『ノラガミ』の作者・あだちとかは死亡しておらず、存命です。死亡説が流れた背景には、1年以上にわたる長期休載と、過去の共作者の死去が混同されたことがあります。この記事では、作者死亡説の真相とあだちとかの現在の活動、さらにアニメ版が打ち切りと言われる理由まで詳しく解説します。
| 作品名 | ノラガミ |
|---|---|
| 作者 | あだちとか(安達・渡嘉敷による2人組ユニット) |
| 連載誌 / 放送局 | 月刊少年マガジン(講談社) |
| 連載期間 | 2011年1月号〜2024年2月号 |
| 巻数 | 全27巻 |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(完結済み) |
| 作者死亡説 | デマ(作者は存命) |
ノラガミの作者が死亡したと言われる理由
『ノラガミ』の作者・あだちとかが死亡したという噂は、複数の要因が重なって広まりました。結論から言えば完全なデマですが、なぜこのような噂が生まれたのかを整理します。
理由1:1年以上にわたる長期休載
死亡説が広まった最大の原因は、月刊少年マガジン2017年5月号から2018年7月号まで続いた約1年2か月にわたる長期休載です。2017年6月号にて「作者の病気療養のため休載」と発表されましたが、具体的な病名や復帰時期は明かされませんでした。
休載が長引くにつれ、連載再開の見通しが立たない状況が続きました。公式からの情報が限られていたため、読者の間で「深刻な病気なのでは」「死亡したのでは」という憶測が広がっていきました。
あだちとかはキャラクター画担当の安達と背景画担当の渡嘉敷による女性2人組のユニットです。どちらか一方でも体調を崩せば連載が止まる構造であり、アニメ化や舞台化など多忙なスケジュールが体調悪化の一因とみられています。
結果的には2018年6月号で連載が再開され、その後は完結まで休載なく連載が継続しました。
理由2:共作者・河島正の死去との混同
あだちとかの死亡説が広まったもう一つの大きな要因が、過去の共作者である河島正の死去と混同されたことです。あだちとかは『ノラガミ』の連載開始前、月刊少年マガジンで『アライブ-最終進化的少年-』(2003年〜2010年)の作画を担当していました。
この作品の原作者である河島正は、2010年6月15日に肝臓癌のため41歳で亡くなっています。「あだちとか」と「死亡」という情報が組み合わさったとき、河島正の訃報と混同する人が少なくなかったようです。
特に『アライブ』を知っている読者にとっては「あだちとか関連で誰かが亡くなった」という記憶が残っており、それが『ノラガミ』の作者自身の死亡説へとすり替わっていった可能性があります。しかし実際に亡くなったのは原作者の河島正であり、作画担当のあだちとかは存命です。
理由3:SNSでの情報拡散と発信の少なさ
長期休載と関係者の訃報という2つの事実が、SNS上で不正確な形で広まったことも死亡説の拡大に拍車をかけました。あだちとかは個人のSNSアカウントを積極的に運用しておらず、作品公式アカウント(@adachitoka_PR)からの発信が中心です。
作者自身が「生きています」と直接発信する機会がなかったことで、噂を否定する情報が広まりにくい環境にありました。加えて、漫画家の急逝がニュースになる機会が近年増えたこともあり、長期休載=深刻な事態という連想が働きやすかったと考えられます。
実際には作者は病気療養を経て復帰し、作品を最後まで描き切っています。
ノラガミの作者の現在
あだちとかが現在どのような状況にあるのか、最新情報をまとめます。
作者は存命で活動継続中
あだちとかは存命であり、死亡した事実は一切ありません。2024年1月に『ノラガミ』の最終回が掲載された際には、作者から「無事、最終回を迎えることができました。ご愛読ありがとうございました!」というコメントが公式に寄せられています。
最終話は「ジャージの神と」というタイトルで、カラー付き45ページという構成で掲載されました。13年間の連載をしっかりと描き切ったことからも、作者の健在ぶりがうかがえます。
新装版の刊行と今後の動向
2024年12月からは『ノラガミ 新装版』(全14巻)の刊行が開始されています。新装版にはあだちとかによる描き下ろしイラストやコメントが収録されており、執筆活動が継続していることがわかります。
2026年3月時点で、あだちとかの新連載に関する公式発表は確認されていません。ただし、あだちとかは『アライブ-最終進化的少年-』の作画を2010年まで手がけた後、翌2011年に『ノラガミ』の連載を開始した経緯があります。前作と同様に準備期間を経て新作が発表される可能性もあるでしょう。
ノラガミのアニメが打ち切りと言われた理由
作者の死亡説と並んで、『ノラガミ』のアニメが打ち切りになったのではという噂も広まっています。しかし、アニメは打ち切りではなく、予定されたクールで放送を終了しています。
理由1:アニメ3期が制作されていない
