「CODE-願いの代償-」の最終回がひどいと言われる理由!バッドエンドの真相を解説

『CODE-願いの代償-』の最終回は、主人公が銃で撃たれるバッドエンドと謎の残る幕引きが「ひどい」と大きな批判を受けました。視聴率の低迷やAIが黒幕という設定への不満、さらにHuluへの誘導と受け取れる終わり方が批判の主な原因です。この記事では、最終回が批判された具体的な理由と、本作が打ち切りだったのかどうかを詳しく解説します。

作品名 CODE-願いの代償-
作者 脚本:酒井雅秋、山田能龍(原作:台湾ドラマ『浮士德遊戲』)
連載誌 / 放送局 日本テレビ系列(読売テレビ制作)日曜ドラマ枠
連載期間 2023年7月2日〜2023年9月3日
巻数 全10話(+Huluオリジナル10.5話)
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

『CODE-願いの代償-』の最終回がひどいと言われる理由

2023年9月3日に放送された最終回(第10話)は、視聴率5.2%を記録。数字自体はシリーズ平均並みでしたが、放送直後からSNS上では「ひどい」「何だったのこの1クール」という声が相次ぎました。批判の対象となったのは、大きく分けて3つのポイントです。

理由1:バッドエンドで主人公が報われない結末

最終回で最も批判が集中したのは、事件が解決したはずの主人公・二宮湊人が、ラスト1分で何者かに背後から銃で撃たれて倒れるという衝撃のバッドエンドでした。全10話をかけて婚約者の死の真相を追い続けた二宮が、ようやく真実にたどり着いた直後の悲劇です。

しかも二宮が倒れた直後、彼のスマホには再びCODEアプリがインストールされるという不穏な描写で幕を閉じました。誰が二宮を撃ったのか、二宮は生きているのかといった核心的な疑問が一切回収されないまま終わっています。

視聴者からは「10話かけて追いかけた主人公が最後に殺されるなんて時間泥棒」「やたら人が死ぬし、真相が明らかになっても誰も救われないストーリーだった」という厳しい意見が多く寄せられました。

日本の地上波ドラマで主人公がここまで報われない結末を迎えるケースは珍しく、サスペンスドラマに「事件解決のカタルシス」を期待していた視聴者にとっては受け入れがたいものだったと言えるでしょう。

一方で「国産ドラマでここまで振り切ったバッドエンドは新鮮だった」「副題の『願いの代償』を体現した結末」という肯定的な意見も一部にはありました。しかし全体として見ると、地上波の連続ドラマに対して「毎週見てきた報いが欲しい」という視聴者心理は強く、否定的な声が圧倒的に多かったのが実情です。

理由2:黒幕がAIという設定への失望

最終回で明かされた「CODEの黒幕はアプリに内蔵されたAIだった」という真相にも、「逃げを感じる」「人間ドラマとして見ていたのにAIオチか」という批判が集まりました。

序盤から中盤にかけて、視聴者は登場人物の中に黒幕がいると予想しながら視聴していました。玉山鉄二演じる市川省吾がプロフェットという国民監視システムの実用化を進めていたことが判明し、人間同士の心理戦が佳境に入ったかに見えた矢先のAI犯人発覚です。

「これまで張り巡らせてきた伏線は何だったのか」「AIが犯人なら誰を恨めばいいのか分からない」という声が示すように、感情の向け先を失った視聴者の落胆は大きいものでした。台湾版の原作ドラマにもAIは登場しますが、日本版では独自のアレンジとしてAI設定が強調されたため、その描き方が唐突に感じられたという指摘もあります。

クライムサスペンスの醍醐味は犯人の動機を解き明かし追い詰めるカタルシスにありますが、AIには人間的な動機がなく、「なぜそんなことをしたのか」という問いに対して納得のいく答えが返ってきません。この点が物語全体の満足度を下げる要因となりました。

全10話という限られた話数の中で、CODEアプリの仕組み・市川の野望・AI自律進化という複数の設定を十分に描き切れなかったという構成上の課題も指摘されています。もう少し早い段階からAIの存在を示唆する伏線があれば、最終回の展開も違った受け止め方をされた可能性があります。

