『ここは今から倫理です。』は2025年8月に全10巻で完結しています。2017年の連載開始から約8年にわたり、高校の倫理教師・高柳と生徒たちの物語が描かれてきました。この記事では、完結までの連載経緯や最終回の評価、NHKドラマ版の情報、作者・雨瀬シオリの現在の活動をまとめています。
| 作品名 | ここは今から倫理です。 |
|---|---|
| 作者 | 雨瀬シオリ |
| 連載誌 / 放送局 | グランドジャンプPREMIUM → グランドジャンプむちゃ → 少年ジャンプ+ |
| 連載期間 | 2017年3月号〜2025年8月27日 |
| 巻数 | 全10巻 |
| 完結状況 | 完結済み(2025年8月) |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
『ここは今から倫理です。』は完結している?連載状況まとめ
「ここは今から倫理です 完結」と検索する方が多いですが、本作は2025年8月に完結済みです。ここでは完結時期や連載の経緯を詳しく解説します。
2025年8月に全10巻で完結済み
『ここは今から倫理です。』は、2025年8月27日配信の最終話をもって完結しました。最終巻となる単行本10巻は2025年11月19日に発売されています。
連載開始は2017年3月号の『グランドジャンプPREMIUM』(集英社)です。その後、掲載誌の改編に伴い『グランドジャンプむちゃ』、さらにWebマンガサービス『少年ジャンプ+』へと移籍しました。
掲載媒体が紙雑誌からWeb配信へ移ったため、「完結したのか分かりにくい」と感じる読者もいたようです。しかし、少年ジャンプ+での最終話配信および電子書店での「全10巻完結」表記によって、正式に完結していることが確認できます。
全10巻という巻数は、物語のテーマに対して過不足なく収まった印象があります。倫理という教科を題材にした一話完結型のエピソードが多く、中だるみなく最後まで読み通せる構成でした。
なお、「打ち切りではないか」と疑う声はほとんど見られません。電子書店での「全10巻完結」表記や、少年ジャンプ+での完結告知が確認できるため、予定通りの完結と判断してよいでしょう。
連載の経緯――媒体を渡り歩いた8年間
本作の連載経緯はやや複雑です。2017年3月に『グランドジャンプPREMIUM』で連載がスタートしましたが、同誌は2019年に休刊となりました。
休刊後は後継媒体の『グランドジャンプむちゃ』に移籍して連載を継続しています。さらにその後、少年ジャンプ+に移籍し、Web配信での連載という形になりました。集英社内での媒体移籍であるため、出版社は一貫して集英社です。
こうした度重なる媒体移籍は、掲載誌の改編が理由であり、作品側の都合ではありません。むしろ、媒体が変わっても連載が維持されたことは、編集部が本作を高く評価していた証拠といえます。
約8年という連載期間を経て、2025年8月に本編が完結しました。紙の雑誌からWebへという流れの中でも読者の支持を保ち続けた作品です。集英社が媒体移籍後も連載を継続させたことは、編集部からの評価の高さを物語っています。
最終回の内容と読者の評価
最終回は、倫理に”正解”を与えず、それでも考え続けることの大切さを示す締め方が特徴的でした。作品の一貫したテーマである「答えのない問いに向き合う」姿勢が、最後まで貫かれた形です。
読者の反応は全体的に好意的です。「この作品らしい静かな終わり方だった」「派手な展開がなくても深く心に残る」という感想が多く見られました。最終回らしい大団円を求める作品ではなく、読者に問いを残す形が評価されています。
一方で、「高柳先生の過去やその後をもっと見たかった」「10巻では足りない、もう少し読みたかった」という声もあります。これは作品への愛着の裏返しでもあり、終わり方自体への不満というよりは「もっと読みたかった」という名残惜しさが中心です。
打ち切りを疑うような反応はほぼ見られず、予定通りの完結として受け止められています。連載開始から約8年にわたる長期連載の最終話として、読者に丁寧に受け入れられた結末です。
『ここは今から倫理です。』のNHKドラマ版について
本作は2021年にNHKでドラマ化されました。原作ファンにとっては、ドラマと原作の関係が気になるポイントです。
NHKドラマ版の放送概要
テレビドラマ版は、2021年1月16日から3月13日までNHK総合「よるドラ」枠で全8話が放送されました。主演の倫理教師・高柳役は山田裕貴が務めています。
生徒役には茅島みずき、池田優斗、渡邉蒼、池田朱那など若手俳優が起用されました。自傷行為、いじめ、薬物、同意のない性行為といった重いテーマを正面から扱い、20代を中心に大きな反響を呼んだドラマです。
放送はNHK総合の「よるドラ」枠で、毎週土曜日23時30分からの放送でした。全8話という構成で、各話ごとに異なる生徒の問題に向き合うオムニバス的な形式が取られています。
また、関連ミニ番組として『ここはぺこぱと倫理です』も2021年1月22日から放送されています。お笑いコンビ・ぺこぱが倫理の問題について語るバラエティ企画でした。
ドラマは原作の何巻まで?
