「チョコミミ」の作者・園田小波先生は、2019年8月4日に乳がんのため42歳で亡くなっています。作者の死去により、りぼんで15年以上続いた連載が未完のまま終了しました。
園田小波先生の死去の経緯と、チョコミミが「打ち切り」と言えるのかを検証します。
| 作品名 | チョコミミ |
|---|---|
| 作者 | 園田小波(そのだ こなみ) |
| 連載誌 | りぼん(集英社) |
| 連載期間 | 2003年〜2019年 |
| 巻数 | 全11巻(未完) |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
| 作者死亡説 | 事実(2019年8月4日に乳がんで死去) |
チョコミミの作者・園田小波先生が亡くなった経緯
「チョコミミ 作者 死亡」という検索が多く見られますが、これはデマではなく事実です。園田小波先生の死去に至るまでの経緯を振り返ります。
2019年8月に乳がんのため42歳で死去
園田小波先生は、2019年8月4日に乳がんのため亡くなりました。享年42歳でした。
訃報は死去から約2週間後の8月19日に公表されています。りぼんの公式サイトおよび園田先生の公式Twitterを通じて発表されました。
園田先生は1977年5月3日に兵庫県尼崎市で生まれました。1995年に漫画家デビューを果たし、約24年にわたって創作活動を続けていました。
連載後期には体調不良による休載の時期もあったとされています。闘病しながらも執筆を続けていたことがうかがえます。
りぼん編集部と公式Twitterでの発表
園田小波先生の公式Twitterには、最後のメッセージが投稿されています。「りぼんで『チョコミミ』を15年に渡り連載させて頂きました」という感謝の言葉が綴られました。
続けて「完結させることが出来なかったのは残念ですが、皆様これまで『チョコミミ』及び園田小波を応援して頂きありがとうございました」というメッセージも残されています。
りぼん編集部からは「『チョコミミ』は永遠にりぼんの宝物です」というコメントが発表されました。最後までりぼん読者のために描き続けたことへの感謝と尊敬が表明されています。
ORICON NEWS、コミックナタリー、ライブドアニュースなど主要メディアでも訃報が一斉に報じられ、大きな反響を呼びました。
漫画家仲間やファンからの追悼
園田小波先生の訃報を受けて、りぼん誌上では追悼企画が組まれました。第1回には同じくりぼんで活躍した漫画家・槙ようこ先生が登場しています。
槙ようこ先生をはじめ、りぼんで共に活動した漫画家たちが園田先生との思い出を語る連載企画が展開されました。作者同士の交流がいかに深かったかがうかがえます。
SNSでも多くのファンが悲しみの声を上げています。「子どもの頃に夢中で読んでいた」「りぼんといえばチョコミミだった」という投稿が数多く見られました。
チョコミミは15年以上にわたって連載されていたため、小学生時代から大人になるまで読み続けた読者も少なくありません。世代を超えて親しまれた作品だけに、作者の早すぎる死を惜しむ声が相次ぎました。
園田小波先生の経歴と功績
園田小波先生がどのような漫画家人生を歩んだのか、デビューからチョコミミ連載までの軌跡を振り返ります。
1995年のデビューからチョコミミ連載開始まで
園田小波先生は、1995年に「ハイテンション・アワー」で漫画家デビューを果たしました。第302回りぼんNEW漫画スクール努力賞を受賞し、りぼん早春のびっくり大増刊号に掲載されています。
ペンネームの「園田」は地元の阪急園田駅に由来しています。「小波(こなみ)」は本名の「美奈子」を逆さ読みして漢字を当てはめたものです。
デビュー後はりぼんの増刊号を中心に読み切りや短期連載を発表していました。2003年6月にりぼんオリジナルで「チョコミミ」の連載を開始しています。
翌2004年4月には、りぼん本誌に移籍して本格連載がスタートしました。ここからチョコミミは15年にわたるりぼんの看板作品への道を歩み始めます。
チョコミミの15年にわたる連載とドラマ化
チョコミミは、おしゃれが大好きな中学生・桜井ちよこと猫田ミミを中心としたショートギャグ漫画です。ファッションやスイーツなど少女漫画らしいテーマをギャグタッチで描き、りぼん読者から高い支持を集めました。
2007年10月にはテレビ東京系でテレビドラマ化されています。主人公のちよこ役を寺本來可、ミミ役を増山加弥乃が演じました。
ドラマのキャストには剛力彩芽も名を連ねており、後にブレイクする女優たちが出演していた点でも注目されます。少女漫画のドラマ化は一定以上の知名度がなければ実現しないため、当時の人気の高さがうかがえます。
りぼんの同時期の看板ショートギャグ作品としては、津山ちなみ先生の「HIGH SCORE」や前川涼先生の「アニマル横町」がありました。チョコミミはこれらと並んで、2000年代〜2010年代のりぼんを代表する作品の一つです。
