スーパーナチュラルの最終回がひどいと言われる理由!打ち切りではなく完結だった真相を解説

『スーパーナチュラル』の最終回は、主人公ディーンの呆気ない死に方や重要キャラクターの不在が原因で「ひどい」と批判されました。ただし15シーズン・全327話を完走しており、打ち切りではなくキャスト・制作陣の合意による完結です。この記事では、最終回が批判された具体的な理由と、打ち切り説の真相について詳しく解説します。

作品名 SUPERNATURAL スーパーナチュラル
企画 エリック・クリプキ
主演 ジェンセン・アクルズ / ジャレッド・パダレッキ
連載誌 / 放送局 The WB → The CW(アメリカ)
放送期間 2005年9月〜2020年11月(全15シーズン・327話)
巻数 全15シーズン(全327エピソード)
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

スーパーナチュラルの最終回がひどいと言われる理由

2020年11月19日に放送されたシーズン15第20話「Carry On(キャリー・オン 前へ進め)」は、15年間の集大成として期待されていました。しかし放送直後から「ひどい」「期待外れ」という声がSNSを中心に広がりました。

批判が集中したポイントは大きく分けて4つあります。それぞれ具体的に見ていきましょう。

理由1:ディーンの死があまりに呆気なかった

最大の批判ポイントは、主人公ディーン・ウィンチェスターの死に方です。神や悪魔、世界の終焉といった壮大な敵を幾度となく退けてきたディーンが、最終回では名前もない吸血鬼との戦闘中に、壁から突き出た鉄筋に背中を突き刺されるという不慮の事故で命を落としました。

15シーズンにわたって地獄も煉獄も経験し、何度も死の淵から蘇ってきたキャラクターの最期としては、あまりにもスケールが小さいと感じたファンが多くいました。「天使や悪魔の王と戦ってきた男が、なぜ名もなきモンスターに殺されるのか」という疑問の声が相次ぎました。

特にシーズン15第19話では「神(チャック)」との最終決戦が描かれ、壮大なスケールで盛り上がった直後のエピソードだったため、落差がより際立ちました。前回は宇宙規模の戦い、最終回は一般的な吸血鬼退治という構成に「順番が逆ではないか」という指摘もありました。

演じたジェンセン・アクルズ自身も、2025年のインタビューで最終回の結末について率直な思いを語っており、当初は脚本に複雑な感情を抱いていたことを明かしています。キャスト側にとっても簡単に受け入れられる結末ではなかったことがうかがえます。

理由2:サムのその後がダイジェストすぎた

兄ディーンを失った弟サム・ウィンチェスターのその後は、結婚・子育て・老いて死ぬまでの人生が、わずか数分のダイジェスト映像で描かれました。15年間にわたって視聴者と一緒に成長してきたキャラクターの残りの人生が、数分で片付けられたことに対して、物語の余韻を損なうという批判が出ました。

特に、サムの妻が誰なのかが明確に描かれなかった点もファンの間で議論を呼びました。シーズン後半でサムと恋愛関係にあったアイリーンとの結末が曖昧なまま終わったため、「結局あの関係はどうなったのか」というモヤモヤが残りました。サムの息子に「ディーン」と名づけていた演出には好意的な声もあったものの、その子供が成長する過程もほぼ省略されていました。

最終的にサムも老いて亡くなった後、天国でディーンと再会するシーンで幕を閉じました。「兄弟が天国で再会する」というエンディング自体には感動したという声もある一方、そこに至るまでの過程があまりに駆け足だったという指摘が多く見られます。

なお、このエンディングはシーズン5の最終回(当初の最終回として構想されていた)と構成が似ているという指摘もあります。シーズン5ではサムが犠牲になりディーンが普通の生活を送る結末でしたが、最終回ではその逆の構成になっており、「15シーズンかけて結局同じ結末に戻った」と感じた視聴者もいました。