ドラマ版(全8話)は、原作漫画の序盤〜中盤のエピソードを中心に構成されています。連載当時の単行本でいうと、おおむね1巻〜4巻あたりのエピソードが選ばれて映像化されました。
原作は一話完結型のオムニバス形式であるため、ドラマでは全エピソードを順番に映像化するのではなく、テレビ向きのエピソードがピックアップされています。そのため、ドラマを観た方が続きとして原作を読む場合は、1巻から通して読むのがおすすめです。
ドラマ放送時点では原作は連載中でしたが、その後2025年8月に全10巻で完結しています。ドラマで描かれなかったエピソードも多く、原作にはドラマ以上の幅広い倫理の問いが収録されています。
ドラマの放送をきっかけに原作漫画の認知度が上がり、単行本の売上にもプラスの影響がありました。NHKという全国放送での枠を獲得したことは、作品としての評価の高さを示すものといえます。
作者・雨瀬シオリの現在
『ここは今から倫理です。』の完結後も、作者の雨瀬シオリは精力的に活動を続けています。
『松かげに憩う』を連載中
雨瀬シオリは2026年4月時点で、秋田書店の『別冊ヤングチャンピオン』にて『松かげに憩う』を連載中です。2026年2月19日発売の6巻が最新刊となっています。
『松かげに憩う』は幕末の思想家・吉田松陰を主人公にした歴史漫画です。松陰の人間像や幕末の志士たちとの交流が描かれ、「焦熱の高杉晋作」編など新章も展開されています。連載は2020年に開始され、2026年2月発売の6巻が最新刊です。
『ここは今から倫理です。』が高校の倫理教師を題材にした作品だったのに対し、『松かげに憩う』は歴史上の思想家を描く作品です。「思想」や「生き方」をテーマにする点では通じるものがあり、雨瀬シオリの作家性が一貫していることがうかがえます。
別名義「amase」での活動
雨瀬シオリは別名義「amase」としても活動しています。amase名義では、2023年〜2024年に新潮社(バンチコミックス)から『蛍火艶夜』(全2巻)が刊行されました。
『蛍火艶夜』は第二次世界大戦末期の特攻隊を舞台にしたBL作品で、オムニバス形式で男たちの物語が描かれています。『ここは今から倫理です。』とはジャンルもテーマも大きく異なりますが、人間の内面を繊細に描く筆致は共通しています。
このように、雨瀬シオリは一般誌での歴史漫画とBL作品を並行して手がけるなど、2026年現在も幅広い創作活動を続けています。『ここは今から倫理です。』の完結後も、複数の出版社で作品を発表している現役の漫画家です。
『ここは今から倫理です。』を読むなら電子書籍がお得
『ここは今から倫理です。』は全10巻で完結しているため、まとめ買いしやすい作品です。電子書籍なら場所を取らず、全巻一気読みに向いています。
全10巻という巻数は、長すぎず短すぎない手頃なボリュームです。1話ごとに異なる生徒の悩みと向き合うオムニバス形式なので、隙間時間に少しずつ読み進めることもできます。
電子書籍ストアでは初回限定クーポンや割引キャンペーンが頻繁に実施されており、全巻購入の費用を抑えられる場合があります。紙の書籍では品切れになることもあるため、確実に全巻揃えたい方にも電子書籍は便利です。
NHKドラマを観て原作が気になった方にもおすすめです。ドラマでは描かれなかった多くのエピソードが収録されており、原作ならではの深い倫理の問いを味わうことができます。

