結論から言うと、松本潤(松潤)の主演ドラマで打ち切りになった作品はありません。「となりのチカラ」の視聴率低迷や「19番目のカルテ」の異例の8話終了が誤解を招いたとみられます。この記事では、松潤ドラマに打ち切り説が浮上した理由と、実際の放送状況を作品ごとに検証していきます。
| 俳優名 | 松本潤(松潤) |
|---|---|
| 所属 | MJC Inc.(2024年6月設立・独立) |
| 主な主演ドラマ | 花より男子 / 99.9-刑事専門弁護士- / どうする家康 / 19番目のカルテ |
| 打ち切り疑惑の対象 | となりのチカラ(2022年)/ どうする家康(2023年)/ 19番目のカルテ(2025年) |
| 放送局 | テレビ朝日 / NHK / TBS |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(全作品完走) |
松潤ドラマが打ち切りと言われた理由
松本潤は「花より男子」(2005年・2007年)や「99.9-刑事専門弁護士-」(2016年・2018年)など、高視聴率ドラマの主演を多く務めてきた俳優です。しかし2022年以降、視聴率の面で苦戦する作品が続いたことで「打ち切り」という噂がネット上で広まりました。
打ち切り説が浮上したのは主に「となりのチカラ」(2022年)、「どうする家康」(2023年)、「19番目のカルテ」(2025年)の3作品です。ここでは、それぞれの作品で何が起きたのか、経緯を詳しく見ていきます。
理由1:「となりのチカラ」の視聴率が1桁台で低迷した
2022年1月20日から3月31日にかけてテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送された「となりのチカラ」は、松本潤にとってテレビ朝日系連続ドラマ初主演作品でした。マンションの隣人トラブルに巻き込まれる「中腰ヒーロー」を描いたホームドラマです。
初回こそ世帯視聴率11.5%を記録したものの、第2話で10.7%に下がり、第3話以降は1桁台に沈みました。視聴率の推移は11.5%→10.7%→8.7%→8.9%→8.2%→7.9%→8.6%→8.4%→9.5%と低迷が続き、最低は第6話の7.9%でした。同時期の木曜ドラマ枠としても厳しい数字だったと言えます。
この数字を受けて、週刊誌やネットニュースでは「打ち切りの危機」と報じられました。視聴率低迷の原因として、脚本・演出を手がけた遊川和彦氏の作風が視聴者の期待と合わなかったという指摘が多く聞かれました。「家政婦のミタ」などのヒット作で知られる遊川氏ですが、「役を作り過ぎた」という関係者の声も報じられています。
ただし、実際にはドラマは全10話の予定通り2022年3月31日に最終回を迎えています。最終回の視聴率は9.5%と途中よりやや回復した形で完結しました。
「打ち切りの危機」という表現はあくまで週刊誌の煽り記事によるもので、テレビ朝日側から放送短縮や打ち切りの発表は一切ありませんでした。
理由2:大河ドラマ「どうする家康」の視聴率が歴代ワースト級だった
2023年1月8日から12月17日まで放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」は、松本潤が徳川家康役を演じた作品です。脚本は古沢良太氏が担当し、従来の大河ドラマとは異なるポップな作風が話題になりました。
しかし、全48話の平均世帯視聴率は11.2%にとどまりました。これは2019年の「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に次ぐ、大河ドラマ歴代ワースト2位の記録です。初回は15.4%でスタートしたものの、第10回では7.2%まで落ち込む場面もありました。
東スポWEBが「ワースト確定的」と報じ、日刊ゲンダイが「大コケ」「視聴率が取れない主演」と書くなど、メディアの厳しい論調が目立ちました。こうした報道を受けて「打ち切りになるのでは」という声がSNSや掲示板で広がっていきました。
