『LILI-MEN(リリーメン)』は打ち切りではなく、全13巻で完結した作品です。週刊ヤングマガジンからヤンマガWebへの移籍や、作者・渡嘉敷拓馬氏の前作が打ち切りだったことから「打ち切りでは?」という声が広まりました。この記事では、リリーメンが打ち切りと言われた理由と、実際の連載経緯について詳しく解説します。
| 作品名 | LILI-MEN(リリーメン) |
|---|---|
| 作者 | 渡嘉敷拓馬 |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊ヤングマガジン → ヤンマガWeb(講談社) |
| 連載期間 | 2022年9月(ヤングマガジン2022年41号)〜2026年3月(ヤンマガWeb) |
| 巻数 | 全13巻(既刊12巻、2026年1月時点) |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
LILI-MEN(リリーメン)が打ち切りと言われた理由
リリーメンは人間と殖魔(サキュバス)の戦いを描いたダークファンタジー作品ですが、連載中から「打ち切りでは?」という声がネット上で見られました。その背景には、連載媒体の変更や作者の過去作の経緯など、複数の要因があります。
理由1:週刊ヤングマガジンからヤンマガWebへの移籍
打ち切り説が広まった最大の原因は、2024年9月に週刊ヤングマガジン(本誌)からヤンマガWebへ移籍したことです。リリーメンは2022年9月のヤングマガジン2022年41号から連載を開始し、2024年9月9日発売の2024年41号まで本誌に掲載されていました。
その後、2024年9月28日からヤンマガWebでの連載に切り替わりました。紙の雑誌からWebへの移籍は、読者の間で「打ち切りの前兆」と受け取られやすい傾向があります。実際にヤンマガWebに移籍した後、短期間で連載終了となった作品も過去に存在しており、リリーメンも同じ道をたどるのではと懸念されました。
しかし、リリーメンの場合はWeb移籍後も約1年半にわたって連載が継続し、最終話まで描き切っています。移籍の理由は公式には発表されていませんが、Webでの連載に適したペースで作品を完結させるための判断だった可能性があります。
理由2:作者の前作『カンブリア』が打ち切りだった
渡嘉敷拓馬氏の前作『カンブリア』が全3巻で打ち切りとなっていたことも、リリーメンの打ち切り説を後押ししました。カンブリアは2016年に講談社の「少年マガジンR」で連載を開始しましたが、短期間で連載終了となっています。
前作が打ち切りだった作者の新連載は、読者から「また打ち切られるのでは」という目で見られやすいのが実情です。特にリリーメンがWeb移籍した際には、「前作と同じパターンでは」という声がSNSや掲示板で散見されました。
ただし、渡嘉敷氏はカンブリア終了後にフリーランスのCGアーティストとして活動し、映画『ニンジャバットマン』(2018年)などのハリウッド作品にも参加しています。こうしたCG業界での経験を経て再び漫画家として戻り、リリーメンでは全13巻という前作を大きく上回るボリュームで作品を完結させました。
理由3:他作品との類似性が話題になった
リリーメンは連載当初から、『東京喰種』や『チェンソーマン』との類似性が指摘されていました。主人公が人間から半人間の存在になるという設定や、人類と異種族の共存がテーマとなっている点が共通しています。
「パクリでは?」という声が広まったことで、作品自体の評価が分かれやすくなった側面があります。特に東京喰種のカネキと同様に「融合」によって超人的な能力を得る設定や、チェンソーマンのデンジと同様に「普通の生活」を求めて戦う主人公像は、読者の既視感を誘いやすいものでした。
こうした評価の偏りが「人気がないから打ち切りになるのでは」という憶測につながった部分もあります。しかし、殖魔(サキュバス)が人間を繁殖に利用するという独自の世界観や、渡嘉敷氏のCGアーティスト経験を活かした画力には高い評価も集まっており、類似性だけで語れる作品ではありません。
