『NARUTO -ナルト-』の作者・岸本斉史さんは死亡しておらず、2026年現在も存命で漫画家として活動を続けています。死亡説が広まった背景には、同じジャンプ漫画家の鳥山明さんの死去や、岸本さん自身のメディア露出の少なさがあると考えられます。この記事では、岸本斉史さんの死亡説が出た理由・現在の活動状況・NARUTOが打ち切りなのかどうかを詳しく解説します。
| 作品名 | NARUTO -ナルト- |
|---|---|
| 作者 | 岸本斉史 |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 1999年43号〜2014年50号 |
| 巻数 | 全72巻 |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
| 作者死亡説 | デマ(作者は存命) |
ナルトの作者が死亡したと言われる理由
「ナルト 作者 死亡」というキーワードで検索する人が一定数いますが、岸本斉史さんが死亡した事実はありません。ではなぜこのような死亡説が広まったのでしょうか。考えられる理由を3つ解説します。
理由1:鳥山明さんの死去による混同
死亡説が広まった最大の要因は、同じ『週刊少年ジャンプ』の看板作家だった鳥山明さんの死去です。『ドラゴンボール』の作者・鳥山明さんは2024年3月1日、急性硬膜下血腫のため68歳で亡くなりました。
この訃報は世界中で大きなニュースとなり、各国のファンが追悼の意を表しました。岸本斉史さん自身も「漫画の神様でした」と追悼コメントを発表しています。
鳥山明さんと岸本斉史さんはどちらもジャンプを代表する漫画家であり、「ジャンプの有名漫画家が亡くなった」という情報が伝言ゲームのように変化し、岸本さんと混同された可能性があります。
特に海外のファンコミュニティでは、日本の漫画家の名前を正確に区別できないケースも多く、「ナルトの作者が死亡した」という誤情報が拡散しやすい土壌がありました。岸本さんは鳥山明さんを「漫画の神様」と表現するほど敬愛しており、師弟関係のようなイメージから両者が結びつけられた側面もあるでしょう。
理由2:岸本斉史さんのメディア露出の少なさ
岸本斉史さんは公式のSNSアカウントを持っていません。X(旧Twitter)には「岸本斉史」を名乗るアカウントが存在しますが、これはパロディアカウントであり本人のものではありません。
NARUTOの連載が2014年に完結して以降、岸本さんがメディアのインタビューに登場する機会は大幅に減りました。2019年に『サムライ8 八丸伝』の連載開始時には取材を受けていましたが、同作の終了後は再び表舞台から遠ざかっています。
公式な発信がないため「最近見かけない=何かあったのでは?」という憶測が生まれやすく、死亡説につながったと考えられます。
有名人の死亡デマはインターネット上で繰り返し発生する現象で、活動が表に見えにくくなった時期に出回りやすい傾向があります。岸本さんのケースもこのパターンに当てはまります。実際には岸本さんはBORUTOの原作を毎月執筆しており、活動を停止しているわけではありません。
理由3:サムライ8の打ち切りによるイメージ
岸本斉史さんがNARUTO完結後に原作を手がけた『サムライ8 八丸伝』(作画:大久保彰)は、2019年5月から『週刊少年ジャンプ』で連載されましたが、2020年3月に全5巻で打ち切り終了となりました。
NARUTOの作者という期待値が非常に高かった分、サムライ8の早期終了は大きな話題になりました。SF設定の複雑さや主人公の目的が不明瞭だったことが読者離れの原因とされています。
この打ち切りの後、岸本さんは自身で作画を担当する連載を持たず、BORUTOの原作・監修という裏方に近い立場で活動しています。「表舞台から消えた」という印象が、一部で「引退した」「亡くなった」という誤解に発展した可能性があります。
ただし実際には、岸本さんはBORUTOシリーズの原作者として継続的に作品制作に携わっており、漫画家としてのキャリアは続いています。サムライ8の打ち切りはあくまで一つの作品の結果であり、岸本さん本人の身に何かが起きたわけではありません。
ナルトの作者・岸本斉史の現在
岸本斉史さんは2026年現在、漫画家として現役で活動しています。ここでは岸本さんの最新の活動状況を紹介します。
岸本斉史さんは存命で活動中
岸本斉史さんは1974年11月8日生まれで、2026年現在51歳です。死亡した事実は一切なく、存命です。
2024年3月の鳥山明さんの訃報に際しては、ORICON NEWSを通じて追悼コメントを公開しており、この時点での活動が確認されています。
岸本さんはプライベートを公にしない方針のようですが、結婚しており息子が1人いることが知られています。漫画家として多忙な日々を送りながらも、家庭生活と仕事を両立させているとみられます。
BORUTO -ボルト- TWO BLUE VORTEXの原作を担当
岸本斉史さんの現在の主な仕事は、『BORUTO -ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』の原作です。作画は池本幹雄さんが担当しています。
同作は『Vジャンプ』にて2023年10月号から連載中で、2026年2月時点で既刊7巻となっています。NARUTOの主人公・うずまきナルトの息子であるボルトを主人公とした続編で、世界中のファンから支持を集めています。
もともとBORUTOは脚本を小太刀右京さんが担当していましたが、2020年11月(第52話)から岸本斉史さんが原作に復帰しました。この交代は、物語をより岸本さんの構想に沿った形で進めるためだったとされています。
NARUTOが打ち切りと言われた理由
「ナルト 打ち切り」で検索する人もいますが、NARUTOは打ち切りではありません。では、なぜ一部で打ち切りと誤解されたのでしょうか。
理由1:第二部(疾風伝)の後半で展開が加速した
NARUTOは第一部(少年編)と第二部(疾風伝)で構成されています。第二部の後半、特に第四次忍界大戦編では、新たな敵が次々に登場し展開が急加速しました。