理由3:Hulu限定エピソードへの誘導

最終回の放送直後、Huluオリジナルストーリー「CODE-代償への扉-」(10.5話)の告知が流れたことも批判に拍車をかけました。地上波の最終回で謎を残したまま終わらせ、続きは有料配信で——という構図に映ったためです。

「勧められれば勧められるほど見たくなくなる」「結局Huluに加入させるための中途半端な終わり方だったのか」という反応が多数見られました。毎週無料で視聴してきた地上波の視聴者にとって、モヤモヤした気持ちのまま有料配信サービスへの加入を促される形は不信感を招きやすい手法です。

本編の放送中にも5.5話や7.5話といったHuluオリジナルエピソードが配信されていました。地上波の放送だけでは登場人物の背景や補足情報が不足する構成になっており、シリーズ全体を通じて配信サービスへの誘導が意識されていた面は否めません。

実際に10.5話を視聴した層からも「ほぼ総集編で新事実はほとんどない」「10.5話を見てもモヤモヤは解消されなかった」という声が上がっています。10.5話では本編から1年後の設定で、椎名一樹がCODEについての原稿を書く姿が描かれましたが、二宮の生死という最大の疑問には明確な答えが示されていません。

地上波ドラマとHuluの連携企画自体は近年増えていますが、本作は地上波の最終回が消化不良だったために、この構成が裏目に出た形です。ドラマとして地上波の放送内で完結させるべきだったという意見は、放送から時間が経った現在でも根強く残っています。

『CODE-願いの代償-』は打ち切りだったのか?

最終回の評判が悪かったことから「打ち切りだったのでは?」「話を畳みきれなかったのでは?」という疑問を持つ方もいます。結論から言うと、CODEは打ち切りではありません。ここでは客観的な事実をもとに検証します。

全10話で予定通り完結している

『CODE-願いの代償-』は2023年7月期の日曜ドラマ枠として、当初から全10話の予定で制作・放送されました。日本テレビの日曜ドラマ枠は1クール10話前後が標準的な話数であり、本作もその通りに最終回を迎えています。

打ち切りであれば途中で話数が削減されたり、放送枠が変更されたりするのが一般的ですが、CODEにはそうした兆候は一切ありませんでした。全10話が毎週日曜22時30分の枠で通常通り放送されています。

加えて、放送中にもHuluオリジナルの5.5話や7.5話が配信されており、地上波と配信の連携企画として最初から計画的にシリーズが進行していたことがうかがえます。打ち切りが決まった作品に対して追加のオリジナルエピソードが制作されることはまずありません。

Huluオリジナルの10.5話も最終回の放送前から制作が進められていたとされており、シリーズ全体の構成が事前に決まっていた根拠の一つです。

視聴率は低調だったが打ち切り水準ではない

本作の視聴率は初回6.1%でスタートし、その後は4%台〜5%台で推移しました。最終話は5.2%、全話平均は約5.1%(世帯視聴率)という数字です。

同時期の2023年夏クールのドラマと比較すると決して高い数字ではありませんが、日曜22時30分という深夜帯に近い放送枠であることや、近年の地上波ドラマ全体の視聴率低下傾向を考慮すると、打ち切りに至るほどの低視聴率とは言えません。

各話の視聴率の推移は、第1話6.1%→第2話5.4%→第3話4.9%→第4話5.9%→第5話5.1%→第6話4.8%→第7話4.1%→第8話4.9%→第9話5.0%→最終話5.2%です。中盤の第7話で最低の4.1%を記録したものの、その後は持ち直して最終回で5.2%まで回復しています。

視聴者が回を追うごとに離れていく右肩下がりのパターンには当てはまらず、4%台後半〜5%台で安定して推移していました。また、近年のドラマ視聴はTVerやHuluなどの見逃し配信にシフトしており、地上波の世帯視聴率だけでは作品の支持を正確に測れない時代です。

