『黄泉のツガイ』は打ち切りではなく、2026年3月現在も月刊少年ガンガンで連載が続いている作品です。作者・荒川弘の休載や月刊連載ゆえの更新ペースが、打ち切り説の原因となりました。この記事では打ち切りと言われた理由、連載中である根拠、荒川弘の現在の活動までまとめて解説します。
| 作品名 | 黄泉のツガイ(よみのツガイ) |
|---|---|
| 作者 | 荒川弘 |
| 連載誌 | 月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス) |
| 連載期間 | 2022年1月号〜連載中 |
| 巻数 | 既刊12巻(2026年3月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
黄泉のツガイが打ち切りと言われた理由
『黄泉のツガイ』は荒川弘の最新連載作品として高い注目を集めていますが、ネット上では「打ち切りでは?」という声が出ています。その背景には複数の要因が重なっています。
理由1:荒川弘の休載が複数回あった
打ち切り説が広まった最大の原因は、連載中に休載が複数回発生したことです。荒川弘は北海道出身で実家が酪農家であり、農繁期の手伝いや家庭の事情により、連載を休むことがありました。過去には家族の介護が必要な時期もあったことを明かしています。
月刊少年ガンガンは毎月12日発売の月刊誌であるため、1回休載するだけで次の掲載まで2か月空くことになります。この空白期間が読者に「もう終わるのでは」という不安を抱かせ、打ち切り説の発端となりました。
ただし荒川弘は『鋼の錬金術師』の連載時にも同様の事情で休載しており、休載=打ち切りではないことは過去の実績が証明しています。月刊誌の連載では、作者の体調管理や家庭事情による休載は珍しいことではありません。
理由2:月刊連載でストーリーの進行がゆっくりに感じられる
『黄泉のツガイ』は月刊少年ガンガンでの連載であるため、新しいエピソードが読めるのは月に1回です。週刊連載の漫画に慣れている読者にとっては、物語の進行が遅く感じられ、「展開が進まない=人気がない=打ち切り」という誤った連想が生まれやすい環境でした。
作品の序盤は山奥の村を舞台にした世界観の構築に時間をかけており、派手なバトル展開が少なかったことも影響しています。ツガイと呼ばれる超常的な存在の設定や、双子の主人公ユルとアサの関係性を丁寧に描く構成は、月刊ペースで読むと展開が遅いと感じる読者がいたようです。
しかしこれは月刊連載の漫画に共通する特徴であり、打ち切りの兆候ではありません。同じ月刊少年ガンガンで長期連載された作品(例:『ソウルイーター』全25巻)も同様のペースで連載されていました。
理由3:『鋼の錬金術師』との比較でハードルが上がった
荒川弘といえば、累計発行部数8,000万部を超える大ヒット作『鋼の錬金術師』の作者として知られています。この前作があまりにも有名であるため、新作に対して「ハガレンほど面白くない」「期待はずれ」という声が一定数上がりました。
特に連載序盤は、物語の全体像が見えにくい構成だったこともあり、「方向性が定まっていないのでは」という批判がありました。こうした評価が「つまらない→人気がない→打ち切り」という連想につながり、SNSやネット掲示板で打ち切り説が拡散されていきました。
ただし『黄泉のツガイ』は2023年の「全国書店員が選んだおすすめコミック」で2位、「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門で2位に選出されるなど、書店員や漫画読者からの評価は非常に高い作品です。前作との単純比較で「人気がない」と判断するのは誤りといえます。
理由4:検索サジェストによる噂の拡大
Googleで「黄泉のツガイ」と入力すると、検索候補に「打ち切り」というワードが表示されます。これは実際に多くの人が「黄泉のツガイ 打ち切り」で検索しているためですが、打ち切りの事実があるわけではありません。
人気漫画には「打ち切り」の検索サジェストがつきやすい傾向があります。話題性のある作品ほど「打ち切りなの?」と気になって検索する人が増え、その検索行動自体がサジェストに反映されるという循環が生まれます。
『黄泉のツガイ』に限らず、『呪術廻戦』『チェンソーマン』『ワンピース』といった人気作品にも同様のサジェストが表示されることがあり、サジェストに「打ち切り」と出ること自体は打ち切りの根拠にはなりません。
黄泉のツガイが打ち切りではない根拠
打ち切り説はあくまでネット上の噂であり、客観的なデータや公式情報を確認すると、打ち切りとは程遠い状況であることがわかります。
月刊少年ガンガンで連載が継続している
最も明確な根拠は、『黄泉のツガイ』が2022年1月号の連載開始から2026年3月現在まで、月刊少年ガンガンで連載が続いているという事実です。すでに既刊12巻に達しており、月刊連載作品としては十分な巻数を重ねています。
