ピラメキーノは打ち切りとは言い切れないものの、夕方枠からの撤退や朝5分枠への大幅縮小など、段階的に規模が縮小されて終了した番組です。テレビ東京のゴールデンタイム拡大による枠移動や、ゴールデン進出版「ピラメキーノG」の視聴率低迷が番組縮小の主な要因でした。この記事では、ピラメキーノが打ち切りと言われている理由と番組終了の真相、MCはんにゃの現在の活動について詳しく解説します。
| 作品名 | ピラメキーノ(PIRAMEKINO) |
|---|---|
| MC | はんにゃ(金田哲・川島章良) |
| 連載誌 / 放送局 | テレビ東京系列 |
| 放送期間 | 2009年4月6日〜2015年9月30日(6年半) |
| 放送回数 | 夕方約1,000回+朝約500回(コーナー数200以上) |
| 打ち切り判定 | 🟡 打ち切り疑惑あり |
ピラメキーノが打ち切りと言われている理由
ピラメキーノは2009年から2015年まで放送されたテレビ東京系列の子供向けバラエティ番組です。お笑いコンビ・はんにゃがMCを務め、月曜から金曜の帯番組として人気を博しました。しかし「ピラメキーノ 打ち切り」と検索する人が少なくありません。
理由1:夕方30分枠から朝5分枠への大幅縮小
ピラメキーノが打ち切りと言われる最大の理由は、2013年3月29日をもって夕方枠(18:30〜19:00)が終了し、朝6:40〜6:45の5分枠に移動したことです。番組名も「ピラメキーノ640」に改題され、放送時間は30分から5分へと6分の1に短縮されました。
この枠移動の背景には、テレビ東京の大規模な編成方針の転換がありました。2013年4月の改編で、テレビ東京は18:30〜19:54のゴールデン枠を拡張し、月曜に「YOUは何しに日本へ?」、火曜に「ペット大行進!ど〜ぶつくん」などの新番組を編成しています。ピラメキーノが使っていた夕方枠は、これらゴールデン番組の枠拡大のために明け渡す形になりました。
テレビ東京側は当時、「番組は話題になり支持されている大切な番組」としつつも、「ゴールデンタイムを拡大したい一方、ピラメキーノを続けてほしいという声も多い。子どもが見られる時間帯を考慮して朝に移動した」と説明しています。公式には「打ち切り」ではなく「枠移動」という位置づけでした。
しかし、月〜金の30分帯番組がわずか5分枠になるというのは、事実上の大幅な格下げです。夕方時代に人気を集めた大型コーナーや体を張った企画は5分では到底実現できません。ファンの間では「名前だけ残して実質的には打ち切りでは?」という声が広がりました。
実際、Yahoo!知恵袋などには「なぜあんなに人気があったのに朝6時台に移動したのか」という疑問の投稿が多数見られます。子どもたちにとって、登校前の朝6:40という時間帯は視聴が難しく、夕方枠時代のような視聴習慣を維持できなかったのが実情です。
理由2:ゴールデン進出版「ピラメキーノG」の低視聴率
夕方枠撤退の伏線となったのが、2010年4月から2011年3月まで放送された金曜ゴールデンタイムの拡大版「ピラメキーノG(ゴールド)」です。毎週金曜の19:00〜20:54頃に約90分の特別版として放送されていました。
ピラメキーノGの初回視聴率は4.9%で、その後は3〜4%台で推移しました。ほぼ毎回、同時間帯の全局中で最下位の視聴率を記録しています。放送期間中の最低視聴率は2.8%(2010年9月10日放送回)、最高でも7.1%(2010年11月5日放送回)にとどまりました。
テレビ東京のゴールデンタイムは他局と比較してもともと視聴率が低い傾向にありますが、それでも3%前後では広告収入の面で厳しい数字です。ゴールデン枠の子供向け番組は、メインターゲットの子どもだけでなく親世代の視聴も必要ですが、ピラメキーノGはその層を取り込めませんでした。
結果としてピラメキーノGはわずか1年で終了しました。この「ゴールデン進出失敗」がテレビ東京内でのピラメキーノの評価に影響し、2年後の夕方枠撤退につながったと考えられます。ゴールデンで結果を出せなかったことが、枠を明け渡す判断を後押ししたのかもしれません。
