『モンスター娘のお医者さん』の漫画版は全2巻で連載が終了しており、打ち切りだった可能性があります。原作ラノベの内容を最後まで描かずに終了したことや、巻数の少なさが「打ち切りでは?」という疑惑の原因です。この記事では、漫画版が短期間で終了した理由や原作・アニメとの関係、作者の現在の活動について詳しく解説します。
| 作品名 | モンスター娘のお医者さん |
|---|---|
| 作者 | 折口良乃(原作)/ Zトン(イラスト)/ 鉄巻とーます(漫画版作画) |
| 連載誌 / 放送局 | COMICリュウWEB(徳間書店)※漫画版 / ダッシュエックス文庫(集英社)※原作ラノベ |
| 連載期間 | 2018年2月〜2019年12月(漫画版)/ 2016年6月〜2022年3月(原作ラノベ) |
| 巻数 | 全2巻(漫画版)/ 全10巻(原作ラノベ) |
| 打ち切り判定 | 🟡 打ち切り疑惑あり |
| 媒体 | 現状 |
|---|---|
| ライトノベル(原作) | 全10巻で完結(2022年3月) |
| 漫画版 | 全2巻で連載終了(2019年12月) |
| 漫画版0(前日譚) | 全2巻で完結(2021年4月) |
| アニメ | 全12話放送済(2020年7月〜9月) |
「モンスター娘のお医者さん」の漫画が打ち切りと言われている理由
『モンスター娘のお医者さん』は原作ラノベ・アニメ・漫画と複数のメディアで展開された作品です。その中でも漫画版は全2巻という短さで終了しており、打ち切りを疑う声が上がっています。
理由1:漫画版が全2巻で連載終了した
打ち切り疑惑の最大の原因は、漫画版がわずか全2巻で連載を終了したという事実です。漫画版は徳間書店の「COMICリュウWEB」にて2018年2月26日から連載が始まりました。
しかし連載期間は約1年10か月と短く、2019年12月20日に連載が終了しています。コミックスは第1巻が2019年3月13日、第2巻が2020年3月13日に発売され、それ以降の新刊は出ていません。
原作ラノベが全10巻にわたるボリュームのある作品であることを考えると、漫画版の全2巻は明らかに少ない巻数です。この点が「途中で打ち切られたのでは?」という疑念を生む最大の理由となっています。
なお、作画を担当した鉄巻とーますや出版社の徳間書店から、連載終了に関する公式な説明は出ていません。打ち切りとも計画的な終了とも明言されていない状況です。
理由2:原作ラノベの内容を最後まで描いていない
漫画版は原作ラノベの序盤のエピソードのみを描いており、物語の全体像をカバーしないまま連載が終了しています。原作は主人公グレンとラミアの助手サーフェンティットを中心に、様々なモンスター娘の治療を通じた物語が全10巻で展開されました。
漫画版では原作1巻の内容を中心に描かれましたが、原作の中盤以降のストーリーには一切触れていません。ラノベ原作のコミカライズでは、原作の途中までしか描かないケースも珍しくありませんが、全2巻というのは特に短い部類です。
この「物語が途中で止まっている」状態が、読者に打ち切りの印象を与えています。漫画版から入ったファンにとっては、ストーリーの続きが読めないまま終わった形です。
理由3:アニメ放送後も漫画の連載が再開されなかった
2020年7月から9月にかけて、TVアニメ『モンスター娘のお医者さん』が全12話で放送されました。アニメ化は作品の認知度を大きく高める機会であり、通常であればアニメ放送に合わせてコミカライズの連載が継続・再開されるケースが多いです。
しかし漫画版はアニメ放送開始の約半年前にすでに連載を終了しており、アニメ放送期間中も再開されませんでした。代わりに、別の漫画家・木村光博による前日譚『モンスター娘のお医者さん0』がヤングジャンプコミックスDIGITALで2020年7月から連載されました。
本編の漫画版ではなく前日譚という形で別の漫画家が起用されたことは、元の漫画版の連載が何らかの事情で継続できなかったことを示唆しています。この経緯も打ち切り説を強める要因のひとつです。
前日譚『モンスター娘のお医者さん0』も全2巻で2021年4月に完結しており、コミカライズ全体として短期の展開にとどまりました。
「モンスター娘のお医者さん」の漫画は本当に打ち切りなのか?
