『アンデッドアンラック』は打ち切りではなく、週刊少年ジャンプで約5年間連載され全27巻で完結した作品です。掲載順位の一時的な低迷やアニメ化後の売上が期待ほど伸びなかったことから、打ち切り説がネット上で広まりました。この記事では、打ち切りと言われた理由3つと、実際には打ち切りではない根拠を詳しく解説します。
| 作品名 | アンデッドアンラック(UNDEAD UNLUCK) |
|---|---|
| 作者 | 戸塚慶文 |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 2020年8号〜2025年9号 |
| 巻数 | 全27巻 |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
アンデッドアンラックが打ち切りと言われた理由
『アンデッドアンラック』(通称アンデラ)は2020年から約5年間にわたって連載された作品です。「次にくるマンガ大賞」1位を獲得し、アニメ化もされた人気作にもかかわらず、なぜ「打ち切り」と検索されるほどの噂が広まったのでしょうか。主に3つの理由が挙げられます。
理由1:掲載順位が一時的に最下位圏まで低迷した
打ち切り説が最も勢いを増したのは、2024年に掲載順位が3週連続で最下位圏に沈んだ時期です。週刊少年ジャンプでは掲載順位がアンケート人気の指標とされており、下位が続く作品は打ち切り候補とみなされる慣例があります。
特に2024年25号〜31号にかけて掲載されたアイドル編(風子の両親を掘り下げるエピソード)の時期に順位が落ち込みました。このパートはメインストーリーからやや離れた内容だったため、週刊読者のアンケート支持を得にくかったとみられています。
ジャンプ作品の掲載順低迷は打ち切りの前兆として語られることが多く、SNSや掲示板で「アンデラ打ち切りか?」という投稿が急増しました。まとめサイトでも「アンデラが終わりそうな雰囲気」といった記事が拡散され、打ち切り説に拍車がかかりました。
ただし、連載全体を通じた平均掲載順位は約12位と中堅以上の水準を維持しており、一時的な低迷にすぎませんでした。掲載順が下位になった時期はあくまでも限定的で、その後は持ち直して最終回まで連載が続いています。
理由2:アニメ化後も単行本の売上が大きく伸びなかった
2023年10月からTVアニメが放送されましたが、いわゆる「アニメ化ブースト」が期待ほど発生しなかったことも打ち切り説の一因です。通常、ジャンプ作品がアニメ化されると単行本の売上が大幅に跳ね上がりますが、アンデラの場合はその上昇幅が控えめでした。
累計発行部数は180万部(2022年9月時点)と公表されていますが、同時期にアニメ化されたジャンプ作品と比較すると突出した数字とは言えません。例えば同じ2023年秋クールには『呪術廻戦』や『SPY×FAMILY』といった大型タイトルが放送されており、話題がそちらに集中した面もあります。
アニメの円盤(Blu-ray/DVD)の初動売上も振るわなかったことがネット上で話題になり、「売れていない=打ち切り」という短絡的な見方が広がりました。まとめサイトでは「アニメのクオリティは高いのに売上が悲惨」といった煽り気味のタイトルで取り上げられ、必要以上にネガティブな印象が拡散されました。
ただし、売上が爆発的に伸びなかった理由としては、作品の認知度がアニメ放送前の時点で一定あったことや、電子書籍への移行が進んでいることなど、複数の要因が考えられます。売上の伸び率だけで打ち切りかどうかを判断するのは早計です。
理由3:ストーリーの複雑さから「ついていけない」という声があった
アンデッドアンラックは「否定者」と呼ばれる能力者たちが世界のルールに挑む物語で、時間軸のループやルールの概念が複雑に絡み合うストーリー構成が特徴です。この設定の深さが魅力である一方、週刊連載で毎週追いかけるには理解が追いつかないという読者も少なくありませんでした。
作品の根幹にある「否定者」の能力は、「不死(アンデッド)」「不運(アンラック)」「不動(アンムーブ)」など、何かを否定する力として設定されています。さらに「神」が世界に追加するルールとの関係性や、世界のループ構造が加わるため、全体像の把握には相応の読み込みが必要です。
特に物語の中盤以降、世界のリセットや複数のループが描かれる展開では、「話が複雑すぎてよくわからない」「設定を把握しきれない」という感想がSNSで散見されました。こうした声が「人気がない=打ち切り」という噂につながった面があります。
実際には単行本でまとめて読むと評価が高く、「一気読みしたら面白かった」という感想も多く見られます。週刊連載という形式と作品の相性の問題であり、作品の質自体が低かったわけではありません。連載終了後に全巻一気読みした新規読者から高評価を得ているのがその証拠です。
アンデッドアンラックが打ち切りではない根拠
ここまで打ち切りと言われた理由を3つ紹介しましたが、いずれも作品が実際に打ち切られた証拠にはなりません。客観的なデータや事実を見れば、『アンデッドアンラック』が打ち切りではないことは明らかです。
約5年の連載期間と全27巻での完結
『アンデッドアンラック』は2020年8号から2025年9号まで、約5年間・全239話にわたって連載されました。最終回となる第239話はセンターカラー26ページという特別仕様で掲載されています。
週刊少年ジャンプで打ち切りとなる作品は、通常20話前後〜長くても2年程度で終了するケースがほとんどです。5年間の連載と全27巻という巻数は、ジャンプ作品として十分な長さであり、物語を最後まで描ききった上での完結です。
最終回がセンターカラーで掲載されたことも、編集部が作品を高く評価していた証拠といえます。打ち切り作品にセンターカラーが与えられることは通常ありません。コミックス最終26巻と27巻は2025年4月に同時発売され、小説版の第3巻も同時期に刊行されました。
「次にくるマンガ大賞」1位などの受賞歴
