暴食のベルセルクの作者が死亡?デマの真相と打ち切り説の経緯を解説

「暴食のベルセルク」の作者・一色一凛さんは死亡しておらず、存命です。死亡説が広まった最大の原因は、三浦建太郎さんが手がけた別作品『ベルセルク』との混同にあります。この記事では、作者死亡説が生まれた理由と作者の現在の活動状況、そして打ち切り説の真相について詳しく解説します。

作品名 暴食のベルセルク〜俺だけレベルという概念を突破する〜
作者 一色一凛(原作)/ 滝乃大祐(漫画作画)/ fame(イラスト)
連載誌 / 掲載先 カクヨム(Web小説)/ コミックライド(漫画)
連載期間 2017年1月〜連載中(Web小説)/ 2018年〜連載中(漫画)
巻数 小説:既刊8巻 / 漫画:既刊14巻
打ち切り判定 🔵 連載中(打ち切りではない)
作者死亡説 デマ(作者は存命)
媒体 現状
Web小説(カクヨム) 連載中(2026年3月時点で全411話)
小説(GCノベルズ) 既刊8巻
漫画(ライドコミックス) 既刊14巻・連載中
アニメ 1期全12話(2023年10月〜12月放送済)

暴食のベルセルクの作者が死亡したと言われる理由

「暴食のベルセルク 作者 死亡」というキーワードで検索する人が一定数います。しかし作者の一色一凛さんは存命であり、死亡説は完全なデマです。なぜこのような噂が広まったのか、具体的な理由を3つ解説します。

理由1:『ベルセルク』作者・三浦建太郎の死去との混同

死亡説が生まれた最大の要因は、三浦建太郎さんが手がけたダークファンタジー漫画『ベルセルク』との名前の混同です。三浦建太郎さんは2021年5月6日に急性大動脈解離のため54歳で亡くなりました。

『ベルセルク』は1989年から『ヤングアニマル』(白泉社)で連載されていた作品で、累計発行部数5,000万部以上の大ヒット作です。三浦さんの訃報は大きなニュースとなり、「ベルセルク」という単語とともに「作者 死亡」の情報がネット上に広まりました。

一方、「暴食のベルセルク」は一色一凛さんによるWeb小説で、三浦建太郎さんの『ベルセルク』とはまったくの別作品です。しかしタイトルに「ベルセルク」という共通の単語が入っているため、検索時に両作品が混同されやすい状況が生まれました。

「ベルセルク 作者 死亡」と検索した際に「暴食のベルセルク」の関連記事もヒットしてしまい、「暴食のベルセルクの作者も亡くなったのか?」と誤解が広がったと考えられます。そもそも「ベルセルク」は北欧神話に由来する「狂戦士」を意味する言葉であり、作品間に直接的な関係はありません。

理由2:「小説家になろう」からの作品削除

2022年3月27日、「暴食のベルセルク」が「小説家になろう」から削除されました。この突然の削除が、「作者に何かあったのではないか」という不安を読者に与えました。

実際には、これは作者自身の判断によるものです。一色一凛さんは「小説家になろう」での第一部が完結したことを受け、掲載先を「カクヨム」に移行しています。2022年2月22日には「カクヨム」での連載がすでに始まっていました。

しかし、この移行の事情を知らない読者にとっては、「久しぶりにアクセスしたら作品が消えていた」という状況です。作品の削除と三浦建太郎さんの死去のニュースが重なり、「作者が亡くなったから削除されたのでは」という推測が生まれたのでしょう。

掲載先の移行は小説投稿サイトではよくあることですが、告知が十分に届いていなかった読者層に誤解が広がる結果となりました。特に「小説家になろう」にブックマークを付けたまま数カ月〜数年放置していた読者は、久しぶりにアクセスした際に「ページが存在しない」状態を目にすることになり、作者の身に何かあったのではと感じやすかったでしょう。

理由3:小説の新刊が長期間出なかった

GCノベルズから出版されている書籍版は、8巻の刊行以降、新刊の発売間隔が大きく空きました。この長期間の新刊未発売が、「作者に何かあったのでは」「打ち切りになったのでは」という憶測を呼びました。

