フジテレビの昼帯番組「ぽかぽか」は打ち切りではなく、2026年4月以降も放送が継続されます。視聴率の低迷や制作スタッフの不祥事が重なり、放送開始直後から打ち切り説がたびたび浮上してきました。この記事では、ぽかぽかが打ち切りと言われた理由と、それでも番組が続いている背景を解説します。
| 番組名 | ぽかぽか |
|---|---|
| MC | ハライチ(岩井勇気・澤部佑)、神田愛花 |
| 放送局 | フジテレビ系列 |
| 放送期間 | 2023年1月9日〜放送中 |
| 放送時間 | 毎週月〜金 11:50〜13:50 |
| 打ち切り判定 | 🔵 放送中(打ち切りではない) |
ぽかぽかが打ち切りと言われた理由
「ぽかぽか」は2023年1月の放送開始から現在に至るまで、繰り返し打ち切り説が報じられてきました。日刊ゲンダイや東スポなど複数のメディアが「打ち切り説」を取り上げ、「3月打ち切り」「年内終了」といった見出しが何度も躍りました。
その背景には、視聴率の問題だけでなく、前番組の短命ぶりやスタッフの不祥事が複雑に絡んでいます。主な理由を3つに整理して解説します。
理由1:視聴率がキー局最下位レベルで低迷した
打ち切り説の最大の原因は、放送開始直後からの視聴率低迷です。初回(2023年1月9日)こそ世帯平均視聴率3.3%、個人平均視聴率1.9%を記録しましたが、その後は急速に数字が落ち込みました。
2023年の夏頃には世帯視聴率1%台、個人視聴率は1%を下回る放送回が続出し、在京キー局の同時間帯で最下位に沈みました。テレビ東京の「昼めし旅」にすら負ける状態が続いたことで、「打ち切りは時間の問題では」という声が広がりました。
帯番組は放送時間が長い分、制作費も高額です。視聴率に見合わない制作コストがかかり続けたことで、番組が深刻な赤字を抱えているとも報じられました。この赤字が打ち切り説にさらに拍車をかけたのです。
同時間帯のライバル番組を見ると、日本テレビ「ヒルナンデス!」やTBS「ひるおび」は安定して高い数字を維持しており、その差は歴然でした。昼の情報・バラエティ番組は各局が激しく競い合う枠だけに、「ぽかぽか」の苦戦ぶりは余計に目立ったのです。
2023年9月にはフジテレビ側が「打ち切りの議論は行われていない」「数字も上昇傾向にある」と公式に否定するほど、打ち切り報道は過熱していました。しかしその後も1%台の放送回は散発的に記録されており、打ち切り説が完全に消えることはありませんでした。
理由2:前番組「ポップUP!」がわずか9ヶ月で打ち切りになった前例
「ぽかぽか」の前番組である「ポップUP!」は、2022年4月4日に放送を開始したものの、同年12月23日にわずか9ヶ月で終了しています。MCはNEWSの増田貴久と、フリーアナウンサーの永島優美が務めていました。
「ポップUP!」の視聴率は連日1%台と振るわず、さらに番組の担当チーフプロデューサーによるパワハラ問題も発覚し、番組は短命に終わりました。アシスタントプロデューサーに対して日常的に嫌みや叱責を繰り返し、数日間帰宅させないなどの行為が報じられています。
同じ時間帯の前番組が9ヶ月で打ち切りになったという事実は、後継番組である「ぽかぽか」にとって大きなプレッシャーになりました。「ぽかぽか」も視聴率が低迷したことで、「前番組と同じ道をたどるのでは」という見方が自然と広がったのです。
実際、2023年4月3日には放送開始からわずか3ヶ月で放送枠が3時間から2時間に1時間縮小されました。当初は11:45〜14:45の3時間枠でしたが、11:50〜13:50に変更されたのです。この早期の縮小が「段階的な打ち切りの始まりでは」と受け取られました。
フジテレビの昼帯番組は「バイキング」以降、後継番組が次々と短命に終わっており、この枠自体が「鬼門」とも言われています。「バイキング」→「バイキングMORE」→「ポップUP!」と短期間で番組が入れ替わってきた歴史を考えると、「ぽかぽか」にも同様の運命が待っていると見る向きが多かったのです。