理由3:重要キャラクターが最終回に登場しなかった

最終回で最も不満の声が大きかったのが、キャスティエル(カス)、ジャック、アイリーンといった重要キャラクターが一切登場しなかったことです。特にキャスティエルはシーズン4から12年間にわたってウィンチェスター兄弟と共に戦い続けた存在であり、ファンからの人気も非常に高いキャラクターでした。

シーズン15第18話でキャスティエルがディーンへの想いを告白し、直後に「空虚(The Empty)」に引きずり込まれて退場するという展開がありました。このエピソードは放送時にSNSで大きな反響を呼びましたが、最終回でキャスティエルの救出や再登場がなかったことに対し「投げっぱなし」という批判が相次ぎました。

ジャックについても同様です。シーズン15第19話で新たな「神」となったジャックが、最終回で兄弟を見守る描写すらなかったことに疑問を呈するファンもいました。15シーズンの最後を飾るエピソードとしては、主要キャストの見せ場が少なすぎるという指摘は理解できるものです。

この不在の背景には、新型コロナウイルスによる撮影制限があったとされています。2020年3月にシーズン15は第13話で放送休止に追い込まれ、残りの7話は制限付きの環境で撮影されました。大人数での撮影が困難だったため、多くのゲストキャストを呼べなかった事情があったと見られています。

理由4:コロナ禍の影響で本来の演出ができなかった可能性

シーズン15の撮影は、新型コロナウイルスの世界的流行と時期が重なりました。2020年3月に第13話の放送後、撮影が中断。残りのエピソードは感染対策の制限下で撮影されています。

当初の脚本から変更があったのかは公式には明らかにされていませんが、最終回の規模が小さく感じられた一因として、コロナ禍による制約を指摘するファンは少なくありません。大勢のキャストが集まるシーンが撮れなかったことが、重要キャラクターの不在につながったと考えられています。

ただし制作側は、最終回の基本的なストーリーラインは当初の計画通りだったと説明しています。コロナの影響で演出面の制約はあったものの、ディーンの死と兄弟の再会という結末自体は変更されていないとされています。

スーパーナチュラルは打ち切りだったのか?

最終回の評判の悪さから「打ち切りだったのでは?」という噂も広まりましたが、結論から言うとスーパーナチュラルは打ち切りではありません。

打ち切りではなくキャスト合意の完結

スーパーナチュラルの終了は、主演のジェンセン・アクルズとジャレッド・パダレッキ、そして制作陣の話し合いによって決定されました。2019年3月に主演二人がSNSを通じてシーズン15での終了を発表しており、打ち切りとは根本的に異なります。

海外ドラマNAVIの報道によると、終了の決定には何か月もの話し合いが行われていたとのことです。15年間同じ役を演じ続けた主演俳優たちが「今が区切りをつけるタイミング」と判断した結果であり、ネットワーク側から一方的に打ち切られたわけではありません。

ジャレッド・パダレッキは「この決定は自分たちから出たもの」と語っており、The CW側も続行を望んでいた中でのキャスト主導の終了だったことがわかっています。なお企画者のエリック・クリプキは当初シーズン5で完結させる構想を持っていましたが、人気の高さからシーズン6以降も継続されていた経緯があります。

視聴率は最後まで安定していた

打ち切りの典型的な原因である視聴率の低下も、スーパーナチュラルには当てはまりません。最終話はThe CWで2019年4月以来の最高記録となる140万ビューを記録しました。前シーズンの最終話である130万ビューを上回る数字であり、最後まで固定ファンに支えられていたことがわかります。

The CWのラインナップの中でもスーパーナチュラルは常に中堅以上の数字を維持しており、ネットワーク側が打ち切る理由はありませんでした。むしろThe CW側は続行を望んでいたとされており、終了はあくまでキャスト主導の判断です。

