『SMAP×SMAP』(スマスマ)の最終回は、「まるで葬式」「追悼番組のようだ」と多くの視聴者から批判を浴びました。
2016年12月26日に放送された約5時間の最終回SPは、メンバーの生出演がなく過去映像の総集編が中心だったことが不満の大きな原因です。
この記事では、スマスマ最終回がひどいと言われる具体的な理由と、SMAP解散の経緯、メンバーの現在の活動状況について詳しく解説します。
| 番組名 | SMAP×SMAP(スマスマ) |
|---|---|
| 出演 | SMAP(中居正広・木村拓哉・稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾) |
| 放送局 | 関西テレビ・フジテレビ系列 |
| 放送期間 | 1996年4月15日〜2016年12月26日(全920回) |
| 放送枠 | 毎週月曜 22:00〜22:54 |
| 打ち切り判定 | 🟢 打ち切りではない(SMAP解散に伴う終了) |
スマスマの最終回がひどいと言われる理由
20年9か月にわたって放送されたスマスマは、最終回で約5時間のスペシャル番組として放送されました。しかしその内容は、多くのファンが期待していたものとは大きくかけ離れていました。
最終回SPは第1部(18:30〜19:00)、第2部(19:00〜22:00)、第3部(22:00〜23:18)の3部構成で放送されました。SNSでは放送直後から「ひどい」「葬式かよ」といった声が殺到し、批判の嵐となりました。
なぜスマスマの最終回がこれほど批判を浴びることになったのか、その具体的な理由を4つに分けて解説します。
理由1:追悼番組のような「葬式演出」
スマスマ最終回に対する批判で最も多かったのが、「まるで追悼番組のようだった」という声です。番組の大部分は過去20年間の名場面を振り返る総集編で構成されていました。
特に問題視されたのは、黒い背景に白い文字でSMAPからのメッセージが表示される演出です。これは故人を偲ぶ追悼番組で多用される手法であり、現役のアーティストの番組最終回にふさわしい演出ではないと感じた視聴者が多くいました。
さらに、オルゴール調のBGMとともに過去の写真や映像が流れる構成も「お葬式を見ているようだ」という印象を強めました。20年間愛された番組の最終回としては、あまりに暗く重い雰囲気だったのです。
スマスマといえば「ビストロSMAP」のように明るく華やかなコーナーで知られた番組です。そのラストが、まるで「生前を振り返る」かのような重苦しい構成になったことは、多くの視聴者にとって受け入れがたいものでした。
「20年間ありがとう」と明るく送り出してほしかったという声は多く、この葬式のような演出が最終回への不満の核となっています。
理由2:メンバーの生出演がなかった
最終回では5人のメンバーが生出演し、ファンに向けて直接メッセージを伝えてくれるのではないか。多くの視聴者がそう期待して、約5時間の放送を見守りました。
しかし、番組の大部分は過去映像の編集で構成されており、メンバーが生放送でスタジオに登場してトークする場面はありませんでした。最終回SPは18時30分から23時18分まで放送されましたが、メンバーの「現在の姿」が映ったのは終盤のラストステージのみです。
5人が直接視聴者に向けて感謝の言葉を述べたり、20年間の思い出を語ったりする場面を期待していたファンにとって、この構成は大きな失望でした。番組が終わるのに、メンバーの肉声でのメッセージがほぼなかったのです。
同時期に最終回を迎えた他の長寿番組では、出演者が直接視聴者にお別れの挨拶をするのが一般的でした。スマスマだけが「無言の最終回」になったことに、ファンは事務所の意向を感じ取り、さらに不満を募らせました。
最終回の平均視聴率は関東地区で23.1%、瞬間最高視聴率は27.4%を記録しました。それだけ多くの人が最後の言葉を待っていたにもかかわらず、その期待には応えられない内容だったと言えます。
理由3:1月の「公開処刑」謝罪シーンがカットされた
