『聖闘士星矢』の作者・車田正美先生は死亡しておらず、2026年現在も存命で漫画家として活動を続けています。死亡説が広まった背景には、長期にわたる不定期連載や作者の年齢に対する憶測が関係しています。この記事では、車田正美先生の死亡説の真相に加え、聖闘士星矢の打ち切り説や最終回がひどいと言われる理由、NEXT DIMENSION冥王神話の打ち切り疑惑まで詳しく解説します。
| 作品名 | 聖闘士星矢(セイントセイヤ) |
|---|---|
| 作者 | 車田正美 |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 1986年1・2号〜1990年49号(完結編はVジャンプ1991年創刊号に掲載) |
| 巻数 | 全28巻 |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
| 作者死亡説 | デマ(車田正美先生は存命) |
聖闘士星矢の作者が死亡したと言われる理由
車田正美先生の死亡説がネット上で広まった背景には、いくつかの要因があります。結論として先生は存命ですが、なぜこのような噂が生まれたのかを整理します。
理由1:NEXT DIMENSIONの長期休載・不定期連載
死亡説が広まった最大の原因は、続編『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』の不定期連載です。同作は2006年に週刊少年チャンピオンで連載を開始しましたが、長期にわたり休載と連載再開を繰り返していました。
連載が途絶えている期間が数か月〜数年単位に及ぶこともあり、「作者に何かあったのでは」「体調を崩したのでは」という憶測がSNSや掲示板で広がりました。
実際には、車田先生はフルカラー原稿にこだわって執筆していたため、制作に時間がかかっていたとみられています。不定期連載は作者の健康問題ではなく、作画クオリティを維持するための制作スタイルが原因でした。
理由2:同世代の漫画家の訃報との混同
車田正美先生は1953年生まれで、2026年現在72歳です。同世代の漫画家やクリエイターの訃報が報じられるたびに、車田先生と混同する形で「死亡した」という誤情報が拡散されるケースがありました。
特にSNSでは「聖闘士星矢の作者」というキーワードだけが独り歩きしやすく、別の作品の作者の訃報と混同されることがあります。確認せずにリポストされることで、デマが広がる典型的なパターンです。
また、『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』の作画を担当した手代木史織先生など、関連作品のスタッフと混同された可能性も指摘されています。シリーズが多岐にわたるため、「聖闘士星矢の作者」が誰を指すのか曖昧になりやすい状況がありました。
理由3:高齢による健康面への憶測
車田先生が70代に入ったことで、「もう漫画を描けないのでは」「引退したのでは」という推測がネット上で見られるようになりました。週刊連載を長年続けてきた漫画家にとって、年齢は読者が気にしやすい要素です。
2024年7月にNEXT DIMENSIONが完結した際も、「作者の体力的な問題で終了したのでは」という声がありました。18年間にわたる連載が突然終わったように見えたため、健康上の理由を疑うファンが少なくなかったのです。
しかし実際には、車田先生は完結直後から次回作の準備に入っており、健康問題による引退ではありませんでした。2026年3月には新作短編を発表し、5月からの新連載も告知されています。
聖闘士星矢の作者・車田正美の現在
車田正美先生の2026年時点での活動状況をまとめます。
車田正美先生は存命で精力的に活動中
車田正美先生は2026年3月現在、72歳で存命です。秋田書店の週刊少年チャンピオンを拠点に創作活動を続けています。
2026年3月12日発売の週刊少年チャンピオン15号には、描き下ろし短編『聖闘士星矢 THEN Ⅲ 決意』が掲載されました。これはオールカラーの短編で、新連載に向けた布石となる作品です。
公式サイト「車田正美オフィシャルサイト 生々流転」も定期的に更新されており、作者自身が現役で活動していることが公式に確認できます。
新作「聖闘士星矢 天界篇」が2026年5月に連載開始
2026年5月14日発売の週刊少年チャンピオン24号から、新作『聖闘士星矢 天界篇』の連載が開始されることが発表されています。
天界篇は、原作『聖闘士星矢』と続編『NEXT DIMENSION 冥王神話』の正統続編として位置づけられています。NEXT DIMENSIONの最終回で描かれたアポロンの登場を受けた物語になると予想されています。
車田先生が新連載を開始するという事実そのものが、死亡説が完全なデマであることの何よりの証拠です。
聖闘士星矢が打ち切りと言われた理由
聖闘士星矢には「打ち切りだったのでは」という声が根強く存在します。なぜそのような誤解が生まれたのか、経緯を解説します。
理由1:ジャンプ本誌の連載がハーデス編の途中で終了した
打ち切り説が広まった最大の原因は、週刊少年ジャンプでの連載がハーデス編の最終決戦の途中で唐突に終了したことです。1990年49号に掲載された最終話では、星矢がハーデスにペガサス彗星拳を放った場面で物語が中断しました。
最後のページには「冥王ハーデスとの激闘はまだ終わりを告げていない」というメッセージが記されましたが、その後の展開がどこで読めるのかは明示されていませんでした。当時のジャンプ読者にとって、これは事実上の打ち切りに見えたのです。
実際には、ハーデス編が当初の予定よりも長期化したため、ジャンプ本誌での掲載枠に収まりきらなくなったことが原因でした。編集部との調整の結果、完結編は新創刊のVジャンプに移籍して掲載されることになりました。
ただし、この媒体移籍の告知が不十分だったため、多くの読者が「打ち切られた」と認識したまま数十年が経過しています。