Web小説の書籍化作品は、Web連載と書籍版の進行にタイムラグが生じることが珍しくありません。Web版のストックが十分に溜まってから書籍化する出版社の方針や、作者のスケジュールなど、さまざまな要因で新刊の間隔が空くことがあります。

新刊情報だけを追っていた読者にとっては、長期間の沈黙は不安材料となります。しかしこの間もカクヨムでのWeb連載は継続されており、作者の活動が止まったわけではありません。書籍版の発売ペースと作者の健康状態は別の問題です。

なお、Web小説の書籍化作品で新刊間隔が空く例は「暴食のベルセルク」に限ったことではありません。Web版で十分なストックが溜まってからまとめて書籍化するパターンや、作者が書籍版に独自のエピソードを加筆するために時間をかけるケースもあります。

暴食のベルセルクの作者の現在

作者死亡説の真相を確認したところで、一色一凛さんの現在の活動状況を見ていきましょう。

一色一凛は存命でカクヨムにて連載中

一色一凛さんは存命であり、2026年3月時点でもカクヨムにて「暴食のベルセルク」の連載を継続しています。2026年3月19日にも更新が確認されており、全411話・約150万文字以上に達しています。

また、一色一凛さんはX(旧Twitter)のアカウント(@isshiki_ichika)も運用しており、活動状況を確認することができます。作者の死亡説が事実無根であることは、こうした発信からも明らかです。

Web版の「暴食のベルセルク」は無料で読めるため、作者の活動状況が気になる方はカクヨムの更新日を確認するのが確実です。

各媒体の刊行・連載状況

「暴食のベルセルク」は複数の媒体で展開されており、いずれも作者の活動継続を裏付けています。書籍版(GCノベルズ)は既刊8巻で、文庫版(GCN文庫)は『暴食のベルセルク〜俺だけレベルという概念を突破して最強〜』のタイトルで2021年10月より刊行されています。

漫画版は滝乃大祐さんの作画で「コミックライド」にて連載中で、ライドコミックスから既刊14巻が刊行されています。さらに、2023年10月から12月にはTVアニメが全12話放送されるなど、メディア展開も活発です。

シリーズ累計発行部数は電子版を含めて200万部を突破しています(2024年7月時点)。作者が亡くなっていれば、こうした継続的なメディア展開は成り立ちません。

暴食のベルセルクが打ち切りと言われた理由

作者死亡説と同様に、「暴食のベルセルク」には打ち切り説も存在します。なぜ打ち切りだと誤解されたのか、その背景を解説します。

理由1:小説家になろうからの削除による誤解

前述のとおり、2022年3月27日に「小説家になろう」から作品が削除されました。なろう系作品の突然の削除は、運営による削除処分や打ち切りを連想させます。読者が「打ち切りになったのでは」と考えるのも無理はありません。

しかし実際には、一色一凛さんの意思による掲載先の移行です。2022年2月にカクヨムでの連載が先に開始され、翌月になろう側が削除されたという時系列からも、計画的な移行であったことがわかります。

なろう作品がカクヨムに移行するケースは他にも存在しますが、読者全員に移行の情報が行き渡るとは限りません。なろうのブックマークだけで追いかけていた読者は、突然作品が消えたように見えたはずです。

「小説家になろう」では作品ページごと削除されるとブックマークやお気に入り登録も無効になります。移行先の案内が残らないため、作者がどこで執筆を続けているのか読者が自力で探す必要がありました。この情報の断絶が打ち切り説をさらに強めた一因です。

理由2:書籍版の新刊ペース鈍化

GCノベルズの書籍版は8巻まで刊行されていますが、刊行間隔が徐々に空いています。ライトノベルの読者にとって、新刊が長期間出ないことは打ち切りの兆候に見えることがあります。

しかし、書籍版の刊行ペースが落ちることと作品の打ち切りはイコールではありません。Web小説発の書籍化作品は、Web版の展開に合わせて書籍化を進めるため、Web版の執筆状況や出版社のスケジュールによって間隔が変動します。