2016年1月18日、SMAP解散騒動の渦中で放送されたスマスマでは、5人のメンバーがダークスーツ姿で生放送に登場し、視聴者に向けて謝罪を行いました。この放送は平均視聴率31.2%、瞬間最高視聴率37.2%(関東地区)を記録しています。
しかし、この謝罪場面は「公開処刑」と呼ばれるほど異様な雰囲気でした。5人は終始真顔で一切笑顔を見せず、まるで台本を読み上げるかのように謝罪の言葉を並べました。当時の報道では、事務所側の意向でこの形式が決められたとされています。
視聴者の間では「あの謝罪こそSMAP解散騒動の象徴であり、最終回で振り返るべきだ」という声がありました。しかし最終回では、この1月18日の謝罪シーンは一切放送されませんでした。
20年の歴史を振り返る総集編でありながら、2016年最大の出来事とも言えるこの場面が意図的にカットされたことに、「都合の悪い部分を隠している」「なかったことにするのか」と批判が集まりました。
なお、最終回では元メンバー・森且行の脱退シーンや、稲垣吾郎・草彅剛の過去のトラブルに関する映像は放送されていました。それだけに、1月の謝罪だけがカットされたことの不自然さが際立つ結果となりました。
理由4:ラストシーンで木村拓哉だけが離れた
最終回の最後に放送された「SMAPラストステージ」では、5人が代表曲「世界に一つだけの花」を歌唱しました。これがSMAPとしての最後のパフォーマンスとなり、多くのファンが画面に釘付けになった瞬間です。
歌唱自体は感動的なものでしたが、問題はその後の退場シーンにありました。歌い終わった後、中居正広・稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾の4人はまとまって退場したのに対し、木村拓哉だけが離れた位置から一人で去っていったのです。
このラストシーンは、解散騒動で表面化した「木村拓哉と他4人の対立構図」をそのまま映像にしたかのように受け取られました。「最後くらい5人一緒に退場してほしかった」「見ていて辛かった」という声がSNSに溢れました。
中居正広が歌唱中に指を1本ずつ折り、最後に花が咲くようにパッと広げるジェスチャーを見せた場面は、ファンの間で「5人の絆を表現した」と解釈されました。しかし直後の退場シーンが、その感動を打ち消す結果となりました。
SMAPの最後のパフォーマンスが、グループ内の亀裂を可視化する形で終わったことは、ファンにとって最も辛い記憶の一つとなっています。「ひどい最終回」と言われる理由の中でも、このラストシーンの衝撃は特に大きかったと言えるでしょう。
スマスマは打ち切りだったのか?
スマスマの最終回がこれほど批判されたことで、「番組自体が打ち切りだったのでは」と疑問に思う方もいるかもしれません。最終回の内容があまりに後味の悪いものだったため、そのように感じてしまうのも無理はないでしょう。しかし結論から言えば、スマスマは打ち切りではありません。
SMAP解散に伴う番組終了であり打ち切りではない
スマスマの終了は、SMAPが2016年12月31日をもって解散したことに伴うものです。視聴率の低下やスポンサーの撤退といった「打ち切り」の要素は一切ありませんでした。
SMAPの解散は、2016年8月にジャニーズ事務所(当時)が公式に発表しました。背景にはSMAPのマネージャーだった飯島三智氏と、事務所の経営を担うメリー喜多川氏・ジュリー景子氏の間の対立があったとされています。メンバー同士の不仲が原因という見方もありますが、根本的には事務所内の権力争いがきっかけでした。
つまりスマスマの終了は、番組の評価や人気とは無関係に、グループの解散という外部要因によって決まったものです。これは通常の意味での「打ち切り」とは全く異なる経緯です。
最終回まで高視聴率を維持していた
スマスマは20年9か月の長寿番組であり、最終回の視聴率は関東地区で23.1%、関西地区で24.1%を記録しました。この数字は、同時期のバラエティ番組と比較しても非常に高い水準です。
番組開始当初から安定して高視聴率を維持しており、「ビストロSMAP」をはじめとする人気コーナーは、日本のバラエティ番組史に残るコンテンツとして知られています。打ち切りどころか、まだまだ続けられる視聴率を維持していた番組だったのです。