『ノラガミ』のTVアニメは第1期(2014年、全12話)と第2期『ノラガミ ARAGOTO』(2015年、全13話)が放送されましたが、第3期は2026年3月時点で制作されていません。原作漫画が全27巻で完結し、アニメ化されたのは10巻前後までの内容であるため、多くのファンが続編を期待していました。
しかし第2期の放送終了から10年以上が経過しても3期の発表がないことから、「打ち切りだったのでは」という誤解が生まれています。実際にはアニメの打ち切りではなく、続編が企画されなかった(あるいは実現しなかった)という状況です。
2024年7月にはアニメ10周年企画として描き下ろしイラストの公開やYouTubeでの無料公開が行われ、ファンから3期を望む声が改めて上がりましたが、制作決定のアナウンスには至っていません。
理由2:BGMへのアザーン使用問題
アニメ3期が実現しなかった背景には、第2期放送中に発覚したイスラム教に関する音声の不適切使用問題があるとみられています。2015年12月、アニメ『ノラガミ ARAGOTO』のBGMにイスラム教の礼拝呼びかけである「アザーン」の音声が使われていたことが判明しました。
イスラム教ではアザーンと音楽を一緒に流すことは禁じられており、市販の音声素材に含まれていたアザーンの音源を、内容を確認せずにBGMとして使用してしまった形です。製作委員会は謝罪し、サウンドトラックの出荷停止・店頭在庫の回収、Blu-ray/DVDの発売延期と改訂版での再発売という対応が取られました。
この問題がアニメシリーズ全体のイメージに影響を与えた可能性は否定できません。ただし、公式に「この問題が原因で3期を中止した」という発表はなく、あくまで複合的な要因の一つと考えられます。
理由3:映像ソフトの売上
アニメの続編制作において重要な指標となるBlu-ray/DVDの売上も、3期が実現しなかった要因の一つとされています。第1期第1巻の売上は約7,100枚でしたが、その後は減少傾向にありました。
2015年当時は映像ソフトの売上がアニメ続編制作の判断材料として大きなウェイトを占めていた時代です。配信収益が主流となった近年とは事情が異なりますが、当時の基準では続編制作のラインに届かなかったとみられています。
ただし繰り返しになりますが、アニメ第1期・第2期ともに最終話までしっかり放送されており、打ち切りとは性質が全く異なります。
ノラガミが打ち切りではない根拠
『ノラガミ』が打ち切りではなく、正式に完結した作品であることを示す根拠は複数あります。
13年間の長期連載と全27巻での完結
『ノラガミ』は月刊少年マガジンで2011年1月号から2024年2月号まで、13年にわたって連載され、全27巻で完結しています。打ち切り作品にありがちな駆け足の展開や巻数の少なさとは無縁です。
最終話はカラー付き45ページで掲載されており、打ち切り作品では通常見られない待遇です。講談社からも「13年の連載に幕」と発表されています。
累計発行部数800万部の実績
『ノラガミ』のシリーズ累計発行部数は800万部(2024年2月時点)に達しています。これだけの売上実績がある作品が打ち切りになることは、通常考えにくいでしょう。
アニメ化が2度行われたことに加え、舞台化など多彩なメディア展開も行われました。完結後には新装版の刊行も決定しており、商業的に高い評価を受けた作品であることがわかります。
作者自身による完結コメント
最終回掲載時、作者のあだちとかから「無事、最終回を迎えることができました」というコメントが公式に発表されています。「無事」という言葉から、予定通りの完結であったことが読み取れます。
最終話では物語の核心が解決された上で完結しており、打ち切り作品に見られるような未消化のまま終わる展開ではありませんでした。
ノラガミのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
アニメ版『ノラガミ』を視聴済みの方に向けて、原作漫画との対応関係を整理します。
アニメの放送範囲
TVアニメ第1期『ノラガミ』(2014年放送・全12話)は、原作の1巻〜9巻前半をベースにした内容です。ただしアニメオリジナルのエピソードも含まれているため、原作とは一部展開が異なります。
第2期『ノラガミ ARAGOTO』(2015年放送・全13話)は、原作9巻〜10巻付近までの内容をもとに構成されています。毘沙門天編と黄泉がえりの珠編がメインとなっています。
アニメの続きを読むなら
アニメの続きを原作漫画で読む場合は、11巻から読み始めるのがおすすめです。アニメではカットされたエピソードもあるため、1巻から通して読むとより深く作品を楽しめるでしょう。
原作は全27巻で完結しているため、アニメの続きから最終回まで一気に読み通すことが可能です。アニメ未映像化の部分は17巻分あり、読み応えは十分です。
ノラガミを読むなら電子書籍がお得
『ノラガミ』は全27巻で完結済みのため、まとめ買いで一気読みができます。1巻あたりの価格はおおよそ500円前後で、全巻購入すると約13,500円が目安です。
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