実際に、Web版のカクヨムでは連載が続いており、漫画版も14巻まで刊行が進んでいます。書籍版だけを見て「打ち切り」と判断するのは早計です。

書籍版の新刊情報はマイクロマガジン社のGCノベルズ公式サイトやBOOK WALKERなどで確認できます。今後の刊行予定が気になる方は、公式の発売情報をチェックするのがよいでしょう。

暴食のベルセルクが打ち切りではない根拠

「暴食のベルセルク」が打ち切りではない客観的な根拠を、複数の観点から示します。

カクヨムでのWeb連載が継続中

最もわかりやすい根拠は、カクヨムでのWeb連載が2026年3月時点でも継続していることです。全411話に達しており、定期的に更新されています。

打ち切り作品であれば連載そのものが終了しているはずですが、「暴食のベルセルク」はWeb版という自由度の高いプラットフォームで、作者のペースで物語が進行しています。

カクヨムでは投稿日時も表示されるため、最終更新がいつだったかを誰でも確認できます。2026年3月19日にも更新されており、直近まで執筆活動が行われている事実は揺るぎません。

シリーズ累計200万部突破の人気

電子版を含めたシリーズ累計発行部数は200万部を突破しています(2024年7月時点)。2023年10月のアニメ放送開始時点では150万部だったため、アニメ化を機にさらに部数を伸ばしていることがわかります。

200万部という数字は、ラノベ・Web小説原作の作品としては十分な売上です。出版社にとって商業的に打ち切る理由がない水準と言えるでしょう。

アニメ放送前の2023年10月時点で150万部、放送後の2024年7月時点で200万部と、約9カ月で50万部増加しています。アニメ化による新規ファンの獲得が順調だったことを示しており、シリーズとしての勢いは維持されています。

漫画版・アニメ化とメディア展開が継続

漫画版は「コミックライド」での連載が続いており、既刊14巻まで順調に刊行されています。打ち切り作品のコミカライズが14巻まで続くことは通常考えにくいです。

さらに、2023年10月から12月にはTOKYO MXほかでTVアニメが全12話放送されました。アニメ化は出版社や製作委員会が商業的な将来性を見込んで決定するものであり、打ち切り作品にアニメ化の投資が行われることはありません

ピッコマのSMARTOON(ウェブトゥーン)版も2023年2月から制作・配信されており、複数のメディアで展開が進んでいます。ウェブトゥーン版は縦読みフルカラーで、原作とは異なる形式で作品を楽しめるものでした。

このように、小説・漫画・アニメ・ウェブトゥーンと4つの媒体で展開されている時点で、「暴食のベルセルク」が打ち切りとは到底言えません。打ち切り作品にこれだけのメディアミックス投資が行われることはないからです。

暴食のベルセルクのアニメは何巻まで?続きは原作の何巻から?

TVアニメ「暴食のベルセルク」は2023年10月から12月まで全12話が放送されました。アニメは原作小説の1巻から3巻までの内容をカバーしています。

アニメの続きを原作で読みたい場合は、小説版は4巻から読み始めるとアニメの続きのストーリーを楽しめます。漫画版の場合は、アニメの内容が6巻ラストまでに相当するため、7巻からが続きとなります。

アニメ2期については、2026年3月時点で公式発表はありません。ただし原作ストックは十分にあるため、今後の発表に注目です。

暴食のベルセルクを読むなら電子書籍がお得

「暴食のベルセルク」を全巻そろえる場合、小説版は既刊8巻、漫画版は既刊14巻です。紙の書籍で全巻購入すると一定の金額になりますが、電子書籍ならセールやクーポンを活用してお得に読むことができます。

Web小説版はカクヨムで無料公開されていますが、書籍版にはfameさんのイラストが付いており、書籍版ならではの楽しみ方もあります。漫画版は滝乃大祐さんの作画でバトルシーンの迫力が増しており、小説とはまた違った魅力があります。

小説版(GCノベルズ)は既刊8巻、漫画版(ライドコミックス)は既刊14巻です。まとめ買いの場合、電子書籍ストアのキャンペーン時期を狙うとかなりお得に購入できます。まずはカクヨムのWeb版で読んでみて、気に入ったら書籍版や漫画版に手を伸ばすのもよいでしょう。


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