理由3:2015年秋改編での番組終了発表
朝5分枠に移動してからも約2年半にわたって放送を続けたピラメキーノ640ですが、2015年8月31日、テレビ東京の秋改編の一環として番組終了が発表されました。同時期には「そうだ旅(どっか)に行こう。」や水曜ミステリー9枠なども終了が決定しており、テレビ東京が複数番組を一斉に整理する大規模改編でした。
終了の直接的な理由について公式な説明はありませんでしたが、報道では「視聴率低迷」が要因とされています。朝6:40という時間帯は子どもが登校準備をしている時間であり、テレビの前に座って視聴すること自体が難しい枠でした。夕方時代と比べて視聴者との接点が大きく減っていたことは間違いありません。
最終回は2015年9月30日に放送されました。ウーマンラッシュアワー村本が記者に扮する「番組終了緊急記者会見」やテツandトモによる「ピラメキーノのなんでだろう」など、番組らしいユーモアに満ちた企画で6年半の歴史に幕を下ろしています。
MCの川島章良は最終回で「大人になったら復活させて」と子どもたちに呼びかけました。金田哲も「伝説つくりたい」とコメントしており、出演者にとっても特別な番組だったことがうかがえます。終了の仕方自体は丁寧でしたが、秋改編での一括終了という形式は、編成判断による打ち切りに近いものだったと言えます。
ピラメキーノは本当に打ち切りなのか?
段階的に縮小されて終了したピラメキーノですが、単純に「打ち切り」と断定できるかどうかは議論の余地があります。打ち切り説の根拠と、そうではない可能性の両面から検証します。
打ち切り説を支持する根拠
打ち切りと見なせる根拠はいくつかあります。まず、夕方30分枠から朝5分枠への移動は、番組規模の大幅な縮小です。コーナーの数も内容も大きく制限され、夕方時代に人気を集めた「子役恋物語」「ピラメキ体操」「ざっくり戦士ピラメキッド」のような大型企画は5分枠では到底実現できず、番組の魅力の大部分が失われました。
また、ゴールデン版のピラメキーノGが低視聴率で1年で終了したことは、番組の商業的な限界を示していました。さらに、最終的な番組終了が秋改編の一環として他番組と同時に発表されたことも、編成上の判断による打ち切りであったことを示唆しています。
テレビ東京が夕方枠を他のゴールデン番組に置き換えたこと自体が、ピラメキーノでは枠を維持するだけの視聴率や広告収入が得られなかったことの表れだと解釈できます。子供向け番組は視聴率の数字以上にスポンサー獲得が難しいという構造的な問題もありました。
打ち切りではないと言える根拠
一方で、単純な打ち切りとは異なる点もあります。夕方枠の終了は、テレビ東京のゴールデンタイム全体の編成方針変更によるものであり、ピラメキーノ単独の視聴率だけが理由ではありません。同時間帯の枠自体がなくなったのであり、番組の不人気で切られたわけではないという見方もできます。
テレビ東京が「続けてほしいという声が多い」として朝枠で番組を存続させた点も重要です。本当に打ち切るつもりであれば、わざわざ別の枠を用意して継続させる必要はありません。局側にも番組を残したいという意思があったことがうかがえます。
朝枠に移動してからも2年半にわたって放送が続けられ、最終回にも特別企画が組まれるなど、突然打ち切られた番組とは異なる丁寧な終わり方をしています。打ち切り番組は告知もなく突然終了するケースが多い中で、ピラメキーノの幕引きは比較的手厚いものでした。
6年半・約1,500回の放送実績
ピラメキーノは2009年4月から2015年9月まで、6年半にわたって放送されました。夕方で約1,000回、朝で約500回、合計約1,500回の放送は子供向けバラエティとしては長寿の部類に入ります。番組からは200以上のコーナーが生まれました。
「ざっくり戦士ピラメキッド」などの人気企画は子どもたちの間で大きな話題になりました。番組にはフルーツポンチ、アルコ&ピースなど多くの若手芸人も出演しており、乃木坂46の生駒里奈も番組終了時に「スゴくさびしい」とコメントするなど、出演者にとっても思い入れの深い番組でした。