理由2:Vジャンプの完結編を知らない読者が多い
聖闘士星矢の完結編は、1990年に創刊されたVジャンプの創刊号に掲載されました。しかし、当時Vジャンプは新しい雑誌であり、ジャンプ本誌の読者全員に行き渡ったわけではありませんでした。
さらに、単行本にも完結編の内容が反映されるまでにタイムラグがありました。ジャンプ本誌で読んでいた読者の多くが、完結編の存在を知らないまま「打ち切り」という印象を持ち続けたのです。
インターネット普及後も「聖闘士星矢は打ち切りだった」という情報が繰り返し書き込まれたことで、事実と異なる認識が定着してしまいました。2023年に秋田書店から刊行が始まった『聖闘士星矢 Final Edition』では、完結編を含む完全版として再構成されています。
理由3:NEXT DIMENSION冥王神話の打ち切り疑惑
2006年から週刊少年チャンピオンで連載された続編『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』も、打ち切りを疑われた作品です。2024年7月の最終回では、太陽神アポロンが降臨し、星矢たちの記憶が消去されるという衝撃的な展開で幕を閉じました。
18年にわたる連載で広げた風呂敷に対して、最終回があまりにも急展開だったため、「打ち切りではないか」「車田先生の体力的な限界で終了させたのでは」という声が上がりました。
しかし、連載終了と同時に後続作品の告知がなされており、計画的な終了だったことがうかがえます。実際に2026年5月からは正統続編『天界篇』の連載が決定しており、NEXT DIMENSIONは天界篇への橋渡しとして完結したとみるのが妥当です。
全16巻という巻数も、18年間の不定期連載であったことを考慮すれば、打ち切りを示す数字とは言えません。
聖闘士星矢の最終回がひどいと言われる理由
「聖闘士星矢 最終回 ひどい」という検索が多いのには、ジャンプ版とNEXT DIMENSION版の二つの最終回が関係しています。
ジャンプ版の最終回が「あまりに雑」と評された
1990年のジャンプ本誌最終回は、ハーデスとの最終決戦の真っ只中で物語が中断するという異例の終わり方でした。星矢がペガサス彗星拳を放ち、ハーデスに一撃を加えた直後に「終」の文字が置かれました。
メディアの記事でも「あまりに雑すぎる幕引き」と表現されており、戦いの決着も描かれず、キャラクターたちのその後も一切語られない終わり方に、多くの読者が衝撃を受けました。
当時の読者の間では「打ち切りで無理やり終わらせた」「編集部と揉めたのでは」といった憶測が飛び交いました。前述のとおり、実際にはVジャンプで完結編が描かれているため、ジャンプ版は最終回ではなく「中断」に近い性質のものでした。
NEXT DIMENSIONの最終回への賛否
2024年7月に完結したNEXT DIMENSIONの最終回も、ファンの間で大きな賛否を巻き起こしました。最終話では太陽神アポロンが降臨し、アテナの行動に対して怒りを示す展開となりました。星矢たちは戦うこともできずにアポロンの圧倒的な力の前にひれ伏す結末でした。
ファンからは「18年間連載した割にあっけない」「広げた伏線が回収されていない」「やっつけ感がある」といった厳しい声が上がりました。多くのキャラクターが活躍の場を与えられないまま終了したことへの不満も見られます。
一方で、「完結してくれただけでありがたい」「神に逆らえないというシビアな結末も一つの解釈」と受け止めるファンもいます。天界篇の連載開始が発表されたことで、NEXT DIMENSIONの結末は物語の途中経過であり、天界篇で星矢たちの真の戦いが描かれるという期待が高まっています。
聖闘士星矢は打ち切りではない根拠
打ち切り説が根強い聖闘士星矢ですが、客観的なデータを見れば打ち切りではないことは明らかです。
全28巻で物語が完結している
聖闘士星矢は週刊少年ジャンプで全28巻にわたって連載されました。ジャンプ本誌での最終回は確かに途中で終わっていますが、Vジャンプ創刊号で完結編が掲載され、物語としては決着がついています。
単行本の最終巻にも完結編の内容が収録されており、コミックスで読む限り物語は完結しています。打ち切り作品に見られる「急な伏線放棄」「キャラクター整理」といった特徴は、単行本版には見られません。
さらに、2023年からは秋田書店より『聖闘士星矢 Final Edition』が刊行されており、加筆修正を含む完全版として再構成されています。
シリーズ累計5,000万部超えの大ヒット作
シリーズ全世界累計発行部数は5,000万部を突破しています(2022年2月時点)。この数字は日本の漫画史において上位に位置する記録です。
1980年代後半の週刊少年ジャンプを支えた看板作品の一つであり、『ドラゴンボール』『キン肉マン』と並ぶ人気を誇っていました。これだけの売上実績がある作品が、人気低迷による打ち切りになることは考えにくいでしょう。
ジャンプ本誌での連載終了は、ストーリーの長期化に伴う媒体移籍であり、打ち切りとは根本的に性質が異なります。
40年にわたるメディアミックス展開
聖闘士星矢は1986年のTVアニメ化を皮切りに、劇場版アニメ、OVA、2023年のハリウッド実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』、NetflixのCGアニメなど、40年にわたってメディアミックスが続いています。
TVアニメは1986年から1989年まで全114話が放送され、特に十二宮編は高い人気を獲得しました。海外でも放送されフランスや中南米を中心に熱狂的なファンを生みました。
打ち切り作品がこれほど長期にわたってメディア展開されることはまずありません。2026年5月からは新作『天界篇』の連載も始まることから、シリーズとしての価値が今なお維持されていることがわかります。
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