波瑠主演のドラマ『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』は、打ち切りではなく全10話で予定通り放送を完了しています。
フジテレビの中居正広問題によるスポンサー撤退や視聴率の伸び悩みが重なり、放送中から「打ち切りになるのでは」という声が広まりました。
この記事では、アイシーが打ち切りと言われた理由と、実際の放送状況について詳しく解説します。
| 作品名 | アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜 |
|---|---|
| 脚本 | 高橋悠也 |
| 連載誌 / 放送局 | フジテレビ(火曜21時枠) |
| 放送期間 | 2025年1月21日〜3月25日 |
| 話数 | 全10話 |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
アイシーのドラマが打ち切りと言われた理由
アイシーに打ち切りの噂が立った背景には、ドラマの内容とは無関係の外的要因が大きく影響しています。
放送開始直後から複数の要因が重なり、「このまま放送を続けられるのか」という不安がSNSを中心に広まりました。
理由1:中居正広問題によるスポンサー全面撤退
打ち切り説が最も強まった原因は、フジテレビを取り巻くスポンサー撤退問題です。
2025年1月、中居正広の性加害問題にフジテレビ社員が関与していた疑惑が報じられ、大手企業が次々とCM出稿を差し止めました。
2025年1月21日の初回放送では、提供スポンサーのクレジットが1社も表示されないという異例の事態が発生しています。
日本生命保険や花王、NTT東日本などの大手企業がCM出稿を差し止め、1月22日時点で70社以上が見合わせていたと報じられています。
放送中に流れた39本のCMのうち22本がACジャパンの公共広告に差し替えられ、SNSでは「アイシーではなくエイシー」と皮肉られる事態になりました。
理由2:視聴率の低迷
アイシーは視聴率面でも苦戦が続き、打ち切り説を後押しする形になりました。
初回の世帯視聴率は6.9%で、前クールの同枠ドラマ『オクラ』の初回7.8%を下回るスタートでした。
その後も第2話5.4%、第3話5.0%と下降傾向が続いています。第9話では3.9%まで落ち込み、全話を通じての最低視聴率を記録しました。
最終回の視聴率は4.7%で、全10話の平均視聴率は約5%台にとどまっています。火曜9時枠としては厳しい数字であり、「打ち切りになるのでは」という声がSNSで相次ぎました。
ただし、スポンサー問題というドラマの内容とは無関係の逆風下での数字であり、純粋に作品の評価だけで判断できない状況だったことは押さえておく必要があります。
理由3:ストーリーへの厳しい評価
視聴者からはドラマの内容そのものに対しても厳しい声が上がっていました。
SNSやYouTubeの感想では「ツッコミどころが満載」「展開が雑」といった指摘が目立ちました。
瞬間記憶能力(カメラアイ)を持つ主人公という設定自体は注目を集めたものの、事件の解決過程や捜査描写に対しては疑問視する声がありました。
こうした内容面での不満が、スポンサー問題や視聴率低迷と合わさることで、「この状況では打ち切りも仕方ない」という論調がさらに強まった形です。
一方で、中盤以降は「ストーリーが動き出して面白くなった」「キャラの関係性に引き込まれた」という好意的な声も増えていました。
アイシーのドラマが打ち切りではない根拠
結論として、アイシーは打ち切りにはなっていません。当初の予定通り全10話が放送され、最終話まで物語が描かれています。
全10話で予定通り放送を完了している
アイシーは2025年1月21日の初回から3月25日の最終回まで、一度も休止することなく全10話が放送されました。
フジテレビの火曜9時枠のドラマは通常10〜11話で構成されており、全10話は標準的な話数です。
スポンサー問題で放送中止や話数短縮が懸念されましたが、実際にはそうした措置は取られていません。フジテレビは他のドラマ枠も含めて予定通りの放送を継続しました。
「打ち切り」とは放送途中で中断されることを指しますが、アイシーには該当する事実はありません。
TVerの再生回数が好調だった
テレビの視聴率は低迷したものの、配信プラットフォームでの反応は良好でした。
第1話はTVerで配信開始からわずか3日で再生回数100万回を突破したことが報じられています。
近年のドラマ視聴はリアルタイムから配信へと移行しており、視聴率だけでは作品の人気を正確に測れない状況があります。
TVerでの好調な再生回数は、作品自体に一定の視聴需要があったことを示しています。視聴率の数字だけを見て「不人気だから打ち切り」と判断するのは早計です。
最終話まで物語が完結している
最終回(第10話)では、主人公・氷月枝織が抱えていた過去のトラウマに決着がつく展開で幕を閉じています。
打ち切り作品に見られる「唐突な打ち切りエンド」や「未解決のまま終了」とは異なり、物語として完結しています。
打ち切りドラマでは最終回で急に話を畳んだり、明らかに予定と異なる結末を迎えたりすることがありますが、アイシーにはそうした不自然さは見られません。
アイシーの脚本家・キャストの現在
アイシーの制作に関わったクリエイターやキャストは、その後も精力的に活動を続けています。
脚本家・高橋悠也の最新作
アイシーの脚本を手がけた高橋悠也は、『仮面ライダーエグゼイド』の全話脚本を担当したことでも知られる脚本家です。
2025年9月からは新作『仮面ライダーゼッツ』の脚本を担当することが発表されています。
また、2025年6月27日公開の映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』の脚本も手がけており、アイシー後も複数の作品に携わっています。
主演・波瑠の最新出演作
主演の波瑠は、アイシー以降も複数のドラマに出演しています。
2026年2月からはWOWOWの連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』に出演し、織田裕二らと共演しています。
さらに、2026年4月スタートの日本テレビ水曜ドラマ『月夜行路』では主演を務めています。文学の知識を生かして事件を紐解く役柄で、刑事ドラマとは異なるジャンルへの挑戦です。
アイシーはどこで見られる?配信情報
アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜は、放送終了後も動画配信サービスで視聴が可能です。
Amazon Prime Videoでは全10話が配信されています。地上波放送を見逃した方でも、配信サービスを利用すれば全話を視聴できます。
また、フジテレビの公式動画配信サービスFODでも配信が行われています。瞬間記憶能力(カメラアイ)を持つ主人公が事件の真相に迫るサスペンス要素は、一気見に向いた構成です。各話完結型のエピソードが中心ですが、全体を貫く縦軸の物語も用意されており、中盤以降は主人公の過去に関わる重要な伏線が動き出します。最終話まで通して視聴することで作品の全体像が見えてきます。
スポンサー問題や視聴率の数字に左右されず、作品そのものを自分の目で確かめてみることをおすすめします。
アイシーはスポンサー問題や視聴率の数字ばかりが注目されましたが、全10話を予定通り放送し、物語も完結しています。TVerでの好調な再生数が示すとおり、配信プラットフォームでの作品自体への視聴需要は確かに存在していました。打ち切りではなく、フジテレビ全体のスポンサー問題という異例の逆風の中で全10話を完走したドラマとして評価するのが妥当です。

