ビースターズのアニメは打ち切り?Netflix配信で完結済み!理由と真相を解説

『BEASTARS(ビースターズ)』のアニメは打ち切りではなく、FINAL SEASON Part2まで制作され原作の最終話まで映像化されています。地上波TV放送からNetflix独占配信への移行が「打ち切り」という誤解を生んだ最大の原因です。この記事では、ビースターズのアニメと漫画が打ち切りと言われた理由、そしてその真相を客観的なデータとともに解説します。

作品名 BEASTARS(ビースターズ)
作者 板垣巴留
連載誌 / 放送局 週刊少年チャンピオン(秋田書店)
連載期間 2016年9月〜2020年10月
巻数 全22巻
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

ビースターズのアニメが打ち切りと言われた理由

ビースターズのアニメは第1期から高い評価を受け、CGアニメとしては異例のヒット作でした。それでも「アニメ打ち切り」と検索されるのには、放送形態の変更という明確な原因があります。

理由1:TV放送からNetflix独占配信に切り替わった

「ビースターズ アニメ 打ち切り」と検索される最大の原因が、放送形態の変化です。第1期(2019年10月〜12月)と第2期(2021年1月〜3月)はフジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra」でTV放送されていました。毎週テレビで視聴していたファンにとって、ビースターズは「地上波で見るアニメ」だったのです。

しかし、FINAL SEASONからはNetflix独占配信に移行しました。Part1は2024年12月5日、Part2は2026年3月7日から配信が開始されています。地上波では一切放送されていません。

テレビで突然見られなくなったことで、「アニメが打ち切られた」と受け取った視聴者が相当数いました。特にNetflixに加入していない層にとっては、続編が存在すること自体を知らないケースもあります。

実際には、TV放送の終了はNetflixとの独占配信契約によるものです。制作スタジオのOrangeは第1期から一貫してアニメーション制作を担当しており、制作体制が変わったわけではありません。放送の「場所」が変わっただけで、制作は計画どおりに進んでいました。

近年では『ケンガンアシュラ』『範馬刃牙』などNetflix独占配信のアニメ作品は増加傾向にあります。TV放送がないことは打ち切りの指標にはなりません。

理由2:第2期と FINAL SEASON の間が約3年半空いた

アニメ第2期の放送が2021年3月に終了した後、FINAL SEASON Part1の配信が始まったのは2024年12月です。その間、約3年半のブランクがありました。この長い空白期間が「もう続きは作られないのでは」という不安をファンの間に広げました。

3年半という期間は、アニメの続編としてはかなり長い部類です。原作漫画は2020年10月に完結しており、「原作も終わったし、アニメも打ち切りだろう」と判断した人がいても不思議ではありません。

しかし、この空白期間はCGアニメ特有の制作事情によるものです。ビースターズのアニメは全編フル3DCGで制作されており、手描きアニメとは異なる膨大な制作工程が必要です。キャラクターモデルの作り込み、毛並みの表現、表情のモーションキャプチャーなど、CGならではの工程に時間がかかります。

制作会社Orangeは2022年3月にFINAL SEASONの制作決定を発表しており、水面下では着実に制作が進んでいたことがわかります。空白期間は打ち切りではなく、クオリティを維持するための制作期間だったのです。

Orangeは『宝石の国』や『TRIGUN STAMPEDE』など、フル3DCGアニメに定評のあるスタジオです。ビースターズの毛並みや表情の繊細な描写は同スタジオの技術力があってこそ実現しており、そのクオリティを最終シーズンでも落とさないための期間だったと言えるでしょう。

理由3:FINAL SEASONがPart1・Part2に分割された

FINAL SEASONは一度に全話が配信されたわけではなく、Part1(2024年12月)とPart2(2026年3月)の分割2クールで配信されました。Part1の配信後、Part2までさらに約1年3か月の待ち時間が発生しています。

Part1だけでは物語が完結しておらず、「途中で終わった」「打ち切りでは?」という反応がSNS上で見られました。分割クール方式に慣れていない視聴者にとっては、中途半端な形で止まったように映ったのでしょう。

Part2は予定どおり2026年3月7日にNetflixで配信が開始され、原作の最終話まで映像化されています。分割はあくまでスケジュール上の判断であり、最初から2パートでの完結が計画されていました。

分割2クール方式は近年のアニメ制作では珍しくなく、『進撃の巨人 The Final Season』や『鬼滅の刃』シリーズなど、人気作品でも採用されている手法です。制作期間を確保しつつクオリティを維持するための判断であり、打ち切りとは正反対の理由と言えます。

ビースターズの漫画が打ち切りと噂された理由

アニメだけでなく、原作漫画にも「打ち切り」の噂があります。ビースターズの打ち切り理由として語られる内容を検証します。

終盤のメロン編が駆け足に感じられた

漫画版で打ち切り説が広まった最大の原因は、終盤の展開テンポです。序盤から中盤にかけて、主人公レゴシの内面や肉食獣・草食獣の社会構造が丁寧に描写されていました。読者はこの緻密な世界観の構築に引き込まれていたのです。

ところが、ラスボスにあたるメロンとの対決編に入ると、ストーリーの進行が明らかに加速しました。裏市編以降はそれまでの丁寧なテンポとのギャップが大きく、「打ち切りが決まって急いで畳んだのでは」という憶測が広がりました。

しかし、作者の板垣巴留氏は連載終了後に「描きたいことを描き切った」と明言しています。週刊少年チャンピオン2020年45号に掲載された最終話には「完結」と記載されており、編集部による打ち切りではなく作者自身の判断による完結です。