2020年にはテレビ東京の番組「生勇者ああああ」内で「ピラメキーノG」の復活企画が実現し、当時の出演者が集結しています。番組終了から5年経っても復活を望む声があったこと自体が、ピラメキーノが子ども世代に与えた影響の大きさを物語っています。
ピラメキーノ誕生の裏側と佐久間宣行プロデューサー
ピラメキーノの成り立ちを知ると、番組がどのような経緯で生まれ、なぜ終わったのかがより明確に見えてきます。番組のプロデューサーは、後にテレビ東京を退社しフリーとなった佐久間宣行氏です。
リーマンショックが生んだ番組
ピラメキーノが始まる前、同じ時間帯にはキングコングや雨上がり決死隊など売れっ子芸人が日替わりでMCを務める番組群がありました。しかし2008年のリーマンショックの影響で広告費が激減し、これらの番組はすべて終了を余儀なくされています。
佐久間氏は当時の状況について「不況で広告費がなくなって、スター全員を雇えなくなった」と振り返っています。その中で佐久間氏は「予算が3分の1程度でいいから帯でやらせてほしい」と局に掛け合い、低予算の帯番組として企画を通しました。
MCには、動きが面白く体操服が似合うという理由ではんにゃを起用。さらに「運動が苦手だったり、ひねくれてるタイプの子供もいる」という考えから、はんにゃの陽の笑いとは真逆のフルーツポンチにも声をかけました。低予算と若手芸人の組み合わせから生まれた番組が、結果として6年半も続くことになったのです。
番組存続をかけたイベント
番組開始当初は社内でも反対の声が多かったと佐久間氏は語っています。番組の存続が危ぶまれた時期には、ファンイベントを開催して番組の支持を証明しようとしたこともありました。
佐久間氏はそのイベントの台本を今でも大事に保管していると明かしており、「その日は土砂降りの雨だった」と当時を振り返っています。逆境の中で番組を守り続けた制作陣の奮闘があったからこそ、ピラメキーノは6年半という長期放送を実現できたと言えるでしょう。
MCはんにゃの現在
ピラメキーノのMCを務めたお笑いコンビ・はんにゃは、番組終了後もコンビとして解散せず活動を続けています。ただし、2人ともそれぞれの分野で個別の活動を大きく広げている状況です。
金田哲の現在の活動
金田哲はお笑いだけでなく俳優としても活躍の場を広げています。2024年にはNHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原斉信役を演じ、シリアスな演技力が高く評価されました。ピラメキーノ時代に見せた体を張った芸風とはまったく異なる一面で注目を集めています。
私生活では、2025年7月22日に自身のYouTubeチャンネルで結婚を発表しました。お相手は一般女性で、「同業者ではなく、普通に働かれている自立した女性」とコメントしています。
なお、金田はかつて「関西圏の劇場すべてで出禁になった」というエピソードでも知られています。先輩芸人への態度が問題視されたことが原因とされていますが、現在は俳優業を中心に着実にキャリアを重ねています。
川島章良の現在の活動
川島章良はタレント活動に加えて、多方面での資格取得と講師活動を展開しています。キッズマネースクール認定講師やドローン資格、食育アドバイザーなど複数の資格を保有し、子ども向けの教育イベントや講演活動にも力を入れています。
私生活では2025年7月22日に離婚を発表しました。金田の結婚発表とまったく同じ日だったため、コンビ結成20周年に「人生の転機が重なる不思議なご縁」と報じられました。
また、川島は2017年に腎臓がんが発覚し手術を受けたことを公表しています。現在は回復しており、がんの経験を踏まえた健康に関する情報発信も積極的に行っています。闘病経験が川島の活動の幅を広げるきっかけになったとも言えるでしょう。ピラメキーノで培った子どもとの接し方は、現在の教育活動にも生きています。

