恋なんて本気でやってどうするのの最終回がひどいと言われる理由!打ち切りだったのか解説

ドラマ『恋マジ』こと「恋なんて、本気でやってどうするの」の最終回は、毒親やパパ活など重いテーマを詰め込みすぎた結果「収拾がつかない」と批判が殺到しました。打ち切りではなく全10話で予定通り完結した作品ですが、駆け足の最終回が低評価の原因となっています。この記事では最終回がひどいと言われる理由や視聴率推移、脚本家・浅野妙子の現在について解説します。

作品名 恋なんて、本気でやってどうするの?
脚本 浅野妙子
放送局 カンテレ(関西テレビ)・フジテレビ系
放送期間 2022年4月18日〜2022年6月20日
話数 全10話
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

『恋なんて本気でやってどうするの』の最終回がひどいと言われる理由

2022年4月から放送された『恋マジ』は、広瀬アリスと松村北斗(SixTONES)のW主演で注目を集めたドラマです。しかし最終回の放送後、SNS上では批判の声が数多く上がりました。ここでは、最終回がひどいと言われた具体的な理由を見ていきます。

理由1:重いテーマを詰め込みすぎて消化不良に終わった

『恋マジ』の最終回が最も批判された理由は、1クール全10話のドラマに重いテーマを詰め込みすぎたことです。毒親、依存症、アダルトチルドレン、セックスレス、不倫、パパ活、レンタル彼氏、前科者、セクシュアリティといったテーマが次々に登場しました。

All Aboutニュースの記事では、視聴者の声として「要素つめこみ過ぎで収拾つかず」という反応が紹介されています。6人の男女それぞれに深刻な事情を抱えさせた結果、1話あたりの尺では各テーマを十分に掘り下げることができませんでした。

特に問題だったのは、序盤は恋愛ドラマとして始まったにもかかわらず、中盤以降に社会問題を次々と投入した構成です。視聴者は恋愛ドラマを期待して見始めたため、突然の路線変更に戸惑いの声が相次ぎました。

SNS上では「マジぶっ飛んだドラマ」「役者に罪はない」という声も上がっており、キャストの演技力ではなく脚本の構成に問題があったという意見が多数を占めていました。

理由2:最終話の展開が唐突で「ありえない」と批判された

最終話(第10話)では、主人公・純(広瀬アリス)が乙(藤木直人)からのプロポーズを断り、柊磨(松村北斗)のもとに戻るという展開が描かれました。公園で柊磨に「好きって言って」と求め、柊磨が「好きだ!大好きだ!」と叫ぶシーンがクライマックスでした。

しかしこの展開に対し、視聴者からは「ありえない」という批判が殺到しました。それまでの9話で積み上げてきた複雑な人間関係や問題が、最終話で急にハッピーエンドに向かった印象を与えたためです。

特に批判が集中したのは、解決されないまま放置された伏線の多さです。6人の登場人物それぞれが抱えていた問題が、最終話の限られた尺ではとても処理しきれない量でした。結果として「とってつけたようなハッピーエンド」と受け取る視聴者が多くなりました。

ドラマレビューサイトでは「もはやホラー」と表現するレビューも見られ、最終回の急転直下の展開に対する視聴者の困惑ぶりがうかがえます。

さらに、最終話のラストでは2年後の姿が描かれ、純と柊磨がフランスで一緒に暮らしているという結末が提示されました。しかし途中経過がほとんど描かれないまま「2年後」に飛んだことで、「過程を省略しすぎ」「ご都合主義」という声も少なくありませんでした。

理由3:セクシュアリティの扱いが雑だと指摘された

『恋マジ』では登場人物の一人がアセクシュアル(無性愛者)であるという設定が物語の重要な要素として描かれました。しかし最終回でのこのテーマの扱い方が、視聴者から「あまりにも雑」と批判を受けました

Yahoo!知恵袋では「アセクシャルをあんなにカジュアルにバラしていいのか?あまりにも配慮がなさすぎる」という声が投稿されています。性的マイノリティのアウティング(本人の同意なく性的指向を暴露すること)に該当するような描写が含まれていたためです。

