「からかい上手の高木さん」の作者・山本崇一朗さんが死亡したという噂は完全なデマであり、作者は存命です。山本崇一朗さんは2024年8月から新連載「マネマネにちにち」をゲッサンでスタートしており、連載終了が死亡説の誤解につながったとみられます。この記事では、死亡説が広まった理由・作者の現在の活動・作品が打ち切りだったのかを詳しく解説します。
| 作品名 | からかい上手の高木さん |
|---|---|
| 作者 | 山本崇一朗 |
| 連載誌 / 放送局 | ゲッサン(小学館) |
| 連載期間 | 2013年7月〜2023年10月 |
| 巻数 | 全20巻 |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
| 作者死亡説 | デマ(作者は存命) |
からかい上手の高木さんの作者が死亡したと言われる理由
「からかい上手の高木さん 作者 死亡」という検索ワードが存在する背景には、いくつかの誤解が重なっています。山本崇一朗さんは1986年5月30日生まれで、2026年3月現在も健在です。なぜこのような噂が広まったのか、考えられる理由を解説します。
理由1:「からかい上手の高木さん」の連載が終了したこと
最も大きな原因は、2023年10月にゲッサン11月号で「からかい上手の高木さん」の連載が終了したことです。2013年7月にゲッサンminiで連載を開始し、2016年8月号からゲッサン本誌に移籍して続いた約10年間の長期連載でした。これほど長く続いた人気作が終了したことで、「作者に何かあったのでは?」と検索する読者が出たことが発端とみられます。
さらに2024年10月には、スピンオフ作品「からかい上手の(元)高木さん」(作画:稲葉光史)も全23巻で完結しました。同時期に「からかい上手(?)の西片さん」という派生作品も最終巻が発売され、「からかい」シリーズが立て続けに終了する形となりました。シリーズ全体が一気に終わったことで、作者の身に何か起きたのではないかという不安が広まったと考えられます。
実際には、本編は最終話「夏祭り」で西片が高木さんに告白する形で物語としてきちんと完結しています。打ち切りや作者の事情による突然の終了ではなく、シリーズ全体を計画的に完結させたとみるのが自然です。
なお、コミックナタリーなどの漫画メディアでも「からかい」シリーズの完結は通常の連載終了として報じられており、作者の健康問題や急な打ち切りを示唆する報道は一切ありませんでした。
理由2:人気漫画家の訃報が相次いだ時期と重なったこと
2020年代に入り、著名な漫画家の訃報が複数報じられました。「ドラゴンボール」の鳥山明さん(2024年3月死去)、「遊☆戯☆王」の高橋和希さん(2022年7月死去)など、誰もが知る作品の作者が亡くなったニュースが大きな話題となりました。
こうした訃報が続く中で、「〇〇の作者も亡くなったのでは?」という連鎖的な検索が発生しやすくなっています。山本崇一朗さんについても、連載終了のタイミングとこの流れが重なり、根拠のない死亡説が検索サジェストに残る結果になったとみられます。
なお、山本崇一朗さんの死去を報じた公式発表やニュース記事は一切存在しません。訃報は出版社や主要メディアから報じられるものであり、そうした報道がない以上、死亡説には事実的根拠がありません。
理由3:作者のメディア露出が少ないこと
山本崇一朗さんは香川県小豆島出身の漫画家で、テレビ出演やインタビューなどのメディア露出が多い方ではありません。公式X(旧Twitter)アカウント(@udon0531)は存在するものの、頻繁に近況を発信するタイプの作家ではないようです。
漫画家の中には、SNSで日常的にイラストや近況を投稿する方も多くいます。しかし山本さんの場合はそうした発信頻度が高くないため、連載終了後に「最近見かけない=何かあったのでは」という推測が生まれやすくなります。特に新作の情報が出るまでの空白期間に、こうした根拠のない死亡説が拡散されやすい傾向があります。
