえます。
理由2:掲載誌「月刊ガンガンWING」の休刊
アホリズムは2008年8月号から『月刊ガンガンWING』で連載を開始しました。しかし、ガンガンWINGは2009年に休刊となり、アホリズムはウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』へ移籍することになります。
雑誌の休刊に伴う移籍は、読者にとっては「掲載先がなくなった=打ち切り」という印象を与えやすい出来事です。実際には移籍後もガンガンONLINEで連載が継続されましたが、紙媒体からWebへの移行で読者が離れたケースも少なくありませんでした。
当時のガンガンWINGはスクウェア・エニックスの月刊少年漫画誌の一つでしたが、部数低迷により休刊に至っています。移籍先のガンガンONLINEは2008年に開設されたばかりのサービスであり、雑誌の休刊作品の受け皿としての性格も持っていました。
掲載誌の休刊という外的要因が、作品自体の打ち切りと混同されたのは無理もないことだったと言えるでしょう。
理由3:壱部完結から弐部開始まで6年の空白期間
壱部が2016年1月に完結してから、弐部の連載が始まったのは2022年3月21日です。この間、約6年もの空白期間がありました。
一般的に、漫画の「第一部完」から続編が始まるまでの期間は長くても1〜2年程度です。6年という期間は異例の長さであり、「第二部はもう始まらないだろう」「やはり打ち切りだったのだ」と判断した読者が大多数でした。
この空白期間中の2018年には、前日談にあたる『弩アホリズム』(月刊少年ガンガン、全3巻)と『堕アホリズム』(ガンガンONLINE、作画:田中ひかる)というスピンオフ作品が連載されています。しかし本編の続きではなかったため、「本編は打ち切りで、スピンオフだけが動いている」と受け止められることもありました。
6年もの空白期間は、打ち切り説が定着するには十分すぎる時間でした。この間に「アホリズム=打ち切り」というイメージが読者の間で固定されてしまったと考えられます。
アホリズムが打ち切りではない根拠
壱部の終わり方や長い空白期間から打ち切りだと誤解されてきましたが、実際にはアホリズムは打ち切りではありません。その根拠を整理します。
第弐部が2022年よりガンガンONLINEで連載中
最も明確な根拠は、2022年3月21日からガンガンONLINEで第弐部の連載が開始されているという事実です。壱部で未回収だった伏線を回収しながら、新たな試練場での物語が展開されています。
2026年3月時点でも連載は継続しており、定期的に新エピソードが配信されています。打ち切り作品が6年後に再開されるケースは極めて稀であり、出版社側に継続の意思があったことを示しています。
壱部の「第一部完」は文字通り第一部の完結であり、打ち切りの婉曲表現ではなかったということが、弐部の開始によって証明されました。
スピンオフ作品が複数展開されている
アホリズムシリーズは本編以外にも複数の作品が展開されています。2018年7月から2019年11月まで『月刊少年ガンガン』で前日談『弩アホリズム』(全3巻)が連載されました。
同時期にガンガンONLINEでは、田中ひかる作画による前日談『堕アホリズム』も連載されています。本編から13年前を舞台とした作品です。
打ち切り作品に対して、別の雑誌でスピンオフを企画し、さらに同時期に2作品を並行連載するという展開は通常考えられません。スクウェア・エニックスがアホリズムというIPに継続的に投資していたことの証拠です。
単行本が継続して刊行されている
弐部の単行本も順調に刊行されています。第16巻と第17巻は2025年3月12日に同時発売されており、出版社の注力ぶりがうかがえます。
2冊同時発売は、連載のストックが十分にあり、読者の需要も見込めると判断された場合に行われる施策です。打ち切りどころか、シリーズとして安定した評価を得ていることを示しています。
壱部の14巻から通しでナンバリングが続いており、シリーズ全体として既刊17巻という規模になっています。
アホリズムの作者・宮条カルナの現在
作者の宮条カルナは現在もアホリズムシリーズの執筆を続けています。
宮条カルナの連載中の作品
宮条カルナは2026年3月現在、ガンガンONLINEで『アホリズム aphorism』第弐部を連載中です。2008年の連載開始から18年にわたり、一貫してアホリズムの世界観を描き続けています。
また、過去にはスピンオフ『弩アホリズム』も自ら執筆しており、作品世界への強いこだわりが感じられます。『堕アホリズム』は田中ひかるが作画を担当しましたが、原作・監修として宮条カルナが関わっています。
スクウェア・エニックスの漫画アプリ「マンガUP!」でもアホリズムが配信されており、新規読者の獲得にも積極的な展開が見られます。
アホリズムを読むなら電子書籍がお得
アホリズムは壱部14巻+弐部(15巻〜)に加え、スピンオフの弩アホリズム全3巻と堕アホリズムもあり、シリーズ全体のボリュームは相当なものです。
紙の単行本は壱部の初期巻を中心に入手しにくくなっているものもあります。電子書籍であれば全巻をまとめて購入でき、品切れの心配もありません。
壱部から弐部まで通して読むことで、壱部のラストで張られた伏線の意味がわかる構成になっています。弐部から読み始めるよりも、壱部の1巻からの通読がおすすめです。
壱部で張られた数多くの伏線が弐部で回収されていく構成は、長年のファンにとって大きな読みどころとなっています。