このテーマは本来、1エピソードで扱えるような軽い話題ではありません。にもかかわらず、多数のテーマの一つとして駆け足で処理されたことで、当事者や理解のある視聴者から厳しい目が向けられました。

結果として「扱うなら真剣に向き合うべき」「中途半端にするなら触れないほうがよかった」という意見が多く見られ、作品全体の評価を下げる一因となりました。

理由4:後半の路線変更で視聴者が離れた

『恋マジ』は初回視聴率7.0%でスタートしました(MANTANWEB報道)。月曜22時枠としては標準的な数字でしたが、その後は回を追うごとに視聴率が低下していきました。

序盤は広瀬アリスと松村北斗のラブコメディ的な掛け合いが好評で、SNSでも毎週トレンド入りするほどの盛り上がりを見せていました。しかし中盤以降、ストーリーが急激にシリアス化したことで、ライトな恋愛ドラマを期待していた層が離脱したとみられます。

最終回の視聴率は5.8%まで落ち込みました(MANTANWEB報道)。初回から1.2ポイントの下落であり、物語が進むにつれて視聴者の支持を失っていったことがわかります。

ドラマの後半で扱われた毒親やDVといったテーマは、月曜夜の恋愛ドラマ枠としてはあまりにもヘビーでした。視聴者層とテーマの不一致が、評価の低下につながったと考えられます。

一方で、SNSでは毎回放送後にトレンド入りするほどの話題性はあり、「見ていて衝撃的だが目が離せない」という声もありました。良くも悪くも注目を集めたドラマだったと言えますが、視聴率という指標では支持を維持できなかったのが実態です。

『恋なんて本気でやってどうするの』は打ち切りだったのか?

最終回の評判が悪かったことから、「恋マジは打ち切りだったのでは?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。ここでは、打ち切りかどうかを検証します。

打ち切りではなく予定通り全10話で完結

結論として、『恋マジ』は打ち切りではありません。カンテレ・フジテレビ系の月曜22時枠は、1クール10話前後が標準的な話数です。『恋マジ』も当初の予定通り全10話で完結しています。

放送期間は2022年4月18日から6月20日までで、途中で話数が削減された事実はありません。カンテレの公式サイトでも全10話として案内されており、予定通りの放送スケジュールでした。

最終回の駆け足感が「打ち切り」を連想させた可能性はありますが、これは話数の削減ではなく、テーマの詰め込みすぎによる構成上の問題です。

月10枠の前クール作品『ミステリと言う勿れ』(菅田将暉主演)が全12話だったことと比較して「2話分短い」と感じた視聴者もいたようです。しかし月10枠は作品によって10〜12話の間で変動しており、10話は短縮ではなく通常の範囲内です。

駆け足展開は打ち切りではなく脚本構成の問題

「打ち切りっぽい」と感じる視聴者が出た背景には、最終話で複数のストーリーラインが一気に畳まれたことがあります。しかしこれは制作側の判断で話数が減らされたわけではなく、オリジナル脚本の構成として10話分に収まりきらなかった結果です。

原作のないオリジナルドラマの場合、話数は放送枠の編成段階で決まっています。打ち切りで短縮されたのではなく、はじめから10話の枠で企画された作品です。

同時期の月10枠ドラマも同様に10話前後で完結しており、話数の面から見ても異常な点はありません。

実際、打ち切りドラマの場合は放送途中で話数変更のアナウンスが出たり、最終話の放送日が急きょ繰り上がったりするケースが一般的です。『恋マジ』にはそうした事実は一切確認されていません。

Blu-ray&DVD化もされている

『恋マジ』は2023年1月27日にBlu-ray&DVDが発売されています。打ち切り作品の場合、パッケージ化が見送られるケースもありますが、本作は予定通りリリースされました。