漫画版の全2巻という巻数や連載終了の経緯を見ると、打ち切りの可能性は否定できません。一方で、作品全体としては完結しているという事情もあります。
打ち切り説を支持する根拠
漫画版が打ち切りだったと考えられる根拠はいくつかあります。まず、全2巻という巻数は、原作10巻のストーリーに対して明らかに少なすぎる点です。
また、掲載誌のCOMICリュウWEBは大手の漫画雑誌と比べると発行規模が限られており、採算が取れない作品の連載を長期間続ける余裕がない可能性があります。漫画版の売上に関する公式なデータは公表されていませんが、電子書籍ストアでのレビュー数やランキングを見る限り、大ヒットとは言いがたい状況でした。
さらに、連載終了後にアニメ化という大きなプロモーション機会があったにもかかわらず、同じ漫画家による連載が再開されなかったことも不自然です。何らかの理由で継続が困難だったと推測されます。
打ち切りではない可能性
一方で、漫画版が最初から短期連載として企画されていた可能性もあります。ラノベ原作のコミカライズには、原作の販促を目的とした短期連載が存在し、最初から1〜3巻程度で完結する想定のものも少なくありません。
原作ラノベは2022年3月に第10巻で完結しており、作品全体としてはストーリーが最後まで描かれています。漫画版の連載終了は原作ラノベの完結より約2年前であり、原作自体が打ち切りになったわけではありません。
また、漫画版の終了後に前日譚『モンスター娘のお医者さん0』が別の漫画家で展開されたことは、出版社側がコミカライズの可能性を完全に見切ったわけではないことを示しています。作品への一定の評価があったからこそ、形を変えて漫画展開が続けられたと見ることもできます。
「モンスター娘のお医者さん」の作者の現在
原作者の折口良乃は、『モンスター娘のお医者さん』の完結後も精力的に活動を続けています。現在の活動状況を紹介します。
折口良乃の連載中の作品
折口良乃は2024年から電撃文庫(KADOKAWA)にて『俺の幼馴染がデッッッッかくなりすぎた』を刊行しています。イラストはろうかが担当しており、2026年1月に第3巻が発売されました。
『モンスター娘のお医者さん』はダッシュエックス文庫(集英社)からの刊行でしたが、新作は電撃文庫(KADOKAWA)からの発表となっています。レーベルを移籍しての新連載です。
また、折口良乃はカクヨムで10周年を振り返るエッセイを公開するなど、Web上での発信も行っています。作家としての活動は継続中です。
漫画版作画担当・鉄巻とーますの活動
漫画版の作画を担当した鉄巻とーますは、『モンスター娘のお医者さん』の連載終了後、商業漫画の新連載に関する情報は確認できていません。同人活動は継続しているとみられ、X(旧Twitter)でのアカウントは維持されています。
「モンスター娘のお医者さん」のアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
TVアニメ『モンスター娘のお医者さん』は2020年7月12日から9月27日まで、TOKYO MXほかで全12話が放送されました。
アニメでは原作ラノベの第1巻から第3巻あたりの内容が描かれています。アニメの続きを読みたい場合は、原作ラノベの第4巻から読み進めるとスムーズです。
なお、アニメの第2期は2026年3月時点で制作が発表されていません。原作ラノベはすでに完結しているため、今後2期が制作される可能性は低いと見られています。
「モンスター娘のお医者さん」を読むなら電子書籍がお得
原作ラノベは全10巻で完結しており、まとめて読むには電子書籍が便利です。1巻あたり約700円前後で、全巻購入すると約7,000円程度になります。
漫画版は全2巻と手軽に読めるボリュームです。原作の雰囲気を手早く知りたい方は漫画版から入り、ストーリーの続きは原作ラノベで読むという方法もあります。

