NYガールズダイアリーの打ち切り理由!シーズン5が6話で終了した背景を解説

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』(原題:The Bold Type)は、シーズン5・全6話をもって打ち切り終了した海外ドラマです。シーズン4で視聴率が大幅に低下したことに加え、新型コロナウイルスの影響による制作縮小が重なり、短縮されたファイナルシーズンで幕を閉じました。この記事では、打ち切りに至った具体的な理由、ファンの反応、そして企画者サラ・ワトソンの現在の活動について詳しく解説します。

作品名 NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち(The Bold Type)
企画 サラ・ワトソン
放送局 Freeform(米国) / Hulu・Netflix(日本配信)
放送期間 2017年6月30日〜2021年6月30日
話数 全52話(シーズン1〜3:各10話 / シーズン4:16話 / シーズン5:6話)
打ち切り判定 🔴 打ち切り確定

NYガールズダイアリーが打ち切りになった理由

『NYガールズ・ダイアリー』は2021年1月にFreeformからシーズン5での終了が発表されました。公式には明確な打ち切り理由は示されていませんが、視聴率・制作環境・コンテンツの鮮度という複数の要因が重なったことで終了に至ったと考えられています。以下、主な3つの理由を解説します。

理由1:シーズン4での視聴率の大幅低下

打ち切りの最大の要因とされるのが、シーズン4における視聴率の急落です。シーズン4の18-49歳層の視聴率は0.06ポイント、視聴者数は約16万2,000人で、シーズン3と比較して視聴者数が32%、18-49歳層の視聴率が37%も低下しました。

シーズン1〜3までは各10話構成だったのに対し、シーズン4は16話に拡大されましたが、話数を増やしたにもかかわらず視聴率は下がり続けました。米国のケーブルテレビ業界全体で視聴者のストリーミングサービスへの移行が加速しており、本作もその大きな波に飲まれた形です。

Freeformは10代後半〜20代をターゲットとするディズニー傘下のケーブルチャンネルですが、まさにその世代がケーブル離れを最も進めている層でした。Freeformにとって本作は「ブランドを定義する作品」と位置づけられていましたが、ターゲット層のテレビ離れという構造的な問題の前に、数字の低迷を覆すことはできませんでした。

ただし、全4シーズンがNetflixに配信されたことで新たなファン層を獲得したという皮肉な状況も生まれています。リアルタイム視聴率では苦戦したものの、配信プラットフォームでは多くの支持を集めました。

理由2:新型コロナウイルスによる制作への影響

2020年に世界的に拡大した新型コロナウイルスのパンデミックは、ハリウッドの制作現場にも大きな打撃を与えました。多くのドラマが撮影の延期・中止を余儀なくされ、本作のファイナルシーズンも制作規模の縮小を迫られました。

その結果、シーズン5はわずか6話という異例の短さで制作されることになりました。シーズン4の16話と比べると10話も少なく、シーズン1〜3の10話構成と比較しても4話少ない状況です。コロナ禍による撮影制限が、エピソード数の削減に直接影響したとみられています。

2020年3月にハリウッド全体で撮影がストップし、再開後もソーシャルディスタンスの確保や定期的なPCR検査など、厳しい感染対策が求められました。撮影にかかるコストと時間が大幅に増加し、限られた予算の中でエピソード数を絞らざるを得なかったのです。

限られた話数の中で3人のヒロインの物語を完結させなければならず、制作陣にとっても厳しい条件での最終シーズンとなりました。実際、最終話の脚本は撮影前夜に書き直されていたことが海外ドラマNAVIの報道で明らかになっており、ギリギリの制作体制だったことがうかがえます。

理由3:ストーリーのマンネリ化

シーズンを重ねるにつれ、ストーリーのマンネリ化が指摘されるようになった点も見逃せません。本作はニューヨークの女性誌「スカーレット」編集部を舞台に、ジェーン・ケイト・サットンの3人が恋愛やキャリアの問題に向き合う物語です。

シーズン1ではミレニアル世代の女性が直面するセクシュアリティやキャリアの壁を新鮮な切り口で描き、批評家からも高い評価を得ました。実在の『コスモポリタン』元編集長ジョアンナ・コールズの経験を下敷きにしたリアルな編集部描写が、他のドラマにはない独自の魅力でした。

しかしシーズンが進むにつれ、恋愛の離合集散やキャリアの悩みが繰り返しの構造になっていったという声がファンの間で広がりました。特にシーズン4では、主要キャラクターの恋愛関係が何度も振り出しに戻るような展開が見られ、「またこのパターンか」という視聴者の声が増えていきました。

海外ドラマは米国のネットワーク判断で継続・終了が決まるため、視聴率の低下が続けばストーリーの完成度に関係なく打ち切りの対象になります。Freeformとしても、4シーズンを経てキャラクターの物語が自然な終着点に近づいていたという判断があったと考えられます。

視聴率の低下とマンネリ化が重なり、作品としての寿命が限界に達していたことが終了の決め手になったといえるでしょう。結果として、シーズン5は「打ち切りだが最低限の終わらせ方は用意する」という形でのファイナルシーズンとなりました。

NYガールズダイアリーの打ち切りに対するファンの反応

打ち切りの発表とファイナルシーズンの放送を受けて、ファンからはさまざまな反応が寄せられました。シーズン1から追い続けてきたファンにとって、4年間見守ってきた3人の物語が急に幕を閉じることへの寂しさは大きかったようです。

SNSでの評価

SNS上では「終わってしまって本当に悲しい」「もっと続きが見たかった」という声が数多く寄せられました。特にNetflixでの配信をきっかけに作品を知った新規ファンからは、「今さらハマったのに終わっていた」という嘆きの声もありました。

