聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話は打ち切り?18年の連載完結の真相を解説

『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』は打ち切りではなく、2024年に週刊少年チャンピオン31号で最終回を迎え、全16巻で完結した作品です。不定期連載による長期休載や18年かけて16巻という進行の遅さが、打ち切り説を生んだ主な原因といえます。この記事では、打ち切りと言われた理由とその真相、作者・車田正美の現在の活動状況について詳しく解説します。

作品名 聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
作者 車田正美
連載誌 週刊少年チャンピオン(秋田書店)
連載期間 2006年22・23合併号〜2024年31号(不定期連載)
巻数 全16巻
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話が打ち切りと言われた理由

車田正美が自ら描く『聖闘士星矢』の正統続編として注目を集めた本作ですが、ネット上では「打ち切りでは?」という声が少なくありません。その背景には、作品の特殊な連載形態や最終回への反応など、複数の要因があります。

理由1:不定期連載と長期休載の繰り返し

打ち切り説が広まった最大の理由は、本作が極めて不規則な連載スケジュールだったことです。2006年の連載開始当初は袋とじでの全ページフルカラーという意欲的な形式で始まりましたが、週刊連載でフルカラーを維持することは困難と判断され、2006年38号以降は不定期連載に切り替えられました。

その後の連載ペースは、おおむね四季ごとに数話ずつというゆっくりしたものでした。数か月間にわたって掲載がない期間も珍しくなく、「もう打ち切られたのでは」「連載終了したのでは」という誤解を招きやすい状況が続いていました。

さらに、作者の車田正美は指の軟骨がすり減る病気を抱えており、大量に漫画を描くことが難しい状態にありました。全ページカラーの制作負担と作者の健康問題が重なり、長期休載が常態化していたことが、打ち切りという噂の温床になっていたのです。

理由2:18年で全16巻という進行の遅さ

本作の連載期間は2006年から2024年までの約18年間ですが、刊行された単行本は全16巻にとどまります。週刊連載であれば18年間で50巻以上になることも珍しくないため、「16巻で終わるということは打ち切られたのでは」と考える読者がいたのも無理はありません。

しかし、これは不定期連載だったことが理由です。年間を通じて毎週掲載されていたわけではなく、短期集中連載と休載を繰り返す形式でした。雑誌掲載時のカラーページを単行本でもフルカラーで収録する作業にも時間がかかっており、単行本の刊行ペースもゆっくりしたものでした。

巻数だけを見れば少なく感じますが、不定期連載という特殊な事情を考慮すれば、打ち切りを示す根拠にはなりません。むしろ18年間にわたって掲載誌で連載枠が維持されていたこと自体が、編集部からの信頼を物語っています。

理由3:最終回の展開に対する不満の声

2024年7月4日発売の週刊少年チャンピオン31号で迎えた最終回について、一部のファンからは「展開が駆け足だった」「未回収の伏線が残っている」という声が上がりました。物語の終盤で複数のキャラクターや設定が十分に描き切れていないという指摘があり、これが「急に打ち切られたのでは」という推測につながっています。

18年という長期連載にもかかわらず、物語の時間軸が過去と現在の二重構造になっていたことで、描くべきエピソードが膨大になっていました。243年前のペガサス天馬とアローネの物語と、現代の沙織による星矢救済の物語を同時に進行させるため、どうしても一方の描写が薄くなる傾向がありました。

ただし、ORICON NEWSやコミックナタリーなどの大手メディアはいずれも「完結」として報じており、「打ち切り」とは表現していません。最終回の内容に対する評価は分かれていますが、物語として区切りをつけた上での完結であったことは間違いありません。

理由4:原作『聖闘士星矢』の打ち切り的な終わり方との混同

打ち切り説のもう一つの背景として、原作『聖闘士星矢』が週刊少年ジャンプで唐突な形で連載を終了した記憶があります。1990年にジャンプでの連載が終了した際、当時の読者からは「打ち切りでは?」という声があがっていました。

このため、「聖闘士星矢」と「打ち切り」というワードが結びつきやすい土壌がもともとありました。『NEXT DIMENSION 冥王神話』は別の連載誌(週刊少年チャンピオン)での作品ですが、シリーズ名が同じであるため、原作の印象と混同されやすいのです。