アンデッドアンラックは連載初期から高い評価を受けており、2020年の「次にくるマンガ大賞」コミックス部門で1位を獲得しています。さらに2021年6月には「第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で7位に選出されました。
これらの受賞は読者投票に基づくものであり、幅広い読者層からの支持が確かに存在していたことを示しています。特に「次にくるマンガ大賞」コミックス部門1位は、連載開始直後の作品としては異例の高評価です。打ち切り作品がこうした賞を受賞するケースは極めて稀です。
また、連載中にはノベライズ(小説版)も3巻刊行されており、メディア展開が継続していたことからも、集英社が作品に一定の商業的価値を認めていたことがわかります。打ち切りを前提としている作品にノベライズの企画が通ることは考えにくいでしょう。
アニメ2クール放送+第2期制作決定
TVアニメは2023年10月から2024年3月まで全24話・2クールで放送されました。さらに2025年12月25日にはTVスペシャル「Winter編」が放送され、第2期の制作も正式に決定しています。
アニメが2クール放送された時点で、制作委員会が作品に対して相応の投資を行っていることがわかります。1クール(12〜13話)で終了するアニメ作品が多い中、最初から2クール枠で制作されたことは、企画段階から作品への期待が高かったことを意味します。
打ち切り作品のアニメが2クールに及ぶことは通常考えにくく、さらに第2期まで制作が決定している点は、作品の商業的評価が高いことの裏付けです。アニメの制作はdavid productionが担当しており、作画品質に対する評価も高いものでした。
アンデッドアンラックのアニメは打ち切り?2期の最新情報
原作の打ち切り説とあわせて、「アニメも打ち切りなのでは」という声も一部で見られました。結論から言えば、アニメも打ち切りではありません。
TVアニメ第1期は2023年10月から2024年3月まで全24話が予定通り放送されました。放送中に打ち切りや話数の短縮が行われた事実はなく、当初の予定どおり2クール分をきちんと完走しています。途中で放送枠が削られるような事態も一切ありませんでした。
2025年12月25日にはTVスペシャル「Winter編」が放送され、同日に第2期の制作決定が発表されました。第2期の放送時期は2026年3月時点で未定ですが、公式Xアカウントやアニメ公式サイトで続報が発信される見込みです。
アニメが「打ち切り」と言われた背景には、第1期の円盤売上が振るわなかったことがあります。しかし、近年のアニメビジネスは配信収益が主軸になっており、円盤売上だけで成否を判断できる時代ではありません。第2期制作決定という事実が、アニメとしての評価を物語っています。
アンデッドアンラックの作者・戸塚慶文の現在
打ち切りの噂とあわせて気になるのが、『アンデッドアンラック』を手がけた戸塚慶文先生の現在の活動状況です。
戸塚慶文のこれまでの経歴
戸塚慶文先生は、2019年に週刊少年ジャンプ2019年9号に読切『アンデッド+アンラック』を掲載し、好評を受けて2020年8号から連載版『アンデッドアンラック』の連載を開始しました。本作がジャンプでの初連載作品です。
連載開始直後から「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門1位を獲得するなど注目を集め、約5年にわたる長期連載を達成しました。独特の能力バトル設定と緻密な伏線構成が評価されています。
連載中にはノベライズ作品として『アンデッドアンラック 否定者の青春高校生活』『アンデッドアンラック ロマンチック否定者たちの休日』『アンデッドアンラック 凸凹ユニオンの日常』の3冊が刊行されています。
次回作・最新情報
2026年3月時点で、戸塚慶文先生の新連載や次回作に関する公式発表は確認されていません。『アンデッドアンラック』が2025年1月に完結してからまだ1年余りであり、次回作の準備期間中と考えられます。
ジャンプ作家が長期連載を完結させた後、1〜2年の休養を経て新連載を開始するケースは珍しくありません。『約束のネバーランド』の出水ぽすか先生や『鬼滅の刃』の吾峠呼世晴先生なども、連載終了後はしばらく表立った活動を控えていた時期がありました。
戸塚先生の場合、アニメ第2期の制作が進行中であることから、アニメ関連の監修業務やイラスト提供に携わっている可能性もあります。公式Xアカウントでの発信が次回作に関する情報源になると考えられます。
アンデッドアンラックのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
アニメからアンデッドアンラックを知った方に向けて、アニメと原作の対応関係を整理します。
TVアニメ第1期(全24話)は、原作漫画の第1巻〜第8巻にあたる内容が描かれました。序盤のアンディと風子の出会いから、ユニオンへの加入、そして「否定者狩り」編のクライマックスまでが放送されています。
アニメの続きを原作で読みたい場合は、第9巻から読み始めるのがおすすめです。原作は全27巻で完結しているため、第9巻以降の19巻分で物語の結末まで楽しめます。第9巻以降は世界の秘密に迫る展開が本格化し、物語のスケールが一気に拡大します。
なお、TVスペシャル「Winter編」はアニメオリジナルの構成も含まれているため、原作と完全には一致しない部分があります。第2期の放送範囲は未発表ですが、原作の続きから描かれることが予想されます。
アンデッドアンラックを読むなら電子書籍がお得
『アンデッドアンラック』は全27巻で完結しており、一気読みに適した作品です。前述のとおり、週刊連載では複雑に感じた設定もまとめて読むと理解しやすく、評価が上がる傾向にあります。
全巻購入する場合、単行本1冊あたり約528円(税込)として、全27巻で約14,000円程度が目安になります。電子書籍ストアでは初回購入時のクーポンやまとめ買いキャンペーンが頻繁に実施されています。
紙の単行本よりもお得に全巻揃えられる場合が多いため、これから読み始める方は電子書籍での購入を検討してみてください。完結済みなので、最後まで一気に読み通せるのも大きなメリットです。