台湾版原作に基づく計画的な結末

CODEは台湾ドラマ『浮士德遊戲(英題:CODE)』(2016年)と『浮士德遊戲2(英題:CODE2)』(2019年)を原作としたリメイク作品です。台湾版はアジア圏でヒットした実績があり、日本版もその人気を受けて企画されました。原作が存在すること自体が、最初から物語の結末まで筋書きが用意されていた証拠と言えます。

日本版では坂口健太郎演じる二宮湊人をはじめ、登場人物の設定や人間関係に独自のアレンジが加えられています。しかし物語の骨格やダークな結末の方向性は台湾版を踏襲しており、バッドエンドは打ち切りによる急な方針転換ではなく、脚本チームが意図的に選択した結末です。

つまり「ひどい」と感じた視聴者の気持ちは理解できますが、それは脚本の演出意図によるものであって、打ち切りで中途半端に終わったのとは明確に異なります。副題の「願いの代償」が示す通り、願いには必ず代償が伴うというテーマを突き詰めた結果としてのバッドエンドだったと考えられます。

『CODE-願いの代償-』の脚本家の現在

最終回の批判はおもに脚本と構成に向けられましたが、制作に関わったクリエイターやキャストはその後も精力的に活動を続けています。

脚本家・酒井雅秋の最新作

CODEのメイン脚本を手がけた酒井雅秋は、日本大学藝術学部映画学科出身のベテラン脚本家です。刑事ドラマからサスペンスまで幅広いジャンルで執筆実績を持ち、CODEでは台湾ドラマのリメイクという難度の高い仕事に挑みました。

2026年3月にはNHKスペシャル時代劇『眠狂四郎』(主演:長谷川博己)の脚本を担当。さらにTBSの2夜連続スペシャルドラマ『ちるらん 江戸青春篇』(主演:山田裕貴)の脚本も手がけており、地上波の大型作品を次々と任されている状況です。

共同脚本の山田能龍もCODE以降、ドラマ脚本の執筆を継続しています。CODEの最終回は賛否が分かれましたが、両脚本家のキャリアには大きな影響はなく、むしろジャンルの幅を広げながら第一線で活動を続けている状況です。

主要キャストのその後

主演の坂口健太郎は、CODEで刑事・二宮湊人を演じて高い評価を受けました。その後もNetflixシリーズ『さよならのつづき』で有村架純とダブル主演を務めるなど、ドラマ・映画の両方で精力的に活動しています。

染谷将太(椎名一樹役)、松下奈緒(三輪円役)、堀田真由(三宅咲役)、玉山鉄二(市川省吾役)といった主要キャストも、それぞれ別作品で活躍を続けています。CODEの最終回への批判は脚本・構成に集中しており、キャストの演技力自体は視聴者から一貫して高い評価を受けていました。特に坂口健太郎のアクションシーンや、染谷将太の不穏な演技は見どころとして多くの視聴者が挙げています。

『CODE-願いの代償-』はどこで見られる?

本作の地上波放送は終了していますが、動画配信サービスで全話視聴が可能です。

Huluでは地上波の全10話に加え、オリジナルストーリーの10.5話「CODE-代償への扉-」も独占配信されています。10.5話は本編の1年後を描いた番外編で、椎名一樹がCODEの事件を振り返る内容です。

Huluでは原作の台湾ドラマ『浮士德遊戲(CODE)』も配信されています。日本版と台湾版では結末の描き方やキャラクター設定に違いがあり、比較しながら見ることでCODEという作品の全体像がより深く理解できるでしょう。

最終回の評価は大きく分かれていますが、坂口健太郎・染谷将太・松下奈緒・玉山鉄二ら豪華キャストの演技や、序盤〜中盤のスリリングな展開については高く評価する声も少なくありません。主題歌のUVERworld「VICTOSPIN」もドラマの緊張感を高めていると好評でした。

ファミリー劇場でも一挙放送が行われた実績があり、CS放送での再放送の機会もあります。最終回の賛否については実際に視聴して自分の目で確かめるのが一番でしょう。全10話なので、配信で一気見するのも一つの楽しみ方です。


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