しかし、NHK大河ドラマは1年間の通年放送が前提の番組です。視聴率を理由に途中で打ち切られた大河ドラマは、60年以上の歴史の中で一作もありません。「どうする家康」も予定通り全48話を放送し、2023年12月17日に最終回を迎えました。
統一地方選挙やラグビーワールドカップの特番による2回の放送休止はありましたが、これは大河ドラマでは毎年発生する編成上の調整であり、打ち切りとは全く異なります。
理由3:「19番目のカルテ」が異例の全8話で終了した
2025年7月13日から9月7日にかけてTBS日曜劇場で放送された「19番目のカルテ」は、松本潤が総合診療科の医師・徳重晃を演じた医療ドラマです。松本潤にとってキャリア30年目にして初の医師役であり、日曜劇場への主演は約7年ぶりのことでした。
日曜劇場は通常10話前後で構成されますが、本作は全8話と異例の短さで終了しました。初回は世帯視聴率11.8%と好スタートを切りましたが、回を追うごとに数字は下降していきました。
第3話・第4話は10%台、第5話・第6話は9%台と推移し、第7話では7.9%まで落ち込んでいます。視聴率の低下と話数の少なさが重なったことで、「視聴率が悪くて打ち切られたのでは?」という疑惑がネット上で浮上しました。
しかし、8話終了の本当の理由はTBSが中継権を持つ世界陸上(2025年9月13日開幕・東京開催)の放送スケジュールにあります。世界陸上はTBSにとって社運をかけた大型スポーツイベントであり、日曜夜のゴールデンタイム枠を中継用に確保する必要がありました。
実際に最終回(第8話)は9月7日に拡大スペシャルとして放送され、世帯視聴率は11.0%まで回復しています。物語も主人公が恩師のドナーになるという結末で完結しており、途中で打ち切られた形跡はありません。
松潤ドラマが打ち切りではない根拠
打ち切り説が出た3作品について検証しましたが、いずれも打ち切りの事実はありません。ここでは、打ち切りではないと言える具体的な根拠をデータとともに整理します。
| 作品名 | 放送期間 | 話数 | 打ち切り |
|---|---|---|---|
| となりのチカラ | 2022年1月〜3月 | 全10話(予定通り) | なし |
| どうする家康 | 2023年1月〜12月 | 全48話(予定通り) | なし |
| 19番目のカルテ | 2025年7月〜9月 | 全8話(編成上の計画通り) | なし |
全作品が最終回まで放送されている
松本潤の主演ドラマで、途中で放送が中止された作品は1つもありません。打ち切り疑惑が出た3作品の放送実績を確認すると、いずれも当初の予定通りに完結しています。
「となりのチカラ」はテレビ朝日木曜ドラマ枠の標準的な全10話構成で、2022年3月31日に最終回を迎えました。「どうする家康」はNHK大河ドラマの通例通り全48話を1年間にわたって放送し、2023年12月17日に完結しています。
「19番目のカルテ」は全8話と短めでしたが、これは世界陸上の編成による当初からの計画です。テレビドラマにおける「打ち切り」とは放送途中で話数が短縮されることを指しますが、松潤ドラマにはそうした事例が存在しません。3作品とも物語は最終回で完結しており、途中で打ち切られたとは言えない状況です。
視聴率の低迷と打ち切りは別の問題
視聴率が低くても打ち切りにならないケースはドラマ業界では珍しくありません。特にNHK大河ドラマは受信料で運営されるNHKの看板番組であり、通年放送が制度として確立されています。視聴率による途中終了は制度上ありえません。
民放ドラマの場合も、撮影スケジュールやスポンサー契約の関係で、放送開始後に打ち切ることは極めて稀です。日本の連続ドラマは放送開始前に全話分の脚本・キャスト・スタジオを押さえており、途中で打ち切る経済的メリットがほとんどないためです。
日本のドラマは1クール(10〜12話)単位で制作・契約されるため、アメリカのドラマのように視聴率次第でシーズン途中に打ち切りになることはほぼありません。「視聴率が低い=打ち切り」という図式は日本のドラマには当てはまらないのです。
むしろ日本のドラマで「打ち切り」が起こるのは、出演者の不祥事や制作上の重大なトラブルがあった場合に限られます。松潤ドラマの場合、視聴率こそ振るわなかったものの、そうした問題は一切発生していません。
