勇者パーティーを追放されたビーストテイマーは打ち切り?連載中の真相を徹底解説

「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」は打ち切りではなく、Web小説・ラノベ・漫画のいずれも連載が継続しています。ラノベの刊行ペース遅延や漫画版の複数回にわたる休載が、打ち切り説を生んだ主な原因です。この記事では、打ち切りと誤解された理由と連載継続の根拠を詳しく解説します。

作品名 勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う
作者 深山鈴(原作)/ 茂村モト(漫画作画)
連載誌 / 掲載先 小説家になろう(Web小説)/ Kラノベブックス(ラノベ)/ マンガUP!(漫画)
連載期間 2018年6月〜連載中(Web小説)/ 2019年5月〜刊行中(ラノベ)/ 2019年1月〜連載中(漫画)
巻数 既刊12巻(ラノベ)/ 既刊10巻(漫画)
打ち切り判定 🔵 連載中(打ち切りではない)

勇者パーティーを追放されたビーストテイマーが打ち切りと言われた理由

「ビーストテイマー」や「ビステマ」で検索すると「打ち切り」というキーワードが目に入りますが、実際には打ち切りではありません。では、なぜ打ち切り説が広まったのでしょうか。

理由1:ラノベの刊行ペースが大きく遅れた

打ち切りと誤解された最大の原因は、ラノベ版の刊行ペースが途中から大幅に遅れたことです。Kラノベブックス(講談社)から刊行されている本作は、当初おおむね3〜4ヶ月ごとに新刊が出ていました。1巻(2019年5月)から8巻まではほぼ一定のペースで刊行が続いており、読者もそのリズムに慣れていたはずです。

しかし、8巻と9巻の間で刊行間隔が大きく空きました。この背景には、9巻からイラストレーターがほとそか氏からのぞみ氏に交代したという事情があります。ラノベにおいてイラストレーターの変更は珍しいことではないものの、新たな絵師への引き継ぎやキャラクターデザインの調整には相応の時間がかかります。

ラノベの新刊が長期間出ないと「打ち切られたのでは?」と心配する読者が出るのは自然な反応です。特に小説家になろう発の作品は、書籍化が途中で止まるケースも珍しくありません。Web小説が人気でも書籍版の売上が伸びなければ刊行停止になる例があるため、なおさら不安を感じたファンが多かったのでしょう。

ただし、実際にはイラストレーター交代後も刊行は継続しています。2026年3月時点でラノベは既刊12巻まで出版されており、刊行ペースは安定を取り戻しています。イラストレーターの交代は作品の打ち切りを意味するものではなく、むしろ新体制でシリーズを継続させるための前向きな判断だったと考えられます。

理由2:漫画版が複数回にわたって休載した

スクウェア・エニックスの漫画アプリ「マンガUP!」で連載中の漫画版も、打ち切り説を後押しする一因となりました。漫画版はこれまでに5回の休載告知が出されており、読者の間で「連載が終わってしまうのでは」という不安が広がりました。

休載の理由は主に作画担当・茂村モト氏の体調不良によるものです。マンガUP!のアプリ内では休載のたびに告知が掲載され、読者からは心配の声が相次ぎました。週刊・隔週での連載は作画担当への負担が大きく、なろう系コミカライズでは作画担当の体調不良による休載は決して珍しくありません。

直近では2025年7月23日に第89話から連載が再開され、約27日間の休載期間を経て復帰しています。休載期間中は更新が完全に止まるため、アプリで連載を追いかけている読者にとっては「もう連載終了なのでは」と感じてしまう状況でした。

しかし、本作の場合は毎回連載再開が告知されており、休載と打ち切りは全く別の問題です。休載はあくまで一時的な中断であり、連載終了の決定ではありません。マンガUP!側も連載継続の意思を持って再開告知を出していることが確認できます。

