『呪術廻戦』の最終回は、伏線未回収や展開の駆け足感から「ひどい」と批判する声が多く上がりました。最終回への不満が大きかった背景には、五条悟の退場をめぐる炎上や渋谷事変以降の失速感への不満が積み重なっていたことがあります。この記事では、最終回が批判された具体的な理由と、打ち切りだったのかどうかを客観的な情報をもとに解説します。
| 作品名 | 呪術廻戦(じゅじゅつかいせん) |
|---|---|
| 作者 | 芥見下々(あくたみげげ) |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 2018年14号〜2024年44号 |
| 巻数 | 全30巻(全271話) |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
呪術廻戦の最終回がひどいと言われる理由
2024年9月30日発売の週刊少年ジャンプ44号に掲載された第271話「これから」をもって、呪術廻戦は約6年半の連載に幕を下ろしました。しかし最終回直後からSNSを中心に「ひどい」「つまらない」という声が相次ぎ、大きな議論を呼びました。
批判の内容を整理すると、大きく4つの理由に分けられます。
理由1:多数の伏線が未回収のまま完結した
最終回への不満で最も多かったのが「伏線が回収されていない」という指摘です。呪術廻戦は連載を通じて多くの謎や伏線が張られていましたが、そのいくつかが明確な回答を得ないまま物語が終了しました。
具体的には、主人公・虎杖悠仁が発動した領域展開の名称が最後まで明かされなかったこと、虎杖の父親に関する謎が深掘りされなかったこと、宿儺や羂索の過去についての詳細が描かれなかったことなどが挙げられます。
これだけの人気作品であれば伏線はすべて回収されるだろうという読者の期待が大きかっただけに、未回収のまま終わったことへの失望感は強いものでした。作者の芥見下々先生が意図的に余白を残したのか、連載スケジュールの都合なのかは明言されていません。
ただし、一部の読者からは「謎が残っているからこそ考察のしがいがある」「スピンオフで回収される可能性がある」という前向きな声も出ていました。
理由2:五条悟の退場が唐突すぎた
最終回そのものへの不満に加えて、終盤の展開に対する不信感がすでに蓄積されていたことも大きな要因です。その最大のきっかけとなったのが、第236話における五条悟の死亡です。
五条悟は作中で「最強の呪術師」として圧倒的な存在感を持つキャラクターであり、読者人気も非常に高い人物でした。その五条が宿儺との戦いの末に敗北し、体を真っ二つにされて死亡するという展開は、多くの読者に衝撃を与えました。
第236話の公開直後、X(旧Twitter)では「五条悟」「呪術廻戦」など複数のワードがトレンド入りし、大規模な炎上状態に発展しました。「最強キャラの退場としてあまりに呆気ない」「死に際の回想が夏油傑に偏っていて生徒への言及がない」といった批判が数多く投稿されています。
この五条悟の退場をきっかけに作品から離れた読者も少なくなく、最終回への厳しい評価の下地になったと言われています。
理由3:最終回があっさりしすぎている
最終話の第271話は、センターカラー21ページという構成で掲載されました。週刊連載の最終回としては標準的なページ数ですが、累計1億部を超える大ヒット作の幕引きとしては物足りないと感じた読者が多かったようです。
最終回の内容は、宿儺との最終決戦後の後日譚として、虎杖たちのその後が淡々と描かれるものでした。明確なハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、呪術師たちの戦いが今後も続いていくことを示唆する静かな幕引きだったため、「結局何も変わっていない」という声が上がりました。
大ヒット作の最終回では感動的な大団円や、読者の期待を超える仕掛けが求められがちです。呪術廻戦の最終回はあえてそうした「お祭り感」を排した構成だったため、期待値とのギャップが批判につながったと考えられます。
理由4:渋谷事変以降のストーリーが失速した
最終回単体への不満だけでなく、物語後半全体への不満が最終回の評価に影響している面もあります。呪術廻戦は「渋谷事変」編が連載のピークと評価されることが多く、その後の「死滅回游」編以降は評価が分かれるようになりました。
死滅回游編では新キャラクターが多数登場する一方で既存キャラクターの掘り下げが薄く、ルールが複雑で展開が把握しにくいという声がありました。続く新宿決戦編ではバトルが長期化し、戦闘描写が続く中でストーリーの進行が停滞している印象を持った読者も少なくありません。
こうした後半の展開への不満が積み重なった結果、最終回で一気に噴き出した側面があります。「渋谷事変まではよかったのに」という声は、最終回の感想でも頻繁に見られる意見です。
ただし、新宿決戦における虎杖と宿儺の最終対決や、日車寛見の活躍を高く評価する声もあり、後半すべてが低評価というわけではありません。
呪術廻戦は打ち切りだったのか?