15シーズン・全327話という放送実績は、アメリカの実写ドラマとしてもトップクラスの長寿記録です。打ち切りどころか、完走し切ったシリーズと言えます。また、最終シーズンはFilmarksで平均4.6点(5点満点)という高評価を獲得しており、最終回への賛否はあるもののシーズン全体としてはファンに評価されています。

キャスト不仲説もデマだった

「ジェンセンとジャレッドが不仲で終了した」という噂もネット上では見られますが、これはデマです。二人は撮影中から家族ぐるみの付き合いをしており、スーパーナチュラル終了後も親交は続いています。

2025年にはジェンセンが出演するAmazonのドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン5にジャレッドがゲスト出演することが決定しており、プライベートでもスーパーナチュラルのファンイベントに一緒に登場するなど、変わらぬ友情が確認されています。

ジェンセンは2025年のインタビューで「僕らの友情は今も続いています。よく連絡を取り合っているし、ジャレッドは僕に何かあった時に連絡を取る数少ない友人の一人です」とコメントしています。

キャスト・制作陣の現在

スーパーナチュラル終了後、主要キャスト・制作陣はそれぞれ新たなプロジェクトに携わっています。また、ジェンセン・アクルズは「スーパーナチュラルの再開は5年以内にあるかもしれない」と発言しており、何らかの形での復活の可能性も完全には否定されていません。

ジェンセン・アクルズ(ディーン役)の現在

ジェンセン・アクルズは、Amazonプライム・ビデオのドラマ『ザ・ボーイズ』にソルジャーボーイ役で出演しています。シーズン3から登場し、ファイナルシーズンとなるシーズン5にも続投が決まっています。

またスーパーナチュラルの前日譚ドラマ『ザ・ウィンチェスターズ』ではナレーターおよびプロデューサーを務めました。同作はシーズン1で終了しましたが、ジェンセン自身は俳優・プロデューサーとして精力的に活動を続けています。

ジャレッド・パダレッキ(サム役)の現在

ジャレッド・パダレッキはスーパーナチュラル終了後、The CWのドラマ『WALKER/ウォーカー』で主演を務めました。チャック・ノリス主演の往年のドラマ『テキサス・レンジャー』のリブート版で、2021年から放送されましたが、シーズン4で終了しています。

その後、前述の通り『ザ・ボーイズ』シーズン5にゲスト出演することが発表されており、スーパーナチュラルで共演したジェンセン・アクルズとの再共演が話題となっています。

エリック・クリプキ(企画・製作)の現在

スーパーナチュラルの生みの親であるエリック・クリプキは、現在Amazonプライム・ビデオの大ヒットドラマ『ザ・ボーイズ』のショーランナー(制作総指揮)を務めています。同作はシーズン5がファイナルシーズンとなる予定で、スピンオフ作品の開発も進められています。

『ザ・ボーイズ』シーズン5では、スーパーナチュラルのキャスト再集結が実現しており、ジャレッド・パダレッキやミシャ・コリンズ(キャスティエル役)のゲスト出演が決定しています。クリプキは自身が手がけた二つの代表作のキャストを一つの作品に集めるという、ファンにとっては夢のような企画を実現させました。

スーパーナチュラルはどこで見られる?配信先まとめ

全15シーズンを視聴できる主な配信サービスは以下の通りです。

配信サービス 配信状況
U-NEXT 全15シーズン見放題配信
Amazonプライム・ビデオ 字幕版・吹替版レンタル配信
Lemino(レミノ) 配信あり

全327話と非常にボリュームのある作品です。最終回に賛否はあるものの、15年間の物語を通して見ることで最終回の受け止め方も変わるかもしれません。配信状況は変更される場合があるため、視聴前に各サービスで確認することをおすすめします。

なお、スーパーナチュラルの前日譚ドラマ『ザ・ウィンチェスターズ』(2022年)では、ディーンとサムの両親であるジョンとメアリーの若き日が描かれています。こちらはシーズン1全13話で完結しており、本編とは異なる切り口でスーパーナチュラルの世界観を楽しめます。


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