『白衣の英雄』の漫画は打ち切りではなく、双葉社のWeb漫画サイト「がうがうモンスター+」で現在も連載が続いています。小説版(Mノベルス)が2021年の4巻を最後に新刊が出ていないことや、Web連載ゆえの知名度不足が「打ち切りでは?」という誤解を招きました。この記事では、打ち切りと言われた具体的な理由と、連載継続中である根拠を詳しく解説します。
| 作品名 | 白衣の英雄 |
|---|---|
| 作者 | 原作:九重十造 / 漫画:とよはたつばさ / キャラクター原案:てんまそ |
| 連載誌 / 掲載サイト | がうがうモンスター+(双葉社) |
| 連載期間 | 2020年〜連載中 |
| 巻数 | 既刊10巻(コミックス・2025年9月時点) / 小説版:既刊4巻 |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
白衣の英雄が打ち切りと言われた理由
異世界に転移した天才科学者・天地海人が「創造」魔法で活躍するファンタジー作品『白衣の英雄』は、ネット上で「打ち切りでは?」と心配する声が見られます。しかし実際には連載中であり、打ち切りの事実はありません。
では、なぜ打ち切り説が広まったのでしょうか。その主な原因を3つ解説します。
理由1:小説版(Mノベルス)が4巻で刊行が止まっている
打ち切り説の最大の原因は、小説版が2021年12月発売の4巻を最後に新刊が出ていないことです。『白衣の英雄』はもともとWeb小説が原作で、双葉社のMノベルスレーベルから書籍化されました。1巻が2020年6月に発売され、4巻まで約1年半のペースで刊行されています。
しかし4巻以降、2026年3月現在に至るまで4年以上にわたって小説の新刊が出ていません。公式からの刊行中止や打ち切りのアナウンスはないものの、これだけ長期間新刊がないと「もう終わったのでは」と考える読者がいるのは自然なことです。
ただし、小説版の刊行が止まっていることと漫画版の打ち切りは別の問題です。漫画版は小説版とは別に「がうがうモンスター+」で独自に連載が続いており、コミックスも定期的に刊行されています。小説版の状況だけを見て「打ち切り」と判断するのは早計です。
理由2:原作がFC2ブログ発で知名度が低い
『白衣の英雄』の原作Web小説は、「小説家になろう」ではなくFC2ブログで連載されていた作品です。異世界転移・転生ジャンルの多くは「小説家になろう」発であり、読者が集まりやすいプラットフォームの恩恵を受けています。
FC2ブログはWeb小説の投稿プラットフォームとしては主流ではなく、作品の認知度が広がりにくい環境でした。そのため「小説家になろう」発の異世界作品と比べると、書籍化後もSNSでの話題性やファンコミュニティの規模で差が出やすい状況にあります。
知名度が低いと「この作品まだやってるの?」「もう終わった?」という誤解が生まれやすくなります。実際にはがうがうモンスター+で連載が継続しているにもかかわらず、作品の存在自体を知らない層が「打ち切り」と誤認してしまうケースが見られます。
理由3:Web漫画連載のため書店で見かけにくい
『白衣の英雄』の漫画版は、双葉社のWeb漫画サイト「がうがうモンスター+」で連載されています。週刊少年ジャンプや週刊少年マガジンのような大手雑誌連載ではなく、Web連載のため書店の雑誌コーナーでは見かけることがありません。
紙の雑誌に掲載されている作品であれば、毎週・毎月書店やコンビニで目にする機会があり、「まだ連載しているんだ」と自然に認知されます。しかしWeb連載作品は、自分からサイトやアプリにアクセスしなければ更新状況を把握できません。
コミックスは紙・電子ともに刊行されていますが、新刊の発売間隔が数か月空くこともあります。その空白期間に「連載が終わったのでは」と誤解する読者が出てくるのは、Web漫画連載の作品に共通する事情といえます。
白衣の英雄が打ち切りではない根拠
打ち切り説が出回っている一方で、『白衣の英雄』が連載中であることを示す客観的な根拠は複数あります。
根拠1:がうがうモンスター+で連載が継続中
『白衣の英雄』の漫画版は、2026年3月時点でも双葉社の「がうがうモンスター+」にて連載が続いています。公式サイト上で最新話の更新が定期的に行われており、連載が終了したという告知は一切ありません。
2026年3月13日にも最新エピソードが更新されていることから、現時点で打ち切りや休載の事実はないと断定できます。
がうがうモンスター+では一部エピソードが無料で公開されているため、連載状況が気になる方は公式サイトで最新話を確認することをおすすめします。
根拠2:コミックスが既刊10巻まで刊行されている
漫画版のコミックスはモンスターコミックス(双葉社)から刊行されており、2025年9月に10巻が発売されています。1巻の発売から約5年で10巻に到達しており、打ち切り作品にありがちな「2〜3巻で終了」というパターンとは明らかに異なります。
Web漫画のコミックス化は売上が一定水準を超えなければ継続されません。10巻まで刊行が続いているということは、電子書籍を含めた売上が出版社の基準を満たしていることの証拠です。
打ち切りが決まった作品であれば、コミックスの刊行が途中で止まるのが一般的です。10巻まで順調に刊行されている本作に、その兆候は見られません。
根拠3:原作Web小説も公開が続いている
書籍版(Mノベルス)の刊行は止まっていますが、原作のWeb小説自体は公開が継続されています。がうがうモンスター+の公式ページでは小説版の閲覧も可能であり、作品全体が終了したわけではありません。
書籍版の刊行停止は、出版社側の事情(レーベルの方針変更・刊行スケジュールの調整など)によるものと考えられ、作品そのものの打ち切りとは異なります。漫画版が連載を継続していることからも、コンテンツとしての『白衣の英雄』は現役であるといえます。
白衣の英雄の作者の現在
『白衣の英雄』には原作者の九重十造と漫画担当のとよはたつばさの2名が関わっています。それぞれの現在の活動状況を確認しました。
原作者・九重十造の活動状況
九重十造は『白衣の英雄』の原作小説を手がけた作家です。FC2ブログでのWeb小説連載からスタートし、双葉社のMノベルスから書籍化されました。
書籍版は2021年12月の4巻を最後に新刊が出ていませんが、がうがうモンスター+における漫画版の原作クレジットには引き続き九重十造の名前が記載されています。漫画版の連載が続いている以上、原作者として作品に関わり続けていると考えられます。
なお、九重十造名義での『白衣の英雄』以外の新作については、2026年3月時点で確認できていません。
漫画担当・とよはたつばさの活動状況
漫画を担当しているとよはたつばさは、がうがうモンスター+での『白衣の英雄』の連載を継続中です。2026年3月時点でも定期的にエピソードの更新が行われていることから、現在も精力的に作画に取り組んでいることがわかります。
とよはたつばさにとって『白衣の英雄』は代表作であり、2020年の連載開始から5年以上にわたって作画を担当しています。
白衣の英雄を読むなら電子書籍がお得
『白衣の英雄』のコミックスは既刊10巻が刊行されており、電子書籍で購入する場合は1巻あたり700〜770円程度です。全巻まとめて購入すると約7,000〜7,700円が目安になります。
がうがうモンスター+では一部のエピソードが無料公開されているため、まずは無料分で作品の雰囲気を確認してから購入を検討するのもよいでしょう。Web連載は分割掲載のため、まとめて読みたい方にはコミックス版がおすすめです。