大筒木カグヤの登場は多くの読者にとって唐突に感じられ、「駆け足でまとめた=打ち切りだったのでは」という印象を与えました。しかしこれは岸本さんの構成上の判断であり、編集部から連載終了を言い渡されたわけではありません。
岸本さん自身が2014年のインタビューで、15年の連載の中で「描きたいものは描き切った」と語っています。最終回は巻頭オールカラーという異例の扱いで掲載されており、打ち切り作品にはありえない待遇でした。
また、最終話では主人公ナルトが火影になった姿と次世代の子供たちが描かれており、物語として明確な結末を迎えています。急な打ち切りであれば、このような未来を見据えたエピローグを描く余裕はないでしょう。
理由2:サムライ8の打ち切りとの混同
前述の通り、岸本さんが原作を手がけた次回作『サムライ8 八丸伝』は全5巻で打ち切りとなっています。「岸本斉史 打ち切り」で検索すると、サムライ8の情報が多くヒットするため、NARUTOも打ち切りだったと混同される場合があります。
サムライ8はSFという新ジャンルへの挑戦でしたが、設定の複雑さや読者への説明過多が原因で人気が伸びず、約10か月で連載終了となりました。この結果が「岸本斉史=打ち切り」というイメージを強めてしまった面があります。
ただしNARUTO自体は全72巻・700話という長期連載を達成しており、サムライ8の打ち切りとは全く別の話です。
NARUTOが打ち切りではない根拠
NARUTOが打ち切りではなく、作者の意図通りに完結した作品である根拠は複数あります。
根拠1:15年・全72巻の長期連載を完走
NARUTOは1999年43号から2014年50号まで、15年間にわたり全700話・72巻を完走しています。これは『週刊少年ジャンプ』の歴史の中でもトップクラスの長期連載です。
打ち切り作品は通常、全2〜5巻程度で終了します。72巻という巻数は、編集部が作品を高く評価し続けた証拠です。
最終回(第699話・第700話)は週刊少年ジャンプ2014年50号に巻頭カラーで掲載され、さらに第700話はオールカラーという特別仕様でした。打ち切り作品にこのような待遇が与えられることはありません。
根拠2:全世界累計2億5000万部の発行部数
NARUTOの単行本は全世界で累計2億5000万部以上を発行しています。国内だけでも1億5300万部(2019年5月時点)に達しており、日本の漫画史上でも屈指の売上を記録しています。
単行本は60以上の国と地域で翻訳・発売されており、アメリカだけで1200万部、中国で750万部の売上を記録しました。
これだけの商業的成功を収めた作品を、出版社が打ち切る理由は存在しません。
根拠3:完結後も続編・メディア展開が継続
NARUTOの完結後、2015年には短期集中連載『NARUTO -ナルト- 外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~』が掲載されました。その後、続編『BORUTO -ボルト-』シリーズが連載を開始し、2026年現在も連載が続いています。
アニメも長期にわたって放送され、劇場版映画は11作品が公開されています。2024年には20周年記念の新作アニメプロジェクトも発表されました。
ゲームシリーズの累計出荷本数は2024年3月時点で3547万本を記録しており、NARUTOのライセンス関連の全世界総収益は推定103億ドルに達しています。打ち切り作品がこれほどのメディア展開を受けることはありえません。
NARUTOのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
NARUTOのアニメは、第一部『NARUTO -ナルト-』(全220話)と第二部『NARUTO -ナルト- 疾風伝』(全500話)の合計720話が放送されました。
アニメはオリジナルエピソードを多数含みつつも、原作漫画全72巻の内容をすべてカバーしています。つまりアニメは原作の最終話まで映像化されており、アニメから原作の「続き」を読む必要はありません。
ただし、アニメにはオリジナルストーリー(いわゆるアニオリ)が多く含まれるため、原作漫画ではよりテンポ良く物語を楽しめます。原作未読の方は、全72巻を通して読むことで岸本斉史さんの画力やストーリー構成をダイレクトに味わえるでしょう。
岸本斉史の他の作品
岸本斉史さんはNARUTO以外にもいくつかの作品を手がけています。代表的なものを紹介します。
サムライ8 八丸伝(2019年〜2020年)
NARUTOの完結から約5年後、岸本さんが原作、大久保彰さんが作画を担当したSFアクション漫画です。『週刊少年ジャンプ』にて2019年5月13日号から連載されました。
「侍×SF」という意欲的な設定でしたが、世界観の説明が多く読者に受け入れられず、2020年3月に全5巻で連載終了となりました。岸本さんにとっては苦い経験となりましたが、この挑戦があったからこそBORUTOの原作復帰に注力する現在の体制が生まれたともいえます。
BORUTO -ボルト- シリーズ(2016年〜連載中)
NARUTOの公式続編として、うずまきボルトの物語を描くシリーズです。当初は小太刀右京さんが脚本、池本幹雄さんが作画を担当し、岸本さんは監修の立場でした。
2020年11月の第52話から岸本さんが原作に復帰し、現在は『BORUTO -ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』として『Vジャンプ』で連載中です。岸本さんの世界観を継承しつつ、新世代の物語が展開されています。
NARUTOを読むなら電子書籍がお得
NARUTOは全72巻と巻数が多いため、全巻そろえる場合は電子書籍の利用がおすすめです。紙の単行本で全巻購入すると場所を取りますが、電子書籍なら端末ひとつでいつでも読み返せます。
電子書籍ストアではまとめ買いクーポンやポイント還元が利用できる場合があり、72巻分の購入費用を大幅に抑えられる可能性があります。
続編のBORUTOシリーズも電子書籍で購入可能なので、NARUTOからBORUTOまで一気に読み通したい方にも便利です。