一方で、「5シーズンも続いたのだから十分」「きちんと最終回を迎えられただけよかった」と前向きに受け止める意見も見られます。米国では突然キャンセルされて最終回すら放送されないドラマも珍しくないため、短縮とはいえファイナルシーズンが用意されたこと自体を評価する声もありました。

キャストのケイティ・スティーヴンス(ジェーン役)は最終回の撮影後、共演者のアイシャ・ディー(ケイト役)とミーガン・フェイ(サットン役)に向けて涙のメッセージを送ったことがフロントロウの報道で明らかになっています。4年間にわたり親友を演じ続けたキャスト同士の絆の深さがうかがえるエピソードです。

最終回の評価

シーズン5の最終回(2021年6月30日放送)に対しては、「結末自体は理想的だった」という評価がある一方、「駆け足で終わった感は否めない」という意見が目立ちます。6話という限られた話数の中に詰め込まれたため、各キャラクターの結末が急ぎ足で処理された印象を受けた視聴者が多かったようです。

具体的には「サットンとリチャードの問題が思ったより早く解決された」「もっと丁寧に描いてほしかった」という感想が見られます。本来であればもう少し話数をかけて描かれるべきエピソードが、6話に凝縮された結果、展開のスピード感に違和感を覚えたファンが少なくありませんでした。

日本の動画レビューサイトFilmarksでも「終着点は理想に近くて嬉しかったが、そこまでの過程がバタバタとスピーディーに終わった」「急いでる感は否めなかった」という声が投稿されています。シーズン4まで丁寧に積み上げてきた人間関係が、最終シーズンで駆け足になったことへの物足りなさが共通した感想です。

ただし、3人のヒロインがそれぞれの道を歩み出すラストシーンについては「きれいにまとまっていた」「感動した」という声も多く、着地点自体は好意的に受け止められています

NYガールズダイアリーの企画者の現在

本作の企画・制作を手がけたサラ・ワトソンは、ドラマ終了後も精力的に活動を続けています。

サラ・ワトソンの現在の活動

サラ・ワトソンは『NYガールズ・ダイアリー』終了後も、テレビドラマの制作を精力的に続けています。ディズニープラスの大型シリーズ『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のシーズン2に脚本・製作総指揮として参加しており、引き続きハリウッドの第一線で活躍しています。

また、ワトソンはドラマ制作と並行してYA(ヤングアダルト)小説の執筆も行っています。自身の著書『Most Likely』シリーズは、5人の親友の高校時代を描いた青春小説で、『NYガールズ・ダイアリー』と同様に女性同士の友情をテーマにした作品です。

ワトソンは2019年にタレントエージェンシーのVerveと契約を結んでおり、複数のプロジェクトを同時に進行させています。『NYガールズ・ダイアリー』の打ち切りはワトソンのキャリアにとっては一つの区切りに過ぎず、現在はディズニーの大型フランチャイズを任されるなど、より大きな規模の作品に携わっています。

主要キャストのその後

主演のケイティ・スティーヴンス(ジェーン役)は歌手としても活動しており、ドラマ終了後も映画やテレビへの出演を続けています。アイシャ・ディー(ケイト役)はオーストラリア出身の俳優で、本作での演技が評価されLGBTQ+コミュニティの代表的な存在としても注目されました。

ミーガン・フェイ(サットン役)は『NYガールズ・ダイアリー』終了後、HBOの大ヒットドラマ『ザ・ホワイト・ロータス』シーズン2に出演し、キャリアをさらに飛躍させました。同作への出演により国際的な知名度を大きく高めています。編集長ジャクリーン役のメローラ・ハーディンは『The Office』でのジャン役でも知られるベテラン俳優です。

打ち切りとなった作品ではあるものの、出演者たちはその後のキャリアでも活躍を続けている点は、作品の質の高さを物語っています。

作品の配信状況

『NYガールズ・ダイアリー』は放送終了後も複数のプラットフォームで視聴可能です。日本ではHuluで全5シーズンが配信されているほか、Netflixやアマゾンプライムビデオでも視聴できます。

放送終了から数年が経過した現在でも新規ファンが増え続けており、配信プラットフォームでの評価は高い水準を維持しています。日本ではWOWOWでも放送実績があり、複数の窓口から作品にアクセスできる環境が整っています。

リアルタイムの視聴率では苦戦したものの、配信プラットフォームでは根強い人気を獲得したという本作の軌跡は、現代のテレビドラマが抱えるジレンマを象徴しているともいえます。

NYガールズダイアリーの見る順番と視聴ガイド

『NYガールズ・ダイアリー』は全5シーズン・52話で完結しており、シーズン1から順番に視聴するのが基本です。シーズンをまたいだストーリーラインが多いため、途中から見ると人間関係が把握しにくくなります。

各シーズンの話数はシーズン1〜3が各10話、シーズン4が16話、シーズン5が6話です。1話あたり約42分のため、全話合わせて約36時間程度の視聴時間になります。週末にまとめて視聴するなら2〜3週間で完走できるボリュームです。

シーズン5が駆け足だったとはいえ、シーズン1〜4までの充実した内容はファッション・キャリア・恋愛をテーマにしたドラマとして見ごたえがあります。特にシーズン1〜2は批評家からの評価も高く、Rotten Tomatoesでも好意的なスコアを獲得しています。

日本では字幕版での視聴が基本ですが、ファッション誌の編集部が舞台ということもあり、ニューヨークの華やかなオフィスや衣装を見るだけでも楽しめる作品です。ニューヨークを舞台にしたガールズドラマが好きな方には『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ゴシップガール』と並んでおすすめできる作品といえるでしょう。


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