「19番目のカルテ」の8話終了は編成上の理由
「19番目のカルテ」の全8話という話数は、TBSの編成スケジュールによるものです。2025年9月13日から東京で開催された世界陸上の中継枠を確保するため、日曜劇場は通常より2話少ない構成で企画されました。
同様のケースは日曜劇場に限らず、大型スポーツイベント(オリンピック・ワールドカップなど)がある年のドラマでは頻繁に起こります。放送枠の都合による話数調整は業界では日常的なことであり、作品の評価や打ち切りとは無関係です。
実際、「19番目のカルテ」は2025年夏ドラマの期待度ランキングで1位を獲得しており、TBSが打ち切る理由はありませんでした。話数の少なさ=打ち切りという認識は誤りであり、放送スケジュールの背景まで確認することが重要です。
なお、日曜劇場では過去にもオリンピックやサッカーワールドカップの年に話数が通常より少なくなったケースがあります。「19番目のカルテ」だけが特別だったわけではありません。
松本潤の現在の活動
打ち切り説とは裏腹に、松本潤は俳優として精力的に活動を続けています。事務所の独立、嵐の活動終了という大きな転機を経ても、コンスタントにドラマ出演を重ねています。
個人事務所「MJC Inc.」の設立と独立後の活動
松本潤は2024年5月にSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)から独立し、同年6月1日に個人事務所「MJC Inc.」を設立しました。自身のInstagramで設立を報告し、独立後も精力的に俳優業を続けています。
独立後の最初の連続ドラマ主演となったのが、2025年夏の「19番目のカルテ」です。TBS日曜劇場への主演は約7年ぶりで、キャリア30年目にして初の医師役に挑戦しました。視聴率は苦戦したものの、「松本潤の抑えた演技が魅力」と評価する声もありました。
2026年3月には、TBSのスペシャルドラマ「ちるらん 新撰組鎮魂歌 江戸青春篇」で松平容保役として出演しています。独立後もコンスタントに出演作が続いており、俳優としてのキャリアは順調に継続しています。
嵐の活動終了と今後の展望
アイドルグループ「嵐」は2020年12月31日をもって活動を休止していましたが、2025年に活動を再開しました。その後、2026年のコンサートツアーをもってグループとしての活動を終了することが発表されています。ファンクラブも2026年5月末で終了予定です。
松本潤を含む嵐のメンバー5人(相葉雅紀・松本潤・二宮和也・大野智・櫻井翔)は連名でコメントを発表しています。グループとしての活動は終了しますが、それぞれが個々のフィールドで活動を続けていく方針です。
グループ活動の終了に伴い、松本潤は今後さらに俳優業に軸足を移していくとみられています。近年の主演ドラマでは大河ドラマから医療ドラマまで幅広いジャンルに挑戦しており、今後も新作ドラマへの出演が期待されます。
松潤の主演ドラマはどこで見られる?
松本潤の過去の主演ドラマは、各動画配信サービスで視聴できます。放送局ごとに配信先が異なるため、見たい作品に合わせてサービスを選ぶのがポイントです。
| 作品名 | 放送局 | 主な配信先 |
|---|---|---|
| 花より男子シリーズ | TBS | U-NEXT |
| 99.9-刑事専門弁護士- | TBS | U-NEXT |
| どうする家康 | NHK | NHKオンデマンド |
| 19番目のカルテ | TBS | TVer / U-NEXT |
「花より男子」シリーズは2005年の放送当時、最終回で平均視聴率22.4%を記録した松潤の代表作です。「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズも高視聴率を記録した人気作品で、いずれも配信で視聴できます。
打ち切り疑惑が出た作品だけでなく、松本潤の俳優キャリアを通して見ると、ヒット作も数多くあることがわかります。過去作品から最新作まで一気に見たい場合は、配信サービスの無料体験を活用するのがおすすめです。