全920回の放送を通じて、国内外の著名人が多数ゲスト出演し、日本のテレビ史上最も幅広いゲストを迎えた番組とも言われています。番組の評価は最後まで高いままでした。
なお、スマスマ終了後の月曜22時枠は連続ドラマ枠に転換されました。20年以上続いたバラエティ枠が消滅したこと自体が、スマスマという番組の存在感の大きさを物語っています。
SMAP解散の本当の理由は事務所内の対立
SMAPの解散は、メンバー間の不仲が原因ではなく、所属事務所内部の後継者争いに端を発しています。SMAPを長年マネジメントしてきた飯島三智氏の独立話が浮上し、これが事務所側との対立に発展しました。
2016年1月に解散危機が報じられた後、一度は存続の方向で収まるかに見えましたが、同年8月に正式に解散が発表されました。解散後、木村拓哉は事務所に残留し、稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾は2017年9月に退所して「新しい地図」を結成しました。
2016年1月に解散危機が報じられた後、1月18日のスマスマ生放送でメンバーが謝罪し、一度は「解散はしない」という方向で収まったかに見えました。しかし水面下では対立が解消されず、同年8月に正式に解散が発表される結果となりました。
このように、スマスマの終了はSMAPの解散という事情によるものであり、番組自体の打ち切りではありません。
SMAPメンバーの現在
SMAP解散から9年以上が経過しましたが、各メンバーはそれぞれの道で活動を続けています。解散後、木村拓哉は事務所に残留し、稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾は2017年9月に退所して「新しい地図」を結成するなど、メンバーの進路は大きく分かれました。
ここではメンバーの現在の活動状況をまとめます。
木村拓哉の現在
木村拓哉はSMAP解散後もジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に残留し、俳優・タレントとして精力的に活動を続けています。映画やドラマに多数出演し、「キムタク」ブランドを維持しながら第一線で活躍中です。
ソロアーティストとしての音楽活動にも力を入れており、ライブ公演やアルバムリリースなど活動の幅を広げています。SMAP時代から変わらぬ知名度と人気を保っている存在です。
解散後は他の4人との共演はなく、事務所残留組として独自のキャリアを築いています。スマスマ時代に見せていた料理や歌のスキルは、ソロ活動の中でも随所に生かされています。
稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾の活動
2017年9月にジャニーズ事務所を退所した3人は、「新しい地図」として共同で活動を開始しました。YouTubeやSNSを積極的に活用し、テレビに限定されない多方面での活動を展開しています。
草彅剛は2020年公開の映画『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど、俳優として高い評価を受けています。稲垣吾郎は映画や舞台で活躍し、香取慎吾はアート活動や広告出演で独自の存在感を発揮しています。
事務所退所直後はテレビ出演の機会が大幅に減少しましたが、AbemaTVやYouTubeなどのネットメディアを活動の軸に据えることで、新たなファン層の開拓にも成功しています。3人は独立後もファンとの絆を大切にし、定期的にファンミーティングやイベントを開催しています。
中居正広の現在
中居正広は2020年3月末にジャニーズ事務所を退所し、個人事務所「のんびりなかい」を設立しました。退所後も複数のレギュラー番組を持ち、バラエティの司会者として第一線で活躍を続けていました。
しかし2025年に入り、スキャンダル報道を受けて芸能活動を引退しています。SMAPのリーダーとして長年グループを牽引してきた存在だけに、突然の引退は多くのファンに衝撃を与えました。SMAP解散後も「いつかまた5人で」と願っていたファンにとっては、再結成の可能性がさらに遠のいた出来事と受け止められています。