理由3:なろう系作品の「アニメ化後打ち切り」パターンへの懸念

小説家になろう発の作品には、アニメ化をきっかけに注目を集めたものの、アニメ放送終了後に漫画版が打ち切りになるケースが少なからず存在します。本作も2022年10月〜12月にTVアニメが全13話で放送されたため、同様のパターンを心配する声が上がりました。

なろう系の漫画版は、原作ラノベのプロモーション的な役割を担っていることもあります。アニメ放送によって原作の知名度が上がれば、漫画版の役目を終えたとして連載が終了する作品も実際にあります。こうした前例があるため、「ビーストテイマーもそうなるのでは?」と警戒する読者がいたのは理解できます。

加えて、アニメ1期の放送後、長い間2期の公式発表がなかったことも不安材料でした。2022年12月の放送終了から時間が経過しても続編の情報が出ないと、「アニメが打ち切られたから2期がない」という推測が生まれやすくなります。

しかし、本作はアニメ放送終了から3年以上が経過した現在も漫画連載が続いており、ラノベの新刊も定期的に刊行されています。アニメの続編が発表されていないことと作品の打ち切りは別の話です。アニメ制作会社のスケジュールや製作委員会の判断など、アニメの続編制作には作品の人気以外にも多くの要因が絡みます。アニメが1期で終了した作品でも、原作が長く続いているケースは数多く存在します。

勇者パーティーを追放されたビーストテイマーが打ち切りではない根拠

打ち切り説が広まる一方で、本作が打ち切りではないことを示す根拠は複数あります。ここでは具体的なデータと事実をもとに解説します。

Web小説・ラノベ・漫画のすべてが連載継続中

2026年3月時点で、本作は3つの媒体すべてで連載・刊行が継続しています。Web小説は小説家になろうで引き続き公開中、ラノベはKラノベブックスから既刊12巻、漫画はマンガUP!で既刊10巻です。

打ち切り作品であれば、3つの媒体が同時に展開を続けることはあり得ません。出版社にとって採算の合わない作品を複数媒体で維持するメリットはなく、打ち切りならいずれかの媒体から終了していくのが通常の流れです。

漫画版の11巻も刊行が予定されており、ラノベ・漫画ともに新刊リリースのペースが維持されています。すべての媒体で現在進行形の連載が確認できることが、打ち切りではない最も明確な証拠です。

シリーズ累計270万部突破の実績

本作はシリーズ累計発行部数が270万部を突破しています(2024年9月時点)。なろう系作品の中でも上位に位置する数字であり、出版社にとって打ち切りにする理由がない売上規模です。

この270万部という数字は、ラノベと漫画を合算したシリーズ全体の累計です。アニメ放送前の段階ですでに200万部を超えていたことが公式Xアカウントでも告知されており、アニメ化によってさらに読者層が拡大しました。200万部から270万部への伸びは、アニメ効果が確実に出ていた証拠でもあります。

なろう系作品で累計200万部を超える作品は決して多くありません。書籍化されたなろう作品の多くは数万〜数十万部にとどまる中で、270万部という数字は出版社にとって「打ち切りにする」どころか「さらに伸ばしたい」と考える規模です。

講談社(ラノベ)とスクウェア・エニックス(漫画)という大手出版社が関わっており、商業的に見ても連載を続ける十分なインセンティブがあります。累計部数が伸び続けている作品を出版社が打ち切る判断をする可能性は極めて低いでしょう。

アニメ化・メディアミックス展開の実績

2022年10月から12月にかけて、EMTスクエアード制作でTVアニメ全13話が放送されました。TOKYO MXほかで放送され、dアニメストアなどの配信プラットフォームでも配信されています。アニメ化には多額の製作費がかかるため、アニメ化が実現したこと自体が出版社と製作委員会がこの作品に商業的価値を認めていた証です。

アニメ1期ではラノベ原作の1〜2巻相当がカバーされました。主人公レインが勇者パーティーから追放された後、猫霊族のカナデをはじめとする最強種の少女たちと出会い、冒険者として歩み始めるまでが描かれています。