理由3:制作スタッフのオンラインカジノ不祥事
視聴率や前番組の前例だけでなく、番組スタッフの不祥事も打ち切り説を加速させました。2025年6月、「ぽかぽか」の制作体制を揺るがす事件が発覚したのです。
番組の総合演出を担当していたフジテレビのバラエティ制作部企画担当部長・鈴木善貴容疑者(当時44歳)が、常習賭博の容疑で警視庁保安課に逮捕されました。
鈴木容疑者は約5年にわたりオンラインカジノで賭博を続けており、フジテレビの社内調査に対して虚偽の説明をした上で、その後も億単位の賭博を続けていたとされています。さらに翌日の6月24日には、番組の水曜日レギュラーだった山本賢太アナウンサーもオンラインカジノでの賭博容疑で書類送検されました。
7月には、「ぽかぽか」の生みの親とも言われ、番組名が決まる前からチーフプロデューサーを務めていたフジテレビ社員もオンカジ問題の渦中で退社しています。番組の中核を担っていたスタッフが相次いで不在となったことで、「さすがに打ち切りだろう」という声が一気に強まりました。
山本賢太アナは海外のオンラインカジノサイト「ミスティーノ」に国内からアクセスし、2024年5月から7月の期間にバカラ賭博で約640万円を賭けていた疑いがあるとされています。鈴木容疑者から誘われたとみられており、番組内でオンカジが広がっていた構図が浮き彫りになりました。
しかし結果的に、番組は2025年秋以降も放送継続が決まりました。不祥事にもかかわらず番組が存続した背景には、後述するフジテレビの編成上の事情があったとされています。
ぽかぽかが打ち切りではない根拠
打ち切り説が繰り返し浮上してきた「ぽかぽか」ですが、実際には2026年3月現在も放送が続いており、4月以降の継続も決定しています。視聴率の低迷や不祥事を乗り越えて番組が続いている背景には、複数の要因があります。
2026年4月以降も放送継続が決定している
「ぽかぽか」は2026年1月に放送4年目に突入しました。2026年4月のフジテレビ番組編成表にも「ぽかぽか」は昼帯枠に記載されており、少なくとも2026年度も放送が継続されることが確定しています。前番組「ポップUP!」が9ヶ月で終了したことと比較すると、3年以上放送が続いている時点で安定期に入ったと言えるでしょう。
MCのハライチ・岩井勇気は4年目突入にあたり「前々から4年目で一番頑張ろうと決めてたんで」とコメントしており、出演者側にも番組を続ける意欲があることがうかがえます。
2026年2月26日にはSHOW-WAとMATSURIが3月31日をもって番組を卒業すると発表されました。さらに3月20日には真飛聖と犬飼貴丈も金曜レギュラーとしての卒業を発表しています。
ただしこれは番組終了ではなく、4年目に向けた出演者の入れ替えです。レギュラーメンバーを刷新しながら番組を継続するのは、打ち切りではなくリニューアルの意思表示と言えるでしょう。
視聴率は改善傾向にある
放送開始当初は世帯視聴率1%台前半で低迷していた「ぽかぽか」ですが、その後は緩やかながら視聴率が改善傾向にあります。2025年時点では世帯視聴率が1%台後半から2%台前半に底上げされたと報じられています。
テレビ東京の「昼めし旅」を逆転し、在京キー局の同時間帯で最下位を脱却したことも大きな変化です。依然として高い数字とは言えないものの、放送開始直後の「危険水域」からは脱したと評価されています。2025年6月6日放送回では世帯2.5%、個人1.2%を記録するなど、2%台に乗る回も出てきています。
また、番組内の人気コーナー「ぽいぽいトーク」などがネットニュースやSNSで話題になることも増えています。配信やネット経由での番組認知度は着実に上がっており、TVerでの見逃し配信視聴も好調と報じられています。
テレビの視聴率は録画やタイムシフト視聴、配信での視聴を十分に反映していないと言われています。「ぽかぽか」のような若年層向けバラエティは、リアルタイム視聴率だけでは番組の実力を正確に測れない面もあるでしょう。