また、ビースターズは週刊少年チャンピオンの看板作品でした。掲載順が大幅に低下した形跡もなく、出版社側が連載終了を迫る状況にはなかったと考えられます。

最終回がファンの期待と異なった

最終回(第196話)の内容そのものへの不満も、打ち切り説の一因です。作品が提示した「肉食獣と草食獣の共存」という壮大なテーマに対して、最終回はレゴシとハルの個人的な選択に焦点を当てたコンパクトな結末でした。

「社会全体の構造的な問題がもっと掘り下げられるはず」「サブキャラクターのその後が描かれていない」という声が上がり、期待していた展開との乖離が「予定通りの最終回が描けなかったのでは」という憶測につながりました。

ただし、壮大なテーマを完全に解決せず、主人公の物語として区切りをつける終わり方は板垣巴留氏の作風とも言えます。レゴシというキャラクターを通じて描きたいテーマが完結した、という作者の意図を汲めば、計画的な結末だったことがうかがえます。

読者の期待と作者の描きたかったものにギャップがあっただけであり、最終回の内容が打ち切りの根拠にはなりません。最終話が「完結」として掲載されている以上、作者と編集部の合意のもとで終わった作品です。

ビースターズが打ち切りではない根拠

打ち切り説はファンの間で生まれた誤解です。客観的なデータを見れば、ビースターズが打ち切りではないことは明確にわかります。

累計発行部数1000万部を突破している

ビースターズの累計発行部数は、2022年9月時点で1000万部を突破しています。全22巻で1000万部という数字は、週刊少年チャンピオン連載作品としてはトップクラスの実績です。

連載中の売上推移を見ても、巻を重ねるごとに部数は伸びていました。2019年8月時点で300万部だった累計部数は、アニメ放送の効果もあり2021年10月には750万部まで拡大しています。

これだけ売れている作品を、出版社が打ち切る理由はありません。数字の推移からも、連載終了時点まで商業的に成功していた作品だったことがわかります。

マンガ大賞をはじめ3つの主要賞を同年受賞

2018年、ビースターズは第11回マンガ大賞を受賞しました。秋田書店の作品がマンガ大賞を受賞したのはこれが初めてです。

同年にはさらに第22回手塚治虫文化賞の新生賞、第42回講談社漫画賞(少年部門)も受賞しています。1年間で3つの主要漫画賞を受賞した作品を打ち切る出版社は存在しないでしょう。

これらの受賞は連載中期(2018年)の出来事であり、その後も2年以上連載が続きました。受賞によって注目度が上がり、部数も伸びた時期に打ち切りの動機は皆無です。

加えて、マンガ大賞と講談社漫画賞は異なる選考基準の賞です。複数の選考方式から同時に高い評価を得ていたことは、作品の質が客観的に認められていた証拠と言えます。

アニメは全4シーズンで原作最終話まで映像化

アニメ版ビースターズは、第1期(2019年)、第2期(2021年)、FINAL SEASON Part1(2024年12月)、FINAL SEASON Part2(2026年3月)と4回にわたって映像化されました。

制作はCGアニメスタジオのOrangeが全シーズンを一貫して担当しています。監督・脚本のスタッフも前シリーズから続投しており、制作陣が途中で交代した事実もありません。

打ち切り作品のアニメが原作の最終話まで映像化されることは極めて稀です。2019年の第1期から2026年のFINAL SEASON Part2まで、7年にわたって制作が続けられました。

これだけ長期にわたって計画的に映像化が進められたこと自体が、打ち切り説を否定する最も強力な根拠です。

ビースターズの作者・板垣巴留の現在

板垣巴留氏はビースターズ完結後も第一線で活動を続けています。2024年から2つの新連載を同時にスタートさせました。

板垣巴留の連載中の作品

1つ目は週刊少年チャンピオンで連載中の『タイカの理性』です。ペットの「人間化」が進む近未来を舞台に、女子高生とドッグマンのタイカの物語が描かれています。ビースターズと同じく人間と動物の関係性をテーマにしつつ、異なるアプローチで新たな世界観を構築しています。

2つ目はチャンピオンクロスで連載中の『ウシミツガオ』です。2024年10月から連載が開始され、ホラー要素を含む作風でビースターズとはまた異なるジャンルに挑戦しています。2024年12月には『タイカの理性』と『ウシミツガオ』の第1巻が同時発売されました。

2タイトルを同時連載中であり、ビースターズの連載終了は次の創作に向けた前向きな決断だったと言えます。

ビースターズのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?

ビースターズのアニメは全シーズンを通じて、原作漫画の最終話まで映像化されています。各シーズンの対応範囲は以下のとおりです。

第1期(全12話)は原作1巻〜8巻あたり、第2期(全12話)は原作8巻〜14巻あたりの内容です。FINAL SEASON Part1・Part2で残りの14巻〜22巻が映像化され、物語は完結しました。

アニメで最後まで描かれているため、「アニメの続きを原作で読む」必要はありません。ただし、アニメではカットされたエピソードや心理描写も多いため、原作を読むことでより深く作品世界を楽しめます。

特に中盤の学園生活の細かなエピソードや、サブキャラクターの掘り下げはアニメでは省略されている部分があります。アニメで作品を知ったファンが原作に手を伸ばすケースも多く、全22巻で完結しているため読み始めやすい分量です。

ビースターズを読むなら電子書籍がお得

ビースターズは全22巻で完結しているため、一気読みに最適な作品です。22巻という分量は、週末を使えば十分読み切れるボリュームでしょう。電子書籍なら保管場所を取らず、まとめ買い割引が適用されるストアもあります。

完結済みの作品なので、途中で連載が止まる心配なく最後まで読めるのも大きなメリットです。各電子書籍ストアのキャンペーンやクーポンを比較して、お得なタイミングで購入を検討してみてください。


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