サンレッド打ち切り理由?11年連載の真相と作者の現在を解説

『天体戦士サンレッド』は打ち切りではなく、約11年の連載を経て全20巻で完結した作品です。最終回があっさりしていたことやアニメ3期が制作されなかったことから「打ち切りでは?」と誤解されました。この記事では、サンレッドが打ち切りと言われた理由と、作者くぼたまことの現在の活動について詳しく解説します。

作品名 天体戦士サンレッド
作者 くぼたまこと
連載誌 / 放送局 ヤングガンガン(スクウェア・エニックス)
連載期間 2004年(創刊号)〜2015年1号
巻数 全20巻(完全版全20巻)
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

天体戦士サンレッドが打ち切りと言われた理由

『天体戦士サンレッド』はヤングガンガンの創刊号(2004年)から約11年にわたって連載された長寿ギャグ漫画です。それにもかかわらず「打ち切り」と検索する人が一定数いるのは、いくつかの誤解を招きやすい要素があったためです。

理由1:最終回があっさりしすぎていた

サンレッドが打ち切りと誤解された最大の原因は、最終回が非常にあっさりした終わり方だったことです。長期連載の最終回といえば、壮大なクライマックスや感動的なエピローグが期待されるものですが、本作はそうした演出をほとんど行いませんでした。

最終回では、ヴァンプ将軍がフロシャイムの鎧を身にまとい、サンレッドに最終決戦を挑みます。しかし、その戦いの最中にかよ子が酔っ払って乱入し、ヴァンプも総裁も叱られるという、いつも通りのギャグ展開で幕を閉じました。

この「いつも通り」の終わり方こそが、くぼたまことが選んだギャグ漫画としての結末でした。壮大な物語の完結ではなく、「日常はこれからも続く」という余韻を残す構成は、本作の作風に合致しています。

しかし、読者からすると「あまりにも唐突に終わった」「打ち切られたのでは」と感じるのも無理はありません。ギャグ漫画の最終回は、ストーリー漫画と比べてどうしても区切りが見えにくいという構造的な問題があります。

理由2:アニメが第2期で終了し3期が制作されなかった

TVアニメ『天体戦士サンレッド』は2008年にtvk(テレビ神奈川)で第1期が放送され、2009年に第2期が放送されました。しかし、それ以降アニメの続編は制作されていません

アニメは独特のローコスト作画とシュールなギャグで一定のファンを獲得していました。ニコニコ動画でも配信され、コメント文化との相性が良かったことから人気がありました。にもかかわらず3期が制作されなかったことで、「アニメが打ち切られた=原作も打ち切りだったのでは」と連想した人がいたと考えられます。

ただし、アニメの続編が制作されないこと自体は珍しくありません。制作費や放送枠、原作のストック量など、さまざまな事情が絡むため、「アニメの続きがない=打ち切り」とは限りません。実際に原作漫画はアニメ終了後も2015年まで連載が続いています。

理由3:ヤングガンガン誌面の世代交代と重なった

サンレッドの連載終了時期(2015年初頭)は、ヤングガンガンが誌面のリニューアルを進めていた時期と重なります。雑誌の方向性が変化する中で連載が終了したことから、「雑誌の方針変更による打ち切りではないか」と推測する読者もいました。

ヤングガンガンは2004年の創刊以来、連載ラインナップを徐々に入れ替えてきました。サンレッドは創刊号から連載されていた数少ない作品の一つであり、終了は一つの時代の区切りとして目立ちました。

しかし、約11年・全20巻という長さは、打ち切り作品の巻数とはかけ離れています。打ち切り作品の多くは1〜5巻程度で終了するため、20巻まで続いた時点で打ち切りの可能性は極めて低いと言えます。

サンレッドが打ち切りではない根拠

ここまで打ち切りと誤解された理由を解説しましたが、実際には天体戦士サンレッドが打ち切りではないことを示す根拠が複数あります。

約11年・全20巻の長期連載

ヤングガンガン創刊号(2004年)から2015年1号まで、約11年にわたって連載が続いたという事実は、打ち切りではない最大の根拠です。ヤングガンガンの中でも最長クラスの連載作品の一つでした。

打ち切り作品であれば、11年間も連載枠を確保し続けることは不可能です。雑誌の編集部が作品を打ち切る場合、通常は数巻〜十数巻程度で判断を下します。

全20巻という巻数も、ギャグ漫画としては十分なボリュームです。同ジャンルの作品と比較しても長期連載の部類に入ります。

続編『天体戦士サンレッドN』の刊行

本編の完結後、くぼたまことはクラウドファンディングを通じて続編『天体戦士サンレッドN』を自費出版しています。電子書籍版が2019年9月、書籍版が2020年1月に発売されました。

打ち切りで終了した作品の続編を、作者自らが資金を集めてまで制作するケースは極めて稀です。これは作者がサンレッドという作品に対して強い愛着を持ち、自らの意思で物語を続けていることの証拠です。

サンレッドNには、本編で描ききれなかったストックネタやショートエピソード、描き下ろしが収録されており、ファンからも好評を得ています。

アニメ化・メディアミックスの実績

天体戦士サンレッドはTVアニメが第1期(2008年)・第2期(2009年)と2シーズンにわたって制作されています。アニメ化されること自体が雑誌における一定の人気と評価を示しており、打ち切り候補の作品がアニメ化される可能性は低いです。

また、バンダイチャンネルやdアニメストアなど複数の動画配信サービスで現在も視聴可能な状態が続いており、根強い人気を持つ作品として位置づけられています。

天体戦士サンレッドの作者の現在

作者のくぼたまことは現在も漫画家として活動を続けています。

くぼたまことの活動状況

くぼたまことはX(旧Twitter)やnote、ブログなどで積極的に情報発信を行っています。Xのアカウント名には「サンレッドN続編製作中」と記載されており、サンレッドNのさらなる続編を準備中であることがわかります。

また、新たな自費出版作品として、サンレッドN関連の書籍を紙の本での書店流通も含めて準備中とのことです。スクウェア・エニックスの許可を得た上で、過去のビッグガンガン掲載の読み切りも収録予定と発表しています。

さらに、noteでは「くぼ、スープ」というエッセイ的な連載も行っており、漫画以外の創作活動にも幅を広げています。くぼたまことは商業連載こそ終了していますが、自費出版やSNSを通じて精力的に活動を続けている漫画家です。

天体戦士サンレッドを読むなら電子書籍がお得

天体戦士サンレッドは全20巻の完全版が電子書籍で配信されています。ピッコマでは「待てば¥0」で全219話が読めるほか、BOOK☆WALKERやKindleでも購入可能です。

過去にはKindleで全20巻が1冊99円のセールが実施されたこともあり、電子書籍ストアのセール情報をチェックしておくと、お得に全巻を揃えられる可能性があります。

川崎市溝の口を舞台にしたご当地ギャグ漫画として、地元ファンからの支持も厚い作品です。ヒーローと悪の組織が近所付き合いをするという独特の設定は、一度ハマると抜け出せない中毒性があります。くぼたまことの独特のギャグセンスを堪能できる代表作として、長く愛され続けている作品です。


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