LILI-MEN(リリーメン)が打ち切りではない根拠
リリーメンが打ち切りではなく完結作品であることは、複数の客観的な事実から明らかです。以下にその根拠を整理します。
最終話まで掲載され全13巻で完結
リリーメンは2026年3月14日にヤンマガWebで最終話「夢の果てに」が公開され、物語が完結しています。最終話のタイトルからも分かるとおり、物語の結末まで描き切った上での連載終了です。
全13巻という巻数は、青年漫画として十分なボリュームであり、打ち切り作品に見られる急な展開の打ち切りとは明らかに異なります。打ち切り作品は一般的に5巻以下で終了するケースが多く、13巻は作者が描きたい物語を描き切れる長さです。
単行本は2026年1月20日に12巻が発売されており、最終13巻の発売が予定されています。計画的に巻数が積み上げられていたことが分かります。
ヤンマガWebでの安定した連載継続
2024年9月のWeb移籍後、リリーメンは約1年半にわたってヤンマガWebで連載を続けました。打ち切り作品であれば、Web移籍後に数ヶ月で終了するのが通常です。
実際にヤンマガWebでは無料公開されるエピソードもあり、新規読者の獲得にもつながっていました。移籍後も長期にわたって連載が継続した事実は、編集部が作品の完結まで連載枠を確保していたことを示しています。
渡嘉敷氏のX(旧Twitter)アカウントでも、移籍後に定期的に更新情報が投稿されており、連載が安定して続いていたことが確認できます。
単行本12巻にわたる刊行実績
リリーメンの単行本は2023年から定期的に刊行され、2026年1月時点で12巻まで発売されています。打ち切り作品の場合、単行本の売上が低迷して刊行ペースが遅れたり、途中で刊行が止まったりすることがあります。
リリーメンは12巻にわたって安定的に刊行が続いており、出版社(講談社)が継続的に単行本を出し続ける判断をしていたことが分かります。これは作品が一定の読者層を確保していた証拠です。
LILI-MEN(リリーメン)の作者・渡嘉敷拓馬の現在
リリーメンの作者である渡嘉敷拓馬氏は、漫画家とCGアーティストの二つの顔を持つ異色のクリエイターです。リリーメン完結後の動向にも注目が集まっています。
ハリウッドCGアーティストから漫画家への転身
渡嘉敷拓馬氏は1990年沖縄県生まれで、国立沖縄工業高等専門学校を2011年に卒業後、ゲーム制作会社レベルファイブに就職しました。2012年に退職し、「渡嘉敷拓」名義で漫画家デビューを果たしています。
前作『カンブリア』の連載終了後はフリーランスのCGアーティストに転身し、カナダ・バンクーバーを拠点に活動しました。映画『ニンジャバットマン』(2018年)などハリウッド作品のCG制作に携わった経験を持ち、そのスキルはリリーメンの緻密な作画にも活かされています。
2022年にリリーメンの連載開始とともに漫画家として本格復帰し、約3年半にわたる連載を完走しました。
リリーメン完結後の活動
2026年3月にリリーメンが完結したばかりであり、渡嘉敷氏の次回作についての公式発表は現時点(2026年3月時点)ではありません。
ただし、渡嘉敷氏はCGアーティストとしてのキャリアも並行して持っているため、漫画の次回作だけでなくCG・アニメーション分野での活動も考えられます。X(旧Twitter)アカウント(@TakumaTokashiki)で最新の活動情報が発信されているので、気になる方はフォローしておくとよいでしょう。
LILI-MEN(リリーメン)を読むなら電子書籍がお得
リリーメンは全13巻で完結予定の作品です。単行本は1巻あたり700円前後で、全巻揃えると約9,000円程度になります。
完結済みの作品は一気読みできるのが大きなメリットです。電子書籍であればスマートフォンやタブレットでいつでも読めるため、人間と殖魔の戦いを描いたダークファンタジーの世界観にどっぷり浸かることができます。
各電子書籍ストアでは初回クーポンや割引キャンペーンが実施されていることもあるため、まとめ買いを検討している方はチェックしてみてください。