しかし、山本さんは連載終了後もXアカウントでの発信を続けており、2024年8月にはゲッサンで新連載「マネマネにちにち」を開始しています。活動が途絶えた事実は一切ありません。
2024年には実写映画の公開に合わせたインタビューも行われており、原作者として「やめてほしい」と思った点について語るなど、メディアとの接点も確認されています。
からかい上手の高木さんの作者・山本崇一朗の現在
山本崇一朗さんは現在も漫画家として精力的に活動しています。「からかい上手の高木さん」の連載終了後も休むことなく新作の執筆を続けており、死亡説は完全に誤りです。ここでは作者の最新の活動状況を確認します。
新連載「マネマネにちにち」をゲッサンで連載中
山本崇一朗さんは2024年8月号からゲッサン(小学館)で新連載「マネマネにちにち」をスタートしました。高校の硬式野球部を舞台に、1年生の女子マネージャー3人の日常を描く「日常×ちょいラブ(?)なハイブリッドコメディー」です。
単行本は2026年3月時点で既刊3巻が刊行されています。「からかい上手の高木さん」で確立した日常系ラブコメの作風を活かしつつ、新たな題材に挑戦している作品です。
山本さんのXアカウント名も「山本崇一朗@マネマネにちにち2巻」と新連載の情報に更新されており、現役で活動中であることは明らかです。
「からかい上手の高木さん」以外の代表作
山本崇一朗さんは「からかい上手の高木さん」の他にも複数の作品を手がけてきました。「くノ一ツバキの胸の内」(ゲッサン連載)は忍者の里を舞台にした日常コメディで、2022年にTVアニメ化もされています。「それでも歩は寄せてくる」(週刊少年マガジン連載)は将棋部を舞台にしたラブコメで、こちらも2022年にアニメ化されました。
つまり山本さんは一時期、「からかい上手の高木さん」「くノ一ツバキの胸の内」「それでも歩は寄せてくる」の3作品を同時に連載し、さらにそのうち2作品がアニメ化されるという非常に活発な執筆活動を行っていました。
これらの作品はいずれも連載を完了しており、現在は新連載の「マネマネにちにち」に専念しています。こうした実績からも、作者が第一線で活動し続けている漫画家であることがわかります。
からかい上手の高木さんが打ち切りと言われた理由
「からかい上手の高木さん」は打ち切りではなく、全20巻で完結した作品です。しかし、一部では打ち切りだったのではないかという声もあります。その理由を検証します。
理由1:最終話付近の展開がやや駆け足だったこと
「からかい上手の高木さん」は基本的に1話完結のエピソードが続く日常系の作品でした。毎回のエピソードで高木さんが西片をからかい、西片がリベンジを試みるという構図が繰り返される形式で、全体を通じた大きなストーリーラインは持たない作風です。
しかし最終盤の「好きということ」から最終話「夏祭り」にかけては、西片の告白という大きな展開が比較的短い話数で進みました。それまでの穏やかなペースに慣れていた読者からすると、急にストーリーが動き出したことで「急いでたたんだのでは?」という印象を与えた可能性があります。
ただし、最終話は夏祭りの場面で西片が高木さんに気持ちを伝え、二人が手をつなぐ場面で締めくくられています。物語として自然なクライマックスが描かれており、打ち切り作品に見られるような未回収の伏線や唐突な終わり方ではありません。
理由2:スピンオフが先に始まっていたこと
「からかい上手の(元)高木さん」は本編よりも前の2017年から連載が始まっていたスピンオフ作品です。この作品は大人になった高木さんと西片の結婚後の生活を描いており、二人の間には娘の「ちー」もいます。つまり、本編の「結末」——二人が結ばれること——がスピンオフで先に明かされている状態でした。
本編の連載が続いている間も「すでに二人が結婚することはわかっている」「本編を引っ張る意味があるのか」という声がありました。このため、本編を終了させる判断が下されたのではと推測する読者もいたようです。