また、聖闘士星矢シリーズには『THE LOST CANVAS 冥王神話』(手代木史織作画)という別のスピンオフ作品もあり、タイトルに「冥王神話」が含まれる作品が複数存在します。作品を混同した上で「打ち切り」と検索するケースもあると考えられます。

聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話が打ち切りではない根拠

ネット上では打ち切り説が根強いものの、客観的な事実を見ると本作が打ち切りでないことは明らかです。以下に具体的な根拠を示します。

18年にわたる連載と正式な完結

本作は2006年の連載開始から2024年の完結まで、約18年間にわたって週刊少年チャンピオンで連載枠が維持されていました。不定期連載とはいえ、打ち切り作品がこれほど長期間にわたって掲載され続けることは考えられません。

2024年7月4日発売のチャンピオン31号で最終回が掲載され、同年11月8日には最終16巻が発売されています。完結を記念した応募者全員サービス(壁掛け兼卓上メタリックカレンダー)や両面ポスター付録も企画されており、打ち切り作品では通常行われないような記念企画が組まれていました。

打ち切り作品であれば記念グッズの企画は行われないため、編集部が「完結」として扱っていたことは明らかです。

聖闘士星矢シリーズ全体の人気

『聖闘士星矢』シリーズは全世界で累計5,000万部を突破しています(2022年2月時点)。車田正美自身が描く正統続編として位置づけられた本作は、シリーズの中でも特別な存在でした。

2023年にはハリウッド実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』が公開されるなど、シリーズ全体の展開は活発です。フランチャイズの看板作品を編集部が簡単に打ち切るとは考えにくく、むしろ作者の体調や制作ペースに配慮しながら連載を続けた結果が、不定期連載という形だったと見るのが自然でしょう。

大手メディアが「完結」と報道

コミックナタリーは「約18年の連載に幕」、ORICON NEWSは「完結で連載18年に幕」と報じています。いずれも「打ち切り」という表現は使っていません。

また、MANGA Watchでは「約18年連載された”正統続編”が完結」と紹介されており、MANTANWEBも「18年の連載に幕」と報道しています。複数の大手メディアが揃って「完結」と表現していることは、本作が正式な完結作品であることの裏付けとなります。

聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話の作者・車田正美の現在

『NEXT DIMENSION 冥王神話』を完結させた車田正美は、その後も創作活動を続けています。ここでは作者の最新の動向を紹介します。

車田正美の連載中の作品

車田正美は『NEXT DIMENSION 冥王神話』の完結後も精力的に活動しています。2024年6月からは『男坂〜北の大地編〜』を週プレNEWSで連載開始しました。『男坂』は1984年にジャンプで連載された作品で、2014年にWeb連載として復活し、2023年に少年ジャンプ+での連載が完結した後、新章として再び動き出した作品です。

指の病気を抱えながらも創作意欲は衰えておらず、2024年時点で70代を迎えた車田正美は、自身のペースで執筆活動を継続しています。

聖闘士星矢シリーズのスピンオフ展開

車田正美が直接執筆する連載は『男坂』シリーズに移行していますが、聖闘士星矢シリーズでは複数のスピンオフ作品が展開中です。『聖闘士星矢 海皇再起 RERISE OF POSEIDON』『聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング』などがチャンピオンRED等の雑誌で連載されています。

これらのスピンオフ作品は別の漫画家が作画を担当しており、車田正美は原作・監修の立場で関わっています。『NEXT DIMENSION 冥王神話』は車田正美自身が作画まで手がけた最後の聖闘士星矢作品となりましたが、シリーズ全体としての展開は現在も続いています。

聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話を読むなら電子書籍がお得

『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』は全16巻で完結しており、電子書籍であればまとめ読みが可能です。1巻あたりの価格はおよそ500〜700円程度で、全巻購入すると8,000〜11,000円前後になります。

本作の単行本はフルカラー版として刊行されているため、電子書籍のカラー表示との相性が良い作品です。紙の単行本よりも色彩が鮮明に楽しめる点は、電子書籍ならではのメリットといえるでしょう。


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