公式Instagramや公式X(旧Twitter)でもDVD発売の告知が行われており、制作側が作品を「完結作品」として扱っていることがわかります。

また、HuluやTELASAなど複数の動画配信サービスでも配信されており、作品としての展開は通常通り行われています。

これらの事実を総合すると、『恋マジ』は最終回の評価こそ低いものの、制作・流通面では打ち切り作品に見られるような異常は一切なく、予定通りに制作・完結した作品であることは明らかです。

脚本家・浅野妙子の現在

『恋マジ』の脚本を手がけたのは、ベテラン脚本家の浅野妙子です。ここでは浅野妙子のキャリアと最新作について紹介します。

浅野妙子のこれまでの代表作

浅野妙子は1990年代から活躍する脚本家で、『ラブジェネレーション』(1997年)、『ラスト・フレンズ』(2008年)などのヒット作を手がけてきました。2006年にはNHK連続テレビ小説『純情きらり』の脚本で第15回橋田賞を受賞しています。

恋愛ドラマの名手として知られる一方、社会問題を盛り込んだ作風でも定評があります。『ラスト・フレンズ』ではDVやセクシュアリティをテーマに扱い、大きな反響を呼びました。

『恋マジ』で批判を受けた「テーマの詰め込みすぎ」は、裏を返せば浅野妙子の持ち味である社会派の要素が、1クールの尺に対して過剰だったとも言えます。

『ラスト・フレンズ』では全11話をかけてDV・セクシュアリティ・シェアハウスという3つの軸を丁寧に描き、平均視聴率15%超のヒットを記録しました。一方『恋マジ』は全10話で10以上のテーマを扱ったため、同じ手法でも密度が過剰になったと考えられます。

浅野妙子の最新作

『恋マジ』の翌年、2023年にはカンテレ制作のドラマ『たとえあなたを忘れても』の脚本を担当しました。堀田真由の地上波連ドラ初主演作で、ピアニストの夢を失った主人公と記憶障害を抱える青年のラブストーリーです。

『たとえあなたを忘れても』もオリジナル脚本であり、浅野妙子がカンテレとの連続タッグで新作を手がけていることから、『恋マジ』の評価が脚本家としてのキャリアに大きな影響を与えたわけではないことがうかがえます。

『たとえあなたを忘れても』では『恋マジ』とは対照的に、テーマを「記憶障害と再生」に絞った構成が取られました。『恋マジ』での教訓が活かされた可能性もあるでしょう。

浅野妙子は日本脚本家連盟スクールで講師も務めており、後進の育成にも携わっています。30年以上の長いキャリアを持つベテランであり、一作品の評価でキャリアが揺らぐレベルの脚本家ではないことがわかります。

『恋なんて本気でやってどうするの』はどこで見られる?

『恋マジ』を視聴できる配信サービスについてまとめます。

動画配信サービスでの配信状況

『恋マジ』はHulu、TELASA、カンテレドーガなど複数の動画配信サービスで視聴可能です。TVerでも配信されている期間があります。

最終回が賛否両論だったとはいえ、広瀬アリスと松村北斗の共演シーンや序盤の軽快なラブコメ展開には見どころがあります。配信サービスで実際に視聴してみて、自分の目で判断するのもよいでしょう。

また、2023年1月にはBlu-ray BOXとDVD BOXが発売されており、映像特典も収録されています。

主要キャストのその後の活躍

主演の広瀬アリスはその後もドラマや映画に多数出演し、トップ女優としての地位を確立しています。松村北斗(SixTONES)も俳優業を精力的に続けており、両者のキャリアに『恋マジ』がマイナスの影響を与えた形跡はありません。

西野七瀬や飯豊まりえ、岡山天音といった共演者もそれぞれ活躍の場を広げており、キャスト陣の演技力は視聴者からも一貫して高く評価されていました。批判はあくまで脚本の構成に対するものであり、出演者への評価とは別の問題です。

藤木直人が演じた大人の男性・要(かなめ)のキャラクターも、放送当時は「柊磨より要派」というファンが多く、キャスティングの妙が光る作品でもありました。純が最終的に柊磨を選んだ結末に対して「要と結ばれてほしかった」という声もあり、三角関係の描き方には一定の支持がありました。


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