フジテレビの編成上の事情
「ぽかぽか」が打ち切られない背景には、フジテレビの局内事情も大きく関係しています。複数のメディアが報じているところによると、昼帯の新番組を一から立ち上げるだけの予算的余裕がフジテレビにはないという財政的な理由が指摘されています。
帯番組を終了させて新番組を始めるには、セットの制作費、新たな出演者への出演料、スタッフの再編成など多額のコストがかかります。前番組「ポップUP!」を9ヶ月で打ち切って「ぽかぽか」を立ち上げた経験から、短期間での番組交代がかえって損失を広げることをフジテレビは学んだとも言えます。
さらに2025年1月にはフジテレビの中居正広問題が表面化し、スポンサー離れが加速しました。フジテレビは港浩一社長(当時)が辞任するなど経営体制そのものが揺らぎ、番組編成にまで手が回らない状態に陥りました。
この状況で新番組を立ち上げるリスクを取るよりも、既存の番組を継続しながらテコ入れを図る方が現実的な選択だったのです。「ぽかぽか」は打ち切るにも続けるにも問題がある「究極の選択」と報じるメディアもありましたが、結果的にフジテレビは継続を選びました。番組を終了させて空いた枠を埋められる代替案がないことが、皮肉にも番組存続の最大の理由になったと言えるかもしれません。
ぽかぽかのMCの現在
打ち切り説が浮上するたびに注目されるのが、MCの動向です。「ぽかぽか」のMC3名は、2026年3月現在も変わらずレギュラー出演を続けています。
ハライチの活動状況
MCのハライチ(岩井勇気・澤部佑)は、「ぽかぽか」以外にも多数のレギュラー番組を抱える売れっ子コンビです。2026年2月にはTBS系「ラヴィット!」に生出演するなど、他局番組への出演も活発に行っています。
岩井勇気は2024年に一般女性との結婚を発表して話題を集め、バラエティだけでなくエッセイストとしても活動の幅を広げています。「ぽかぽか」4年目突入にあたってのコメントでは意欲的な姿勢を見せており、番組への愛着がうかがえます。
澤部佑は多数のバラエティ番組にレギュラー出演しており、「ぽかぽか」では安定した進行役として番組を支えています。2023年に体調不良で一時番組を欠席した際には打ち切り説と絡めて報じられましたが、その後は問題なく復帰しています。
神田愛花の活動状況
元NHKアナウンサーの神田愛花は、フリーアナウンサーとして「ぽかぽか」のMCを務めています。2026年1月5日放送回では、前髪なしのヘアスタイルからぱっつん前髪へのイメチェンを披露し、ハライチから「若返りました」と絶賛されました。
神田愛花は元NHKアナウンサーとしての経験を活かし、「ぽかぽか」では3年以上にわたってMCの座を務めています。ハライチのフリートークを的確にさばきつつ、ゲストとのやり取りでも安定した進行を見せており、番組に欠かせない存在です。
MC3名の顔ぶれが放送開始から一度も変わっていないことも、番組の安定感につながっています。前番組「ポップUP!」がMC交代の噂もなく突然終了したのとは対照的に、「ぽかぽか」はMC陣の結束が番組継続の大きな要因になっていると言えるでしょう。
ぽかぽかの番組概要と放送情報
「ぽかぽか」はフジテレビ系列で毎週月曜日から金曜日の11:50〜13:50に生放送されているバラエティ番組です。フジテレビ本社7階の「ぽかぽかパーク」と呼ばれる専用スタジオから放送されています。
前番組「ポップUP!」の終了を受けて、2023年1月9日にスタートしました。当初は11:45〜14:45の3時間枠でしたが、2023年4月3日からは現在の2時間枠に縮小されています。
TVerでは放送後に無料で見逃し配信が視聴可能です。話題になった回のチェックや、リアルタイムで見られなかった日の視聴にはTVerが便利です。2026年3月23日〜27日には「春休み満喫!ぽかぽか遠足ウィーク」として、MCとレギュラーメンバーがスタジオを飛び出す特別企画も実施されています。