ラノベ12巻分のストーリーのうち、アニメ化されたのはまだ序盤の2巻分にすぎません。原作ストックは2期以降を制作するのに十分すぎる量が残っており、コンテンツとしてのポテンシャルはまだ大きく残されています。

勇者パーティーを追放されたビーストテイマーの作者の現在

原作者と漫画作画担当の現在の活動状況を確認しておきましょう。

深山鈴(原作)の連載中の作品

原作者の深山鈴氏は、本作「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー」の執筆を継続しています。Kラノベブックスからの書籍版は既刊12巻に達しており、定期的に新刊が刊行されています。

また、深山鈴氏は本作以外にも「将来結婚しようね、と約束した幼馴染が剣聖になって帰ってきた〜奴隷だった少年は覚醒し最強へ至る〜」の原作を手がけています。こちらも漫画版が出版されており、複数作品を並行して手がけている活発な活動状態にあります。

小説家になろうやカクヨムでの活動も確認できることから、深山鈴氏は精力的に執筆活動を続けています。原作者が活動を停止していれば作品の存続に影響しますが、本作の場合その心配はありません。

茂村モト(漫画作画)の活動

漫画版の作画を担当する茂村モト氏は、マンガUP!での連載を継続中です。体調不良による休載が過去に複数回ありましたが、いずれも復帰して連載を再開しています。

茂村モト氏の代表作は本作であり、現在もビーストテイマーの作画に注力しています。休載と復帰を繰り返しながらも連載を続けていること自体が、作画担当と出版社の双方に連載継続の意思があることを示しています。打ち切りであれば休載後に再開告知が出ることはなく、そのまま連載終了となるのが通常です。

ビーストテイマーの媒体別連載状況

本作は複数の媒体で展開されているため、それぞれの現状を表で整理します。「打ち切り」を心配している方は、この表を見れば全媒体で継続中であることが確認できます。

媒体 現状
Web小説(小説家になろう) 2018年6月〜公開中
ラノベ(Kラノベブックス / 講談社) 既刊12巻・刊行継続中
漫画(マンガUP! / スクウェア・エニックス) 既刊10巻・連載継続中
アニメ 1期全13話放送済(2022年10月〜12月 / EMTスクエアード制作)

このように、全媒体で展開が継続していることが一目でわかります。打ち切り作品であれば、いずれかの媒体で連載終了や刊行停止が起きているはずですが、本作にはそのような事実は確認されていません。

ビーストテイマーのアニメは何巻まで?続きは原作の何巻から?

TVアニメ1期(全13話)は、ラノベ原作の1巻〜2巻の内容をカバーしています。主人公のビーストテイマー・レインが勇者パーティーから追放された後、猫霊族のカナデをはじめとする最強種の少女たちと出会い、冒険者として新たな人生を歩み始めるエピソードが描かれました。

アニメの続きを読みたい方は、ラノベ3巻から読み始めるとスムーズにストーリーが繋がります。3巻以降では新たな最強種との出会いや、レインを追放した勇者パーティーとの再会など、物語がさらに大きく動いていきます。

漫画版で続きを読む場合は、アニメ1期の範囲がおおむね漫画3〜4巻あたりまでに収録されているため、5巻前後から読み進めるとよいでしょう。ラノベは既刊12巻ですので、アニメでカバーされた2巻分を除いても10巻分のストーリーが残されています。

ビーストテイマーを読むなら電子書籍がお得

「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー」をまとめて読むなら、電子書籍の利用が便利です。ラノベ全12巻を揃える場合、電子書籍ストアの初回クーポンやまとめ買い割引を活用すると、紙で購入するよりもお得に購入できるケースが多くなります。

漫画版も全10巻が電子書籍で配信されています。アニメの続きが気になる方はラノベ3巻から、茂村モト氏の作画で楽しみたい方は漫画版1巻から始めてみてはいかがでしょうか。ラノベと漫画では描写のテイストが異なるため、両方読んでみるのもおすすめです。


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