最終回への批判から「呪術廻戦は打ち切りだったのではないか」という声も出ていますが、結論から言えば打ち切りではありません。
打ち切りではない根拠
呪術廻戦はシリーズ累計発行部数1億5000万部(2025年12月時点、デジタル版含む)を記録した週刊少年ジャンプの看板作品です。打ち切りの対象になる作品とは売上規模がまったく異なります。
連載は全271話・全30巻にわたり、週刊少年ジャンプでの約6年半の連載を経て完結しました。2024年8月には公式から「9月30日発売のジャンプ44号で最終回を迎える」と事前に告知されており、突然の打ち切りではなく予定された完結であったことがわかります。
また、劇場版アニメ『呪術廻戦 0』は興行収入137.5億円を記録し、テレビアニメも3期まで放送されるなど、メディアミックス展開も非常に好調でした。集英社にとって打ち切る理由がない作品です。
駆け足展開だったのか
打ち切りではないものの、「終盤が駆け足だった」という指摘は否定しづらい部分があります。芥見下々先生は連載中に体調不良による休載を複数回経験しており、2024年6月にも急病による休載がありました。
体調面の問題が終盤の展開ペースに影響した可能性は考えられますが、作者本人からの明確なコメントはありません。あくまで読者側の推測にとどまります。
いずれにしても、掲載順の低下や売上不振による打ち切りではなく、作者の意思で連載を終了した作品であることは間違いありません。
呪術廻戦の作者の現在
呪術廻戦の完結後、芥見下々先生の動向にも注目が集まっています。
芥見下々のコメント・後日談
芥見下々先生は呪術廻戦の最終話掲載時に、ジャンプ誌上で読者への感謝のメッセージを寄せています。約6年半にわたる連載を完走したことに対し、ファンからも「お疲れ様でした」という声が多く寄せられました。
なお、最終巻(29巻・30巻)は2024年12月25日に同時発売され、単行本での加筆修正も行われています。
芥見下々の連載中の作品
芥見下々先生は呪術廻戦の完結後、新たな作品に携わっています。2025年9月8日発売の週刊少年ジャンプ41号から、スピンオフ作品『呪術廻戦≡(モジュロ)』の短期集中連載がスタートしました。
この作品は芥見下々先生が原作を担当し、作画を岩崎優次先生が手がけるという新しい体制で制作されています。芥見先生にとって「原作者」としての初めての挑戦となりました。
『呪術廻戦≡』は呪術廻戦本編の近未来を舞台としたスピンオフで、2026年3月に完結しています。本編で未回収だった要素の一部が補完されるのではないかと期待されていた作品です。
呪術廻戦のアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
呪術廻戦のテレビアニメはMAPPA制作で、2026年3月時点で3期まで放送されています。各期が原作のどこまでをカバーしているかを整理します。
アニメ各期の対応範囲
| 期 | 放送時期 | 原作範囲 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 1期 | 2020年10月〜2021年3月 | 1巻〜8巻 | 呪胎戴天〜起首雷同編 |
| 2期 | 2023年7月〜12月 | 8巻〜16巻 | 懐玉・玉折〜渋谷事変編 |
| 3期 | 2026年1月〜3月 | 16巻〜21巻 | 死滅回游 前編 |
アニメ3期の続きを原作で読む場合は、21巻(第181話付近)から読み始めるのがおすすめです。原作は全30巻で完結しているため、3期の続きは残り約10巻分となります。
今後、4期「死滅回游 後編」の制作も予定されており、原作完結まで映像化が続く見込みです。
劇場版について
2021年12月24日には劇場版『呪術廻戦 0』が公開され、興行収入137.5億円を記録する大ヒットとなりました。こちらは本編の前日譚にあたる「呪術廻戦 0巻」を原作としており、乙骨憂太を主人公とした物語です。
呪術廻戦を読むなら電子書籍がお得
呪術廻戦は全30巻で完結しており、一気読みするには電子書籍が便利です。単行本1冊あたりの価格はおおよそ500〜530円前後のため、全巻購入すると約15,000〜16,000円程度になります。
電子書籍ストアではクーポンやポイント還元キャンペーンが頻繁に実施されているため、紙の単行本よりもお得に購入できるケースが多いです。まとめ買いを検討している方は、各ストアのキャンペーン情報をチェックしてみてください。

