アクタージュの打ち切り理由!原作者逮捕から連載終了までの経緯を解説

『アクタージュ act-age』は、原作者マツキタツヤの逮捕を受けて2020年8月に打ち切りとなった作品です。週刊少年ジャンプの人気連載だったにもかかわらず、物語の途中で突然の連載終了を迎えました。この記事では、打ち切りに至った経緯と理由、作画担当・宇佐崎しろの現在の活動について詳しく解説します。

作品名 アクタージュ act-age
作者 原作:マツキタツヤ/作画:宇佐崎しろ
連載誌 週刊少年ジャンプ(集英社)
連載期間 2018年8号〜2020年36・37合併号
巻数 全12巻(13巻以降は発売中止・既刊は無期限出荷停止)
打ち切り判定 🔴 打ち切り確定

アクタージュが打ち切りになった理由

アクタージュの連載終了は、作品の人気低迷や編集部の判断によるものではありません。原作者の不祥事という、漫画業界でも極めて異例の理由による打ち切りでした。

理由1:原作者マツキタツヤの逮捕

2020年8月8日、原作者のマツキタツヤが強制わいせつの容疑で警視庁に逮捕されました。報道によると、2020年6月18日に東京都中野区の路上で、自転車に乗っていた10代の女性に対して後方から胸を触るなどした疑いが持たれています。

マツキタツヤは当時29歳。逮捕前から同様の被害が複数件報告されており、防犯カメラの映像などから特定に至ったとされています。少年誌で活躍する漫画原作者が性犯罪で逮捕されるという事態は、出版業界に大きな衝撃を与えました。

その後の裁判で、マツキタツヤには懲役1年6月・執行猶予3年の有罪判決が下されています。週刊少年ジャンプという青少年向け媒体で連載を持つ作家の犯罪行為であったことから、連載の即時終了は避けられない判断でした。

理由2:集英社・編集部の連載終了判断

逮捕の報道を受けて、集英社の週刊少年ジャンプ編集部は即座に対応に動きました。2020年8月10日、ジャンプ公式サイトに「『アクタージュ act-age』連載終了に関するお知らせ」が掲載されています。

お知らせの中で編集部は、「事実確認をした上で、作画担当の宇佐崎しろ先生と話し合いを持ち、連載をこのまま継続することはできないと判断した」と説明しました。8月11日発売の2020年36・37合併号の掲載をもって、連載終了となっています。

編集部は「事件の内容および週刊少年ジャンプの社会的責任の大きさを深刻に受け止めた」ともコメントしており、人気作品であっても例外なく厳正に対処する姿勢を示しました。少年誌の読者層を考慮した判断であったことは明らかです。

理由3:コミックスの出荷停止と関連企画の全面中止

連載終了だけでなく、アクタージュに関連するすべての企画が中止されました。2020年8月17日に集英社が発表した内容によると、13巻以降の新刊発売は中止、さらに既刊の1巻〜12巻についても無期限の出荷停止措置が取られています。

また、2022年に予定されていた舞台『アクタージュ act-age 〜銀河鉄道の夜〜』の公演・オーディションも全面中止となりました。舞台化は松井周が演出を担当する予定で、全国リモートオーディションの募集まで進んでいた段階での中止でした。

電子書籍の配信も停止されており、事実上、アクタージュを正規ルートで読む手段はなくなっています。作品そのものに罪はないという声もあるものの、出版社としては被害者への配慮を最優先にした判断と考えられます。

アクタージュの打ち切りに対するファンの反応

アクタージュの突然の連載終了は、ファンにとって大きな衝撃でした。作品の人気と将来性への期待が高かっただけに、さまざまな声が上がっています。

SNSでの評価

連載終了の発表直後、SNS上では「ショック」「信じられない」という声が多数投稿されました。アクタージュは『呪術廻戦』『チェンソーマン』と並んで、次世代のジャンプを担う作品として期待されていたため、「ジャンプの未来を背負うはずだった作品が失われた」という喪失感を訴えるファンが多く見られました。

一方で、作画担当の宇佐崎しろに対しては「被害者であり、今後も応援したい」という同情と応援の声が集まりました。宇佐崎しろ自身も2020年8月12日にSNSでコメントを発表し、ファンに対して「アクタージュという作品を愛してくださった皆様」への感謝を述べています。

犯罪行為そのものに対する怒りと、作品が読めなくなることへの悲しみ。この2つの感情が入り混じった反応が、ファンコミュニティでは長く続きました。

最終回の評価

アクタージュの最終掲載となった第123話は、ストーリー上の最終回ではありません。「銀河鉄道編」と呼ばれるエピソードの途中で連載が終了しており、物語としての結末は描かれていません。

読者にとっては、主人公・夜凪景の成長物語がどのような結末を迎えるのかを永遠に知ることができない状態です。人気低迷による打ち切りとは異なり、物語を畳む猶予すらなかったという点で、通常の打ち切り作品とは事情が大きく異なります。

当時の掲載順データによると、アクタージュの平均掲載順位は約10.78位で、連載後半では安定して上位〜中位に位置していました。人気がなくて終わったのではなく、むしろこれからが期待されていたタイミングでの終了でした。

アクタージュの作者の現在

アクタージュの原作者と作画担当者は、連載終了後にそれぞれ異なる道を歩んでいます。

原作者・マツキタツヤの現在

マツキタツヤは有罪判決(懲役1年6月・執行猶予3年)を受けた後、表舞台からは姿を消していました。しかし2026年3月、「八ツ波樹(やつなみみき)」という別のペンネームで小学館の漫画アプリ「マンガワン」にて『星霜の心理士』の原作を担当していたことが報道により明らかになっています。

小学館はマツキタツヤの前歴を把握した上で起用していたことを認め、「更に熟慮すべきであった」とコメントしました。この問題を受けて、小学館はマンガワン編集部における第三者委員会の設置を発表しています。

別名義での活動が発覚したことで、再び批判の声が上がる結果となりました。性犯罪の前歴がある人物を漫画原作者として起用することの是非について、業界全体で議論が続いています。

作画担当・宇佐崎しろの現在

作画担当だった宇佐崎しろは、アクタージュ連載終了後も漫画家としての活動を続けています。読み切り作品の発表を経て、2024年9月から週刊少年ジャンプで西修(『魔入りました!入間くん』作者)原作の『魔男のイチ』の作画を担当し、連載に復帰しました。

『魔男のイチ』は2024年41号から連載が開始され、2026年3月時点で既刊7巻が発売されています。宇佐崎しろの繊細な作画力は健在で、新たな作品で再びジャンプの紙面を飾っています。

アクタージュの連載終了は宇佐崎しろにとっても大きな転機でしたが、約4年の期間を経てジャンプ連載作家として再出発を果たした形です。

アクタージュを読むなら電子書籍がお得

アクタージュのコミックスは、集英社による無期限の出荷停止・配信停止措置が取られています。そのため、現在は正規ルートでの新規購入が困難な状況です。

紙のコミックスは中古市場でのみ流通しており、プレミア価格がついているケースも見られます。電子書籍についても主要な配信プラットフォームでは取り扱いが停止されています。

作画担当・宇佐崎しろの最新作『魔男のイチ』は電子書籍で購入可能です。アクタージュの作画が好きだった方は、宇佐崎しろの新たな作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。


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