しかし、本編は最終話で告白シーンを描き切った上で完結しており、スピンオフの存在が打ち切りの原因になったとは考えにくい状況です。スピンオフ「(元)高木さん」も2024年10月に全23巻で完結し、シリーズ全体が計画的に終了したことがうかがえます。
からかい上手の高木さんが打ち切りではない根拠
「からかい上手の高木さん」が打ち切りではなく、正規の完結であることを示す客観的な根拠は複数あります。
シリーズ累計1,200万部を超える売上
「からかい上手の高木さん」シリーズは、累計発行部数が1,200万部を突破しています(2023年9月時点)。2018年2月にはシリーズ累計400万部を突破したことがMANTANWEBで報じられ、その後も売上は伸び続けました。
月刊誌のゲッサンは週刊少年ジャンプなどの週刊誌と比べると発行部数が少なく、連載作品の知名度も限られがちです。その中で1,200万部という数字は、ゲッサン連載作品としては突出した実績と言えます。
打ち切り作品は売上不振が原因で終了するケースがほとんどですが、本作にはそうした兆候は見当たりません。むしろ最終巻まで安定した売上を維持していたことから、商業的な問題による終了ではなかったと判断できます。
第66回小学館漫画賞を受賞
2021年には第66回小学館漫画賞・少年向け部門を受賞しました。小学館漫画賞は出版社が自社作品の中から選出する権威ある賞であり、受賞は作品の質と商業的成功の両方が認められた証と言えます。
受賞後もゲッサンでの連載は約2年間続いており、受賞をきっかけに打ち切るという判断は考えにくいです。漫画賞を授与した直後に連載を終了させることは出版社にとってもメリットがなく、むしろ受賞を追い風にして連載を継続させたいと考えるのが自然です。
アニメ3期・劇場版・実写映画と大規模なメディア展開
TVアニメは第1期(2018年1〜3月)、第2期(2019年7〜9月)、第3期(2022年1〜3月)と3期にわたって放送されました。制作はシンエイ動画が担当し、各期とも全12話で構成されています。さらに2022年6月には劇場版アニメが全国公開されました。
加えて2024年には実写ドラマが放送され、実写映画も2024年5月31日に全国公開されています。実写映画の公開にあたっては原作者の山本崇一朗さんもインタビューに応じており、作品への関与が確認されています。
アニメ3期・劇場版アニメ・実写ドラマ・実写映画という4形態でのメディア展開は、少年漫画作品の中でも非常に充実した規模です。打ち切り作品がここまで大規模なメディアミックス展開を受けることはまずありません。出版社・制作側が作品の商業的価値を高く評価していた証拠と言えます。
からかい上手の高木さんのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
「からかい上手の高木さん」のTVアニメは全3期が放送されています。各期がカバーする原作の範囲は以下のとおりです。
第1期(2018年1〜3月放送)は原作1巻〜7巻、第2期(2019年7〜9月放送)は原作6巻〜10巻、第3期(2022年1〜3月放送)は原作11巻〜15巻の内容をそれぞれアニメ化しています。
アニメの続きを原作で読む場合は16巻からがおすすめです。原作は全20巻なので、アニメ未放送分は16巻〜20巻の5冊分にあたります。最終話の告白シーンはアニメ化されていないため、原作でしか読めない展開です。
からかい上手の高木さんを読むなら電子書籍がお得
「からかい上手の高木さん」は全20巻で完結済みのため、一気読みに適した作品です。1話完結型のエピソードが中心なので、途中から読んでも楽しめますが、初期から読むことで西片と高木さんの関係の変化をより味わえます。
電子書籍ストアでは初回購入時の割引クーポンやポイント還元キャンペーンが実施されていることが多く、紙版よりもお得に全巻をそろえられる場合があります。
スピンオフ「からかい上手の(元)高木さん」(全23巻)もあわせて読むと、二人の結婚後の生活や娘のちーとの日常が描かれており、シリーズ全体をより深く楽しめるでしょう。