打ち切り作品であれば通常、3〜5巻程度で連載が終了します。12巻まで刊行が続いていること自体が、編集部から打ち切られていない証拠です。
また、スクウェア・エニックスの公式サイトやガンガンONLINEでも本作は主力作品として大きく取り上げられており、出版社側の扱いからも打ち切りの気配はありません。
累計発行部数500万部を突破
『黄泉のツガイ』の累計発行部数は、2026年2月時点で500万部を突破しています。連載開始からの推移を見ると、2023年9月時点で180万部、2024年8月時点で300万部と着実に部数を伸ばしてきました。
月刊連載の漫画で500万部という数字は非常に好調な売上です。同じ月刊少年ガンガンの作品と比較しても、連載4年で500万部に到達するペースはトップクラスの実績といえます。
打ち切りが検討される作品は売上が低迷しているケースがほとんどですが、本作はその逆で部数を伸ばし続けている状況です。
TVアニメ化が決定し2026年4月から放送開始
『黄泉のツガイ』は2026年4月4日より、TOKYO MX・BS11ほかでTVアニメの放送が開始されます。しかも単発の1クールではなく、連続2クールでの放送が決定しています。
アニメーション制作はボンズフィルムが担当し、アニプレックスが製作に参加しています。ボンズは『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のアニメ制作を手がけたスタジオであり、荒川弘作品との再タッグが実現しました。
キャストには小野賢章(ユル役)、宮本侑芽(アサ役)、中村悠一(デラ役)、久野美咲(ガブちゃん役)、諏訪部順一(ジン役)、小山力也(右役)など実力派声優が揃っています。打ち切りが懸念される作品に、これだけの制作体制が組まれることはありえません。
複数の漫画賞で高評価を獲得
『黄泉のツガイ』は連載初期から漫画賞で高い評価を受けています。第7回「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」では大賞を受賞し、「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」では2位、「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門でも2位に選出されました。
これらの賞は書店員や一般読者の投票によって選ばれるものであり、業界関係者からも読者からも高く評価されていることの証明です。打ち切りの心配がある作品ではなく、むしろ今後のさらなる飛躍が期待されている作品です。
荒川弘の現在の活動
『黄泉のツガイ』の作者・荒川弘は、本作以外にも複数の連載を同時に抱えており、精力的に活動を続けています。
荒川弘の連載中の作品
荒川弘は2026年3月現在、『黄泉のツガイ』のほかに2作品を連載中です。田中芳樹の小説を原作とするファンタジー漫画『アルスラーン戦記』は別冊少年マガジン(講談社)で2013年から連載が続いており、既刊24巻に達しています。
また、自身の酪農家出身の経験を描いたエッセイ漫画『百姓貴族』はウィングス(新書館)で2009年から連載中です。3作品を同時に連載するという多忙なスケジュールの中で執筆を続けていることからも、『黄泉のツガイ』の連載を打ち切る理由がないことがわかります。
『百姓貴族』は2023年・2024年にTVアニメが放送され、2026年4月にはアニメ第3期のDVD付き特装版(第9巻)の発売が予定されています。荒川弘の作品は複数同時にメディア展開が進んでおり、出版社からの信頼の厚さがうかがえます。
黄泉のツガイのアニメは原作の何巻まで?続きは何巻から?
TVアニメ『黄泉のツガイ』は2026年4月4日(土)23時30分より放送開始で、連続2クール(約半年間)の放送が予定されています。制作はボンズフィルム、主題歌はオープニングがVaundy「飛ぶ時」、エンディングがyama「飛ぼうよ」です。
2クール放送ということは全24話前後になると予想されます。原作の進行ペースから考えると、既刊12巻のうち6〜8巻程度がアニメ化される可能性が高いでしょう。ただし放送前の段階であるため、どこまで映像化されるかは放送開始後に確認する必要があります。
アニメから原作の続きを読みたい場合は、放送終了後にアニメの最終話がどのエピソードまで進んだかを確認し、該当する巻から読み始めるのがおすすめです。
黄泉のツガイを読むなら電子書籍がお得
『黄泉のツガイ』は既刊12巻で、1巻あたりの価格はおおよそ500〜730円程度です。全巻をまとめて購入する場合、電子書籍ストアのクーポンやキャンペーンを利用すると紙の単行本よりもお得に読めます。
2026年4月のアニメ放送開始に合わせて、各電子書籍ストアでキャンペーンが実施される可能性もあります。アニメをきっかけに原作を読んでみたい方は、電子書籍での購入を検討してみてください。