チョコミミが打ち切りと言われた理由
「チョコミミ 打ち切り」と検索する人もいますが、結論としてチョコミミは打ち切り作品ではありません。ただし連載終了の経緯が特殊なため、誤解が生まれている面があります。
作者の死去によって連載が終了した
チョコミミの連載が終了した唯一の理由は、作者・園田小波先生の死去です。2019年8月に園田先生が亡くなったことで、連載は終了となりました。
通常の「打ち切り」とは、出版社側がアンケート結果や売上の低迷を理由に連載を終了させることを指します。チョコミミの場合は出版社の判断で打ち切ったのではなく、物理的に連載を続けることが不可能になったのです。
りぼん編集部が「永遠にりぼんの宝物」と評していることからも、編集部としては連載の継続を望んでいたことが明らかです。作品の人気は最後まで衰えていませんでした。
つまりチョコミミの連載終了は「打ち切り」ではなく、作者の逝去による「絶筆」というのが正確な表現です。出版社の意向とは無関係に終了した点が、通常の打ち切りとは根本的に異なります。
物語が未完のまま11巻で終了した
チョコミミは全11巻で終了していますが、これは作者が意図した完結ではありません。物語は未完のまま終了しています。
園田先生自身も公式Twitterで「完結させることが出来なかったのは残念です」とメッセージを残しています。本来であればさらに連載が続く予定だったことがわかります。
少女漫画で全11巻という巻数は、けっして短い部類ではありません。しかしチョコミミはショートギャグ漫画のため、明確な物語の結末に向かって進む構造ではなかったことも事実です。
「巻数が少ないから打ち切りだったのでは」と考える人もいるかもしれませんが、15年以上も連載が続いていた実績を踏まえれば、その推測は当たりません。連載が終わったのは巻数や人気の問題ではなく、あくまで作者の死去が原因です。
最終回が描かれなかった
チョコミミには、いわゆる「最終回」にあたるエピソードがありません。作者の体調悪化により連載が途絶え、そのまま終了となったためです。
通常の連載漫画であれば、打ち切りであっても最終話で物語に一定の区切りをつけるのが一般的です。しかしチョコミミの場合、作者が描けなくなったことで最終話そのものが存在しないという状況にあります。
この「最終回がない」という事実が、「チョコミミ 打ち切り」と検索する人がいる一因と考えられます。突然連載が途絶えたように見えるため、事情を知らない読者が打ち切りと誤解してしまうのでしょう。
ただし繰り返しになりますが、連載終了は出版社の判断ではなく作者の死去によるものです。打ち切りとは本質的に異なることを理解しておく必要があります。
チョコミミが打ち切りではない根拠
チョコミミは打ち切りではありません。以下の3つの根拠から、そう判断できます。
15年以上の長期連載を続けていた
チョコミミは2003年の連載開始から2019年まで、15年以上にわたって連載が続いていました。りぼんの歴史の中でもトップクラスの長期連載です。
打ち切り作品の多くは1〜2年、短いものでは数カ月で連載が終了します。15年以上も連載が続いた作品が、人気低迷を理由に打ち切られていたとは考えにくいでしょう。
りぼんという少女漫画誌の中でも、15年を超える連載は限られた作品にしか許されない実績です。編集部から高い評価を受け続けていたからこそ、長期連載が実現しました。
テレビドラマ化されるほどの人気があった
チョコミミは2007年にテレビ東京系でテレビドラマ化されています。メディアミックス展開が行われるのは、出版社が作品の商業的価値を高く評価している証拠です。
ドラマには寺本來可、増山加弥乃、剛力彩芽といったキャストが出演しました。打ち切りが検討されるような作品がドラマ化されることは、通常あり得ません。
ドラマ化の実績があること自体が、チョコミミが出版社にとって重要なIP(知的財産)であったことの裏付けになります。
りぼん編集部が「宝物」と評価していた
園田小波先生の死去に際して、りぼん編集部は「『チョコミミ』は永遠にりぼんの宝物です」とコメントしています。
打ち切り対象の作品に対して、編集部がこのような表現を使うことは考えられません。「宝物」という言葉は、作品と作者に対する最大級の敬意の表れです。
さらに死去後にりぼん誌上で追悼企画が連載されたことも、チョコミミと園田先生がりぼんにとって特別な存在であったことを示しています。打ち切り作品に対してこのような企画が行われることはまずないでしょう。
チョコミミを読むなら電子書籍がお得
チョコミミは全11巻が電子書籍で配信されています。紙の単行本は入手しづらくなっている巻もあるため、全巻まとめて読みたい場合は電子書籍が便利です。
11巻分をまとめて購入する場合、電子書籍ストアの初回クーポンやキャンペーンを活用するとお得に購入できます。園田小波先生が15年かけて描き続けた作品を、ぜひ手に取ってみてください。

